
往年の名車、ホンダCBX125カスタム。そのコンパクトなボディに秘められたポテンシャルを引き出し、独自のスタイルを追求し改造された「チョッパー」カスタムが、再び熱い視線を集めて評価が上がっています。
ロー&ロングのシルエット、煌めくクロームパーツ、そしてオーナーの個性を映し出すディテールの数々。
単なる移動手段を超え、自己表現のツールとして、そして何よりも乗る者を魅了するアート作品として昇華したCBX125カスタムのチョッパー。
本記事では、そのシブい魅力に迫り、改造カスタムのポイント、評価上々の理由、そして兄弟機種であるCBX125Fとの違いまで、余すところなく徹底的に解説します。
チョッパーカスタムに興味がある方はもちろん、往年の名車にロマンを感じる全てのライダーに!
■この記事でわかること
- CBX125カスタム/正しい改造の手順と個性を際立たせるためのステップ
- 正しいチョッパースタイルの改造(カスタム)手順を解説
- CBX125カスタムのチョッパーがシブくてかっこいい!その魅力を深掘り
- 評価も上々で未だに人気?CBX125カスタムの魅力再発見
- CBX125カスタムとCBX125Fの根本的違いは?知っておきたい兄弟モデル
- CBX125カスタム チョッパーカスタムの維持とメンテナンス
- 最後にポイントまとめ
CBX125カスタム/正しい改造の手順と個性を際立たせるためのステップ

CBX125カスタムを自分だけの唯一無二のチョッパーへと変貌させる。それは、単にパーツを取り付けるだけでなく、オーナーの理想とするスタイルを具現化するプロセスです。
ここでは、後悔しないカスタムのための正しい進め方と、主要な改造ポイントについて解説します。
理想のスタイルを明確にする
まず最初に、どのようなチョッパースタイルを目指すのか、具体的なイメージを描くことが重要です。
インターネット上のカスタム事例や雑誌などを参考に、全体のシルエット、パーツの質感、カラーリングなど、細部に至るまで理想の形を思い描きましょう。
ロングフォーク、エイプハンガー、ソロシート、ハイマウントタンクなど、チョッパーには様々な要素があります。
自分の好みに合ったスタイルを見つけることが、カスタムの第一歩です。
バランスを考慮したパーツ選定と取り付け
CBX125カスタム
大切に乗られてる車両の修理とメンテナンス中です🔧
随時オイル交換やタイヤ交換など受付中です‼️
もちろんカスタムや修理や車検なども受付中‼️ pic.twitter.com/OtFSGIjbml— PRIDE★1 (@Pride1_Yamaoka) March 5, 2024
- パーツ選定の注意点
見た目だけでなく、安全性や適合性を考慮してパーツを選びます。特に、ブレーキ、サスペンション、ハンドル周りなどの重要保安部品の交換は慎重に行う必要があります。不明な場合は、専門家のアドバイスを仰ぎましょう。
- 取り付け作業
ショップに依頼する場合は、進捗状況を確認しながら完成を待ちます。DIYで行う場合は、作業手順をしっかりと理解し、安全に注意しながら進めます。不安な箇所は無理せず、専門家の手を借りることも検討しましょう。
正しいチョッパースタイルの改造(カスタム)手順を解説

フロントフォークの延長は、チョッパースタイルの象徴的なカスタムの一つです。
ここでは、一般的なジョイント式の延長キットを用いた場合の基本的な作業手順を解説します。
注意!)
バイクの分解・整備には専門知識と技術が必要です。自信のない方は、必ず専門のショップに依頼してください。ご自身で作業を行う場合は、自己責任において安全に十分配慮して行ってください。
✅️必要な工具と部品
- フロントフォーク延長キット(CBX125カスタム用)
- バイクジャッキまたはリフト
- 各種レンチ、ソケットレンチ
- トルクレンチ
- フォークオイル
- オイルレベルゲージまたはメジャー
- パーツクリーナー
- ウエス
作業手順ステップ1:車両の安定化
平坦な場所にバイクを移動させます。
バイクジャッキまたはリフトを使用して、フロントタイヤが浮くように車両を安全に固定します。リアタイヤが接地している状態だと、フロント周りの作業が安定します。
作業手順ステップ2:フロントホイールとフェンダーの取り外し
フロントブレーキキャリパーを取り外します。(ボルトを緩めて取り外しますが、ブレーキホースを無理に引っ張らないように注意し、邪魔にならない場所に一時的に固定します。)
フロントホイールのアクスルシャフトを緩め、抜き取ります。フロントホイールを取り外します。
フロントフェンダーを固定しているボルトを緩め、取り外します。
作業手順ステップ3:フロントフォークの取り外し
トップブリッジとアンダーブラケットでフロントフォークを固定しているボルトを緩めます。(まだ完全に抜かないでください。)
片側のフロントフォークずつ作業します。
まず、片側のトップブリッジとアンダーブラケットのボルトを完全に抜き、フロントフォークを抜き取ります。この際、フォークが落下しないように注意してください。
同様の手順で、もう片方のフロントフォークも取り外します。
作業手順ステップ4:フロントフォークの分解と延長キットの組み込み
取り外したフロントフォークのトップキャップを緩めます。(内部にスプリングの力で押し出される可能性があるため、注意しながらゆっくりと緩めます。)
トップキャップを取り外し、内部のスプリング、カラーなどを取り出します。
フォークオイルを抜き取ります。古いオイルは適切に処理してください。
延長キットに付属の説明書に従い、延長ジョイントをフロントフォークのアウターチューブに取り付けます。通常は、トップキャップとアウターチューブの間に延長ジョイントをねじ込む形になります。
延長ジョイントがしっかりと固定されていることを確認します。
作業手順ステップ5:フロントフォークの再組み立て
延長したフロントフォークに、スプリング、カラーなどを元通りに組み込みます。
新しいフォークオイルを、規定量注入します。オイル量は、サービスマニュアルまたは延長キットの指示に従ってください。
オイルレベルゲージやメジャーを使用して正確に計量します。
トップキャップを締め付けます。規定トルクがある場合は、トルクレンチを使用して締め付けます。
作業手順ステップ6:フロントフォークの車体への取り付け
延長したフロントフォークを、トップブリッジとアンダーブラケットに差し込みます。
トップブリッジとアンダーブラケットのボルトを仮締めします。もう片方のフロントフォークも同様に取り付け、仮締めします。
フロントフォークの突き出し量を調整します。(通常は、左右のフォークの突き出し量を揃えます。)
トップブリッジとアンダーブラケットのボルトを、規定トルクで本締めします。
作業手順ステップ7:フロントホイールとフェンダーの取り付け
フロントホイールを元の位置に取り付け、アクスルシャフトを通し、仮締めします。
フロントブレーキキャリパーを取り付け、ボルトを締め付けます。フロントフェンダーを取り付け、ボルトを締め付けます。
フロントホイールのアクスルシャフトを規定トルクで本締めします。
作業手順ステップ8:最終確認
フロント周りの各ボルトがしっかりと締め付けられているか再度確認します。
ブレーキレバーを数回握り、ブレーキが正常に作動することを確認します。フロントフォークを数回ストロークさせ、スムーズに動くか確認します。
これで、フロントフォークの延長作業は完了です。
CBX125カスタムのチョッパーがシブくてかっこいい!その魅力を深掘り

なぜCBX125カスタムのチョッパーは、これほどまでに人々を惹きつけるのでしょうか?そのシブさとかっこよさの根源を探ります。
チョッパーカスタムの最大の特徴とも言えるのが、ロー&ロングのシルエットです。
フロントフォークを延長し、リアサスペンションをローダウンすることで生まれる、地面を這うようなフォルムは、他のバイクにはない独特の存在感を放ちます。
CBX125カスタムのコンパクトな車体だからこそ、このシルエットが際立ち、より一層クールな印象を与えます。
個性を主張するディテールの数々
CBX125カスタムってスゲーかっこいいなぁ!
マフラー変えてやれば族車だ。
欲しいなぁ pic.twitter.com/cEUqOewlIG— 森ちゃん (@gx71_cresta_) March 4, 2017
チョッパーカスタムは、オーナーの個性を反映させるための絶好のキャンバスです。
エイプハンガーと呼ばれる高く伸びたハンドルバー、シンプルで存在感のあるソロシート、剥き出しのエンジンやフレーム、そして輝くクロームパーツ。
これらのディテール一つ一つが、オーナーのこだわりを物語り、世界に一台だけのカスタムバイクを作り上げます。
ストリートで際立つ存在感と注目度
街中を走るCBX125カスタムのチョッパーは、その独特なスタイルで周囲の視線を釘付けにします。
信号待ちやカフェの前など、どこにいてもその存在感は際立ち、所有者に特別な満足感を与えてくれます。「あのバイク、かっこいい!」そんな声が聞こえてくるかもしれません!
評価も上々で未だに人気?CBX125カスタムの魅力再発見

生産終了から時が経ってもなお、CBX125カスタムは多くのファンに支持されています。その人気の理由とは?
✅️そもそも、なぜ生産終了した?
時代のニーズに合わなくなってきたことが大きな要因だと思います。
CBX125カスタムはその名の通りアメリカンスタイルの125ccバイクで、見た目に惹かれるファンも多かったのですが、実用性やコストパフォーマンスの面で徐々に他の車種に押されていった印象です。
また、当時の125cc市場は原付二種スクーターが台頭しており、通勤・通学を目的としたユーザーが増えたことで、クラシックなミッション車は敬遠されがちになったのではないでしょうか?
取り回しの良さと独特のスタイル
若い頃、新車で買ったホンダCBX125カスタム。
いま見てもナウい。 pic.twitter.com/iPxUJZyihy— 主様 Old machines contents (@kaikotekinushi) September 13, 2023
CBX125カスタムは、軽量でコンパクトな車体ゆえに取り回しが非常に楽です。
日常の足として使うにも便利でありながら、チョッパーカスタムによって得られる独特のスタイルは、所有欲を満たしてくれます。
この実用性と個性の両立が、長年にわたり愛される理由の一つでしょう。
カスタムベースとしてのポテンシャルの高さ
CBX125カスタムってまた、めちゃくちゃシブいバイクじゃないですか!
当時のバイクで回顧できるなんて羨ましいです♪— T-3508 (@T_3508) July 8, 2023
比較的安価に入手できることもあり、CBX125カスタムはカスタムベースとして非常に人気があります。
シンプルな構造ゆえに、様々なカスタムが施しやすく、オーナーのアイデア次第で無限の可能性を秘めています。
チョッパーだけでなく、カフェレーサーやボバーなど、多様なスタイルに変化させることができるのも魅力です。
中古市場での根強い人気と高評価
中古市場においても、CBX125カスタムは一定の人気を保っており、状態の良い車両は高値で取引されることもあります。
特に、センス良くカスタムされた車両は、多くのライダーの憧れの的です。これは、CBX125カスタムが単なる古いバイクではなく、今なお色褪せない魅力を持っている証拠と言えるでしょう。
CBX125カスタムとCBX125Fの根本的違いは?知っておきたい兄弟モデル

CBX125カスタムとよく比較されるのが、兄弟モデルであるCBX125Fです。ここでは、両者の根本的な違いについて解説します。
スタイリングとターゲット層の違い
CBX125カスタムは、ロー&ロングなアメリカン風のスタイリングを特徴としており、ゆったりとしたクルージングを楽しむライダーや、個性的なスタイルを求める層をターゲットとしていました。
一方、CBX125Fは、スポーティーなネイキッドスタイルで、軽快な走りを好むライダーを意識したモデルです。
エンジン特性と足回りの違い
少し時間があるのでCBX125FとCBX125カスタムの違いを調べているのですが、ギアだけでなくキャブレターも違うのですね…
この辺りが馬力とレブリミットの差かな??🤔
いや…ホンダの事なのでエンジン内のパーツも微妙に違うかもしれませんね🤔 pic.twitter.com/zyewHzwrxD
— CA2000 (@ca20002008) March 11, 2023
両モデルは基本的に同じエンジンを搭載していますが、セッティングの違いなどにより、出力特性に若干の違いが見られる場合があります。
また、足回りに関しても、カスタムはフロントドラムブレーキ、Fはフロントディスクブレーキを採用するなど、走行性能に合わせた差異があります。
パーツの互換性とカスタムの方向性
基本的なエンジンパーツなど、一部互換性のある部品もありますが、外装やフレームの形状が異なるため、カスタムの方向性も大きく異なります。
カスタムはチョッパーやボバーといったアメリカン系のスタイルが主流であるのに対し、Fはカフェレーサーやストリートファイターといったスポーティーなスタイルでカスタムされることが多いです。
CBX125カスタム/チョッパーカスタムの維持とメンテナンス

チョッパーカスタムされたCBX125カスタムを長く楽しむためには、適切な維持とメンテナンスが不可欠です。
カスタムパーツによっては、純正部品よりもデリケートな場合もあるため、定期的な点検と清掃を怠らないようにしましょう。
オイル交換、チェーンの調整、タイヤの空気圧チェックなどは基本中の基本です。
また、カスタムショップとの連携を密にし、専門的な知識が必要なメンテナンスは依頼するようにしましょう。
そして、チョッパーカスタムをさらに個性的に、そして魅力的にするためのカスタムパーツは数多く存在します。
ロングフォークキット、エイプハンガーハンドル、ソロシート、カスタムタンク、マフラー、各種クロームパーツなど、その種類は多岐にわたります。
これらのパーツを組み合わせることで、自分だけのオリジナルチョッパーを作り上げることができます。インターネットやカスタム雑誌などを参考に、理想のパーツを探してみるのも楽しいでしょう。
最後にポイントまとめ

CBX125カスタムのチョッパーカスタムは、そのシブいルックスとオーナーの個性を際立たせる魅力で、多くのライダーを惹きつけています。
- ロー&ロングのシルエットが生み出す圧倒的な存在感
- オーナーのこだわりを反映できる自由度の高いカスタム
- 取り回しの良さと独特のスタイルを両立
- カスタムベースとしての高いポテンシャルと中古市場での根強い人気
- 兄弟モデルであるCBX125Fとの違いを理解することで、より深くCBX125カスタムの魅力を知ることができる
もしあなたが、街中で一際目を引く個性的なバイクに乗りたいと考えているなら、CBX125カスタムのチョッパーカスタムは、きっとあなたの期待に応えてくれるでしょう!

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二級二輪整備士:大型二輪免許取得:愛車Lead125
125cc専門の情報発信者。各車種のスペックや走行性能、燃費比較からメンテナンスまで知識ゼロから詳しくなれるよう、すべてを“教科書レベル”で徹底解説しています!
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