
スクーターやバイクに取り付ける「ルーフシールド」。雨や日差しを避けられるという画期的なアイテムですが、いざ導入を検討してインターネットで検索すると、「最悪」「評判」「取り付けたら重心が重い」といった、意見がちらほらあります。
これから購入しようと考えていたバイクライダーにとって、こうした情報を見ると不安になるのは当然です。
なぜ、このような評判が出ているのか?
本記事では、ネット上で飛び交うルーフシールドに関する評判口コミを徹底的に検証します。
その結果、製品そのものの問題ではなく、誤解や誤った使用方法、あるいは低品質な模倣品に問題があることが見えてきました。
■この記事でわかること
- ルーフシールドの検索ワードに「最悪」が!評判悪いのか?
- ネット上の声を拾い徹底検証
- 「最悪」を上回る!ルーフシールドがもたらす唯一無二の快適性
- 【重要】後悔しないための導入前チェックリスト
- 導入時の適合車種と取り付けの注意点
- 最後に統括
ルーフシールドの検索ワードに「最悪」が!評判悪いのか?


ルーフシールドに対する「最悪」といった検索ワードの評判の多くは、製品そのものの根本的な問題ではなく、低品質なコピー品の使用、構造上の限界への誤解、そして不十分な日常メンテナンスから来ている可能性があります!
ルーフシールドは、バイクを自動車のように完璧にすることはできません。
しかし、バイクという乗り物の「雨に濡れる・・」「風圧に晒される・・」「荷物が積めない・・」という三大デメリットのうち、二つ(雨と風圧)を劇的に改善するという、極めて高い実用性を持った唯一無二のカスタムパーツです。
なぜ「最悪」と検索されるのか? 感情的な不満の背景
ルーフシールドに「最悪」と言う検索キーワードが出たのは、多くの場合、以下の三つの不満に集約されます。
「雨が完璧に防げない」という失望感
ルーフシールド最大の導入目的は「雨天の快適性」でしょう。
しかし、自動車のようなドアや窓があるわけではないため、走行中は巻き込み風によって横や下から雨が侵入してきます。特に肩や下半身は濡れますし、停車中も横からの雨には無力です。
ユーザーは「屋根=濡れない」という単純な期待を抱きがちですが、ルーフシールドの役割は「雨の直撃を防ぎ、濡れを劇的に軽減する」こと。
この**「完璧ではない」**という現実が、期待値が高かったユーザーに大きな失望を与え、「こんな濡れるなら最悪だ!」という感情的な評価に繋がってしまうのです。
「視界不良」による安全性への懸念
これは非常に深刻な問題で、悪評の主要因の一つです。
商品に使われるポリカーボネートなどのスクリーン素材は、非常に強靭な一方で傷つきやすいという特性を持っています。
これらが原因で「視界が危険なレベルで悪化した・・」と感じたユーザーが、製品を「最悪」と判断している可能性も。。
「横風」による走行安定性の低下
ルーフシールドを装着することで、車体上部に大きな「帆」ができてしまいます。
橋の上や浜風が強い海辺の道路、またはビル風が吹き抜ける場所などでは、横風の影響を非常に強く受け、車体が煽られて不安定になることがあります。
スクーターは元々車重が軽いため、ルーフを付けたことで体積が大きくなり、風に弱いという欠点がより顕著になります。
これらは、風に敏感なユーザーから多く聞かれる不満だと思います。
ネット上の声を拾い徹底検証

ルーフシールドに対する生の声は、主に「安全性(重心)」「視界」「価格」といった要素に集中しています。
しかし、その背景には、バイクという乗り物の特性上、自動車のような**「完璧な快適性」を期待しすぎる**という、ユーザー側の認識のギャップが存在します。
バイクに「屋根」を付けるという行為は、機動性やスタイリングといったトレードオフの関係の上に成り立っています。
このトレードオフのバランスを正しく理解せず、安易に導入してしまった結果、「思っていたのと違う・・」という失望が「最悪」という感情表現に繋がっているケースが少なくありません。
唯一あるのが(株)アイオー社のルーフシールドなんだけど(これ↓:写真拝借)いやぁ~、ないなぁ~と。(耐久性とかあんまり評判も良くないみたいだし…)
ルーフスクーター全般ジャイロキャノピーやヤマハギアの様に停車中正立して良さが出てきます。 重心が高くなるため微妙に傾いた路面では転倒の可能性が高くなります。車高の高いトリシティでもサイドスタンド停車では、乗り降りの際頭足腰をかがめなければなりません。車高の低いベンリィにルーフをつけるとなるとさらに窮屈でしょう。
出典Yahoo知恵袋
ルーフシールドを別車種ベンリー110に取り付けてますが、カッパいらずでとっても便利です。(※横風が強い時は濡れます)ただし、重心が高くなり重く感じるようになるのと、引き回しがつらくなります。また、重心が高くなる為、雨の時などはブレーキ操作がシビアになります。(2度ほどすっ転びました)仕事で常にバイクを使うのには必須装備ではありますが、カッパ装備で我慢出来るのであればつけないほうが良いでしょうね。(結構、お高いし)
出典価格.com
【誤解と真実】ルーフシールドが物言いされてる原因3つ
ネット上で「最悪」といったキーワードで物言いされてる背景には、製品に対する誤解や、市場に存在するさまざまな問題が複雑に絡み合っています。
ここでは、代表的な原因と、その真実を解説します。
原因1:製品の誤解と「中華製コピー品」の低品質問題
ルーフシールドという名称は、メーカーによって商標登録されている製品名です。
しかし、この「ルーフシールド」という言葉が、現在では市場に出回っているすべてのバイク用ルーフキットの代名詞のように使われてしまっている現状があります。

真実:コピー品が評判を惑わしてる
ネットオークションやECサイトでは、本家製品を模倣した安価な中華製簡易ルーフが多数販売されています。
これらはコストを抑えるために、耐久性に劣る素材を使用したり、取り付け剛性が不十分であったりするケースが報告されています。
ユーザーがこれらの低品質なコピー品を購入し、「風でバタつく・・」「すぐに割れた・・」「視界が歪む・・」といったトラブルに遭遇した場合、その不満が「ルーフシールド(という名の製品全般)は最悪だ!」という批判として、ネット上に書き込まれてしまうのです。
正規の高品質な製品が、これらの模倣品のせいで不当に評価を下げられていることが、大きな原因の一つです。
原因2:正しい使用方法の不足やメンテナンス不足による劣化
商品のスクリーン部分には、主にポリカーボネートなどの透明な素材が使用されています。これは非常に強靭で衝撃に強い素材ですが、表面が比較的柔らかく傷つきやすいという弱点も併せ持っています。
真実:メンテナンスの重要性が認識されていない
多くのユーザーは、自動車のガラスと同じ感覚でスクリーンを扱ってしまいます。
しかし、ポリカーボネートは微細なホコリや粉塵が付着した状態で拭き取ると、すぐに細かい傷がつき、それが累積して**「視界不良」**の原因となります。
特に、フロントガラスと違ってワイパーがないため、スクリーンをキレイな状態に保つには、まめな清掃と適切な撥水・コーティング処理が不可欠です。
また、青空駐車がメインの場合、紫外線によるスクリーンの黄変や劣化は避けられません。
さらに冬場は、スクリーンの内外で温度差が生じることによる結露が発生し、一気に視界が悪化します。
これらの現象を「製品の欠陥」として捉えて評価する声があり、正しいメンテナンスがなされていれば防げたはずのトラブルが、悪評の原因になることも。。
原因3:完璧な雨除けではないことへの過度な期待
商品を導入する最大の目的は「雨に濡れないこと」でしょう。しかし、ここで多くの方が期待と現実のギャップに直面します。
真実:巻き込み風と継ぎ目からの浸入は避けられない
ルーフシールドは、走行中に巻き込む「風」と一体になっています。
走行速度によっては、ルーフの両脇や下方から雨を伴った風が巻き込み、特に肩や腕、足元は濡れてしまいます。
また、ルーフと車体の接合部、各パーツの継ぎ目などから、構造上、自動車のように完璧に雨水をシャットアウトすることは不可能です!
これは製品の欠陥ではなく、バイクに後付けする屋根の構造的な限界です。
ルーフシールド装着して初の雨しかも台風!早速ルーフシールドの実走テストに出かけました。雨の中乗った感想は、傘さして歩いているのと変わらない感じでした。まぁ傘は足元濡れますけどね。。。車の窓を全開で走っているのと同じ感じ?いや、ドアを外して乗っている感じ。JEEPみたいに・・・とりあえずカッパ着なくても大丈夫でした!ただ、隣の車線を走っている車が水たまり踏むとガッツリ濡れそうなので要注意です。
ルーフシールドは、雨風の直撃を劇的に軽減するものであって、「完全に雨を防ぐ魔法の箱」ではないという事実を、導入前に強く認識しておく必要があります。
「最悪」を上回る!ルーフシールドがもたらす唯一無二の快適性

ネット上の評判や誤解を乗り越えてもなお、ルーフシールドが多くのリピーターや熱狂的なユーザーを生み出しているのはなぜか?
それは、一度体験すると元には戻れないほどの、唯一無二の快適性をライダーにもたらすからです!
雨天時の濡れを劇的に軽減しレインウェアの負担を減らす

ルーフシールドの真価が発揮されるのは、やはり雨の日です。
確かに巻き込み風による濡れはありますが、顔面や頭、胸など、上半身への雨の直撃をほぼ完全に防いでくれる効果は絶大です。
これにより、高速走行時の雨粒が顔に叩きつけられる痛みや、視界の急激な悪化を防ぐことができます。また、全身を覆う重厚なレインウェアを着用する手間が省け、カジュアルな服装での移動が可能になるというメリットも大きいです。
これは、通勤や買い物といった日常の足としてバイクを使用するユーザーにとって、計り知れない快適性の向上を意味します。
夏場の「直射日光・紫外線」を遮断する日除け効果

雨対策にばかり目が行きがちですが、ルーフシールドは夏場の快適性向上においても重要な役割を果たします。
ルーフがシェード(日よけ)となることで、真夏の強烈な直射日光がライダーの頭上や上半身に直接降り注ぐのを遮断します。
これにより、体感温度の上昇が和らぎ、ヘルメット内部の温度上昇も緩やかになります。炎天下での信号待ちなどでも、日陰に入っているかのような感覚で待機できるため、熱中症のリスク軽減にも繋がります。
紫外線カット効果も期待できるため、日焼け対策としても有効です。
走行時の「風圧・飛散物」からライダーを保護
バイクは常に風圧に晒されており、これが長距離運転の疲労の大きな原因となります。
ルーフシールドは、正面からの風圧を効果的に受け止め、ライダーが感じる走行風を大幅に軽減してくれます。
また、走行中に前走車から巻き上げられる小石や砂塵、虫などの飛散物から、顔や体をしっかりと保護してくれます。
特にジェットヘルメットやキャップ型ヘルメットを使用している場合、顔面を防御するものがほとんどないため、ルーフシールドの存在は安全性の面で非常に大きな安心感を提供してくれます。
悪天候時の「疲労度」が段違いに軽減される
雨や風、強い日差しといった悪条件での運転は、ライダーの集中力と体力を大きく消耗させます。
ルーフシールドは、これらの外的要因によるストレスを軽減することで、悪天候時や長距離走行時の疲労度を劇的に減少させます。
視界が安定し、体に雨風の直撃がないことで、肩の力が抜け、リラックスして運転に集中できるようになります。
この疲労度の軽減こそが、ルーフシールドを一度体験したユーザーが「もう手放せない!」と口を揃える最大の理由です。
【重要】後悔しないための導入前チェックリスト

ルーフシールドの導入を成功させ、「最悪」という言葉とは無縁の快適なバイクライフを送るためには、デメリットを正しく理解し、適切な対策を講じることが不可欠です。
特に安全性に関わる点については、導入前に必ずチェックしましょう。
デメリット1:強風・横風時の影響を理解する
ルーフシールドは、車体の上部に大きな面積のパネルを追加することになるため、横風を受ける面積が大幅に増加します。これは、自然の摂理として避けられません。
対策:センタースタンドと風向きの意識
高速道路を走行中や、橋の上、ビル風が強い場所では、ルーフが帆のような役割を果たし、車体が煽られやすくなります。これはルーフシールドがない状態でも起こりますが、その影響は増大します。
対策としては、強風予報の日は高速道路の利用を避ける、または速度を大幅に落とすことが基本です。
また、駐停車時は、サイドスタンドではなくセンタースタンドを使用し、風を横からではなく前方か後方から受けるようにバイクを向けるなど、強風で倒れないよう細心の注意を払う必要があります。
横風を受け流すためのライダーの心構えと運転技術が、より一層重要になります。
デメリット2:視界を確保するための日常メンテナンスの徹底
前述の通り、スクリーン素材は傷つきやすく、視界不良の原因になりやすいのがルーフシールドの最大の弱点の一つです。
対策:専用コーティングと優しい拭き取り
安全な運転を確保するためには、スクリーンのクリアな視界の維持が最優先事項となります。
デメリット3:フルフェイスヘルメットとの相性問題
ルーフシールドを装着すると、ライダーの頭部上方にルーフの縁が位置することになり、ヘルメットの脱着や乗降時に干渉する可能性があります。
対策:ジェットヘルまたはキャップ型ヘルメットの推奨
メーカー側も、ルーフシールドのユーザーには、ジェットヘルメットやキャップタイプのヘルメットの装着を推奨しています。
フルフェイスヘルメットにこだわりたい方は、乗降時のルーフへの接触や、走行中に視線を変えた際にルーフの縁が視界に入る可能性を考慮し、導入を慎重に検討するか、試乗・現物確認を行うべきでしょう。
ノーヘルでの走行が許可されているトライクなどでは、キャップ型ヘルメットの着用が推奨されています。
導入時の適合車種と取り付けの注意点

ルーフシールドの多くは汎用品ではなく、車種ごとに専用の取り付けキット(ステー)が必要です。
つまりは、プロによる確実な取り付けが必須!
車種によっては、カウルの一部に穴あけ加工が必要になるなど、取り付け作業が複雑になることがあります。
取り付け剛性が不十分だと、走行中にルーフが振動したり、最悪の場合は脱落したりする危険性があります。
DIYでの取り付けに自信がない方、または完璧な剛性を求める方は、バイクショップや正規代理店などのプロに依頼し、確実に固定してもらうことが、安全性を確保するための絶対条件となります。
最後に統括


本記事で検証したように、ルーフシールドに対する「最悪」といった評判の多くは、製品そのものの根本的な欠陥ではなく、低品質なコピー品の使用、構造上の限界への誤解、そして不十分な日常メンテナンスに起因していることが明らかになりました。
ルーフシールドは、バイクを自動車のように完璧にすることはできません。
しかし、バイクという乗り物の「雨に濡れる・・」「風圧に晒される・・」「荷物が積めない・・」という三大デメリットのうち、二つ(雨と風圧)を劇的に改善するという、極めて高い実用性を持った唯一無二のカスタムパーツです。
ルーフシールドの導入を成功させる鍵は、信頼できる正規の高品質な製品を選び、そして日々のメンテナンスを怠らないことです。
特にスクリーンを常にクリアに保つことこそが、安全で快適なルーフシールドライフを送るための最も重要な条件となります。
「ダサい」という見た目の問題は個人の好みで片付けられますが、「快適」か「最悪」かは、あなたの選択と使用方法にかかっています。
ネットの感情的な意見に惑わされることなく、冷静にメリットとデメリットを比較検討し、本当にあなたが求める快適性を手に入れるための賢明な判断を下してください!
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