家庭でアウトドアで、ホクホクの焼芋を愉しみましょう! 南部鉄器は江戸時代より続く岩手県の伝統こ工芸品です。 代表的な製品は鉄瓶ですが、鍋やプレートなど様々なアイテムが作られています。 この『南部鉄器 石焼き芋鍋 ドーナツ型 両手鍋 CA-36』は、煙突が直火からの熱を 鍋全体にいきわたらせます。突起の上に芋が乗るので芋の下も熱風が通り抜ける形状です。 ● ご質問の多い IH対応 について 鉄鍋はIH調理器でご使用いただけます。しかしIH調理器は進化が著しく、 よりハイパワーとなっており、使い方によっては以下の事が起こります。 1. 常温からいきなりハイパワーをかけることで、底面に変形が生じる場合がございます。 また、ごく稀に割れが生じる場合もございます。 2. また、【中】以下でご使用の場合でも、経年使用や使用頻度によって 底面が変形を起こす場合もございます。 ご注意ください ・変形によりガタツキが見られた場合はIHでのご使用はおやめ下さい。 ・割れが生じた場合はご使用にならないでください。 南部鉄器は耐久年数が何十年と言う息の長い商品ですが、 IHの急激なハイパワーに対しては上記のような変形が起こる可能性もあり、 残念ながら何十年も使用可能だとは言い切れません。 予めご了承の上ご検討ください。(IH使用できない為の返品は受け付けません) 息の長い鍋としてお使いいただくためにも、 徐々にパワーを上げて行くことをおすすめいたします。 ※このご説明は一般家庭用のIHについてとなります。(2012年11月1日現在) ● 鉄鍋のお手入れ方法・・・新品鉄鍋の使い始め 新品の鉄鍋は表面に油膜がありませんので、 一度下記手順で『鍋ならし』をすることで、焦げ付きにくくなります。 ▼STEP1 洗剤を使わずに温水で軽くすすぎ、水気をふく。 ※水気をふくならキッチンペーパー等ではなくクロス(布)がおすすめ ▼STEP2 強火にかけて水気を除去。 次第に水が蒸発し鍋肌が乾くので、乾いたらすぐ加熱を止める。 ▼STEP3 鍋に大さじ1程度の食油(オリーブオイル等)を入れ点火し、野菜の切れ端等 をしんなりするまで炒める。※油を入れるのは点火前! 鍋肌全体にまんべんなく油をなじませたら野菜くずを捨てる。 ▼STEP4 洗剤を使わずにタワシで洗う。(なじんだ油が落ちてしまうため) ※亀の子タワシやナイロンブラシをおすすめしています ▼STEP5 火にかけて水気を除去し火を止める。 (鍋肌が乾いていくのが見える。鍋の大きさで違ってくるがおよそ30秒程度) ※これで調理開始の準備ができました。 ※フタは温水で洗って水気をふきとる程度で十分です。 ● 鉄鍋をサビさせずに使うために ※内側ホーロー仕上げ鍋の以外の鉄鍋のお手入れ方法となります。 ・洗剤やクレンザーを使わない 鍋肌の油分がなくなるとサビやすく、こびり付きやすくなります。 ・温水を使い、亀の子タワシなどで洗う スチールタワシは傷が付くので厳禁。 ・空炊きは30秒程度 空炊きしすぎると鍋肌が痛みサビやすくなります。 ・料理をいれたまま濡れたまま放置しない 水分や塩分でサビやすくなります。 ・食事後すみやかに鍋を洗ってかわかす 食事後最初に鉄鍋を洗うことを習慣に。 冷めきってしまうと水分や塩分でとサビやすくなります。 ・できるだけ頻繁に使用する 毎日使うことでサビにくく、より使いやすくなるのが鉄鍋の特性でもあります。 ・鍋肌が乾いていたら油分補給 植物性のオイル(オリーブオイル等)を塗る。揚げ物をするのも有効です。 ・保管は風通しのいいところに シンク下等は湿気が多いので避けましょう。 ・赤い点々がでたら、「鉄鍋ならし」 【4:タワシで洗って】→【5:乾かし】→【3:野菜の切れ端を炒めて油をなじませる】を 点々が消えるまで数回繰り返してください。 【鉄蓋のお手入れ方法】 調理後すみやかに洗ってかわかす 蓋が温かいうちに温水で洗うと水気をふいただけで乾いていきます。 【その他の取り扱い上の注意】 ・調理すると食材が黒ずむことがある 食材に含まれるタンニンやフラボノイド系色素と鉄分が反応して黒くなることがあります。 自然界で起こる化学変化ですので、健康に害はありません。 ・空炊きをしすぎたらそのまま冷めるのを待つ 水をかける等で鍋を急冷すると強い水蒸気が上り火傷の危険があり、 鍋が割れる場合もありますので、そのまま冷めるのを待ってください。 ・加熱中は素手で触らない 加熱中は鍋が大変熱くなりますので素手では触らず、必ずミトン等の鍋つかみを
ご使用ください。フタや取っ手も熱くなるのでご注意ください。 ・調理中は鍋のそばを離れない。 鍋から離れる際は火を消してから離れましょう。 ・縁まで水等を満たした状態で使用しない。 満水状態で使用すると吹きこぼれやすくなりますので、 縁から8分目くらいまでの水位以内で使用してください。 ・鍋本体をコンロにのせる際、ガタツキがないようにのせる。 ガスコンロで使用する際は、鍋をコンロの中央部にしっかりと乗せ ガタつきが無い状態で使用する様にしてください。 ・乱暴に落としたりしない 過度の衝撃を加えると割れる場合がありますのでご注意ください。 ・用途以外に使用しない 鉄鍋は調理器具ですので、用途以外の使用は避けましょう。 「南部鉄器 石焼き芋鍋 ドーナツ型 両手鍋 CA-36」のスペック | メーカー商品名 | みよちゃんちの焼芋鍋 大 | メーカー名 | 及源鋳造株式会社 | メーカー品番 | CA-036 | サイズ | 縦254×横330×全高135mm (内径240×深さ75mm) | 重量 | 4.85kg前後 | 材質 | 鋳鉄・カシュー塗装 ※鋳造の性質上、サイズ・重量に多少の個体差があります。 | ● 創業嘉永5年 鋳物と向き合った160年、、、 及源鋳造株式会社について 岩手県奥州市の鉄器の歴史は、奥州藤原氏が平泉に栄えた時代(1090年頃)に始まります。 平泉の王・藤原清衡は現在の奥州市の東に位置する江刺区豊田の城主でした。 そしてこの地に江州(現在の滋賀県)から鋳物職人を呼び寄せ、鋳造業を根付かせ、 その後中尊寺の梵鐘などを製造させました。 平泉は2011年にユネスコの世界遺産に登録されましたが、 その文化の流れをくんだ地場産業として、この地に鋳物集団があります。 及源鋳造は、明治/大正時代は及川源十郎鋳造所と言い、 昭和22年に法人化されて及源鋳造株式会社となり現在に至っています。 高度経済成長を経て工場には鋳造機械が導入され、全てを手作りで作り続ける時代は 終わり、デザイナーを活用した商品の力強さのおかげでオイルショックを乗り切りました。 海外へは昭和40年代に商社経由で輸出が始まり、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなどへ 流通しています。最近では、自社でマーケティングを行い直接輸出も、スタートしました。 もはや進化はないだろうと思われていた900年の歴史をもつ南部鉄器に、 「上等鍋(特許取得)」が新製品として登場したのは、平成15年。 工場の段取りを見直し職人のスキルを掘り下げた結果美しい鋳物を作り出していたことが、 「上等鍋」の下地となっています。 2011年3月11日の東日本大震災では、建物も工場も大きくダメージを受けましたが、 創業以来幾多の困難を乗り越えてきた及源鋳造は、皆様のお力添えにより また、社員の頑張りにより、今もコツコツと鋳物と向き合うことをさせていただいています。 |