リード125を2万円で速くする!リミッターカットに頼るな!

ホンダ車
Taku
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リード125は、日常の移動手段として非常に優れたスクーターですが、一方で「もう少し加速に鋭さが欲しい・・」「バイパスでの追い越しが楽になれば・・」と感じているオーナーも多いはず。

限られた2万円内という予算の中で、エンジンの耐久性を損なうことなく、かつ確実に効果を実感できる速くする方法の手順を、順を追って詳しく解説していく。

これは、リミッターカットという電子的なアプローチではなく、バイク本来の力を効率よく引き出すための物理的な最適化こそが、最も賢い選択です!

■この記事でわかること

  • 予算2万円以内でリード125を速くする方法!
  • 【断言】リード125はリミッターカットに頼るな!
  • 2万円以内に収めるためのパーツ選びと工賃の正しい考え方
  • リード125を速くする時に守るべき注意点
  • 最後に統括

予算2万円以内でリード125を速くする方法!

Taku
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リード125を速くする前に、まず理解しておくべきは、このバイクがどのような思想で作られているかという点です。

ホンダのイーエスピー(eSP)エンジンは、燃費と静粛性を極限まで高めた設計になっており、メーカー出荷状態では、誰がどこで乗っても安全かつ経済的に走れるよう、かなりマイルドな設定が施されています。

つまり、エンジンのパワー自体は十分にあるものの、それがタイヤに伝わるまでの駆動系で、あえて抑え込まれているのです。

目標は、この眠っているポテンシャルを、2万円以内のパーツ代で呼び起こすことです。電子制御ユニットであるECUを書き換えるリミッターカットは、費用対効果が悪く、エンジンへの負担も大きいため、今回は一切考慮しません。

ステップ1:ウエイトローラーの調整

改造の第一歩として、最も安価でありながら最も劇的に体感温度を変えてくれるのが、ウエイトローラーの重さ調整です。

プーリーという部品の中に入っているこの小さな重りは、遠心力によって外側に移動し、ベルトを押し上げることで変速を行います。

リード125の純正設定は、燃費を稼ぐために低い回転数ですぐに高いギヤへと変速してしまいます。これが、発進時のもっさりとした感覚の正体です。

この純正のウエイトローラーを、少しだけ軽いものに交換します。重さを軽くすることで、エンジンがより高い回転数まで回らなければ変速が始まらなくなります。

結果として、エンジンのトルクが最も太い回転域を維持したまま加速できるようなり、信号待ちからのスタートダッシュで隣のバイクを置き去りにできるほどの鋭さが生まれます。

まずはこのウエイトローラーの変更だけで、リード125が持つ本来の「蹴り出し」の強さを再確認してみてください。これにかかる費用は数千円程度であり、予算2万円のうちのわずかな割合で、驚くべき変化を手に入れることができます。

ステップ2:ハイスピードプーリーの導入

ウエイトローラーの調整で加速の楽しさを知ったら、次は駆動系の核となるハイスピードプーリーの導入へと進みます。

これが今回の予算2万円におけるメインの投資先となります。

純正のプーリーは、ベルトが移動できる幅に制限があり、エンジンのパワーを使い切る前に変速が頭打ちになってしまう構造をしています。ハイスピードプーリーは、このベルトの移動範囲を物理的に広げることで、ローギヤからハイギヤまでの幅を拡大します。

ハイスピードプーリーを装着する最大のメリットは、加速性能を向上させながら、最高速の伸びも同時に手に入れられる点にあります。

純正プーリーでは時速90キロ付近で苦しそうに回っていたエンジンが、ハイスピードプーリーに交換することで、同じ回転数でも時速100キロ近い速度を維持できるようになります。これはバイパスなどの幹線道路を走行する際の安心感に直結します。

ステップ3:強化ブイベルトへの交換

駆動系の主要パーツを交換する際に、絶対に忘れてはならないのがブイベルトの状態確認と、必要に応じた強化ベルトへの交換です。

ウエイトローラーやプーリーを変更してエンジンの回転を有効活用しようとすると、ベルトにかかる熱や摩擦、そして引っ張り強度の負担は純正状態よりも確実に増加します。

せっかく高いパーツを組み込んでも、ベルトが滑ってパワーを逃がしてしまっては意味がありません。

予算に余裕があるなら、純正よりも熱に強く、伸びにくい素材を使用した強化ブイベルトを選択することをおすすめします。強化ベルトは、高回転域でも滑りにくく、エンジンの力をダイレクトに後輪へと伝えてくれます。

特にリード125のように車体が比較的重く、エンジンパワーがあるスクーターでは、ベルトのグリップ力は走りの質に大きく影響します。

ただし、強化ベルトは純正ベルトよりも硬い傾向があるため、馴染むまでは本来の性能を発揮できないこともあります。

ステップ4:エアクリーナーの清掃と効率化

駆動系の最適化が完了したら、最後に手を付けるべきはエンジンの「吸気」です。

エンジンをより力強く回すためには、より多くの空気をスムーズに吸い込む必要があります。リード125の純正エアクリーナーは、非常に優れた防塵性能を持っていますが、長期間使用しているとフィルターが目詰まりし、吸気抵抗が増えてしまいます。

これでは、どんなに優れた駆動系を組んでも、エンジン自体が本領を発揮できません。

ここでは、エアクリーナーボックス自体を加工するようなリスクの高いことはせず、フィルターを高性能なものに交換するか、あるいは新品の純正フィルターに交換して、常にフレッシュな空気が吸える状態を作ります。

社外品のパワーフィルターの中には、純正と同じ形状でありながら、空気の透過率を高めている製品も存在します。これらに交換することで、アクセルを開けた瞬間のレスポンスが改善され、中高速域でのエンジンの伸びがさらに軽やかになります。

吸気系を整えることは、駆動系カスタムの効果を最大限に引き出すための仕上げ作業です。

吸い込む空気が増えれば、燃料噴射装置もそれに応じて最適な燃料を送るようになり、結果として力強い爆発が得られます。ここまでの一連の作業を終えたとき、あなたのリード125は、ノーマル車両とは一線を画す走行性能を手に入れているはずです。

【断言】リード125はリミッターカットに頼るな!

Taku
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リード125に乗っていて、もっと加速を鋭くしたい、あるいは最高速を伸ばしたいと考えたとき、真っ先に頭に浮かぶのが電子制御の解除、つまりリミッターカットかもしれない。。

しかし、私はここで強く断言します!

2万円という限られた予算の中で、最も効率的に速さを手に入れたいのであれば、リミッターカットは真っ先に選択肢から外すべきです。

なぜなら、リード125というバイクの性格上、電子的な制限を外したところで、物理的な駆動系のセッティングが追いついていなければ、その恩恵を授かることはほとんどできないからです。

リミッターを解除するということは、エンジンの回転数をメーカーが設定した安全圏以上に引き上げることを意味します。

しかし、リード125のエンジンは、過度に回転数を上げなくても十分なトルクを発生するように設計されています。無理に回せば、それだけエンジンの寿命を縮めることになりますし、何より高額なコンピューターの書き換え費用が発生します。

リミッターカットは2万円以内では無理ゲー

つまりは、2万円の予算のほとんどを電子制御の変更に費やしてしまい、肝心のタイヤに力を伝える駆動系がノーマルのままでは、宝の持ち腐れとなってしまいます!

本質的な速さとは、エンジンの力を無駄なく、そして効率よく路面に伝えることにあるのです。さらに、電子的なリミッターを外した際に発生する熱の問題も無視できません。

リード125の冷却システムは、あくまで公道での常用域を想定して設計されています。それを超える負荷をかけ続けることは、将来的なエンジンの故障を招くリスクを大幅に高めます。

リミッターカットに頼るのではなく、今あるエンジンのポテンシャルを、駆動系の最適化によって100パーセント引き出すこと。これこそが、賢いオーナーが選ぶべき、最も安全で、かつコストパフォーマンスに優れた正攻法なのです。

2万円以内に収めるためのパーツ選びと工賃の正しい考え方

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さて、ここで現実的な予算配分について考えてみましょう。

2万円という金額は、パーツ代だけを見れば十分な額ですが、すべての作業をバイクショップに依頼する場合、工賃が大きな壁となります。

駆動系の分解作業には特殊な工具が必要であり、ショップに依頼すると1万円程度の工賃が発生することも珍しくありません。

もし予算をパーツ代に全振りしたいのであれば、専用工具を購入して自分で行う作業、いわゆるセルフメンテナンスに挑戦することをお勧めします。

プーリーを外すためのユニバーサルホルダーやソケットレンチなどの道具は、一度揃えてしまえば一生ものですし、それらを5千円程度で揃えたとしても、残りの1万5千円でハイスピードプーリーとベルト、ウエイトローラーを購入することが可能です。

項目 自分で作業する場合 お店に任せる場合
予算の主な使い道 パーツ代 + 専用工具代 パーツ代 + 作業工賃
工賃の目安 0円(自分の時間と労力) 5,000円 〜 10,000円
導入できるパーツ ハイスピードプーリー + ウエイトローラー + 強化ブイベルト + エアクリーナー ウエイトローラー + 強化ブイベルト(または純正ベルト)
揃えるべき道具 ユニバーサルホルダー、ソケットレンチ、トルクレンチ(約5,000円) なし(プロの道具を使用)
メリット 何度でもセッティングを変更でき、愛車の構造に詳しくなれる プロによる確実な締め付けと点検で、安心感が手に入る
デメリット 作業ミスによる故障のリスクがあり、工具を揃える初期投資が必要 パーツ代が制限されるため、劇的な変化を狙いにくい

自分で作業をすることで、リード125の内部構造を理解でき、将来的な消耗品の交換も自分で行えるようになるため、維持費を大幅に抑えることができます。

もし自分で行うのが不安な場合は、まずはウエイトローラーとベルトの交換だけをショップに依頼し、その変化を確認してから、次の機会にプーリーに手をつけるという二段階のステップを踏むのも、失敗しないための賢い予算の使い方です。

リード125を速くする時に守るべき注意点

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性能を引き上げたリード125を長く楽しむためには、これまで以上に日頃のケアが重要になります。

改造によってエンジンの高回転域を多用するようになると、部品にかかるストレスは確実に増えています。特に注意すべきは、エンジンオイルの管理と、駆動系内部の定期的な清掃です。

エンジンオイルの管理

エンジンの回転数が高くなるセッティングを施した場合、エンジンオイルの温度上昇も早まり、酸化による劣化も進みます。

ホンダの指定する交換時期よりも少し早めに、例えば3000キロに一度、あるいは半年に一度といったサイクルでオイル交換を行うことが、エンジンの寿命を左右します。

また、使用するオイルも、できればホンダ純正の上位グレードを選択することで、高回転域での保護性能を担保することができます。

燃費の悪化は速くなった代償と理解する

当然のことながら、加速を重視したセッティングにすれば、燃費は純正状態よりも悪化します。

リード125の驚異的な低燃費は、低い回転数を維持する設定によって支えられているからです。駆動系カスタム後は、リッターあたり3キロから5キロ程度の燃費低下は覚悟しておくべきでしょう。

しかし、それと引き換えに得られるストレスのない加速や、流れの速い道路での余裕は、燃費の低下を補って余りある価値をライダーにもたらしてくれます。

最後に統括

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リード125を速くするために、高価でリスクのあるリミッターカットに手を出す必要は全くありません!

2万円という予算を正しく使い、ウエイトローラー、プーリー、ベルト、エアクリーナーという基本に忠実なカスタムを積み重ねることで、このバイクは全く別の、よりエキサイティングな乗り物へと生まれ変わります。

順序としては、まず少額の投資で加速の改善を狙うウエイトローラー交換から始め、次にハイスピードプーリーで全域の底上げを行い、最後に吸気とメンテナンスで仕上げる。

この論理的なステップを踏むことで、改造の失敗を防ぎ、納得のいく結果を得ることができます。

自分で手を加え、セッティングを煮詰めていく過程で、リード125はただの移動手段ではなく、あなたの相棒としての個性を放ち始めるでしょう。

安全運転を第一に考えつつ、自分だけのリード125の新しい走りを、ぜひ楽しんでください。駆動系のカスタムは、一度その面白さを知ると抜け出せないほどの魅力に溢れています。

2万円という予算で、あなたのバイクライフがより豊かなものになることを願っている!

この記事を書いた人
Taku
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二級二輪整備士:大型二輪免許取得:愛車Lead125
125cc専門の情報発信者。各車種のスペックや走行性能、燃費比較からメンテナンスまで知識ゼロから詳しくなれるよう、すべてを“教科書レベル”で徹底解説しています!

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