
125ccバイクは、その軽量さと小回りのしやすさから、ワークマンで装備品をゲットし林道ツーリングの世界でも根強い人気を誇ります。
大排気量のオフロード車に比べるとパワーこそ控えめですが、細く曲がりくねった林道や足場の悪い道では、むしろこの軽快さが大きな武器になります。
しかし、舗装路と違い林道は常に変化する路面状況や予測不能な環境が待ち構えています。泥、砂利、倒木、ぬかるみ、そして野生動物との遭遇・・。
こうした条件の中を安全に走り抜けるためには、しっかりとした装備と事前準備が不可欠です。そして、その両方を一度にカバーできる場所のひとつが「ワークマン」です。
ワークマンは元々、建設現場や屋外作業向けのウェアやギアを販売してきた専門店。その高い機能性と耐久性は、林道ツーリングにもぴったりです。
しかも価格がリーズナブルなので、コストを抑えつつ必要な装備を揃えることができます。また、林道ツーリングで忘れてはいけないのが「マップの確認」。
通信圏外に入ることが多い林道では、地図情報の事前確認があなたの命を守ることにも直結します。
この記事では、125ccで林道ツーリングを安全かつ快適に楽しむために、そして林道走行の注意点までを二級二輪整備士であるプロの私が詳しく解説します!
■この記事でわかること
- 125ccで林道ツーリング!まずはワークマンで装備品を!
- 林道ツーリングは出発前にマップの確認を必ず行う!
- マップの確認を怠った時のリスク
- 125ccで林道ツーリングする際の注意点
- 最後に統括
125ccで林道ツーリング!まずはワークマンで装備品を!

林道ツーリングに出かける際、まず最初に考えたいのが装備品です。
オフロード走行では、転倒のリスクや天候の変化に備える必要があります。しかし、高価な専門装備を揃えるのはなかなかハードルが高いもの。
そこで強い味方になるのが、「ワークマン」です!
ワークマンは、作業服やアウトドア用品をリーズナブルな価格で提供しており、その機能性の高さからバイク乗りにも人気があります。
ここでは、林道ツーリングに役立つ、ワークマンのおすすめ装備品を5つご紹介します。
マイクロメッシュプロテクトグローブ1双(2,500円)
林道走行では、ハンドルから伝わる振動や、枝葉などから手を守るためにグローブは必須です。
ワークマンには、グリップ力が高く、手にフィットするライディンググローブが多数ラインナップされています。
特におすすめなのが、「マイクロメッシュプロテクトグローブ 1双」です。
手の甲にはプロテクションが付いており、手のひらは人工皮革で補強されているため、万が一の転倒時にも手を保護してくれます。
また、指先はスマートフォン操作に対応しており、ツーリング中にナビの確認をする際にも便利です。
グローブを選ぶ際には、サイズ感を重視しましょう。
きつすぎると血行が悪くなり疲労が増し、ゆるすぎるとハンドル操作が不安定になります。試着をして、自分の手にしっかりとフィットするものを選ぶことが大切です。
プレミアムバッグインレインジャケット(4,900円)
林道は山間部を走ることが多いため、天候が急変することがあります。
急な雨や、標高が上がって気温が下がった時に備えて、防水・防風機能のあるジャケットは必ず用意しましょう。
ワークマンの「プレミアムバッグインレインジャケット」は、その名の通り優れた防水性と防風性を兼ね備えた人気商品です。
バイクウェアとしても定評があり、雨や風をしっかりとシャットアウトしてくれます。
また、透湿性も高いため、蒸れにくく快適な着心地を保てるのも嬉しいポイント。
視認性の高いカラーを選べば、他の車両からの安全確保にも繋がります。
林道ツーリングでは、木の枝や草むらの中を走行することもあります。そのため、耐久性も重要なポイントです。
ワークマンのジャケットは、作業用として作られているため、引き裂きに強く、丈夫な素材でできています。
また、フードは脱着可能なものが多く、走行中は外して風の抵抗を減らす、という使い方もできます。
4D超撥水ストレッチカーゴパンツ(2,900円)
林道では、スタンディング(立ち乗り)で走行したり、足を着いてバランスを取ったりと、足の動きが重要になります。そのため、動きやすいパンツを選ぶことが大切です。
ワークマンには、作業用に開発されたストレッチ素材のパンツが豊富に揃っています。
特におすすめなのが「4D超撥水ストレッチカーゴパンツ」です。
ストレッチ性が高く、膝の曲げ伸ばしが楽に行えます。
また、ひざ部分にプロテクターを入れられるポケットが付いているモデルもあり、安全性を考慮するならおすすめです。
カーゴパンツタイプなら、サイドポケットにスマートフォンや小物を入れることができ、利便性も高まります。
パンツを選ぶ際には、耐久性も重要です。林道では、転倒時に擦れたり、泥や砂で汚れたりすることが多いため、丈夫な素材でできたものを選びましょう。
ワークマンの作業用パンツは、汚れが落ちやすい素材のものも多く、お手入れが簡単なのも魅力です。
ベオウルフセーフティシューズ(2,300円)
林道走行では、足元を保護することも重要です。路面が不安定な場所で足を着いたり、転倒した際に足を挟んだりするリスクがあります。
そのため、くるぶしまでしっかりと保護してくれる靴を履きましょう。
ワークマンの「ベオウルフセーフティシューズ」は、つま先に先芯が入っているものや、くるぶし部分に厚めのウレタンパッドが内装されており、安全性を確保できます。
バイク用ブーツに比べて軽量で動きやすく、価格も手頃なため、林道ツーリング入門には最適です。面ファスナーでしっかりとフィット感を調整できるのも、バイク乗りには嬉しいポイントです。
安全な靴を選ぶ際には、防水性も考慮すると良いでしょう。ぬかるんだ路面を走行する際や、雨が降った時でも、足元を濡らさずに快適に走ることができます。
また、靴底のグリップ力も重要です。林道では滑りやすい場所が多いため、しっかりと地面を掴んでくれる、溝が深い靴底のものがおすすめです。
防水メッセンジャーバッグ(2,900円)
林道ツーリングでは、荷物が汚れたり濡れたりする可能性があります。そのため、荷物を守るための防水バッグがあると安心です。
ワークマンの「防水メッセンジャーバッグ」は、水に強く、泥やホコリからも中身を守ってくれます。着替えやタオル、工具などを入れるのに最適です。
ロールトップ型の防水バッグは、開口部をしっかり閉じることで高い防水性を発揮します。リュックタイプなら、背負って持ち運べるため、バイクを降りて散策する際にも便利です。
防水バッグを選ぶ際には、容量も重要です。
日帰りツーリングであれば、必要な荷物がすべて入る容量のリュックで十分ですが、キャンプツーリングなど、荷物が多い場合は、大きめのトートバッグや、バイクに固定できるタイプのバッグも検討してみましょう。
また、荷物を小分けにできるインナーバッグや、防水性のあるビニール袋などを活用することで、より効率的に荷物を整理することができます。
林道ツーリングは出発前にマップの確認を必ず行う!

林道ツーリングを安全に楽しむためには、出発前のマップ確認が非常に重要です。
事前に情報を頭に入れておくことで、想定外の事態にも落ち着いて対応できるようになります。ここでは、出発前に確認すべきマップのポイントを3つご紹介します。
林道の入口と出口の確認

全国林道ツーリングマップ表
まず、走行予定の林道の入口と出口の位置を正確に把握しましょう。
林道は途中で行き止まりになっていたり、私有地のため通行止めになっていたりすることがあります。
また、土砂崩れや災害で通行止めになっていることも少なくありません。
事前に地図アプリや林道情報をまとめたウェブサイトなどで、入口と出口の状況を確認しておくことで、無駄な引き返しや迷子になるリスクを減らすことができます。
特に初めて訪れる林道では、複数の情報源を参考にすることが大切です。
林道の入口と出口を把握することは、ツーリングの計画を立てる上でも重要です。林道の全長を把握することで、走行にかかるおおよその時間を予測でき、日没までに林道を抜けられるかどうかを判断できます。
また、林道の途中に分岐がある場合は、どの道を進むべきか事前に決めておくことで、迷うことなくスムーズに走行できます。
休憩ポイント・ガソリンスタンドの位置
林道は、街中と比べて休憩できる場所やガソリンスタンドが格段に少なくなります。そのため、事前に休憩ポイントやガソリンスタンドの位置を確認しておくことが不可欠です。
特に125ccバイクは、燃費は良いものの、タンク容量が小さいモデルも多く、ガス欠のリスクも考慮しなければなりません。
走行ルート上にガソリンスタンドがない場合は、予備のガソリン携行缶を準備するなどの対策も必要になります。
また、林道走行は想像以上に体力を消耗しますので、適度な休憩を挟める場所を把握しておくことで、疲労による集中力の低下を防ぎ、安全性を高めることができます。
休憩ポイントは、地図上で「道の駅」や「コンビニエンスストア」といった施設が近くにある場所を選ぶと良いでしょう。
また、林道によっては「展望台」や「キャンプ場」が休憩ポイントとして利用できる場合があります。事前に調べておくことで、ツーリングの楽しみも広がります。
携帯電話の電波状況
林道は山間部を走るため、携帯電話の電波が届かない場所が多々あります。万が一の事故やトラブルに備えて、事前に電波状況を把握しておくことは非常に重要です。
地図アプリには、オフラインでも使用できる機能がありますので、事前に地図をダウンロードしておくことを強く推奨します!

私がおすすめするツーリング向きな地図アプリ「ツーリングサポーター」はめちゃくちゃ便利です!

ツーリングサポーター
また、「電波状況が良い場所」を把握しておくことで、何かあった際に連絡を取りやすい場所に移動する判断ができます。
もしもの時のために、家族や友人に林道に行くことを伝えておく、という基本的なことも忘れずに行いましょう。
最近では、林道の電波状況を共有するウェブサイトやアプリも存在します。こうした情報を活用することで、より安全に林道ツーリングを楽しむことができます。
また、緊急時に備えて、携帯電話のバッテリーは満充電にしておくことも大切です。モバイルバッテリーを携帯しておくと、さらに安心です。
マップの確認を怠った時のリスク

マップの確認を怠ると、せっかくの楽しい林道ツーリングが、一転して危険な状況に陥る可能性があります。
ここでは、マップ確認を怠った場合に起こりうるリスクを3つ解説します。
迷子になる
林道は、分岐が複雑で看板が少ない場所が多く、マップなしで走行すると、どこを走っているか分からなくなるリスクが非常に高いです。
特に初めての林道では、迷子になってしまい、最悪の場合、日没までに抜け出せなくなることも考えられます。
道に迷うと、焦りから無理な運転をしてしまったり、無駄にガソリンを消費してしまったりと、さらなるトラブルに繋がる可能性があります。
**「事前にルートを頭に入れる」「オフラインマップを準備する」**といった対策を怠ると、楽しいツーリングが、ただの遭難になってしまう危険性があるのです。
特に、林道は「林道」という名前がついていても、途中で別の林道と繋がっていたり、獣道のような細い道に入り込んでしまったりすることがあります。
こうした道に迷い込むと、リカバリーが非常に困難になります。事前に地図で全体像を把握しておくことで、こうしたリスクを回避できます。
ガス欠
前述の通り、林道にはガソリンスタンドがありません。
マップで事前にガソリンスタンドの位置を把握しておかないと、走行中にガス欠してしまうリスクがあります。
125ccバイクの多くはタンク容量が小さいため、林道走行のような低速で高負荷な運転では、思っている以上に燃費が悪化することもあります。
林道の途中でガス欠になると、バイクを置いて歩いてガソリンを買いに行くか、助けを待つしかありません!
いずれにしても、時間と体力を大幅に消耗することになり、大きなトラブルに発展する可能性があります。
ガス欠を防ぐためには、出発前にガソリンを満タンにするのはもちろんのこと、林道に入る直前のガソリンスタンドで給油しておくのが賢明です。
また、予備のガソリン携行缶を準備しておくことで、より安心してツーリングを楽しむことができます。
目的地にたどり着けない(通行止め)
林道は、災害や工事によって突然通行止めになることがあります。
事前にマップや林道情報を確認しておけば、通行止めの情報を知ることができ、別のルートを検討できます。
しかし、確認を怠ると、通行止めになっている林道に入ってしまい、引き返さなければならなくなります。
せっかく遠方から林道ツーリングに来たのに、入口で引き返すことになってしまっては、時間も労力も無駄になってしまいます。
また、通行止めの標識を見落として、そのまま危険な場所に立ち入ってしまうリスクも考えられます。
林道の通行止め情報は、自治体のウェブサイトや林道情報サイト、SNSなどで確認できることがあります。
こうした情報を活用し、安全なルートを選びましょう。
万が一、通行止めに遭遇した場合は、無理に進もうとせず、安全な場所まで引き返す勇気を持つことも大切です。
125ccで林道ツーリングする際の注意点

125ccバイクでの林道ツーリングは、オフロード走行の醍醐味を気軽に味わえる反面、特有の注意点があります。
安全に、そして楽しくツーリングするために、以下の4つの注意点を心に留めておきましょう。
バイクの点検をしっかり行う
林道走行は、通常の舗装路とは異なり、バイクに大きな負荷がかかります。
出発前には、タイヤの空気圧、チェーンの張り、ブレーキの効き、エンジンオイルの量など、基本的な点検を必ず行いましょう。
特にタイヤは、林道走行に適したブロックタイヤに交換しておくと、グリップ力が向上し、より安全に走ることができます。
また、パンク修理キットや携帯工具を携帯しておくと、万が一のトラブルにも対応できます。
林道では、小石や木の枝がタイヤに刺さり、パンクしてしまうことがあります。パンク修理キットの使い方を事前に練習しておくと、万が一の時にも落ち着いて対応できます。
また、チェーンの張りは、林道走行で緩みやすいため、こまめにチェックすることが重要です。
スピードを出しすぎない
林道は、路面が砂利や砂、泥などで不安定な場所が多いです。
スピードを出しすぎると、簡単にバランスを崩して転倒してしまう可能性があります。特にカーブや下り坂では、スピードコントロールが非常に重要になります。
**「転ばぬ先の杖」**という言葉がありますが、林道ではまさにその通り。
無理のない速度で、周囲の状況をよく確認しながら、慎重に運転することを心がけましょう。
また、林道では対向車が来ることもあります。見通しの悪いカーブなどでは、クラクションを鳴らしたり、スピードを落としたりして、対向車に自分の存在を知らせるようにしましょう。
複数人でツーリングする
初めての林道や、不慣れな林道を走る際は、できるだけ複数人でツーリングすることをおすすめします。
もしもの時に助け合える仲間がいるだけで、安心感が格段に違います。転倒してバイクを起こせなくなった時や、パンクなどのトラブルが発生した時、仲間がいればすぐに助けを求めることができます。
また、複数人で走ることで、互いに危険な場所を教えあったり、楽しい思い出を共有したりすることができます。
複数人でツーリングする際は、事前に簡単なルールを決めておくと良いでしょう。
例えば、「見通しの良い場所で待つ」「トラブルがあったら、すぐさま連絡を取り合う」といったルールを決めておくことで、より安全にツーリングを楽しむことができます。
天候の変化に注意する
林道は、天候によって路面状況が大きく変化します。
晴れていても、前日の雨で路面がぬかるんでいることがあります。
また、林道走行中に雨が降り出すと、滑りやすくなり非常に危険です。
天気予報を事前に確認し、雨が予想される場合は無理をせず、ツーリングを延期することも大切です。
また、途中で天候が急変する可能性も考慮し、防水ウェアなどの装備を必ず携帯するようにしましょう。
雨が降った後の林道は、水たまりやぬかるみができ、走行がより難しくなります。また、増水した川を渡るような林道では、危険な状況に陥る可能性もあります。
少しでも不安を感じたら、無理をせず引き返す勇気を持つことも大切です。
最後に統括

125ccバイクでの林道ツーリングは、気軽に非日常の冒険を楽しめる、素晴らしい趣味です。
しかし、その楽しさの裏には、安全への配慮が不可欠です。この記事では、林道ツーリングをより安全に楽しむためのポイントを解説しました。
ワークマンで揃えられる装備品で、身を守り、快適なツーリングを実現しましょう。
出発前のマップ確認を怠らず、迷子やガス欠といったトラブルを未然に防ぎましょう。
バイクの点検や無理のない運転を心がけ、安全第一で林道ツーリングを楽しみましょう。
これらのポイントを押さえて、あなただけの林道ツーリングを、思いっきり楽しんでください。きっと、最高の思い出ができるはずです。
さあ、次のお休みは、愛車に乗って林道へ!

-
二級二輪整備士:大型二輪免許取得:愛車Lead125
125cc専門の情報発信者。各車種のスペックや走行性能、燃費比較からメンテナンスまで知識ゼロから詳しくなれるよう、すべてを“教科書レベル”で徹底解説しています!
- 2025年10月6日用品【評判口コミ】エンデュランスのグリップヒーターをリサーチ!
- 2025年10月6日用品PCX125にキジマのグリップヒーターは最強!取り付け方法
- 2025年10月6日用品スクーターに100均のスマホホルダーを付けたらクソすぎた!
- 2025年10月5日豆知識【絶対着るな】バイク乗りの中年⇒ダサい服装の典型例7選!
コメント