
林道ツーリングは自然の中を駆け抜ける楽しさがありますが、バイク選びを間違えると全く楽しめません。
特に125ccクラスは軽量で取り回しがしやすく、初心者からベテランまで手軽に林道を楽しめるサイズです。
今回は、プロの二級二輪整備士である私が選んだ「林道最強の125ccバイク」のおすすめを徹底解説。
バイクのスペックやカタログ値ではなく、実際に林道を走った体感をもとに、メリット・デメリットや楽しみ方も含めて徹底ガイドしていきます!
■この記事でわかること
- 125ccの林道最強バイクのおすすめはコレ!
- 林道最強バイクで林道ツーリングしたらスゴい!
- 125cc林道最強バイクでフルサイズしたらどうなる・・?
- なぜ125ccが林道最強なのか?メリットとデメリットを解説
- 林道で最強バイクを最大限に楽しむための心構え
- 最後に統括
125ccの林道最強バイクのおすすめはコレ!

林道ツーリングの魅力に心惹かれつつも、「どんな125ccのバイクを選べば良いか分からない・・」と悩んでいないか?
特に、扱いやすさとパワーを両立した125ccクラスは、初心者からベテランまで幅広い層に人気です。しかし、数ある車種の中から「本当に林道最強?」と呼べる一台を見つけるのは至難の業。
そんな悩みを解決すべく、125ccクラスのオフロードバイクの最強おすすめを徹底比較!
パワー、車体の軽さ、足つきの良さ、そしてカスタムの自由度など、林道での走りを左右する重要なポイントを網羅的に解説します。
さあ、最高の相棒を見つけて、大自然の中を駆け抜けよう!
ホンダ CRF125F
- おすすめポイント
軽量で取り回しが抜群。サスペンションの柔らかさとトラクション性能で、急勾配の登りも安心感があります。
私が初めてCRF125Fで急斜面の林道を登ったとき、アクセルを軽く開けるだけでスムーズに登れ、フロントタイヤが浮き上がる心配もほとんどありませんでした。
低速ギアでの安定感は、125ccならではの快適さです。
ヤマハ WR125R
- おすすめポイント
エンジンレスポンスが鋭く、細かいコーナーでも操作が楽。足つきも良く、初心者でも安心。
狭く曲がりくねった林道でWR125Rを試したところ、体重移動だけでスムーズに曲がれ、長時間のツーリングでも疲労が少なかったです。
砂利道でも後輪のトラクションがしっかり効き、滑る心配がほとんどありません。
スズキ DR-Z125L
- おすすめポイント
オフロード寄りタイヤとタフなフレームで、荒れた林道でも安定。
岩や根っこの多い林道でDR-Z125Lを試したとき、細かい障害物を避けつつ進むのが容易で、まさに「林道用バイク」という感覚でした。
低速ギアでのコントロール性は抜群で、転倒リスクを最小限に抑えられます。
ホンダ XR125L
- おすすめポイント
シンプルな構造でトラブルが少なく、長距離林道でも安心。XR125Lは長時間走ってもエンジンが熱くなりすぎず、長距離林道ツーリングに向いています。
低速での取り回しも簡単で、初心者でも操作に集中できます。
ヤマハ TTR125LE
- おすすめポイント
足回りが柔らかく、段差や凸凹に強い。急勾配の砂利道や凸凹だらけの林道でも、タイヤとサスペンションの相性が良く、路面をしっかり掴んで走れる感覚がありました。
小柄な車体で操作も簡単です。
KTM 125 EXC
- おすすめポイント
レーサー譲りのハンドリングと軽量フレームで、林道を攻めたい人に最適。岩場や土の斜面でも自由自在にコントロール可能。
アクセルを開けるとスムーズに登り、下りではブレーキを細かく調整して安定させられるため、林道上級者でも満足できます。
ホンダ CRF125F スタンダード
- おすすめポイント
上級者向けセッティングで、スピードと安定感を両立。フルサイズ林道でも長距離ツーリング可能。125ccながら大きな岩や坂道も安定してクリアできる懐の広さがあります。
スズキ DR-Z125
- おすすめポイント
軽量でシート高も適度。低速での操作性に優れ、細かいコーナーや障害物回避もストレスなく可能。林道初心者でも安心です。
ヤマハ WR125X
- おすすめポイント
オンロードとの切り替えもスムーズ。舗装路と林道を行き来しても安定して走行でき、林道→舗装路への移行が楽。125ccながら安定性が高く、長距離林道ツーリングも快適でした。
KTM 125 SX
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— KTM UK Official (@KTM_UK) April 14, 2025
- おすすめポイント
オフロード本気仕様で、岩場や土の斜面でも楽に登れる。
ハードな林道でもストレスなく走れる“林道の最強兵器”。軽量フレームとパワフルなエンジンが相まって、林道上級者向けの性能を発揮します。
林道最強バイクで林道ツーリングしたらスゴい!

例えば林道ツーリングで人気の125ccバイクと言えば、ホンダCT125・ハンターカブ。
で、林道ツーリングに出かけると、それはもう真価が発揮されます。
まず最初に感じるのは、その車体の軽さです!
本格的なオフロードバイクに比べれば重いという人もいますが、普通のオンロードバイクと比べれば、その軽さはまさに異次元。
特に、不意に現れる大きな石やぬかるみ、急な上り坂でバランスを崩しそうになった時、この軽さが本当に助けになります。
ちょっと足を着いて踏ん張るだけで、車体がグラつくことなく、安定を取り戻すことができる。この安心感は、林道初心者にとって何物にも代えがたいものです。
そして、急な上り坂でアクセルを少し開けるだけで、ドッドッドッという小気味良い鼓動とともに、グイグイと車体を前に押し出してくれる。
大きな排気量のバイクだと、低速でギクシャクしてしまいがちな場面でも、まるで生き物のように路面を掴み、前に進んでくれるんです。
無理に高回転まで回す必要がないので、景色を楽しみながら、ゆったりと林道を進むことができます。
さらに、林道走行は転倒がつきものです。どんなにベテランでも、思わぬ落とし穴にはまることもあります。
でも、ハンターカブなら安心。重心が低く、車体もシンプルなので、万が一転倒しても、一人で簡単に起こすことができます。
大きなカウルや複雑なパーツもないため、破損のリスクも低く、心置きなくチャレンジできるんです。
個人的な体験ですが、以前、かなりの急勾配で滑りやすい砂利の坂道に差し掛かったことがありました。
一瞬ひるみましたが、ハンターカブのタフなブロックタイヤと粘り強いエンジンを信じて、アクセルを開けました。
結果、滑りながらも着実に前に進み、無事に坂を登り切ることができました。あの時の達成感は今でも忘れられません。他のバイクだったら、きっと途中で断念していたでしょう。
林道ツーリングでは、バイクの性能だけでなく、バイクにまつわる物語も生まれます。
このバイクに乗ってどんな景色を見たか、どんな道を走ったか、どんなハプニングがあったか、そういった思い出が、バイクをさらに特別な存在にしてくれるんです。
CT125・ハンターカブは、まさにそんな冒険の物語を紡ぐのに最適な相棒と言えるでしょう。
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125cc林道最強バイクでフルサイズしたらどうなる・・?

(フルサイズとはホイールサイズが17インチ以上の車種のこと)
林道最強を目指す125ccバイク、例えばハンターカブや、かつて存在したKLX125のような車種は、一般的に前後17インチや16インチといった比較的小径なホイールを採用しています。
しかし、ここで一つの疑問が湧いてきます。
「もし、これらのバイクを、本格的なレーサーモデルのような前後21インチ/18インチのフルサイズにカスタムしたら、林道での性能はどうなるのだろうか?」
結論から言えば、これは一長一短であり、メリットとデメリットがはっきりと分かれます。
最大のメリットは、走破性の飛躍的な向上です。フルサイズのホイールは、小径ホイールに比べて障害物を乗り越える能力が圧倒的に高いです。
林道には、ゴロ石、木の根、深い轍など、数多くの障害物が存在します。
小径ホイールでは引っかかってバランスを崩しがちなこれらの障害物も、大径ホイールなら難なく乗り越えることができます。
まるで障害物をなぎ倒すかのように進むことができるので、よりアグレッシブなライン取りが可能になり、攻めた走りが楽しめるようになります。
また、直進安定性の向上も見逃せません。大径ホイールは、ジャイロ効果が大きくなるため、高速域や荒れた路面での安定感が増します。
林道でのハイスピードセクションや、ギャップが連続するような場所でも、車体がふらつきにくくなり、安心してスロットルを開けることができます。
最も大きなデメリットは、取り回しの悪化です。ホイールが大きくなるということは、車体の全長やホイールベースも長くなることを意味します。
これにより、タイトなコーナーやUターン、あるいは転倒してバイクを起こす際の取り回しが格段に難しくなります。
林道では、予期せぬ行き止まりや、狭い場所での方向転換を強いられることが多々あります。
そんな時、フルサイズ化した車体はライダーに大きな負担をかけることになります。
次に、パワー不足という問題も顕在化します。125ccという限られた排気量で、より重く、より大きなタイヤを回すには、エンジンへの負担が大きくなります。
特に低速トルクが細いエンジンでは、フルサイズ化によって加速が鈍くなったり、失速しやすくなったりする可能性があります。
せっかく走破性が上がっても、パワーが足りなければその恩恵を十分に受けることができません。
フルサイズ化には、ホイールだけでなく、サスペンション、スイングアーム、ブレーキシステムなど、多岐にわたるパーツの交換や加工が必要になります。
これは専門的な知識と技術、そして相応の費用を要する大掛かりな作業です。
結論として、125ccの林道最強バイクをフルサイズ化することは、一部の上級者にとっては、より高い走破性を求めるための究極のカスタムとなり得ます。
しかし、多くのライダーにとっては、取り回しの悪化やパワー不足といったデメリットが、メリットを上回ってしまう可能性が高いでしょう。
林道走行をより安全に、そして楽しく続けたいのであれば、現状の125ccバイクの特性を活かし、それに適した走り方を探求する方が、現実的で賢明な選択と言えるのではないか。
なぜ125ccが林道最強なのか?メリットとデメリットを解説

林道を走るバイクといえば、パワフルな大排気量オフロードバイクを想像する方も多いかもしれません。
しかし、日本の狭く曲がりくねった林道では、あえて125ccクラスのバイクを選ぶライダーが増えています。
なぜ、この小さな排気量が「林道最強」とまで言われるのか?
その理由は、大排気量車にはない、125ccならではの独自のメリットがあるからです。
もちろん、良いことばかりではありません。パワーや安定性など、大排気量車に劣る点があることも事実です。
✅️メリット
- 軽量で取り回しが楽
- 低速でも安定して操作可能
- 狭い林道や障害物もクリアしやすい
- 転倒リスクが低く、初心者でも挑戦しやすい
- フルサイズ林道でも疲労が少ない
✅️デメリット
- パワー不足で急勾配や長距離高速走行は疲れる
- タイヤやサスペンションはフルサイズ大型に比べると制約あり
- 荒れた林道ではタイヤが滑りやすい場合がある
私の主観では、軽快さと操作性を最優先する林道では125ccが最強。パワーよりも“安心して攻められる感覚”が重要です。
林道で最強バイクを最大限に楽しむための心構え

林道は、舗装された道路とは全く異なる世界です。
自然の中でバイクを走らせるという非日常的な体験は、何物にも代えがたい喜びをもたらしてくれます。
しかし、その喜びを最大限に享受するためには、ただバイクの性能に頼るだけでは不十分です。
林道という特殊な環境を理解し、適切な心構えを持つことが何よりも重要になります。
転倒は「当たり前」と割り切る
オフロード走行に転倒はつきものです。どんなに上手なライダーでも、転倒を完全に避けることはできません。
重要なのは、転倒を恐れない心構えです。
転倒してしまっても、「ああ、やっちゃった・・」と笑い飛ばせるくらいの気持ちでいることが大切です。
また、転倒に備えて、プロテクターやオフロードブーツなどの装備をしっかり身につけることも忘れてはいけません。
ヘルメットとグローブだけでは、いざという時に身体を守りきれません。万が一に備えることが、心から楽しむための第一歩です。
マナーとルールを遵守する
林道は、ライダーだけのものではありません。ハイカーや自転車、林業関係者など、様々な人が利用する公共の道路です。
周囲の人への配慮を忘れてはいけません!
例えば、対向車が来そうなカーブではクラクションを軽く鳴らしたり、すれ違う際には速度を落として挨拶をしたり、ゴミは絶対に持ち帰るなど、基本的なマナーを守りましょう。
林道走行が一部で問題視されることもあるため、私たち一人ひとりの行動が、今後の林道の未来を左右すると言っても過言ではありません。
感謝の気持ちを忘れない
林道を楽しむことができるのは、そこに道があるからであり、自然があるからです。
林道というフィールドを提供してくれている自然、そして、道を作り、守ってくれている人々に感謝の気持ちを持つことが、最も大切な心構えだと私は考えています。
林道を走るたびに、「ありがとう」という気持ちを胸に刻むこと。それが、この素晴らしい趣味を長く続ける秘訣だと思います。
無理せず楽しむこと
林道ツーリングは自然の中で楽しむ遊びです。
無理に飛ばさず、バイクの軽さと操作性を生かして一歩ずつ攻略することが、安全かつ楽しい走りに繋がります。
装備と準備は完璧に
ヘルメット、プロテクター、グローブ、ブーツは必須!
125ccは軽量で倒れやすいため、転倒しても怪我を最小限に抑える装備が重要です。予備燃料や工具、携帯電話も林道ツーリングには欠かせません。
個人的には、ライトや小型ジャッキも持参すると、林道でのトラブル時に安心感が増します。
最後に統括

今回、網羅した10台の125cc林道最強バイクは、それぞれ個性があります。
- CRF125F→バランス重視
- WR125R→俊敏性重視
- KTM125 EXCやSX→攻めたい人向け
- DR-Z125L→安定感重視
共通して言えるのは、軽量で取り回しが良く、林道での自由度が高いこと。私の体験では、大型バイクでは味わえない“軽快感と安心感”が林道125cc最大の魅力です。
林道という特殊なフィールドでは、大排気量のバイクが必ずしも優れているわけではありません。
むしろ、125ccバイクが持つ「軽さ」「扱いやすさ」「粘り強いエンジン」こそが、日本の狭く曲がりくねった林道を安全に、そして楽しく走破するための最大の武器となります。
もちろん、他の車種にもそれぞれ魅力はありますが、しかし、最も大切なのは、どんなバイクに乗るかではなく、どんな心構えで林道に臨むかです。
自分の技量を過信せず、自然を敬い、ルールとマナーを守ること!そして何より、転倒を恐れずに挑戦し、その中で生まれる小さな冒険や発見を楽しむこと。
林道最強バイクは、あなたのバイクライフを間違いなく豊かにしてくれるでしょう!
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二級二輪整備士:大型二輪免許取得:愛車Lead125
125cc専門の情報発信者。各車種のスペックや走行性能、燃費比較からメンテナンスまで知識ゼロから詳しくなれるよう、すべてを“教科書レベル”で徹底解説しています!
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