なぜ昆虫を食べるのでしょう? 昆虫を食べることは新しいことではありません、しかしそれはまた未来です。 それでも、私たちの多くはそれに抵抗があります。 昆虫食はいいものである。だから昆虫食を食べたい、食べる、、、。 そう思えなければ、食べる必要があるのかと自問自答します。 【昆虫食のいいところ】 ◆食物として生産する場合の環境負荷が低い。 人口が増加傾向にある地球上で、将来食物をキープするためには 昆虫食が欠かせない存在になります。 牛・豚・鳥と違い、卵から生まれるため一度に生まれる数が多く、 可食できるまでのスピードも半年ほどしか掛かりません。 農地、飼料、水、排出CO2など多くの面で昆虫食は、他を圧倒する 環境負荷の低さなのです。 ◆栄養価が高い。 次世代の栄養源として注目されている「昆虫食」は高タンパクで低糖質。 また、カリウム、ナトリウム、カルシウム、亜鉛、鉄などのミネラルも非常に重要です。 これらのミネラルの欠乏は、特に発展途上国では非常に深刻な健康問題を 引き起こす可能性があります。 昆虫食は、豊富なアミノ酸、ミネラル、良質な脂質が含まれた高栄養食です。 ◆美味しい。 これが一番重要です。 どんなにカラダに良くて環境にやさしい食べ物でも、食欲がわかなければ 意味がありません。現在世界各地にある昆虫食メーカーは、より多くの方に 指示がもらえるよう、味、食感、見た目などを研究し、続々と新商品を 編み出しています。 【昆虫食が敬遠されるところ】 ◆見た目がグロテスク 昆虫は羽があったり、足がたくさんあったり、見た目がグロテクスに 思う方が多いと思います。 しかし、ではカニってかわいいですか? ナマコは気持ち悪くないですか? これって食べる習慣があって、美味しいことを知っているから 食べられるわけです。 実際長野県では貴重なタンパク源を確保するために、古くから 昆虫食文化が深く根付いています。 今では高級珍味として人気の高いイナゴの甘露煮などです。 ◆清潔感に欠ける 昆虫を普段目にする場所からの印象が強いのでそう思われますが、 実際昆虫食として使用される素材は環境、設備の整った清潔な 農場で飼育され、食材として厳重に取り扱われます。 ◆食感、味が悪そう これはニンジンが嫌いなお子さんと同じだと思います。 親御さんはお子さんに何とかニンジンを食べてもらえるよう、すりおろして 料理に混ぜたり、色々なアイディアをお試みます。昆虫食も同じで 足や羽を取り除いて料理をしたり、粉にして他の素材に混ぜ込んだり、 味のつけ方を工夫したりと一つの食材として向き合えば様々な 可能性があろうかと思います。 現在取扱いの各メーカーでは製造環境、栄養面、素材の処理、味付けなど 様々な努力を日々重ねています。 |