
「冬のバイクは寒い!」 そんなライダーの悩みを解決する魔法のアイテム、それがグリップヒーター!
スイッチを入れるだけで手のひらがポカポカと温まり、寒い冬のツーリングや通勤が格段に快適になります。
しかし、その快適さの裏には、意外と知られていないデメリットや、導入後に「こんなはずじゃなかった・・」と後悔するポイントが隠されています。
「グリップヒーター、買おうかな?」と検討しているあなたは、この記事を読むことで、そのメリットだけでなく、デメリットもしっかりと理解できます。
購入後の後悔をゼロにし、あなたのバイクライフを本当に快適にするための、貴重な情報をお届けします!
■この記事でわかること
- グリップヒーターの意外な後悔ポイントとデメリット
- デメリットを上回る!グリップヒーターの本当のメリット
- 【後悔しないために】グリップヒーター選びと対策の決定版
- 最後に統括
グリップヒーターの意外な後悔ポイントとデメリット

ここでは、実際にグリップヒーターを導入したライダーが直面した、意外なデメリットと後悔ポイントを5つに絞って解説します。
バッテリー上がりのリスク
グリップヒーターは、電気を使って熱を発生させるため、消費電力が非常に大きいです!
特に、電圧が低い状態での使用は、バッテリーに大きな負担をかけます。
- 街乗りに潜むリスク
信号待ちが多く、エンジンの回転数が低い状態が続く街乗りでは、発電量が消費電力を下回ることがあります。結果、バッテリーの充電が追いつかず、徐々に電圧が低下し、最終的にバッテリー上がりの原因となることがあります。
- アイドリングストップ機能との相性
最近のスクーターに多いアイドリングストップ機能は、グリップヒーターとの相性が最悪です。アイドリングストップ中は発電が止まるため、グリップヒーターの使用はバッテリーを急激に消耗させます。
対策
バイクの電圧を常に確認できる電圧計をハンドル周りに取り付けることを強く推奨します!
電圧が12Vを下回るようであれば、グリップヒーターの使用を控えるか、温度設定を下げるなどの対策を講じましょう。渋滞や信号待ちが続く区間では、一時的にグリップヒーターをオフにする習慣をつけましょう。
グリップヒーターを頻繁に使う場合は、アイドリングストップ機能をオフにすることをおすすめします。
グリップが太くなることの違和感
多くのグリップヒーターは、発熱体を内蔵しているため、純正のグリップよりも直径が太くなります。
この「たった数ミリの差」が、握り心地に大きな影響を与えます。。
- 手の小さいライダーには致命的
特に手が小さいライダーは、グリップが太くなることで握り込みが浅くなり、長時間の運転で手のひらに痛みや疲労を感じることがあります。また、ブレーキレバーやクラッチレバーの操作にも影響が出ることがあります。
- 操作性の悪化
握り心地が変わることで、アクセルワークやレバー操作が微妙に不自然になり、繊細な操作が求められる場面でストレスを感じるかもしれません。
対策
可能であれば、バイク用品店で展示されているサンプルを実際に握ってみましょう。
一部のメーカー(エンデュランスなど)は、純正グリップに近い細さの製品を開発しています。多少価格が高くても、握りやすさを重視して製品を選ぶことが大切です。
やけどの危険性
グリップヒーターは、その名の通り「ヒーター」です。温度設定を「強」にしたまま使用すると、低温やけどやグローブを溶かす危険性があります。
- 低温やけどのメカニズム
寒さで手の感覚が鈍くなっている状態で、熱いグリップを長時間握り続けると、気づかないうちに皮膚がやけどを負うことがあります。
- グローブの損傷
特に、薄手のグローブや合成皮革製のグローブを使用している場合、熱によって素材が変質したり、溶けたりする可能性があります。
対策
温度調節機能が備わっているモデルを選び、気温や自身の感覚に合わせてこまめに温度を調整しましょう。
防水・防風性能に優れたグローブと併用することで、グリップヒーターの熱を効率的に利用し、温度設定を下げても暖かさを維持できます。
取り付け工賃が意外と高い
「グリップヒーター自体は安いけど、工賃が製品代以上にかかった・・」という後悔の声は少なくありません!
- DIYのハードル
グリップヒーターの取り付けは、グリップの取り外し、バッテリーからの電源取得、リレーの設置など、電気系統の知識と工具が必要です。自信がないままDIYに挑戦すると、最悪の場合、車両の故障につながるリスクがあります。
- 車種による工賃の変動
特にスクーターやフルカウルのバイクは、配線を通すために多くのカウルを脱着する必要があるため、工賃が非常に高額になる傾向があります。
対策
バイクショップやバイク用品店など、複数の店舗で見積もりを取って、工賃を比較検討しましょう。USB電源タイプのグリップヒーターや、ハンドルカバーを被せるタイプなど、手軽に取り付けられる製品も検討してみましょう。
配線がごちゃごちゃして見た目が悪い
グリップヒーターは、電源をバッテリーから引く必要があります。この配線の処理を怠ると、ハンドル周りがごちゃごちゃと見苦しくなることがあります。
- 配線がむき出しに
多くの汎用グリップヒーターは、配線が長めに設定されています。それをそのまま取り付けると、配線がハンドル周りに垂れ下がったり、露出した状態になり、せっかくのバイクの見た目を損ねてしまうことがあります。
- 車種によっては加工が必要
スクーターやフルカウルのバイクの場合、配線をカウル内に隠すために、カウルの一部を加工する必要があるかもしれません。
対策
バイクショップで取り付ける場合は、配線をできるだけ見えないように処理してくれるか、事前に確認しましょう。DIYの場合は、結束バンドや配線カバーなどを活用し、丁寧に配線を隠す作業を心がけましょう。
グリップとスイッチが一体になった製品は、配線が少なくなり、見た目をスッキリさせることができます。
デメリットを上回る!グリップヒーターの本当のメリット

ここまでデメリットばかりを挙げてきましたが、それでも多くのライダーがグリップヒーターを愛用するのには、それだけの理由があります。
ここでは、グリップヒーターの本当のメリットを再確認しましょう。
圧倒的な手の温かさ
防寒グローブだけでは、指先の冷えを完全に防ぐことはできません!
しかし、グリップヒーターは、手のひらから直接熱を供給するため、根本から冷えを解消します。
寒さでかじかんだ手も、グリップを握るだけでじんわりと温まり、凍えるような感覚から解放されます。一度この快適さを知ってしまうと、もう手放せなくなります。
快適なライディング
手が冷えると、指先の感覚が鈍くなり、ブレーキやクラッチ操作がおろそかになりがちです。グリップヒーターは、この問題を根本的に解決します。
指先の感覚が保たれるため、繊細なブレーキ操作やクラッチワークが可能になります。これにより、安全性が向上し、より快適なライディングを楽しめます。
寒さは身体を強張らせ、無意識のうちに疲労を蓄積させます。
グリップヒーターは、手のひらを温めることで全身の血行を促進し、長時間の運転でも疲れにくい身体を維持するのに役立ちます。
グローブ選びの選択肢が広がる
グリップヒーターがない場合、冬は分厚くてゴワゴワした防寒グローブが必須でした。
しかし、グリップヒーターがあれば、このグローブ選びの制約から解放されます。
グリップヒーターの熱があるため、薄手のグローブでも寒さを感じにくくなります。これにより、防寒性よりも操作性を重視したグローブを選ぶことができ、より快適なライディングが可能になります。
【後悔しないために】グリップヒーター選びと対策の決定版

グリップヒーターは、正しい知識を持って選べば、あなたのバイクライフを劇的に変える素晴らしいアイテムです。
ここでは、後悔しないための具体的な対策をご紹介します。
事前にチェックすべき3つのポイント
グリップヒーターを購入する前に、絶対にチェックすべき3つのポイントを解説します。
製品の太さ
購入前に、製品のグリップ直径を必ず確認しましょう。可能であれば、実物を握って、手のひらにフィットするかどうかを確かめることが最も重要です。
「純正グリップに近い細さ」を謳っている製品は、多少価格が高くても、握り心地の違和感を最小限に抑えられます。
消費電力
製品のワット数(消費電力)をチェックし、あなたのバイクのバッテリー容量と発電量で問題なく使用できるかを確認しましょう。
最新のLEDヘッドライトやUSB電源ポートなど、他の電装品を多数取り付けている場合は、バッテリーへの負担がさらに大きくなります!
温度調節機能
複数の段階で温度調節ができるモデルを選びましょう。
「強・中・弱」といった3段階以上の設定ができるものが理想的です。気温の変化に合わせて細かく調整することで、低温やけどのリスクを減らし、バッテリーへの負担も軽減できます。
賢く費用を抑える方法
グリップヒーターの費用を賢く抑える方法は、大きく分けて以下の点です。
セルフ取り付けに挑戦する
DIYに挑戦する場合は、以下の点を守りましょう。
- 配線図を熟読する
説明書をよく読み、配線図を正確に理解しましょう。
- 必要な工具を揃える
圧着工具やテスターなど、電気系統の作業に必要な工具を事前に揃えましょう。
- バッテリーのマイナス端子を外す
作業前に必ずバッテリーのマイナス端子を外し、ショートを防ぎましょう。
工賃比較サイトやキャンペーン情報を活用する
「DIYは自信がない・・」という方は、複数の店舗を比較検討しましょう。
バイク用品店、個人経営のバイクショップ、そしてレッドバロンなど、複数の店舗で見積もりを取ることで、工賃の相場を把握できます。
冬が近づくと、各メーカーやショップでグリップヒーターのキャンペーンが実施されることがあります。公式サイトやSNSをこまめにチェックしましょう。
最後に統括

グリップヒーターは、バイクの冬の必需品であり、一度使うと手放せないほどの快適さを提供してくれます。
しかし、そのメリットだけを見て安易に購入すると、**「バッテリー上がり」「グリップの違和感」「高額な工賃」**といった後悔に繋がる可能性があります。
後悔しないための最終チェックリストを再確認しましょう。
- あなたのバイクのバッテリー容量は十分か?
- グリップの太さによる違和感は許容範囲か?
- 取り付け費用は予算内に収まっているか?
これらのポイントを事前にしっかりと確認することで、グリップヒーターはあなたの冬のバイクライフを最高のものにしてくれます。
デメリットを正しく理解し、賢く製品を選ぶことで、後悔のない、最高の買い物を実現してください。
あなたのバイクライフをより快適にするために、ぜひグリップヒーターを!
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二級二輪整備士:大型二輪免許取得:愛車Lead125
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