【収納皆無】CB125R/リアキャリアの取り付けを解説!

ホンダ車

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Taku
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ホンダのCB125R。そのクールなルックスと引き換えに、オーナーが共通して直面する大きな課題があります。それは、驚くほどに**「収納スペースが皆無である」**という点です!

「もはやリアキャリアは必須・・」「メットすら入らない・・」「リュックなしでは何も運べない・・」といった声は、オーナーたちから頻繁に聞かれるのが現状です。

通勤・通学、あるいはちょっとした普段使いに出かける際にも、この積載性の低さは大きなストレスとなります。

その課題を解決するための最も効果的な手段が、リアキャリアの取り付けです。

この記事では、CB125Rの収納と積載性の現状を徹底的に解説し、なぜリアキャリアが必須なのかを深掘りします。

さらに、二級二輪整備士のプロが、リアキャリアの具体的な取り付け方法をステップバイステップで解説。

おすすめのリアキャリアやサイドバッグなどサポートツールもご紹介します!

■この記事でわかること

  • CB125Rの収納や積載量が皆無すぎる・・
  • CB125Rにはリアキャリア必須!
  • リアキャリアの取り付け方法をプロが解説!
  • おすすめリアキャリアはこれ!
  • 収納と積載量アップのためにサポートツールも!
  • 最後に統括

CB125Rの収納や積載量が皆無すぎる・・

Taku
Taku

CB125Rを所有した際に、多くのオーナーがまず直面するのが、その車載収納スペースの圧倒的な少なさです。

まさに「皆無」と言っても過言ではないその実情を見ていきましょう。

シート下は車載工具と書類で満杯・・

CB125Rのシート下収納は、**「実質的に何も入らない・・」**というのが正直なところです!

一般的なスクーターやカブシリーズであれば、ヘルメットやレインウェア、ちょっとした買い物袋が入るスペースが確保されていることが多いですが、CB125Rのシート下は、最低限の車載工具と書類(自賠責保険証など)を収納するスペースでほぼ全て埋まってしまいます。

具体的にシートを外してみると、そこに広がるのは、ごくわずかな空間です。

プラグレンチやドライバーといった、ごく限られた車載工具と、バイクの登録書類をビニール袋に入れて収めるのがやっとの広さしかありません。

スマートフォンや財布、キーケースといった普段持ち歩くような小物でさえ、シート下に入れることは非常に困難です。

もちろん、グローブや薄手のレインウェアといった、バイクに乗る上で持ち運びたいアイテムは、まず収まりません。

この収納スペースの乏しさは、特にETC車載器の設置を考えているライダーにとっては頭を悩ませる問題となります。

ETC車載器本体をシート下に収納しようとすると、そのわずかな空間も完全に占有されてしまい、文字通り「これ以上何も入れられない・・」状態になります。

防水性やセキュリティを考慮するとシート下は最適な設置場所ではありますが、その選択肢すら事実上奪われるほどのスペース不足なのです。

結局、ETC車載器の設置を諦め、ハンドル周りに露出型を取り付けるか、非常に小型の別体型を無理やり押し込むか、あるいはシートバッグを常設してその中に収納するなど、何らかの妥協や工夫が必須となるのがCB125Rの現実です。

この「収納皆無」の状態は、日常の利便性を著しく損ない、結果として「通勤には向かない」「買い物にも不便」といった評価に繋がっていきます。

グローブボックスもサイドポケットも存在しない・・

CB125Rには、スクータータイプによく見られるグローブボックスや、車体側面のサイドポケットといった気の利いた収納スペースは一切存在しません。

これもまた、日常使いやツーリングで不便さを感じる大きな要因となります。

例えば、信号待ちで一時的にスマートフォンや財布をサッと取り出したい、ツーリング中にペットボトル飲料を置いておきたい、といった場面は頻繁に訪れます。

しかし、CB125Rにはそれらを一時的に置いておく場所がありません。ライダーは常に、ジャケットのポケットに入れるか、リュックサックを背負うか、あるいは後述する別途バッグを装着するしか選択肢がないのです。

特に、ツーリング先でスマートフォンで地図を確認したり、写真を撮ったりする際には、その都度バイクを降りてリュックから取り出す手間が発生します。

急な雨に降られた際には、防水性の確保にも気を配る必要があり、ライダーは常に荷物の置き場と管理に頭を悩ませることになります。

このような「ちょっとした置き場所」の欠如は、日常の利便性を著しく損ない、せっかくのスタイリッシュなバイクに乗る喜びを半減させてしまう可能性すらあります。

「何をどこに入れるか・・?」を常に考えなければならないというのは、ストレス以外の何物でもありません!

CB125Rにはリアキャリア必須!

Taku
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CB125Rの「収納皆無」問題を根本的に解決し、実用性を大幅に向上させるために、リアキャリアはまさに必須アイテムと言えるでしょう。

リアキャリアを取り付けることで、これまで不可能だった積載が可能になり、CB125Rでのバイクライフが劇的に変わります。

トップケース装着でヘルメットも収納可能に

リアキャリアの最大のメリットは、トップケース(リアボックス)を装着できるようになる点です。

トップケースを装着すれば、CB125Rの悩みの種であった収納問題を一気に解決できます。

トップケースの容量にもよりますが、多くのモデルでフルフェイスヘルメットを1個、あるいは2個収納できるようになります。

これにより、バイクから離れる際にヘルメットを持ち歩く必要がなくなり、ツーリング先での散策や買い物も身軽に楽しめます。

これまでシート上やミラーに簡易的にロックしていた煩わしさから解放されるのは、想像以上に大きなメリットです。

  • レインウェアやグローブ、予備の荷物も

ヘルメットだけでなく、レインウェア上下、グローブ、予備のウェア、工具、車載用品など、様々な荷物を常時収納しておくことが可能になります。これにより、急な雨にも対応でき、常に快適なライディングを維持できます。

トップケースは鍵でロックできるため、収納した荷物の盗難防止にも役立ちます。バイクを離れる際の安心感が格段に向上するでしょう。

このように、トップケースはまさに「走る収納庫」となり、CB125Rの積載能力を飛躍的に高めてくれます。通勤・通学はもちろん、日帰りツーリングやちょっとした買い物でも、その恩恵を強く感じられるはずです。

シートバッグの安定固定と積載量アップ

リアキャリアは、トップケースを装着しない場合でも、シートバッグを安定して固定するための土台として非常に重要な役割を果たします。

CB125Rのタンデムシートは短く、後端が上がっているため、シートバッグをそのまま載せると不安定になりがちです。

しかし、リアキャリアがあれば、シートバッグをキャリアの上に載せてベルトで固定することで、格段に安定します。

走行中のズレやバタつきが減り、安心してライディングに集中できるようになります。

  • 大型シートバッグの装着も可能に

キャリアの積載面が広がることで、これまで諦めていた大型のシートバッグ(例えば、20L以上の容量を持つもの)も装着しやすくなります。

これにより、1泊程度のツーリングや、普段の買い物で多めに荷物を積みたい場合に、積載量の選択肢が広がります。

  • 積載自由度の向上

リアキャリアは、トップケースやシートバッグ以外にも、キャンプ用品や釣り道具など、様々な形状の荷物をゴムネットやロープで固定する際の基盤となります。

キャリアのフックポイントを利用することで、荷物の安定した固定が可能になり、積載の自由度が大きく向上します。

これにより、CB125Rでのアクティビティの幅も広がるでしょう。

リアキャリアは、単に荷物を積むためだけでなく、CB125Rの利便性と実用性を根本から変える、まさに必須のカスタムパーツと言えます。

リアキャリアの取り付け方法をプロが解説!

Taku
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GSX-S125のリアキャリア取り付けと同様に、CB125Rのリアキャリア取り付けも、適切な工具と手順を踏めばDIYで可能です。

二級二輪整備士のプロの視点から、取り付けの具体的なステップと、安全に作業を進めるためのポイントを解説します。

作業を開始する前に、必要な工具を準備することが安全かつスムーズな作業の基本です。

✅️必要な工具類

  • 六角レンチ
  • メガネレンチ
  • トルクレンチ
  • プラスドライバー
  • 内張り剥がし(樹脂クリップリムーバー)
  • パーツクリーナーとウエス(布)
  • グリスまたはネジロック剤(中強度)

シートの取り外し

メインキーを使い、タンデムシートを取り外します。

次に、メインシート(ライダーシート)の固定ボルト(通常、タンデムシート下の左右にあります)を外し、メインシートも取り外します。

純正グラブバー(タンデムグリップ)の取り外し

CB125Rのリアキャリアの多くは、純正グラブバーと交換する形、あるいはグラブバーと共締めする形で取り付けられます。

純正グラブバーを固定しているボルト(通常、左右に2本ずつ、合計4本)をヘックスレンチで緩めて取り外します。

これらのボルトはかなり固く締まっていることがあるので、力を入れて慎重に作業しましょう。ネジロック剤が塗布されている場合もあります。

ボルトを外すと、グラブバーが取り外せます。この際、カウルとの間にゴムのグロメットやカラーがある場合があるので、紛失しないように注意してください。

キャリア本体または取り付けステーの仮組み

キャリアが複数のパーツに分かれている場合(特にステーと本体が別の場合)、まずはキャリア本体と取り付けステーを仮組みします。

全てのボルトを本締めせず、指で回せる程度に緩く締めておきます。これにより、後で車体への取り付け位置を微調整できます。

この段階では、ネジロック剤は塗布しません。

車体への取り付け

仮組みしたキャリアを、純正グラブバーが固定されていた位置に合わせます。

キャリアに付属している新しいボルト、ナット、ワッシャー、カラーなどを使い、車体フレームの所定の穴にキャリアを固定します。

すべてのボルトがスムーズに入り、手で締まったら、少しずつ均等に締めていきます。一箇所のボルトだけをいきなり本締めせず、対角線上に少しずつ締めていくのが基本です。

トルクレンチを使った本締めとネジロック剤の塗布

キャリアの取り付け説明書に記載されている規定トルクに従って、ボルトを本締めします。トルクレンチを使用し、カチッという音(またはクリック感)がするまで確実に締め付けましょう。

特にフレームに直結するボルトは、締め付けトルクが非常に重要です。緩すぎると脱落やキャリアの破損に繋がり、締めすぎるとボルトの破断やフレームの損傷に繋がります。

  • ネジロック剤の塗布

本締めする直前に、各ボルトのネジ山に**ネジロック剤(中強度推奨)**を少量塗布します。

これにより、走行中の振動によるボルトの緩みを防ぎます。

一度ネジロック剤を塗布すると、再利用は推奨されないので、確実に本締めするボルトにのみ使用しましょう。

リアキャリアの取り付けと最終確認

メインシート、タンデムシートの順で元に戻し、確実に固定されているか確認します。

キャリア本体がしっかりと固定されているか、グラつきがないか、指で揺らすなどして最終確認を行います。

取り外したカウルがある場合は、それらも元に戻し、ボルトやクリップの締め忘れがないか確認します。

ボルトが固い場合でも、無理に回すとネジ山を潰したり、工具を破損させたりする原因になります。

潤滑剤を塗布したり、適切な工具を使ったり、場合によってはプロに相談することも検討しましょう。

おすすめリアキャリアはこれ!

Taku
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CB125Rにおすすめのリアキャリアはいくつかありますが、ここでは特に信頼性が高く、多くのオーナーに選ばれている3つのブランドをご紹介します。

✅️デイトナ CB125R専用リアキャリア

リアキャリアの定番メーカーといえば、やはりデイトナでしょう。多くの車種に対応する豊富なラインナップと、品質の高さ、そして国内メーカーならではの安心感が魅力です。

CB125R用ももちろんラインナップされており、多くのオーナーに選ばれています。

  • 特徴

スチール製で頑丈な作りが特徴です。車体への取り付けも、純正のグラブバー部分などを利用するため、比較的スムーズに行えます。

デザインもCB125Rのネオスポーツカフェの雰囲気を損なわないよう配慮されており、大型すぎないスマートな形状が人気です。

積載面もフラットで、ゴムネットやベルトでの固定がしやすい設計になっています。ブラック塗装が施されていることが多く、車体色に合わせやすいのもポイントです。

✅️GIVI(ジビ)「スペシャルラック」

イタリアのトップケースメーカーとして世界的に有名なGIVI(ジビ)も、各車種専用のリアキャリア(「スペシャルラック」などと呼ばれます)をラインナップしています。

GIVIのトップケースを装着したいと考えているなら、最も推奨される選択肢です。

  • 特徴

GIVIのキャリアは、同社のトップケースをスマートかつ確実に装着できるように設計されています。

通常、キャリアに専用のモノロックベースやモノキーベースが付属しており、これらを介してトップケースをワンタッチで脱着できます。

車種専用設計のため、車体とのマッチングも非常に良く、スタイリングを崩しにくい点が魅力です。スチール製で耐久性も高く、積載時の安定感は抜群です。

✅️SP武川 リアキャリアセット

SP武川のリアキャリアセットは、価格は高めになることが多いですが、その車体へのフィット感と品質の高さは他の追随を許しません。

  • 特徴

まさにCB125R専用に設計されているため、車体との一体感は抜群です。デザインも純正パーツとして最適なバランスで、後付け感が少ないのが魅力です。

材質や塗装も純正品質で、耐久性や耐候性にも優れています。取り付けも、純正部品として設計されているため、迷うことなくスムーズに行えます。

収納と積載量アップのためにサポートツールも!

Taku
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リアキャリアにトップケースやシートバッグを装着しても、さらなる積載量を求める場合や、重心を低く抑えたい場合には、サイドバッグの活用も非常に有効です。

CB125Rのスタイリングを崩さず、スマートに積載量をアップできるおすすめのサイドバッグを3つご紹介します。

✅️TANAX(タナックス)「カービングシェルケース」

タナックスの「カービングシェルケース」は、その名の通り硬質なシェル構造を持つサイドバッグで、スタイリッシュな見た目と高い積載性を両立しています。CB125Rのスポーティな外観にも非常に良くマッチします。

  • 特徴

側面のシェル構造が型崩れを防ぎ、積載物が少なくても常にスマートな形状を保ちます。そのため、CB125Rのようなコンパクトな車体でも、見た目のバランスを崩しにくいのが魅力です。

容量は可変式で、片側15L~20L程度のものが多く、左右合計で30L~40L程度の積載が可能です。簡易防水性も備えており、急な雨にも対応できます(完全防水ではありません)

✅️HenlyBegins(ヘンリービギンズ)「シートバッグ DH-708」

ヘンリービギンズの「シートバッグ DH-708」シリーズは、コンパクトながら使い勝手の良いサイドバッグです。特に、容量が小さめの「シートバッグミニ」などは、CB125Rのような小排気量車に最適です。

  • 特徴

片側10L程度のコンパクトなサイズで、日帰りツーリングや通勤時の追加の荷物(レインウェア、工具、飲み物など)を収納するのに適しています。

取り付けも比較的簡単で、タンデムシートに固定ベルトを回すだけで装着できる汎用性の高さが魅力です。シンプルながらもデザイン性は高く、CB125Rの車体に馴染みやすいでしょう。

最後に統括

Taku
Taku

ホンダCB125Rは、その美しいスタイリングと優れた走行性能で、乗るたびにライダーをワクワクさせてくれる素晴らしいバイクです。

しかし、シート下収納の皆無さ、小物入れの不在といった**「収納のなさ」、そしてそれに起因する「積載量の少なさ」**は、オーナーにとって紛れもない現実的な課題です。

通勤・通学、あるいはちょっとした買い物といった日常使いにおいて、この積載性の低さは、時に大きなストレスとなり、「もっと荷物が積めれば…」とため息をつくこともあるでしょう。

しかし、これはCB125Rが持つ本質的な欠点というよりも、「スポーツネイキッド」というコンセプトを追求した結果と言えます。

余分なものを削ぎ落とし、走りの性能とデザインに特化したからこそ、あの引き締まったスタイリングと軽快な運動性能が実現できているのです。

裏を返せば、その課題は**「カスタムパーツで十分に解決できる」**とも言えます。この記事でプロが解説したように、リアキャリアの取り付けは、CB125Rの積載能力を劇的に向上させるための最も効果的な手段です。

リアキャリアがあれば、トップケースを装着してヘルメットを収納したり、大型のシートバッグを安定して固定したりすることが可能になります。

さらに、サイドバッグを組み合わせることで、積載量は飛躍的にアップし、日帰りツーリングから一泊以上のツーリング、そして日常の買い物まで、CB125Rの活躍の場を大きく広げることができます。

今回ご紹介したおすすめのリアキャリア(KIJIMA、GIVI、ホンダ純正)や、おすすめのサイドバッグ(TANAX、HenlyBegins、GIVI)は、いずれも高い品質と実用性を兼ね備えています。

ご自身のCB125Rの用途や、積載したい荷物の量、そしてデザインの好みなどを考慮して、最適なパーツを選んでみてください。

CB125Rは、乗るたびにその走りに感動を与えてくれる、本当に魅力的なバイクです。

収納や積載の課題があるからといって、その魅力を諦めるのはもったいない!

ぜひ、ご自身の使い方に合わせて最適なカスタムパーツを選び、CB125Rとのバイクライフを最大限に楽しんでください。

工夫次第で、あなたのCB125Rはさらに便利で、もっと愛着の湧く一台になるはずです!

この記事を書いた人
Taku
Taku
二級二輪整備士:大型二輪免許取得:愛車Lead125
125cc専門の情報発信者。各車種のスペックや走行性能、燃費比較からメンテナンスまで知識ゼロから詳しくなれるよう、すべてを“教科書レベル”で徹底解説しています!

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