クロスカブ110で2人乗りする時シートは高品質!申請必要?

ホンダ車

※このページのリンクにはプロモーションが含まれています。

Taku
Taku

クロスカブ110で、パートナーと一緒にタンデム(2人乗り)を楽しみたいと考える場面も増えてくるもの。

そこで多くのオーナーが直面するのが、標準仕様ではタンデムシートが備わっていないという現実と、法律的に何か特別な申請が必要なのか?という疑問。。

そして何より小さな車体で2人乗りをしてケツが痛くならないのかという不安だ。クロスカブ110で2人乗りを快適かつ安全に楽しむためには、質の高いシート選びと正しい法律知識が欠かせない。

このコンテンツでは、クロスカブ110でのタンデム走行にまつわる申請の有無から、同乗者が感動するような高品質シートの選び方、そして疲れないための工夫まで、圧倒的な情報量で徹底的に解説していきます!

■この記事でわかること

  • クロスカブ110で2人乗りは可能!ただし条件あり
  • 2人乗りに申請や構造変更は必要?
  • 2人乗りを快適にする高品質シート選びのポイント
  • クロスカブ110におすすめの高品質シート3選
  • 2人乗り走行時の運転のコツと注意点
  • 最後に統括

クロスカブ110で2人乗りは可能!ただし条件あり

Taku
Taku

まず結論から言うと、ホンダのクロスカブ110は設計段階から2人乗りを想定したモデルであり、適切な装備を整えればタンデム走行が可能です。

原付二種というカテゴリーは、法的に2人乗りが許可されている排気量だからです。しかし、物理的に可能であることと、法的に許可されることにはいくつかのハードルがあります。

特に、運転者自身がクリアしなければならない条件と、車両側が満たしていなければならない条件の2軸で考える必要があります。

これらを無視して走行すると、道路交通法違反に問われるだけでなく、万が一の事故の際に保険が適用されないといった深刻なリスクを招くことになります!

免許取得から1年以上が必要

道路交通法において、一般道路で2人乗りをするためには、普通二輪免許または大型二輪免許を取得してから通算1年以上が経過していなければなりません。

一般道路においてバイクの二人乗りをするには、二輪免許を取得してから1年以上が経過していることが条件です。二輪免許取得後1年間の初心者期間では、二人乗りをすることができないので、あらかじめ注意が必要です。

出典2りんかん公式

これは、バイクの運転に十分慣れ、同乗者の体重移動や制動距離の変化に対応できるスキルが備わっていると判断される期間です。

クロスカブ110に乗るために必要な小型限定普通二輪免許であってもこのルールは同様です。もし、過去に原付一種の免許しか持っておらず、新たに二輪免許を取得したばかりであれば、その日から1年間はタンデム走行を控えなければなりません。

車検証と届出済証の乗車定員を確認しよう

次に確認すべきは、バイク自体の登録状況です。

クロスカブ110の現行モデルであるJA60型や、先代のJA45型は、基本的にメーカーからの出荷時点で乗車定員が2名として形式認定を受けています。

これは、車両の登録書類である標識交付証明書を確認すれば一目瞭然です。乗車定員の欄に2名と記載されていれば、法的には2人で乗るための設計が公的に認められている状態です。

ここで注意したいのは、同じカブシリーズでも50ccモデルは、法的に1人乗り専用であるため、たとえシートを付けても2人乗りはできません。

2人乗りに申請や構造変更は必要?

Taku
Taku

多くのオーナーが最も不安に感じるのが、陸運局や役所への申請や構造変更の手続きが必要かどうかという点。。

ネット上の古い情報や、大型バイクのカスタム事例などを見ていると、定員変更には複雑な検査が必要だという記述を目にすることがありますが、クロスカブ110の場合はどうなのか?

基本的には申請不要!その理由

クロスカブ/2人乗り申請

結論から言えば、一般的な国内仕様の正規販売モデルのクロスカブ110であれば、タンデムシートを後付けする際に改めて申請を行う必要はありません。

なぜなら、車両の製造時点で2人乗り用のタンデムステップが既にスイングアーム付近に装備されており、前述の通り車検証上の定員も最初から2名となっているからです。

市販されているタンデムシートは、あくまで既存の荷台部分に装着するアクセサリーパーツという扱いになります。

したがって、純正のリアキャリアに適合するピリオンシートを購入して固定するだけで、法的には何ら問題なく、届け出もなしにタンデム走行を開始できます。

【注意】1人乗り用として登録されている場合

ただし、ごく稀に注意が必要な例外ケースも存在します。

例えば、海外からの並行輸入車として販売されている個体や、前オーナーが意図的に1人乗り用として登録変更を行っているような特殊な車両の場合です。

もし手元の書類上の乗車定員が1名となっているならば、どれほど立派なシートとステップを装着しても、そのまま公道を走れば定員外乗車という違反になります!

その場合は、管轄の自治体で乗車定員を2名に戻す手続きを行わなければなりませんが、通常のホンダ正規販売店で購入したノーマルのクロスカブ110であれば、こうした煩雑な手続きは一切不要ですので安心してください。

2人乗りを快適にする高品質シート選びのポイント

Taku
Taku

法律面の問題がクリアになったところで、次に解決すべき最大の課題は同乗者の快適性です。

クロスカブ110のリアキャリアは非常に頑丈で、数十キロの荷物を積むには最適ですが、それはあくまで荷物のための設計です。

キャリアの表面は硬いスチール製であり、ここに安価で薄いクッションを載せるだけでは、走行中の激しい振動がダイレクトに同乗者の腰や背骨に伝わります。

高品質なシートへの投資こそが、実は外装カスタムよりも優先順位が高いといっても過言ではありません。

なぜ高品質なシートが必要なのか?

高品質なシートとは、単にブランド名がついているだけのものではない!

内部のウレタンフォームの密度が計算されており、体重を分散させる能力に長けていること、表皮の耐久性が高く雨や紫外線に強いこと、そして走行中の姿勢を安定させるグリップ力に優れたものを指します。

クロスカブ110は空冷単気筒エンジンを搭載しているため、エンジンの回転数が上がると特有の微振動が発生します。タンデムライダーが座る位置は後輪の真上に位置するため、路面のギャップを拾った際の突き上げもライダーより強く受けやすい構造になっています。

これらの不快な要素を遮断し、包み込むような座り心地を提供できるのが、高品質シートの価値なのです。

ケツが痛くならないクッション性と厚みの重要性

高品質なシートは、厚みがあるだけでなく、その中身に違いがあります。

安価なシートは柔らかすぎるスポンジを使っていることが多く、座った瞬間に底付きを起こしてしまいます。

一方で、評判の良い高品質シートは、沈み込みすぎない適度な反発力を持っており、長時間座っていても血流を阻害しにくい設計が施されています。

つまり、優れたクッション性を持つシートを選ぶことは、同乗者の快適性だけでなく、バイク全体の走行安定性と安全性を確保することに直結しているのです。

2人乗りの安全を守るグリップや背もたれの有無

さらに、高品質なシートは安全性にも深く寄与します。

日本の法律では、2人乗り用の座席には、同乗者が体を保持するためのグリップまたはシートベルトを備えることが義務付けられています。

クロスカブのリアキャリアのフレーム自体を掴むことも可能ですが、冬場に冷たかったり、位置が低すぎて掴みにくかったりすることも多いです。

高品質なタンデムシートは、シート自体にしっかりとしたベルトが装備されていたり、背もたれが体格にフィットしているよう工夫されていたりします。

特に加速時やブレーキ時に同乗者の体が前後へ不用意に滑ってしまうのを防ぐアンチスリップ表皮を採用しているモデルは、運転者との一体感を高め、疲労軽減にも大きく貢献します。

クロスカブ110におすすめの高品質シート3選

Taku
Taku

ここからは、実際に多くのクロスカブオーナーが愛用し、高い評価を得ている高品質なタンデムシートを厳選して紹介。

定番:ホンダ純正ピリオンシート

最も安心感があり、多くのユーザーに選ばれているのがホンダ純正のピリオンシートです。

メーカーが車両に合わせて開発しているため、リアキャリアへのフィッティングは完璧で、ガタつきなどは一切ありません。デザインもクロスカブの標準シートと同じ質感の表皮が使われており、装着した際の一体感は群を抜いています。

Taku
Taku

私が自信を持っておすすめするホンダ純正シートはこちら!

快適性重視:SP武川ピリオンシート

とにかく同乗者を疲れさせたくないという方におすすめなのが、カスタムパーツの老舗であるSP武川製のピリオンシートです。

この製品の最大の特徴は、純正品を大きく上回るクッションの厚みと、お尻を包み込むようなワイドな座面設計にあります。

特殊なウレタン素材を採用しており、カブ特有の突き上げ感を劇的に軽減してくれます。

Taku
Taku

私が自信を持っておすすめするSP武川のシートはこちら!

デザイン性:Kijimaのダブルシート

個性的な外観を目指すなら、キジマから発売されているロングシートタイプも選択肢に入ります。

これはリアキャリアを覆い尽くす、あるいはキャリア自体を交換してメインシートから後部座席までをフラットに繋げるタイプです。

見た目が往年のレトロバイクや海外仕様のカブのような雰囲気になり、一気にオシャレ度が増します。座面が広く平らになるため、同乗者の座る位置の自由度が高まり、体格の大きなペアでも窮屈さを感じにくいのがメリットです。

Taku
Taku

私が自信を持っておすすめするKijimaのダブルシートはこちら!

2人乗り走行時の運転のコツと注意点

Taku
Taku

同乗者を乗せている時の運転について触れておきます。110ccのバイクにとって、大人一人の体重が加わることは大きな負荷の変化です。

✅️ブレーキの効きが甘くなる

まず、ブレーキの効きがソロ走行時よりも明らかに甘くなります。

制動距離が伸びることを想定し、早めのブレーキングを心がけてください。また、上り坂では加速が鈍くなるため、ギヤチェンジを早めに行い、エンジンに無理をさせない走りが求められます。

✅️タイヤの空気圧確認

そして、2人乗りをする前には、必ずタイヤの空気圧を確認してください。

スイングアーム付近に貼られているステッカーには、1人乗り時と2人乗り時の推奨空気圧が記載されているはずです。荷重が増える2人乗りでは、空気圧が低いとタイヤが過度にたわみ、燃費の悪化やハンドリングの不安定さを招きます。

高品質なシートを装着していても、タイヤの状態が悪ければ乗り心地は改善しません。安全な旅を支えるのは、足元からのメンテナンスであることを忘れないでください。

最後に統括

Taku
Taku

クロスカブ110での2人乗りは、法的なルールさえ守っていれば、特別な申請手続きなしで手軽に始められる最高の遊びです。

しかし、その手軽さに甘んじて、ただシートを載せるだけでは、同乗者に辛い思いをさせてしまうかもしれません。

高品質なシートを選ぶことは、同乗者への思いやりであると同時に、運転者の集中力を維持し、安全に目的地へ辿り着くための安全装備でもあります。

純正の安心感を選ぶか、圧倒的なクッション性を取るか、あるいはロングシートでスタイルを一新するか。自分のライフスタイルと同乗者の好みに合わせた最高のシートを見つけてください。

そして、ステップやボックス、インカムといったプラスアルファの装備で脇を固めれば、クロスカブは2人にとって世界で一番快適な魔法の絨毯に変わります。

ソロ走行では自分自身の限界に挑戦する楽しみがありますが、タンデム走行には喜びを分かち合うという別の深い魅力があります。

しっかりと準備を整えたその先には、1人では決して辿り着けなかった、笑顔あふれる素晴らしい景色が待っているはずだ!

■関連記事はこちら

この記事を書いた人
Taku
Taku
二級二輪整備士:大型二輪免許取得:愛車Lead125
125cc専門の情報発信者。各車種のスペックや走行性能、燃費比較からメンテナンスまで知識ゼロから詳しくなれるよう、すべてを“教科書レベル”で徹底解説しています!

コメント