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PCX160を愛車にするあなたも、一度は「もっと力強い走りができたら・・」と感じたことはないか?
特に街中の坂道や、山道などの追い越し車線ではパワーアップしてパワー不足を補いたいと思うはず。。
多くのオーナーが熱望するこの「パワーアップ化」を実現するためのカスタムこそが、ここで解説するPCX160のフルパワー化です!
この記事では、あなたのPCX160を単なる移動手段から、ストレスフリーな快速ツアラーへと進化させるための具体的な手順を伝授します。
まずは、私たちが打ち破るべきPCX160のノーマル状態の限界と、パワーアップの真の定義を理解するところから始めよう!
■この記事でわかること
- PCX160のフルパワー化の定義とは?
- 初心者でも簡単!手軽にパワーアップする手順
- ECUを最適化!真の「フルパワー化」コア手順
- 駆動力も強化!パワーを確実に伝えるチューニング
- PCX160をパワーアップしてフルパワー化した時の注意事項3選!
- 最後に統括
PCX160のフルパワー化の定義とは?

PCX160で目指すフルパワー化とは、海外仕様のハイパワーモデルに匹敵する性能を引き出すことではありません。

PCX160のような国内向けスクーターは、日本の厳しい排出ガス規制や騒音規制、さらには燃費効率を優先した設計によって、エンジンの持つ本来の能力が意図的に抑えられています。
つまり、フルパワー化とは、これらの設計上の制限をカスタムパーツによって最適化し、PCX160のKF47型エンジンが本来持つ「潜在能力」を安全圏内で最大限に解放することを意味します。
単なる部品交換ではなく、吸気・排気・燃料噴射のバランスを整えることが、真のパワーアップへと繋がるのです。
このチューニングによって、高速域での余裕が生まれ、加速時や坂道でのトルク不足という悩みが一掃されます。
ノーマルPCX160の最高出力とトルクはどれくらい?
PCX160(KF47)の公式カタログに記載されている最高出力は、

出典ホンダ公式
この数値は、160ccクラスのスクーターとしては非常に優秀ですが、あくまで「燃費と快適性を両立した」上での性能です。
シャシダイナモ(馬力測定器)で実測した場合、この数値からさらに数馬力低い値となることが多く、特に高回転域でのパワーの伸びは頭打ちになりやすい傾向があります。
カスタムで目指すべきは、この頭打ちになる回転域をさらに引き伸ばし、ノーマルでは到達できない18PS、20PSといった領域への到達です。
カスタム前のノーマル値をしっかりと把握しておくことが、パワーアップの成果を正確に測定する基礎となります。
パワー不足を感じるシーン(高速道路・街の坂道・二人乗り)

PCX160のオーナーが最もパワー不足を感じるのは、以下の三つのシーンに集約されます。これらの不満を解消することこそが、フルパワー化カスタムの最大の目的です。
✅️一つ目は高速道路
巡航速度の100km/hから、さらにアクセルを開けても、エンジン音だけが大きくなり、期待するような加速が得られないもどかしさを感じるでしょう。
フルパワー化は、この100km/hからの「伸び」を劇的に改善します。
✅️二つ目は街の坂道
たとえ一人乗りであっても、勾配がきつくなると速度が落ち込み、後続車に気を使う場面が増えます。フルパワー化による低〜中速トルクの増強は、このような坂道での巡航速度の維持を容易にします。
✅️三つ目は二人乗り走行時
二人分の重量が加わると、ゼロ発進や再加速時のもたつきが顕著になります。
強化されたトルクは、タンデム時でもストレスのないスムーズな発進を可能にし、同乗者にも快適な走りを提供します。
初心者でも簡単!手軽にパワーアップする手順

PCX160のパワーアップ化は、いきなり複雑なエンジン内部に手を付ける必要はありません!
まずはエンジンの呼吸を楽にする、低コストでリスクの低いカスタムから始めることをお勧めします。
このステップは、後の本格的なECUチューニングの効果を最大限に引き出すための土台作りとなります。
吸気系:エアクリーナー交換による効率向上
エンジンが最大の力を発揮するためには、効率の良い燃焼が必要です!

燃焼には酸素(空気)が不可欠であり、その空気をエンジンへ供給するのが吸気系です。ノーマルPCX160のエアクリーナーは、防塵性能を優先するあまり、吸入抵抗が大きい傾向があります。
ここで導入したいのが、社外品の高性能エアクリーナーフィルターです。
純正品よりも吸入抵抗が大幅に少なくなる
レスポンスが向上します。
交換はカバーのボルトを外すだけで済むため、カスタム初心者でも簡単に行え、5,000円から1万円程度の比較的低コストで体感できるパワーアップです。
排気系:スポーツマフラー導入
吸気効率を上げたら、次は排気効率を高めます。

エンジンの燃焼ガスをスムーズに外へ排出することは、エンジンの負担を減らし、次の吸気を容易にする上で非常に重要です。
社外品のスポーツマフラーは、純正マフラー内部の複雑な隔壁構造を簡略化し、排気抵抗を大幅に低減}
中~高回転域のトルクに貢献し、ノーマルよりも力強い加速感を生み出します。また、カスタムマフラー特有のスポーティな排気音は、ライディングの楽しさを格段に向上させる大きなメリットです。
製品を選ぶ際は、日本の公道での使用を考慮し、JMCA認証(車検対応)のものを選ぶことで、安心してカスタムを楽しむことができます。
点火系:高性能プラグで燃焼効率を高める

フルパワー化のための最も手軽ながら体感しやすいカスタムの一つが、高性能スパークプラグへの交換です。
PCX160では、イリジウムプラグなどの高性能なプラグが定番です。
イリジウムプラグは、中心電極が非常に細いため、より強く安定した火花を飛ばすことができます。
火花が強くなることで、燃料と空気の混合気がより完全かつ素早く燃焼し、エンジンの爆発力が向上「ツキの良さ」として体感され、アクセルレスポンスの向上に直結します。
費用も比較的安価で、交換作業自体も慣れれば容易であるため、仕上げとして非常にお勧めです。
ECUを最適化!真の「フルパワー化」コア手順

吸排気の土台が整ったら、いよいよPCX160のフルパワー化の核心へと進みます。
それは、エンジンの電子制御を操作するECU(エンジンコントロールユニット)の最適化です。
■ECUとは?
ECUとは、Engine Control Unit(エンジンコントロールユニット)の略称で、エンジンの制御装置のことです。インジェクション搭載のバイクはECUでエンジンの各機構がコントロールされていますが、制御値はメーカーや車種によって異なります。通常、バイクが正常にパワーを引き出せるよう、出荷時は各機構が最適な制御値にプログラムされています。
出典グーバイク
これを行うことで、ステップ1のカスタム効果を最大限に引き出し、真の意味でのパワーアップを実現します。
ECUとサブコン導入

吸排気系をカスタムすると、エンジンに入る空気の量が変わります。
しかし、PCX160のノーマルECUは、その変化を読み取れず、純正の空気量に合わせた燃料しか噴射しません。
その結果、空燃比(A/F)が崩れ、かえってエンジン本来の性能が出し切れない状態になってしまいます。
ここで登場するのが、サブコンピューター(サブコン)です!
サブコンは、ECUからの信号に介入し、吸排気カスタム後の空気量に合わせた、理想的な燃料噴射量や点火時期にリアルタイムで補正を行います。
サブコン機能付きECUを導入することで、エンジンは常に最適な空燃比で燃焼できるようになり、ロスなく爆発的なパワーを生み出すことが可能となります。

私が自信をもっておすすめするEZ+plusのECUはPCX160の潜在能力を解放し、真のフルパワー化を達成するための必須アイテムです!
レブリミッター解除とフルパワー化
サブコンを導入する最も大きな目的の一つに、レブリミッター(回転数リミッター)の解除があります。

ノーマルPCX160のECUには、エンジンの安全性を守るために回転数の上限が設定されています。最高速に達する手前でこのリミッターが作動し、それ以上のパワーが出ないように制御されてしまうのです。
サブコンの設定を変更することで、このレブリミットを安全圏内で引き上げることが可能になります。
レブリミットが解除されることで、エンジンのパワーバンドをより長く、より高い回転域まで使えるようになり、これが最高速の伸びに直結します。
さらに、高回転域を維持しやすくなることで、駆動系カスタムの効果も最大限に発揮できるようになるのです。
パワーアップされた燃費を両立させるサブコンのセッティング
サブコンは「取り付けたら終わり」ではありません!
サブコンには様々な調整用「マップ(設定)」が用意されていますが、あなたのPCX160に組み込んだマフラーやエアクリーナー、そしてウェイトローラーのセッティングに合わせて、燃料噴射量をきめ細かく調整する作業が不可欠です。
特に重要なのが、シャーシダイナモを使ったA/F(空燃比)測定です!

PCX160/シャーシダイナモでパワーチェック
これにより、走行中の各回転域での空燃比が理論空燃比(最も効率よくパワーが出る割合)からずれていないかをチェックし、サブコンの設定を最適化(燃調)します。
このマップ調整を怠ると、燃費が悪化するだけでなく、最悪の場合、エンジン内部が異常に高温になり焼き付きなどの重大な故障に繋がるリスクがあります!
真のフルパワー化とエンジンの安全性を両立させるためには、信頼できる専門ショップに依頼して、現車合わせのセッティングを行うことが何よりも重要です。
駆動力も強化!パワーを確実に伝えるチューニング

エンジンパワーが劇的に向上したら、次はそれをタイヤに伝えるCVT(駆動系)のチューニングです。
PCX160のパワーアップは、エンジンパワーの向上と、そのパワーを無駄なく伝える駆動系カスタムの両輪が揃って初めて完成します。
強化クラッチスプリングとセンタースプリングで加速力を向上
フルパワー化されたエンジンの力を無駄なく路面に伝えるためには、スプリングの調整も重要です。

強化クラッチスプリングは、クラッチが繋がる回転数(ミートタイミング)を引き上げます。
これにより、発進時にエンジンがより高いトルクを出してからクラッチが繋がるようになりゼロ発進時のもたつきが解消し、鋭いスタートダッシュが可能になります。
また、強化センタースプリングは、プーリーの変速をサポートする役割があります。
加速時にベルトが適切に変速比を保つようになり、高負荷がかかった際の「変速抜け」や「トルクの谷」の発生を防ぎ、エンジンパワーを効率よくタイヤに伝え続けます。
これらのスプリング強化は、特にタンデム走行や坂道発進での「駆動力」の向上に大きく貢献します。
目的に合わせた駆動系の選び方
駆動系チューニングの醍醐味は、自分のライディングスタイルに合わせてセッティングを変えられる点です。
あなたのPCX160の用途が街乗り中心か、ツーリング中心かによって、WRの重さやスプリングの強化度合いを変えることが、失敗しないカスタムの秘訣です。
PCX160をパワーアップしてフルパワー化した時の注意事項3選!

PCX160のフルパワー化カスタムは非常に魅力的ですが、性能向上と引き換えに、必ずいくつかのリスクを負うことになります。責任あるカスタムを行うためにも、以下の3つの注意点をしっかりと理解しよう!
エンジンや駆動系の耐久性低下
エンジンを純正の安全マージンを超えた高回転・高出力で常用するということは、必然的に内部パーツの摩耗を早めます。
特にエンジンオイルは、高熱と高負荷にさらされるため、ノーマルよりも交換サイクルを短くする
定期的な点検と交換は必須です。
これらのメンテナンスを怠ると、最悪の場合、エンジンや駆動系のオーバーホールという高額な修理が必要になるため注意が必要です!
パワーに見合った足回り(ブレーキ・サス)強化の必要性
エンジンのパワーが上がれば、バイクの最高速度と加速力が向上します。これはつまり、危険な速度域で走行する時間が長くなることを意味します。
フルパワー化を施したPCX160で最も優先すべきは、「止まる力」の強化です。
高性能なブレーキパッドや、場合によっては大径ブレーキディスクへの交換は、安全性を確保するための必須投資です。
また、高速域での車体の安定性を高めるため、強化サスペンションへの交換も強く推奨します。パワーアップは攻撃、足回り強化は防御です。
この攻撃力に見合った防御力があってこそ、安全で楽しいライディングが実現できます。
費用対効果とカスタム費用の総額
フルカスタムを行うと、パーツ代と工賃、そして最も重要なECUの現車合わせセッティング費用を含め、総額は25万円から35万円程度になることを覚悟しておく必要があります。
この費用をノーマルPCX160の本体価格(新車)と比較すると、決して安価な趣味ではありません。
カスタムによる性能向上はカスタムに踏み切る前に、ご自身の財布と、カスタム後の維持費も含めた費用対効果をしっかりとシミュレーションすることが重要です。
最後に統括


PCX160のフルパワー化は、単にスピードを上げるだけのカスタムではありません。それは、日常の走行で感じていた全てのストレスを解消し、ツーリングの可能性を広げるための、価値ある投資です。
吸排気、ECU、駆動系の三位一体のカスタムこそが、あなたのPCX160を真の快速ツアラーへと進化させる唯一無二の手順です。
フルパワー化したPCX160があなたにもたらす最大のメリットは、「安心感」と「行動範囲の拡大」です。
高速道路での長距離巡航が格段に快適になり、山間部のツーリングでも力強いトルクがあなたを支えてくれます。
もう、大型トラックに道を譲る必要も、上り坂でエンジンに鞭打つ必要もありません。
PCX160本来の持つポテンシャルを解放し、日本のどこまでも快適に走れる、あなただけの最高のバイクライフを手に入れてください。
カスタムは自己責任ですが、その先には必ず、ノーマルでは味わえない最高の満足感が待っています!
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