
バイクツーリングって、行き先が決まっている時は朝からテンションが上がるのに、行き先が決まらない時になると「行くところがない・・」って悩み続けて、ずっとスマホを眺めてる・・そんな経験はないか?
私は何度もありました。。
朝7時に起きてコーヒーを飲みながら地図を眺め、気が付いたら11時過ぎ。「もう遠出は無理か・・」と近所のコンビニまで走って終わり、という悲しい休日・・
でも、そんな経験を繰り返す中で「行き先が決まらなくても、こうすればすぐ走り出せる!」という自分なりのルールや発想法を作りました。
今回はその方法をプロの二級二輪整備士である私が、全て包み隠さずにお伝えします。
これを知っておけば、もう「無駄な午前中」を過ごさずに済むはずだ!
■この記事でわかること
- ツーリングで行き先が決まらない場合はコレをしろ5選!
- バイクで行くところがないけど本心どこか行きたい場合は?
- 行き先が決まらない場合はとりあえずココに行け5選!
- 手ぶらでも行けるおすすめスポット5選!
- 最後に統括
ツーリングで行き先が決まらない場合はコレをしろ5選!

ツーリングに行きたい!バイクにまたがりたい!
せっかくの休日にそう思ってヘルメットを手に取ったものの、ふと考える。「あれ、どこに行こう?」
行先が決まらず、地図を眺めているうちに時間が過ぎていき、結局は「また今度でいいか・・」と諦めてしまった経験はないか?
最高のツーリング日和なのに、行き先が決まらないだけで貴重な時間が過ぎていくのは、本当にもったいないです。
「毎回同じ場所ばかりになってしまう・・」「遠くまで行く気分じゃない・・」「かといって近場も飽きた・・」ライダーの悩みは尽きません。
ここでは、そんなあなたの悩みを解決し、最高の休日を過ごすためのとっておきの方法を伝授します。
バイクを走らせたいだけなら「行き先は後で決める」
昔の私は、ツーリング=目的地があってこそだと思っていました。
でも、ある日「今日は南に走るだけ」とだけ決めて出発してみたら、これがものすごく気持ちよかったんです。
その日は春で、桜が散り始めたころ。風が少し冷たくて、でも日差しはあたたかい。
走っていると左手に小さな看板が見えて、「地元野菜直売所」と書いてありました。寄ってみたら、おばあちゃんがやっている素朴な店で、焼き芋をくれました。
あの日以来、私は「行き先後決め」スタイルを時々やります。結果的に、その日しか味わえない偶然に出会えるのです。
ただ、どうしても行き先が決まらない場合は、コレを使うといいでしょう↓
過去に行った場所の「逆ルート」を走る
ある時、よく行く山道を逆方向から走ってみました。
いつも登っている坂を下ると、視界が一気に開けて遠くに海が見えるんです。これまで何十回も通った道なのに、その景色は一度も見たことがなかった。
途中で立ち寄った小さな駐車スペースからは、夕日が海面に反射してキラキラ光っていました。
「同じ道でも、視点を変えるだけで新鮮になる」——これはツーリングの奥深さの一つです。
信号で曲がる方向をランダムに決める
どこ行こうかな?って時にどうぞ!
ツーリング先をランダムに決めるアプリです
randomTouring ランダムツーリング
Ver.1.2.2https://t.co/FQduyZGuvj#バイク #ツーリング #randomtouring pic.twitter.com/GaKpPUp3Hl— Riders Project /ライプロ (@Riders_Project) February 29, 2020
これは雨上がりの日に試しました。最初の信号は右、次は左、その次は直進…と決めて走ると、住宅街を抜け、田んぼ道を通り、最後は川沿いに出ました。
川辺では釣りをしているおじさんがいて、「バイクで散歩かい?」と話しかけられました。
地元の人しか知らない鮎の解禁日や、近くの食堂の名物まで教えてくれたんです。
こういう出会いは、計画したツーリングではなかなか得られません。
「距離」だけ決める
ある夏の朝、「今日は50kmだけ走ろう」と決めて北へ出発しました。
途中で入った道の駅でかき氷を食べ、帰り道に偶然見つけた古い神社に立ち寄りました。距離を決めるだけのツーリングは、行き当たりばったり感がちょうど良い。
時間も読みやすいので、午後から予定がある日にも使えます。
バイク仲間に連絡してみる
以前、何時間も行き先に悩んだ末、友人に「どこか走る?」とLINEしました。すると「今から峠走るけど来る?」との返事。そこから急いで準備して出発。
1人で考えていたら一歩も動けなかった日が、一瞬でツーリング日になった瞬間でした。
人の存在は、迷いを断ち切るスイッチになります。
バイクで行くところがないけど本心どこか行きたい場合は?

「よし、今日はバイクに乗るぞ!」そう意気込んでみたものの、ふと我に返る。
「あれ、どこ行こう?別にこれといって行きたい場所もないよな・・」、そんな経験、ライダーなら一度はしたことがあるのではないか?
特定の目的もなく、ただ漠然と「バイクに乗りたい・・」「風を感じたい・・」という衝動に駆られること、ありますよね。
どこかに行きたいという気持ちはある。しかし、明確な目的地がない。そんな時、あなたは一体どうしますか?
結局、行先を決められず、自宅でバイクを磨いたり、SNSで他のライダーのツーリング写真を見て「いいな・・」とため息をついたりして、貴重な休日を終えてしまう。
せっかくのバイク、そしてせっかくの時間を、そんな風に過ごしてしまうのはもったいなさすぎる!
目的地がないからといって、ツーリングを諦める必要は1ミリもない!
近場のカフェや道の駅に「一服」だけ行く
「今日はあんまり遠く行く気分じゃないな・・」という時は、家から30分の道の駅に行きます。お気に入りは、山あいにある道の駅。木造の建物と薪の匂いが落ち着くんです。
コーヒーを飲みながら外の駐車場に目をやると、見知らぬバイクたちが並び、それぞれの旅の途中なんだろうなと想像してしまいます。
「給油だけ」のつもりで走り出す
ある冬の日、家でゴロゴロしていたらガソリンが少なかったのを思い出し、給油しに行きました。
帰り道、「ちょっとあの丘の方に行ってみるか・・」と思ったら、雪をかぶった富士山がきれいに見える場所に出たんです。
目的地なしでも、バイクは連れて行ってくれる——そんな日でした。
洗車ついでに少し遠回り
ピカピカに磨いたバイクをすぐにガレージにしまうのはもったいない。ある日、洗車後に海沿いを軽く流したら、夕日とバイクのツーショット写真が撮れました。
写真を見返すたびに、その時の潮の匂いや空気の温度まで蘇ります。
季節限定スポットを探す
春なら桜、夏は向日葵、秋は紅葉、冬は雪景色。
例えば去年の秋、山奥の紅葉スポットに行った時は、落ち葉が風に舞ってバイクの周りを回っていました。
あの瞬間は一生ものの記憶です。
行き先が決まらない場合はとりあえずココに行け5選!

「ツーリングに行きたいけど、どこに行こうか?」
せっかくの休日、晴れ渡る青空を見てバイクのエンジンをかけたものの、ふと行き先に悩んでしまう。そんな経験ないか?
Googleマップを開いてみても、ピンとくる場所が見つからず、結局「また今度でいいか・・」と諦めてしまうのだけはやめたほうがいい。。
ツーリングの行き先を決めるのは、時に旅の最大のハードルになります。特に、毎回同じルートばかりで新鮮味がないと感じていたり、かといって遠出する気分でもなかったりすると、余計に足が重くなってしまいます。
しかし、もう大丈夫です。
宗谷岬(北海道)
北海道の最北端に位置し、「とりあえずここまで来た」という非日常を味わえる場所。信号も少なく、延々と続く道と大空に向けてアクセルを開ける快感は格別です。
日本海オロロンライン(北海道)
小樽から稚内方面へ続く約320kmの海沿いルート。夕焼けに染まる日本海をバックに走る爽快感は、迷いなんて吹き飛ばしてくれます。
ビーナスライン(長野県)
茅野〜美ヶ原高原をつなぐ高原ルートで、標高1,700m級の絶景を走れる日本屈指のコース。霧ヶ峰や女神湖など、途中の景観ポイントもまさにお宝。
伊豆スカイライン(静岡県)
伊豆半島の尾根沿いを走るワインディングで、相模湾・駿河湾、富士山までも眺められるシチュエーション。バイク乗りなら走るだけで満足です。
奥多摩周遊道路(東京都)
首都圏からアクセスしやすく、山岳のワインディングを満喫できる“都会の秘境ルート”。突然の景色にテンションが上がること間違いなし。
これらの場所は、目的地として十分な魅力があるだけでなく、そこからさらに新しい発見や次の目的地が見つかる可能性も秘めています。
完璧な計画を立てる必要はありません。ただ、ここで紹介する場所のどれか一つにバイクの向きを変えるだけで、あなたの休日は一変します。
行き先がないからと諦めてしまう前に、まずは行動して、きっと「ああ、そうか!ここがあった!」と膝を打つようなスポットが見つかるはずです。
さあ、迷っている時間はもう終わりだ。
手ぶらでも行けるおすすめスポット5選!

バイクに乗る時、できるだけ身軽でいたい。これは多くのライダーに共通する願いではないか?
ジャケットを羽織って、ヘルメットを被ればそれで十分。無駄な荷物は一切持ちたくない。
そう思うからこそ、ツーリングの行き先選びにも「手ぶらで行けるか」という視点が重要になってきます。
しかし、「手ぶらで楽しめる場所なんてあんの?」と思っていないか?
カフェやレストラン、道の駅など、荷物がなくても楽しめる場所はたくさんあります。
ここでは、そんな「手ぶらでも楽しめる」をテーマに、目的地に悩むライダーのために、気軽に行けるおすすめのスポットをご紹介します。
(祖谷渓/徳島県)
四国・徳島にある秘境・祖谷渓は、茅葺屋根の里やかずら橋など風情ある風景が広がる場所。アクセス自体が冒険心をくすぐるので、行き場が決まらないときのスパイスになります。
(上高地/長野県)
「日本のヨセミテ」とも呼ばれる美しい高原ハイキング地。標高1,500mを超え、山と清流に囲まれる静謐な空間は、バイクを降りても非日常感が続きます。
(榛名湖/群馬県)
カルデラ湖で、夏はキャンプ、冬は氷と氷上のワカサギ釣りも楽しめる人気のスポット。湖と山に囲まれたゆるやかな時間が流れていて、バイクを停めてしまえばそこが目的地です。
(碓氷峠/長野・群馬県境)
歴史ある旧道沿いの峠道で、180度カーブが連続する峠道がライダーの本能を刺激します。走るだけの刺激がほしい日は、迷わずここへ。
(五島列島/長崎県)
九州の“離島の中の離島”という風情で、自然・教会・絶景・グルメが一体に。バイクで本州からフェリーで渡るだけでも、一気に“旅気分”を味わえます。
迷って動けないなら、とりあえず走り出そう。
上記のスポットは、目的地が無くても「ただ行くだけ」で旅になる名所ばかり。季節や気分にあわせて、いつでも走り出せる気軽さが魅力です。
気になる場所があれば、また深掘りしましょう。
長距離ツーリングやキャンプツーリングももちろん楽しいものですが、時には身軽に、ふらっと気の向くままに出かけるのもまた格別なものです。
「今日は特に荷物も準備していないし、遠出はいいかな・・」と諦めてしまうのはもったいない以外何者でもない!
ここでは、そんな時にこそ訪れてほしい場所ばかりです。
「手ぶら」だからこそ、得られる開放感があります。
余計な荷物がないから、バイクの上でも身動きが取りやすい。駐停車する時も、荷物の心配をする必要がない。ただただ、バイクを操る楽しさだけに集中できるのです。
あなたはもう、荷物の準備に時間を取られることなく、ツーリングに出かけられるようになります。
さあ、ヘルメットとグローブ、財布だけを持って、愛車のエンジンをかけてみよう。
最後に統括

ツーリングの行き先が決まらないのは、やる気がないわけではなく「選択肢が多すぎるから!」
だからこそ、「方角だけ決める」「距離だけ決める」「近場から始める」など、自分なりの即決ルールを持つといいです。
走り出してしまえば、あとは自然に目的地が決まります。ツーリングは目的地に縛られるものではなく、道中そのものを楽しむもの。
悩んでいる時間もいいですが、まずはキーを回して走り出しましょう!
どうしても行き先が決まらない場合は、コレを使おう↓

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二級二輪整備士:大型二輪免許取得:愛車Lead125
125cc専門の情報発信者。各車種のスペックや走行性能、燃費比較からメンテナンスまで知識ゼロから詳しくなれるよう、すべてを“教科書レベル”で徹底解説しています!
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