【勘違い?】バイク女子の性格は承認欲求がガチで激しいは嘘?

豆知識
Taku
Taku

「バイク女子」という言葉がネットやSNSで注目を浴びるようになったのはここ数年のこと。

Instagramで愛車のバイクと一緒に映える写真をアップする女性、YouTubeでツーリング動画を発信する女性、あるいはTikTokで「バイク女子の日常」を配信する人・・

その影響で「バイク女子=勘違いしている・・」「性格がキツそう・・」「承認欲求が激しい・・」というイメージを持たれることも少なくありません。

しかし実際に何年もバイクに乗り続け、プロの二級二輪整備士である私が多くの女性ライダーと接してきた立場から言わせてもらうと、これはかなり偏った見方です。

むしろ本当は「努力家」「慎重派」「自分の世界を大事にする人」など、多様な女性が存在します。

この記事では、「バイク女子の性格は承認欲求の塊なのか?」というテーマを掘り下げつつ、誤解や勘違いされがちな点を私の個人的主観で徹底解説します。

さらに、勘違いしているバイク女子の特徴や、彼女たちがバイクに惹かれる理由、リアルなエピソードも交えて解説!

■この記事でわかること

  • バイクに乗る女子の性格がキツいって本当なのか?
  • バイク女子は承認欲求がガチで激しいは嘘?
  • 違勘いしているバイク女子の特徴5選!
  • バイクの魅力は女性ライダーにとって何なのか?
  • 最後に統括

バイクに乗る女子の性格がキツいって本当なのか?

Taku
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バイクに乗る女性は「性格がキツい・・」「気が強い・・」と言われることがあると思う。

私も正直、昔はそう思っていた時期があった。しかし、多くの女性ライダーと出会う中で、それは大きな勘違いだったと気づかされました。。

なぜ「性格がキツい」と思われるのか?

まず、なぜそのようなイメージが生まれるのかを考えてみよう。それは、バイクという趣味の特性が大きく関係している。

バイクは、一人で走る時間が長い。誰かに頼るのではなく、自分で道を切り開き、トラブルに対応する力が求められる。

例えば、ツーリング中に道を間違えたり、突然の雨に降られたりしても、自分で判断し、解決しなければならない。

こうした経験を積み重ねることで、自然と自立心が養われ、自分の意見をしっかり持った「芯の強い」女性になることが多いです。

この「芯の強さ」が、世間一般から見ると「キツい」「気が強い」と誤解されてしまうのではないだろうか?

もちろん、男性ライダーの中にも「俺についてこい!」というリーダー気質な人はいるし、女性ライダーの中にも、周囲に気を遣いながら走る優しい人もたくさんいる。

要は、性別ではなく個人の性格の問題だ。ただ、バイクという趣味が、女性の内に秘めた強さを引き出し、それが表に出てくるからこそ、そのように見られがちなのだと思います。

実際は思いやり深く面倒見が良いライダーが多い

知る限り、多くの女性ライダーは、むしろ逆だ!

彼女たちは、自分のことだけでなく、一緒に走る仲間や、周りの人たちにとても気を配る。

例えば、ツーリングで遅れている仲間がいれば、こまめに停車して待ってくれる。初心者ライダーが不安そうにしていれば、「大丈夫」「ゆっくり行こう」と声をかけてくれる。

道に迷った時は、男性ライダーよりも先に地図アプリでルートを調べてくれる、なんてこともザラだ。

これは、彼女たちが普段から周囲の状況をよく観察しているからだろう。

男性ライダーが「俺が先頭だ!」とばかりに前へ前へと進みたがるのに対し、女性ライダーは全体の調和を重んじる傾向がある。

だから、性格が「キツい」なんてことはなく、むしろ思いやり深く、面倒見の良い人が多いというのが、私の正直な感想だ。

バイク女子は承認欲求がガチで激しいは嘘?

Taku
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インターネットやSNS上でよく目にするのが「バイク女子=承認欲求の塊」という決めつけです。

特にInstagramやTikTokで、派手なライディングウェアを着てバイクの横に立つ写真、加工されたセルフィー、カフェツーリングでの映える一枚・・。

こうした投稿がバズるたびに「ほら見ろ、承認欲求だらけじゃないか・・?」という声が上がります。

しかし、ここで一度冷静に考えてみよう。

本当に「承認欲求が強い=悪いこと」なのか?

そして、すべてのバイク女子が「SNSでチヤホヤされたい」と思ってバイクに乗っているのか?

結論から言えば、これはかなり偏った見方であり、むしろ「一部の目立つ層」が拡大解釈されているに過ぎないのです。

承認欲求は人間なら誰にでもある

まず大前提として、承認欲求とは人間の根本的な欲求の一つです。

心理学者マズローの欲求段階説でも「承認欲求」は上位に位置づけられています。

マズローの欲求段階説「承認欲求」

  • 頑張って免許を取った自分を認めてもらいたい
  • 一生懸命磨いたバイクを褒めてもらいたい
  • カッコよく撮れた写真を見てほしい

これらは至極自然な感情であり、男女関係なく誰もが持っています。

男性ライダーだって、自慢の愛車を背景にして写真を撮りSNSにアップしますよね?むしろ男性の方がカスタム自慢や排気量マウントをしているケースすらあります。

それなのに、女性がやると「承認欲求が激しい」と叩かれやすいのは、単なる性別によるダブルスタンダードです。

SNSに映るのは「ごく一部」の派手な層

「バイク女子=SNSで目立ちたがり」というイメージが広まるのは、SNSに投稿している女性が「目立つ層」だからです。

実際にバイクに乗っている女性全体の中で、SNSを積極的に活用している人はごく一部。しかもその中でも、さらにフォロワーを増やそうと工夫している人はほんのわずかです。

つまり、SNSに映る人たちが母数を代表しているわけではないのです。

例えば、私の知り合いの女性ライダーの中には「SNSアカウントすら持っていない」という人が少なくありません。

彼女たちはただ黙々と休日に走り、ガソリンの匂いや風を楽しんでいるだけ。「承認欲求」なんて言葉からは最も遠いところにいます。

「承認欲求」と「自己表現」は別物

もう一つ誤解されやすいのが、「自己表現」と「承認欲求」が同一視される点です。

  • お気に入りのライディングジャケットを着て写真を撮る
  • 愛車のカスタムポイントをブログで紹介する
  • ツーリングで見つけた景色をシェアする

これらは必ずしも「誰かに褒められたい」わけではなく、「自分の記録を残したい」「世界観を共有したい」という自己表現の一環でもあります。

承認欲求=悪、と単純化してしまうと、本来ポジティブなクリエイティブ活動まで否定してしまう危険がある。

バイク女子が「承認欲求強め」に見える理由

それでもやはり「承認欲求が強そうに見える」と感じる人が多いのはなぜか?いくつか理由があります。

✅️珍しい存在だから目立つ

女性ライダーはまだ全体の1割程度と言われています。だからこそ、SNSで存在感が大きく見えてしまう。

バイクと人物の組み合わせが映える、男性ライダーが写っている写真よりも、女性ライダーが登場する写真の方がSNSで拡散されやすい。これは単純にビジュアルの力です。

✅️「映え」を意識する文化が重なった

特に若い世代の女性は「インスタ映え」を意識して写真を撮るのが当たり前の文化で育っています。それがバイクと組み合わさると、どうしても承認欲求に見えてしまうのです。

承認欲求をポジティブに使う女性ライダーもいる

ここで注目したいのは、承認欲求をうまく利用して成長している女性ライダーが多いという点です。

  • もっとフォロワーにかっこいいと思われたいからライディングフォームを練習する
  • もっと映える写真を撮りたいから新しい場所にツーリングに行く
  • もっと見てもらいたいから整備やカスタムに詳しくなる

このように、承認欲求が努力やスキルアップの原動力になるケースは少なくありません。私はこうした使い方はむしろ健全で、人生を豊かにするものだと思います。

ビジネス的に承認欲求を活用するケース

一部のバイク女子はSNSを戦略的に使っています。スポンサー契約を結んだり、YouTubeで収益を上げたり、イベントに呼ばれるようになったり・・。

これはもはや「承認欲求」ではなく「ブランディング」「マーケティング」の領域です!

この場合、「いいね!」やフォロワー数は単なる数字ではなく、活動を広げるためのビジネス指標。嫉妬心から「承認欲求が激しい」と叩くのは、的外れと言えるでしょう。

「承認欲求がない」と公言する人ほど危うい?

興味深いのは、「私は承認欲求なんてない!」と声高に主張する人ほど、実は無意識に他人の評価を気にしているケースです。

本当に承認欲求が薄い人は、そもそもそんなことを口にすらしません。

だから「承認欲求が強い」というラベルを女性ライダーに貼り付けて批判する人の方が、よほど承認欲求に縛られている場合が多いのです。

承認欲求は「悪」ではなく「自然な燃料」

最終的に言えることはこれです。バイク女子の承認欲求は「悪」ではなく「自然な燃料」であり、むしろ趣味を楽しむためのエネルギー源になっている。

  • SNSに投稿して反応をもらえるから、次のツーリングも楽しみになる
  • 褒められるから、ライディングフォームや装備を磨こうと思える
  • 応援してくれる人がいるから、もっと挑戦しようと前向きになれる

これはとても健全な流れです。

「承認欲求が強い=性格が悪い」と短絡的に決めつけるのは、あまりにも乱暴で偏見に満ちていると私は考えます!

違勘いしているバイク女子の特徴5選!

Taku
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ここまで、世間のイメージと実際の女性ライダーたちの姿について語ってきた。

ここからは、私が個人的に「この人はちょっと勘違いしてるな・・」と感じるバイク女子の特徴を挙げてみよう。これは性別関係なく、すべてのライダーに当てはまることかもしれない。

バイクを「ファッションアイテム」としか見ていない!

結論から言います。バイクは、「ファッションアイテム」ではない。

当然、好きな服を着て、おしゃれをしてバイクに乗るのは素晴らしいことだ。しかし、安全装備を軽視し、見た目だけを優先するのは危険だ。

例えば、ヒールのある靴で乗車したり、プロテクターを着用しなかったり。そうした人は、バイクに乗ることの「危険性」を理解していない。

バイクは、転倒すれば大怪我に繋がる乗り物だ。安全よりも見た目を優先するのは、はっきり言ってナンセンスだ。

運転技術を磨くことに興味がない!

バイクに乗るからには、運転技術を磨くことは必須だ。しかし、中には「走る」ことよりも、「写真を撮る」ことや「SNSにアップする」ことにしか興味がない人もいる。

公道はサーキットではない。常に予測不能な状況が起こりうる。

安全に、そしてスマートに走るための技術を身につけることは、自分自身と周囲の人を守るための義務だ。

運転技術を学ぶことを「ダサい」と思う人は、バイクという趣味の本質を見誤っている。

バイクのメンテナンスを人任せにする!

「バイクは男の人がやるもの」と決めつけて、オイル交換やチェーン清掃などの基本的なメンテナンスをすべてショップや男性ライダーに任せきりにするイタい女性ライダーもいる。。

もちろん、専門的なことはプロに任せるべきだが、日々の簡単な点検や清掃は、乗り手自身がやるべきことだ。

それは、愛車との対話であり、バイクの調子を肌で感じ取るための大切な時間だ。

それをすべて人任せにしていると、バイクへの愛情は深まらないし、なにより異常に気づくことができず、大きなトラブルに繋がる可能性もある。

バイクを乗ることで「特別扱い」を求める!

「女性がバイクに乗っているんだから、優しくされて当たり前・・」と勘違いしている人もいる。。

確かに、女性ライダーはまだ少数派かもしれない。

しかし、だからといって特別な扱いを求めるのは違う。

バイク乗り同士は、性別や年齢、乗っている車種に関係なく「ライダー」として対等な立場だ。

男性に助けを求めることはあっても、それは当たり前のことではない。助けてもらった時は、きちんと感謝の気持ちを伝えることが大切だ。

バイク女子は変わってる?変人?

Taku
Taku

「バイクに乗る女性は変わってる」「変人だ」と、面白おかしく言われることもある。

これについては、私自身は「その通り!」と声を大にして言いたい。もちろん、褒め言葉としてです。

常識を疑う勇気を持っている

バイクに乗る女性は、世間の常識を疑う勇気を持っている。

多くの人は、「女性は車に乗るべき」「バイクは危ないからやめた方がいい」と言うだろう。しかし、彼女たちはそうした声に惑わされず、自分の「好き」という気持ちに素直に従っただけです。

「変人」とは、言い換えれば「常識に囚われない人」「自分の信念を貫ける人」だ。バイクという趣味は、彼女たちにそうした強さをもたらしたのです。

自己完結できる強さがある

バイクは、基本的に一人で楽しむ趣味だ。運転も、トラブル対応も、すべて自分で完結させる必要がある。女性ライダーたちは、そうした環境の中で、自己完結できる強さを身につけた。

それは、言い換えれば「自分軸」がしっかりしているということ。他人の評価や意見に左右されず、自分の人生を自分でコントロールしている。

こうした強さを持っているからこそ、彼女たちは周りから「変わってる」と思われるのかもしれない。しかし、それこそが、彼女たちの魅力なのだ。

意外とロマンチストな一面も

「変人」と聞くと、少し近寄りがたいイメージを持つかもしれない。しかし、多くの女性ライダーは、ロマンチストな一面を持っている。

例えば、早朝のひんやりした空気の中、山道を走ることを楽しんだり、夕陽に向かってひたすら走ったり。

そうした一見地味な行為の中に、彼女たちは「人生の美しさ」を見出している。バイクを通じて、日々の小さな感動を大切にできる感性を持っている。

それこそが、彼女たちの最大の魅力であり、世間から「変わってる」と一目置かれる理由だろう。

バイクの魅力は女性ライダーにとって何なのか?

Taku
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では、なぜ多くの女性が、こうした偏見やリスクを乗り越えてまで、バイクに乗り続けるのだろうか?

女性ライダーたちにとって、バイクの本当の魅力とは何なのだろうか。

「自分の力でどこへでも行ける」という自由

女性ライダーたちが口を揃えて言うのは、「自分の力でどこへでも行ける」という自由です。

男性に運転を任せるのではなく、自分でエンジンをかけ、ギアを操作し、アクセルを開ける。その一連の動作が、彼女たちに「私は自由だ」という感覚をもたらす。

特に、普段から社会のルールや、女性としての役割に縛られていると感じている人にとって、バイクは最高の「解放」なのだ。

行きたい場所へ、行きたい時に、一人で旅に出る。このシンプルな行為が、彼女たちの心を強くする。

「本当の自分」になれる時間

ヘルメットを被れば、性別も、年齢も、職業も関係ない。ただの「ライダー」として、ありのままの自分に戻れる。

社会や家庭での役割から解放され、ただひたすら「走る」という行為に集中する。そうすることで、普段見ないようにしていた自分自身の弱さや、本当の気持ちと向き合うことができる。

バイクは、彼女たちにとって「本当の自分」になれる、唯一無二の場所なのです。

「新たな出会い」と「強い絆」

バイクに乗ることで、新たな出会いが生まれる。

ツーリング先で、同じバイクに乗っている人を見かけて声をかけたり、SNSで知り合った人と実際に会って走ったり。

バイクという共通の趣味があるだけで、初対面の人ともすぐに打ち解けられる。そして、共に困難を乗り越え、美しい景色を共有する中で、性別や年齢を超えた強い絆が生まれる。

この「人との繋がり」こそが、彼女たちのバイクライフをより豊かなものにしている。

車に乗っていると、どうしても同乗者がいたり、音楽を聴いたりして、外界との繋がりを保ってしまう。

しかし、バイクは違う。

ヘルメットを被り、エンジン音と風の音しか聞こえない空間は、まさに自分だけの特別な世界だ。

この「自分だけの空間」で、彼女たちは心を研ぎ澄まし、感性を磨く。そして、日々の喧騒から離れ、本当の安らぎを得ることができる。

最後に統括

Taku
Taku

ここまで、世間で言われている「バイク女子」のイメージと、私が実際に見てきたリアルな姿について語ってきた。

「承認欲求が強い」「性格がキツい」というイメージは、確かに一部のライダーに当てはまるかもしれない。しかし、それは性別関係なく、誰にでも言えることだ。

多くの女性ライダーは、世間の偏見やリスクを乗り越え、自分の「好き」という気持ちに正直に生きている。彼女たちの内には、自立心、思いやり、そして強烈な探求心が秘められている。

バイクは、女性を強くする。そして、バイクに乗ることで、彼女たちはより自分らしく、輝ける人生を送っている。

もし、あなたが「バイクに乗ってみたい」と少しでも思っているなら、他人の意見や世間のイメージに惑わされないでほしい。

ヘルメットを被れば、そこは誰にも邪魔されない、あなただけの世界だ。

さあ、エンジンをかけて、新しい自分を探す旅に出かけよう!

この記事を書いた人
Taku
Taku
二級二輪整備士:大型二輪免許取得:愛車Lead125
125cc専門の情報発信者。各車種のスペックや走行性能、燃費比較からメンテナンスまで知識ゼロから詳しくなれるよう、すべてを“教科書レベル”で徹底解説しています!

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