【決まらない人!】バイクの選び方チャートを見て判断しろ!

豆知識
Taku
Taku

「バイクが欲しい!」――そう思った日から、心はバイク一色になるでしょう。

バイク雑誌を買い込み、通勤電車の中ではスマホでひたすら「バイク 決まらない」、「バイク 選び方」と検索する日々。

しかし、そんな熱意とは裏腹に、いざ「これだ!」という一台に巡り会えず、いつしかあなたは「バイク選びが決まらない・・」という負のスパイラルにハマる。。

なぜ、これほどまでにバイク選びは難しいのか?

このコンテンツでは、そんな「バイク選びが決まらない病」の特効薬として解説。

あなたの悩みの根本原因を解き明かし、直感的に答えを導き出すための診断チャートや、プロの二級二輪整備士である私が教える選び方の秘訣、さらにはタイプ別の車種診断まで、バイク選びのすべてを網羅的に解説します。

もう迷うのは金輪際やめよう!

■この記事でわかること

  • バイク選びが決まらないライダーの解決法!
  • バイク選びはチャートを見ればわかる
  • それでも決まらない奴はバイク選び診断!
  • 自分の性格からバイク診断するのもアリ
  • これだけ言っても決められない!?3つの最終手段・・
  • 最後に統括

バイク選びが決まらないライダーの解決法!

Taku
Taku

バイク選びが決まらないのには、必ず理由があります。

あなたの悩みの根本にある原因を特定し、そこから解決策を探っていきましょう。

現代は、あらゆる情報が簡単に手に入るようになりました。これは一見便利なようで、バイク選びにおいては大きな障害となります。

情報弱者になるな!

ネットの掲示板やSNSでは、様々なライダーが自分の意見を述べています。

「〇〇は初心者には重すぎる」「△△はカスタムの余地がない」といったネガティブな意見に触れるたび、あなたは「やっぱりやめておこうかな・・」と二の足を踏んでしまいます。

つまり、情報に振り回される情報弱者にはなるなと声を大にして言いたい!

しかし、重要なのは「あなた自身がどう感じるか・・」です。

他人の主観的な意見が、あなたのバイク選びを邪魔していませんか?

理想ばかり膨らませるな!

プロのインプレッション動画や美しい写真を見ると、「自分もこんな風に颯爽と乗れるはず」と、現実離れした理想を抱いてしまいます。

しかし、バイクは実際に乗って初めてその真価がわかります。

カタログスペック上の最高速や馬力ばかりに気を取られ、街乗りでの扱いやすさや足つきといった現実的な要素を忘れていませんか?

本質的なニーズを明確にしろ!

「かっこいいバイクが欲しい・・」という漠然としたイメージは誰もが持っています。

しかし、その「かっこいい」が何を意味するのか?、自分でもわかっていないことが、バイク選びの停滞を招きます。

「通勤にも使いたいけど、キャンプツーリングにも行きたい。週末は峠も攻めたいし、たまには高速道路で遠出もしたい・・」と、すべての用途を満たす完璧な一台を探していないか?

残念ながら、一台のバイクで全ての要求を100%満たすことはできません!すべての用途で「そこそこ」なバイクか、「ある用途に特化」したバイクか、どちらを選ぶのかを明確にする必要がある。

バイクに何を求めているのか?を理解しろ!

なぜ、あなたはバイクに乗りたいのか?風になりたい?という漠然とした憧れなのか?

それともメカニカルな美しさに惹かれるのか?それとも、非日常を体験したいのか?

自分がバイクに何を求めているのかを理解できないと、どのバイクが自分に合うのかを判断するのは困難です。

「失敗したくない」というマインドは捨てろ!

バイクは決して安くない買い物です。一度購入したら簡単に乗り換えることはできません。

そのため、「後悔したくない・・」「失敗したくない・・」という心理が働き、いつまでも決断できなくなってしまいます。

「このバイクはデザインは完璧だけど、燃費が・・」「このバイクは足つきは良いけど、高速道路での安定性が・・」と、減点方式でバイクを探していませんか?

バイク選びは、「加点方式」で考えるべきです。そのバイクの「良い点」をどれだけ愛せるか、という視点で選ぶと、決断がしやすくなります。完璧な一台は存在しないのです。

これらの問題を解決するためには、一度情報をシャットアウトし、自分自身の内面と冷静に向き合うことが不可欠です。

次に紹介するチャートは、そのための強力なツールとなるでしょう。

バイク選びはチャートを見ればわかる

Taku
Taku

膨大な車種の中から自分に合った一台を見つけるための第一歩は、「はい」か「いいえ」で答えられる簡単な質問に答えて、自分のバイクライフの方向性を明確にすることです。

以下のチャートは、あなたの潜在的なニーズを掘り起こし、最適なバイクのジャンルを導き出すためのものです。

【バイク選び解決】フローチャート

✅️あなたはどこでバイクに乗ることが多い?

A B C
街中、市街地がメイン 郊外、高速道路を使った遠出がメイン 未舗装路や林道、悪路にも興味がある
→原付・原付二種 →ビッグスクーター →オフロード系

✅️バイクに最も求めるものは?

A B C
とにかく経済性。維持費を抑えたい 利便性。操作が簡単で、荷物もたくさん積みたい かっこよさ。見た目も重視したい
→原付・原付二種 →125ccスクーター →ネイキッド・ストリート系

✅️どのようなツーリングが好み?

A B C
景色を楽しみながら、ゆったりと走る ワインディングロードを軽快に駆け抜けたい 長距離を快適に、疲れずに移動したい
→125ccスクーター →スーパースポーツ系 →ビッグスクーター

✅️最も重視する要素は?

A B C
未舗装路での走破性 舗装路も長距離移動しつつ、未舗装路も走りたい テクニックや技を磨きたい
→スーパースポーツ系 ストリートファイター系 →オフロード系

✅️どのようなスタイルが好き?

A B C
独特の鼓動感と重厚感 シンプルでクラシカルな、懐かしい雰囲気 古風で旧車が好み
→アメリカン →レトロ系 →ネイキッド・ストリート系

✅️どのようなデザインが好き?

A B C
レーシーなフルカウル、サーキット走行も視野に エンジンが剥き出しのシンプルさ とにかく、街乗りでの扱いやすさ
→スーパースポーツ系 →ネイキッド・ストリート系 →125ccスクーター

診断結果とバイクジャンルの徹底解説

チャートをたどって導き出されたジャンルは、あなたのバイク選びの方向性を示しています。

それぞれのジャンルの特徴をさらに深く理解しましょう。

125ccスクーター・ビッグスクーター

燃費が非常に良く、車検不要で維持費が格段に安い。小回りが利き、街乗りや近距離の通勤・通学に最適。

とにかく安くバイクに乗りたい人。日常の足として、経済性と利便性を最優先する人。

オートマチックでクラッチ操作が不要。メットインスペースや荷物を置くフックなど、積載性に優れる。雨の日でも足元が汚れにくい。

誰でも気軽にバイクに乗りたい人。買い物や通勤など、実用性を重視する人。

ネイキッド・ストリート系

エンジンが剥き出しのシンプルなデザインが魅力。街乗りからツーリングまで、オールマイティにこなせる万能型。カスタムの自由度も高い。

デザインにこだわりたい人。様々な用途でバイクを使いたい人。

スーパースポーツ系

レーシングマシンからフィードバックされた高性能エンジンと軽量な車体、そして流線形のフルカウルが特徴。加速性能、コーナリング性能に優れる。

スピードやサーキット走行に憧れる人。非日常的な刺激を求める人。

ストリートファイター系

スーパースポーツのエンジンをネイキッドの車体に搭載したようなジャンル。ハイパワーでありながら、アップハンドルで街乗りでの扱いやすさも兼ね備える。

パワーを求めているが、スーパースポーツのレーシーな前傾姿勢が苦手な人。

アメリカン

低く構えた車体とゆったりとしたライディングポジション。Vツインエンジンなどが奏でる独特の鼓動感が魅力。

スピードよりも、バイクに乗ること自体をゆったりと楽しみたい人。個性的なスタイルを求める人。

レトロ系

最新の技術や安全装備を備えながら、クラシックバイクのようなレトロな外観を持つジャンル。

懐かしい雰囲気やデザインが好きだが、古いバイクのメンテナンスが不安な人。

オフロード系

荒れた路面や林道など、未舗装路を走ることに特化したバイク。

軽量でシンプルな車体と、悪路での走破性が非常に高い。バイクで自然の中を走り回りたい人。

それでも決まらない奴はバイク選び診断!

Taku
Taku

上記のチャートを使っても、まだ「これだ!」と決められないあなたは、おそらく複数の選択肢に興味があり、それぞれのメリット・デメリットを比較しすぎている状態です。

そんなあなたは、一度理性から離れ、より深い自己分析が必要です。

【究極の二択】あなたが本当に求めるものは?

以下の問いに、あれこれ考えず、直感でどちらか一つを選んでみよう!

✅️バイクに何を求める?

  • スペック上の高性能(速さ、軽さ、馬力)や、最新の技術
  • 乗っているときの高揚感や鼓動感、バイクとの一体感

✅️バイクに何を求める?

  • 多機能で便利、実用性の高さ
  • 不便でも、その不便さも含めて楽しむ個性

✅️バイクに何を求める?

  • 多くの人が「すごい」と認める普遍的な価値
  • 自分だけが「最高」だと思える唯一無二の価値

✅️バイクに何を求める?

  • 乗り換えることを前提とした、とりあえずの一台
  • 一生を共にする、最後の相棒

✅️バイクに何を求める?

  • 機能美。余計なものを削ぎ落としたシンプルな美しさ
  • 造形美。曲線や装飾など、細部まで作り込まれた美しさ

あなたが上段を多く選んだなら、あなたは「論理的思考型ライダー」です。

数値や機能、他者からの評価を重視する傾向があります。

あなたが選ぶべきは、高性能なスーパースポーツやツアラー、あるいは最新のテクノロジーが詰まったバイクです。

逆に、あなたが下段を多く選んだなら、あなたは「感性重視型ライダー」です。

性能よりも、乗っているときの気持ちよさや、デザイン、バイクとの「対話」を重視する傾向があります。

あなたが選ぶべきは、鼓動感のあるネイキッドやクルーザー、クラシカルなネオレトロバイクです。

この診断は、あなたがバイクに何を求めているのかを再認識するためのものです。この結果を参考に、再度バイク探しをしてみてください。

きっと、今までとは違う視点でバイクを見られるようになるはずです。

自分の性格からバイク診断するのもアリ

Taku
Taku

バイクは単なる乗り物ではありません。

それは、あなたの個性を表現し、ライフスタイルを形作るパートナーです。

自分の性格とバイクのキャラクターをマッチさせることで、より愛着の湧く一台を見つけられるかもしれません。

️性格別バイク診断チェックリスト

✅️計画性があり、几帳面なあなたは…

  • 結論ツアラー

目的地までのルートを事前に計画し、旅の道中もトラブルなく快適に進めたいタイプ。

ツアラーの豊富な収納や快適なライディングポジションは、あなたの几帳面な性格にぴったりです。

荷物を整然とパニアケースに収め、地図アプリを頼りに、安心して旅を進めることができるでしょう。

✅️飽きっぽく、新しいものが好きなあなたは…

  • 結論スーパースポーツ

最新の技術やデザインに常にアンテナを張っており、新しい刺激を求めるタイプ。

サーキット走行で非日常的なスピードを体験したり、最新モデルに乗り換えることで、常に新鮮な気持ちでいられます。

常に進化を続けるスーパースポーツの技術革新に、あなたは飽きることなく魅了されるでしょう。

️✅️周りの意見に流されず、自分の世界観を大切にするあなたは…

  • 結論クルーザー

自分のペースで、ゆったりと景色を楽しみながら走りたいタイプ。

独特のスタイルや鼓動感は、他人の評価ではなく、自分がどう感じるかを大切にするあなたの生き方とリンクします。

誰にも邪魔されない、自分だけの時間をバイクと共に過ごすことに喜びを感じるでしょう。

✅️人と違う道を歩むのが好きな、冒険心溢れるあなたは…

  • 結論アドベンチャー

誰も走らないような林道や、未舗装路に足を踏み入れることに喜びを感じるタイプ。

アドベンチャーバイクのタフな走破性は、あなたの冒険心を満たしてくれるでしょう。

道なき道を進み、新しい景色を発見するたびに、あなたは充実感に満たされるはずです。

✅️流行り廃りではなく、普遍的な価値を愛するあなたは…

  • 結論ネオレトロ

昔ながらのシンプルで美しいデザインに魅力を感じるタイプ。

流行に左右されず、時間を超えて愛されるバイクに乗りたいというあなたの願いを叶えてくれます。

カスタムで自分だけの個性を表現するのも楽しいでしょう。

この診断はあくまで一つのヒントですが、あなたの性格とバイクのキャラクターを重ね合わせることで、より直感的に「これが自分の一台だ!」と感じられるかもしれません。

プロが教える妥協点としては、完璧な一台は存在しないことを受け入れ、最も重要視する目的を一つに絞り込むことが重要です。

例えば、「週末のツーリングでの快適性」を第一に考え、通勤時の利便性は多少犠牲にする、といったように優先順位をつけましょう。

これだけ言っても決められない!?3つの最終手段・・

Taku
Taku

これだけ言っても、どうしても決められない!、そんなあなたには、この3つの最終手段を提案します。

これは、理屈を超えた、あなたの「心の声」に耳を傾けるための方法。

最悪「デザイン」で選べ!

理性的に考えれば考えるほど、人は決断できなくなります。

そんな時は、もう一度初心に戻って、「一番かっこいい!」「一番乗りたい!」と心から思える一台を、理屈抜きで選んでみよう。

スペックや機能よりも、心から「好きだ!」と思える一台に乗ることが、最高のバイクライフにつながります。

最悪「フィーリング」で選べ!

試乗した時に、「あ、このバイクや!」と直感的に感じる瞬間が訪れることがある。

それは、スペックや価格、他人の評価では決して測れない、あなたとバイクとの「相性」です。

そのフィーリングこそが、あなたが本当に求めているバイクの答えです。その直感を信じよう。

最悪「とりあえず」で選べ!

初心者なら、まずは「乗りやすい」「扱いやすい」「足つきが良い」バイクを「とりあえず」選んでみるのも一つの手です。

無理に高価なバイクや大型バイクに手を出す必要はありません。

最初は「乗りやすさ」を重視し、バイクの運転に慣れてから、本当に乗りたいバイクを再度探してみるのも良いでしょう。

バイクに乗り始めれば、自ずと自分が何を求めているのかが明確になっていきます。

バイク選びは、「終わり」ではなく「始まり」なんです。

最後に統括

Taku
Taku

バイク選びは、人生のパートナー探しに似ています。

完璧な相手は存在しないけれど、自分にとって最高の相棒は必ず見つかります。

  • 情報過多に惑わされるな
  • 自分の本質的なニーズを明確にしろ
  • 「失敗したくない」という不安を捨てろ
  • 理屈ではなく、心の声に従え

この記事で紹介したチャートやアドバイスは、あなたのバイク選びをサポートするためのツールです。

しかし、最終的に決めるのはあなた自身の心です!

さあ、もう一度、この記事の冒頭に戻って、自分がなぜバイクに乗りたいのか?、その理由を問い直してみてください。

そして、心から「これだ!」と思える一台を見つけて、新しいバイクライフの第一歩を踏み出そう。あなたの旅は、もうすぐそこから始まる!

この記事を書いた人
Taku
Taku
二級二輪整備士:大型二輪免許取得:愛車Lead125
125cc専門の情報発信者。各車種のスペックや走行性能、燃費比較からメンテナンスまで知識ゼロから詳しくなれるよう、すべてを“教科書レベル”で徹底解説しています!

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