【ぬるい&故障?】グリップヒーターが暖かくならない時の解決法

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Taku
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冬のバイクライフにおいてグリップヒーターはもはや必需品と言っても過言ではない!

しかし、いざ氷点下に迫るような寒さの中で走り出した時、グリップヒーターが暖かくならずに、ぬるいし、故障しているのか?と感じるほど指先が凍えるような思いをした経験を持つライダーは少なくないはずだ。

電源は入っているはずなのに、なぜか手が暖かくならない状況は、単なる故障だけではなく、さまざまな要因がある。

ここでは、グリップヒーターが本来の性能を発揮できていない時に考えられる原因から、故障かどうかの見極め方、そして劇的に暖かさを取り戻すための具体的な解決策まで、私自身の経験と技術的な視点を交えて詳しく解説していきます!

■この記事でわかること

  • 寒い時にグリップヒーターが暖かくならない4つの原因
  • グリップヒーターの故障か仕様かを見分けるチェックリスト
  • グリップヒーターがぬるい時の劇的改善ワザ
  • DIYでできる!電気系統のトラブルシューティング
  • よくある質問(FAQ)
  • 最後に統括

寒い時にグリップヒーターが暖かくならない4つの原因

Taku
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グリップヒーターの調子が悪いと感じた時、多くの人は即座に故障を疑いますが、実は正常に作動していても熱を感じられないケースが多々ある。

原因を特定するためには、まず電気が正しく流れているか、そして発生した熱がどこへ逃げているかという二つの側面から観察することが重要です。

バッテリーの電圧不足(古いグリップヒーターを使用など)

現代のバイクに装着される高機能なグリップヒーターには、車両のバッテリー上がりを防ぐための保護機能が搭載されています。

これは、バッテリーの電圧が一定の数値を下回ると、エンジン始動を優先するためにヒーターへの電力供給を自動的にカット、あるいは抑制する仕組みです。

しかし、古いグリップヒーターやバッテリーを使用していたり、短距離走行を繰り返していたりすると、走行中でも電圧が安定せず、ヒーターが本領を発揮できない原因となります。

特に冬場は気温の低下によってバッテリー自体の性能が落ちている上に、信号待ちなどのアイドリング状態では発電量が不足しがちです。

グリップヒーターを最強設定にしているのにいつの間にかぬるくなっている場合は、この保護機能が働いている可能性が極めて高いと言えます。

配線の接触不良やギボシ端子の緩み

グリップヒーターは非常に大きな電流を消費する電装品です。

そのため、配線の接続部分にわずかでも緩みや腐食があると、そこが大きな抵抗となって電圧降下を引き起こします。

DIYで取り付けを行った際に、エレクトロタップなどを使用して配線を分岐させている場合、走行中の振動によって接触が不安定になり、十分な電力がヒーターまで届かなくなることがよくあります。

また、プラス側の配線だけでなく、マイナス側のアースポイントが錆びていたり、塗装の上から固定されていたりすることも、通電を妨げる大きな要因です。スイッチを入れた直後は温かいのに、走っているうちに温度が下がってしまうような場合は、接続箇所の見直しが必要です。

ヒーター内部の断線

構造的な問題として最も多い故障が、ヒーター内部の断線です。

特に右側のスロットル側は、アクセルを開閉するたびにグリップ本体が回転し、それに伴って配線も常に動かされています。

長年の使用や、取り付け時の配線の取り回しに余裕がなかったことが原因で、内部のニクロム線や基板が金属疲労を起こして千切れてしまうことがあります。

もし、左側は熱いくらいなのに右側だけが全く温まらないという極端な温度差がある場合は、この物理的な断線を疑うべきです。これは修理が難しく、基本的にはグリップの交換が必要となる故障の典型例です。

外気温が低すぎて熱が逃げているだけの場合

意外と見落とされがちなのが、ヒーターは正常に発熱しているものの、走行風によってそれ以上のスピードで冷却されているという物理的な現象です。

バイクが時速60キロで走行している時、グリップの表面は常に強烈な冷風にさらされています。

グリップヒーターが発生させる熱量は限られており、その熱が手のひらに伝わる前に風で奪われてしまえば、ライダーはぬるいと感じてしまいます。

特に全周巻きタイプではなく、指が触れる部分だけにヒーターがある半周タイプの場合は、風の影響をより受けます。この場合は製品の故障ではなく、防風対策という別の側面からのアプローチが必要になります。

グリップヒーターの故障か仕様かを見分けるチェックリスト

Taku
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自分のグリップヒーターが壊れているのか?、それとも環境のせいなのか?を判断するのは難しいものです。

しかし、いくつかのチェック項目を確認することで、修理が必要な状態かどうかをある程度切り分けることが可能です。

コントローラーのLEDランプが点滅していないか?

最も確実な判断基準は、コントローラーの状態表示を確認することです。

多くのメーカーの製品では、電圧不足や断線を検知した際にLEDランプが特定のパターンで点滅するよう設計されています。

例えば、電圧が低すぎる場合はゆっくりとした点滅、内部でショートや断線が起きている場合は素早い点滅といった具合です。

取扱説明書を読み返し、現在の点滅パターンが何を意味しているかを確認してください。もしスイッチを入れて数分後に勝手に電源が落ちたり点滅し始めたりするのであれば、それは製品側が何らかの異常を感知している証拠であり、ハードウェア的な対策が必要なサインです。

左右で温度差がないかを確認する

エンジンをかけた状態で、数分間放置した後に左右のグリップを素手で触ってみてください。

この際、片方は明らかに熱いのに、もう片方が冷たいまま、あるいは微かに温かい程度であれば、高い確率で故障と判断できます。

特にアクセル操作のない左側が温まらない場合は、配線の接続不良やスイッチの不具合が考えられます。逆に右側だけが冷たい場合は、前述したスロットル操作による内部断線の可能性が濃厚です。

左右が同時に故障することは稀ですので、この比較テストは初期診断として非常に有効な手段となります。

エンジン回転数を上げると暖かくなるか?

アイドリング状態ではぬるいけれど、走り出してエンジン回転数が上がると急に温かくなるという症状がある場合、それはヒーターの故障ではなく車両側の発電量不足、あるいはバッテリーの寿命です。

バイクの発電機であるオルタネーターは、ある程度の回転数にならないと十分な電力を生み出せません。電圧計を装着している場合は、走行中の電圧を確認してみてください。

13ボルトを下回るような状況でヒーターがぬるくなるのは、車両の電気容量に対してヒーターの消費電力が勝ってしまっている状態です。これは故障ではありませんが、そのまま使い続けるとバッテリー上がりを招く恐れがあります。

グリップヒーターがぬるい時の劇的改善ワザ

Taku
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グリップヒーター自体の故障ではないのに暖かさを感じられない場合、ちょっとした工夫や周辺装備の追加で、驚くほど指先の快適性が向上します。熱を逃がさないという考え方が、冬のツーリングを成功させる鍵となります。

ハンドルカバーの導入が最強の解決策

見た目の好みは分かれますが、グリップヒーターの性能を100パーセント、あるいはそれ以上に引き出す最強のアイテムはハンドルカバーです。

Taku
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グリップヒーターにとって最大の敵は走行風による冷却です。ハンドルカバーを装着することで、グリップ周辺を無風の状態、いわば小さな部屋のような空間にすることができます。

この密閉空間の中でヒーターを焚けば、熱が外に逃げずにこもるため、真冬でも最強設定にする必要がないほど熱くなります。一度この組み合わせを経験すると、もうハンドルカバーなしでの冬走行には戻れないというライダーも多い、究極の寒さ対策です。

ナックルガードで走行風をシャットアウトする

ハンドルカバーはどうしても抵抗があるという方には、ナックルガードの装着をおすすめします。

ナックルガードがあるだけで、指先に直接当たる冷風を大幅に軽減できます。

風が当たらないだけで体感温度は数度上昇し、グリップヒーターの熱が風で奪われる速度も遅くなります。特にオフロードバイクだけでなく、最近ではスクーターやロードスポーツ向けにもスタイリッシュなガードが多数販売されています。

これに加えて、さらに透明な延長スクリーンを追加すれば、外観を損なわずに防風効果を高めることができ、ヒーターの効きを大きく助けてくれます。

グローブの選び方を見直す

グリップヒーターを使用する際、厚手の冬用グローブを着用していると、せっかくの熱が手のひらに届かないという矛盾が生じます。

冬用グローブは保温性を高めるために断熱材が厚く入っており、それがヒーターの熱までも遮断してしまうのです。

理想的なのは、手のひら側が薄く、手の甲側が厚い構造の、グリップヒーター対応グローブを使用することです。これにより、ヒーターからの熱を効率よく取り込みつつ、手の甲を冷気から守ることができます。

また、インナーグローブを併用することで、グローブ内の空気層が温まり、より一層の保温効果が期待できます。

断熱材をハンドルに巻く裏技

意外な盲点として、ヒーターの熱がハンドルバーそのものに奪われているケースがあります。

金属製のハンドルバーは熱伝導率が高く、ヒーターが発生させた熱の半分近くを吸い取って逃がしてしまいます。

これを防ぐために、グリップを装着する前にハンドルバーに断熱材を巻き、その上からヒーターを設置するという手法があります。

Taku
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これにより、熱がハンドル側に逃げるのを抑制し、効率よくライダーの手のひら方向へ熱を反射させることができます。これだけで表面温度が劇的に変わることもあるため、次回のグリップ交換時にはぜひ試してほしいテクニックです。

DIYでできる!電気系統のトラブルシューティング

Taku
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自分で取り付けたグリップヒーターの調子が悪い場合、配線を見直すだけで解決することがよくあります。電気の基本に立ち返り、ロスを最小限に抑えるセッティングを目指しましょう。

テスターを使った電圧や抵抗値の測り方

トラブルの原因を数値で把握するために、安価なもので構いませんのでデジタルテスターを用意してください。

まず、エンジンをかけた状態でグリップヒーターの入力端子に何ボルト届いているかを計測します。バッテリーの端子電圧と比べて大きな差がある場合は、どこかで大きな電力ロスが発生しています。

次に、ヒーター単体の抵抗値を測ります。メーカーが公開している規定値から大きく外れている、あるいは導通がない場合は、内部断線が確定します。感や経験に頼らず、数値を確認することが修理への最短距離です。

リレー配線を見直して電力供給を安定させる

もし、ヘッドライトやホーンの配線から電気を分岐させているのであれば、それが原因で電圧不足に陥っている可能性があります。

最も望ましい配線方法は、バッテリーから直接電力を引くバッ直配線に、ACC連動のリレーを組み込む方法です。

リレーを使用することで、メインの電流を太い配線で最短ルートでヒーターに届けることができ、他の電装品への影響も最小限に抑えられます。スイッチを入れた瞬間に電圧がガクンと下がるような現象は、リレー配線に変更することで劇的に改善されることが多いです。

アースの取り出し場所を変更する

意外と軽視されがちなのがマイナス側の配線、つまりアースです。

ボルトに共締めしているだけのアースは、経年劣化による錆や汚れで接触抵抗が増えやすい場所です。また、エンジンの振動でボルトが緩んでいることもあります。

もしアースをフレームの適当な場所から取っているのなら、一度バッテリーのマイナス端子まで直接配線を伸ばしてみてください。これだけで電流の循環がスムーズになり、ヒーターの発熱量が安定することがあります。電気は帰る道が整ってこそ、正しく仕事をしてくれるのです。

よくある質問(FAQ)

Taku
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グリップヒーターに関するよくある疑問や悩みについて、個人的な経験を交えてお答えします。

Q:USB給電タイプのグリップヒーターはなぜ暖かくないの?

A:USBポートから供給できる電力には限界があるからです。

一般的なUSBの出力は5ボルトで、電流も2アンペア程度です。これに対して車両の12ボルトから直接取るタイプは数倍の電力を消費できます。

USBタイプは取り付けこそ簡単ですが、あくまで補助的なものと考え、極寒の状況ではパワー不足を感じるのが普通です。本格的な暖かさを求めるなら、12ボルト直結タイプへの変更を強くお勧めします。

Q:グリップヒーターを使うとバッテリー上がりになる?

A:正常な発電機能を持つバイクであれば、走行中にバッテリーが上がることはまずありません。

しかし、アイドリングのまま長時間放置したり、エンジンを切った状態でスイッチを入れたままにすると、すぐにバッテリーは空になります。

特に冬場はバッテリーの容量が低下しているため、走行後すぐにエンジンを切る、あるいは電圧監視機能付きのモデルを選ぶといった注意が必要です。不安な場合は、電圧計を設置して常に電気の状態をモニターする習慣をつけましょう。

Q:素手で触ると熱いのにグローブだとぬるいのはなぜ?

A:これはグローブの断熱効果によるものです。

先ほども触れましたが、特に裏起毛の厚手グローブは、外の冷気を防ぐと同時に中の熱も通しにくい構造をしています。

ヒーターの熱を効率よく受け取るには、手のひら側が薄手のレザーや、熱伝導性の高い素材を使用したグローブを選ぶのがコツです。また、グリップを強く握りすぎると血行が悪くなり、余計に冷えを感じることもあるため、適度な力でリラックスして握ることも大切です。

最後に統括

Taku
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グリップヒーターが暖かくならないという問題は、物理的な故障から環境による熱損失まで多岐にわたります。

しかし、その一つひとつを紐解いていけば、必ず解決の糸口は見つかります。

まずは自分のヒーターが正しく電気を食べているかを確認し、次にその熱が風に奪われていないかをチェックしてみてください。

もし故障であれば新しいモデルへの交換を、もし環境の問題であればハンドルカバーやナックルガードの導入を検討することで、あなたの冬のバイクライフは劇的に変わるはずです。

指先の感覚がなくなるほどの寒さは、単に不快なだけでなく、ブレーキやクラッチ操作の遅れに繋がり、安全面でも大きなリスクとなります。

グリップヒーターを最高の状態に整えることは、快適性の追求であると同時に、安全なツーリングを続けるための不可欠なメンテナンスです。

今回紹介した対策を参考に、ぜひあなたにとって最適な温もりを手に入れ、澄み切った冬の空気の中を爽快に走ろう!

この記事を書いた人
Taku
Taku
二級二輪整備士:大型二輪免許取得:愛車Lead125
125cc専門の情報発信者。各車種のスペックや走行性能、燃費比較からメンテナンスまで知識ゼロから詳しくなれるよう、すべてを“教科書レベル”で徹底解説しています!

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