スクーターに100均のスマホホルダーを付けたらクソすぎた!

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Taku
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日々の通勤、デリバリー、ちょっとしたお買い物に便利な相棒、125㏄スクーター。ナビゲーションや音楽再生のためにスマホホルダーは今や必須アイテム。

誰もが一度は考えます。「たかがスマホを固定するだけ。わざわざ高い専用品を買わなくても、100均で十分だろう・・」と。

そこで今回は100均大手のダイソーや、セリア、キャンドゥ、ワッツ、などのスマホホルダーは、果たしてスクーターに使えるのか?、を検証していきたいと思います。

私も例外ではありませんでした。この安さに惹かれる心理こそが、後に大きな失敗と後悔を招くことになるとは知らずに・・

■この記事でわかること

  • 125㏄スクーターで100均のスマホホルダーを試した理由と経緯
  • 【結論】実際に使ってみた率直な感想
  • 悲劇の全貌:100均スマホホルダーのクソすぎた問題点
  • 「これじゃ話にならん!」と悟った後に取るべき行動
  • 失敗でたどり着いた本当に使えるスマホホルダー3選
  • 最後に統括

125㏄スクーターで100均のスマホホルダーを試した理由と経緯

愛車リード125

愛車リード125

Taku
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当時、私は新しい愛車のリード125ccスクーターを購入したばかりでした。

純正やバイク用品店のホルダーは4,000円〜8,000円。その金額を出すのに躊躇し、近所のダイソーへ。

「自転車用」と書かれた、ネジ式ジョイントで固定するタイプのスマホホルダー(確か500円相当の商品)を購入しました。

「この強力そうなジョイントなら、ハンドルポスト付近の平らな部分に固定できるはず」という甘い見込みがあったのです。

取り付けは簡単。ハンドルクランプ部分にネジを回しジョイントに押し付け、レバーを下ろすだけ。

見た目はしっかり固定されているように見え、初めは「これはコスパ最強だ!」と悦に入っていました。。

【結論】ダイソーのスマホホルダーを使ってみた率直な感想

Taku
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結論から申し上げます。スクーターに100均のスマホホルダーを付けた結果、本当にクソすぎました!

私が経験した「クソすぎた」最悪の状況は、以下の通りです。

  • 走行中の画面がブレすぎてナビが全く読めない

ナビゲーションとしての機能が完全に麻痺。

  • 路面の段差衝撃でネジが緩みスマホが宙吊りに

スマホ落下の恐怖。

  • 500円の安価なのでホルダー自体の耐久性が皆無。

耐久性がほぼないので雨に濡れると劣化しやすい。

この経験は、私に**「安物買いの銭失い」**とは何かを痛感させると同時に、バイク用品の安全性を軽視してはいけないという重要な教訓を残しました。

悲劇の全貌:100均スマホホルダーのクソすぎた問題点

Taku
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なぜ、たった300円~500円程度のスマホホルダーが、スクーターという環境下でここまで機能しないのか?

それは、設計思想が**「振動対策」と「屋外耐久性」**を完全に無視しているからです。

走行中に発生した最悪のトラブル

スクーターのエンジン(特に単気筒)やサスペンションが路面から拾う微細な高周波振動は、車内の振動とは比べ物になりません。

  • 振動でスマホがガタガタ・グラグラ

視認性の問題 100均ホルダーの多くは、すべて安価な硬質プラスチックで構成されています。

この硬いプラスチックは、振動を吸収するどころか、共振して増幅させてしまいます。

結果、スマホ画面は常にパーカッションを叩いているかのようにブレ続け、文字や地図の判別が困難になります。これは、運転中に情報を確認するたびに視線を長時間逸らすことになり、極めて危険です。

固定力が弱く、落下しかけた瞬間(ヒヤリハット体験) 私が購入したネジタイプだけでなく、ミラーなどに挟むクリップ式も同様です。

スクーターの走行中に受ける風圧、エンジンの振動、路面の段差など、複合的な負荷がかかると、スマホを挟むバネが振動で緩んだり、吸盤が熱で粘着力を失ったりします。

私が最も恐怖を感じたのは、舗装の悪い道路を走行中、「パチン!」という音と共に吸盤が剥がれ、スマホが配線にぶら下がった瞬間です。

これが高速走行中だったら、スマホは後続車に轢かれていたでしょう。

「ヒヤリハット」では済まない、大事故につながる可能性を秘めています!

自転車用は絶対にスクーター(バイク)に付けるな!

100均ホルダーが本来想定しているのは、穏やかな**「車内環境」**です。つまり、スクーターやバイクでは走行中の環境が厳しいのです。

  • 防水性・耐候性の問題

安価なプラスチック(ABSやPP)やゴム、バネなどの金属部品は、紫外線や急激な温度変化に極めて弱いです。

真夏の炎天下に駐車していると、わずか数週間でプラスチックが劣化し、白く変色したり、弾力が失われて割れやすくなったりします。

当然、防水性は皆無。突然の雨で内部に水が浸入し、金属部品が錆びつくと、固定アームが動かなくなります。

  • 取り付け場所の制約と不安定な固定

スクーターのハンドル周りはカウルに覆われ、平らなスペースがほとんどありません。

無理やり固定しようとしても、ネジやクリップでは確実な固定ができず、走行中にホルダ均のーの向きが勝手に変わってしまう不安定さがありました。これは、ナビゲーションの信頼性をゼロにします。

安全面・操作性における致命的な欠陥

従来のスマホホルダーは単なる便利グッズではなく、安全運転をサポートする機器です。

  • 100均のスマホ操作のしにくさと視線移動の危険性

ガタつきが激しいため、停車中に操作しようとしても、ホルダーの不安定さでタッチミスが頻発します。

また、ナビ画面のブレを解消しようと、つい無意識に画面を注視する時間が長くなり、前方から目を離す時間が危険水域に達します。安全な運転のためには、視線移動が少なく、一瞬で情報を確認できる安定性が必要です。

  • スマホ本体へのダメージ

100均ホルダーは、スマホと接触する部分に振動吸収用の厚いゴムやシリコンパッドがほとんど使われていません。

激しい振動がスマホ本体に直に伝わることで、最悪の場合、スマホのカメラの光学手ブレ補正機能(OIS)が故障するという報告もあります。これは修理に高額な費用がかかる、**「見えないコスト」**です。

「これじゃ話にならん!」と悟った後に取るべき行動

Taku
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私の失敗から学んだことは、「バイク用品にケチってはいけない!」ということです。

特に走行中の安全に直結するスマホホルダーにおいては、耐振動設計というコストを支払う必要があるのです。

失敗を無駄にしないための教訓

100均製品とバイク専用品の決定的な違いは、その品質基準と設計思想にあります。

  • バイク専用品

時速100km超での風圧、エンジンの激しい振動、-10℃から40℃を超える温度変化など、過酷な屋外走行環境を前提に設計されています。そのため、固定部品は強化アルミやステンレスが使われ、スマホを保持する部分はゴムやシリコンで振動を抑制する機構が組み込まれています。

  • 100均製品

設計基準は**「静止状態」や「振動の少ない車内」**です。バイクの過酷な環境には全く対応できていません。

この教訓を胸に、スマホホルダー購入時に絶対チェックすべき4つのポイントをまとめました。

  • 【固定方式】

ショボいネジ式やクリップ、吸盤は避ける。ハンドルバーやミラーの根元に強固なネジでガッチリ締め付けるクランプ式であること。

  • 【耐振動性】

スマホと接触する面に厚みのあるシリコンパッドが使われているか、あるいは衝撃吸収ダンパーなどの機構が内蔵されているか。

  • 【素材の耐久性】

雨や紫外線による劣化が少ない強化プラスチック(PC+ABSなど)またはアルミ合金が使われているか。

  • 【ホールド方式】

スマホの四隅を深く包み込む四点ホールド式であること。

失敗から学ぶ!スクーター用スマホホルダーの選び方

次に、具体的にどのような機能に注目して選ぶべきかを見ていきましょう。

  • 最重要視すべきは「固定力」と「耐振動性」のバランス

頑丈なクランプでバイク本体に固定されているのは大前提。その上で、ホルダーのアーム自体が振動を吸収してくれる設計かを確認しましょう。レビューで「ブレない」「ガタつかない」といった評価が多い製品を選んでください。

  • 充電機能の有無

ツーリングやデリバリー業務に必須 ナビを長時間使用すると、スマホのバッテリーはすぐに消耗します。USB Type-A/Cポートまたはワイヤレス充電(Qi)機能が搭載されたホルダーは、長距離移動の際の安心感が全く違います。配線は多少手間ですが、一度設置すれば快適さは段違いです。

  • 操作性・着脱のしやすさ

信号待ちの瞬間を有効活用 頻繁にスマホを外して持ち運ぶ方は、片手でワンタッチ着脱ができる機構が採用されているモデルが便利です。急な電話や、目的地に着いた後の利便性に関わります。

  • 防水性能・防塵性能のレベル

スマホ本体の防水性能に頼るだけでなく、ホルダー側もIPXレベルの高い防塵防水ケース付きのタイプを選ぶと、土砂降りの雨でも安心して使用できます。特に雨の多い地域や、雨天時も運転する方には強く推奨します。

失敗でたどり着いた本当に使えるスマホホルダー3選

Taku
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私の苦い経験から、数多くの製品を比較検討し、最終的に「これなら安心して使える!」と自信を持っておすすめできる、スクーターに最適なスマホホルダーの決定版を紹介します。

これらはすべて、激しい振動と屋外の過酷な環境に耐える実績のある製品です。

ここでは、国内のライダーから絶大な信頼を得ている製品を、用途と価格帯別に紹介します。

おすすめ製品 価格帯 最も優れている点 おすすめする人
カエディア 3,000円〜5,000円 高いコスパと充電機能。アルミ合金製で耐久性が高く、USB電源付きモデルが豊富。 初めてバイク用ホルダーを買う方、デザイン性と電源供給を重視する方。
デイトナ 4,000円〜7,000円 圧倒的な固定力と安心感。バイク用品メーカーの老舗ならではの堅牢な設計とシンプルな操作性。 振動対策を最優先し、信頼できる国内メーカー品で長期間使いたい方。
RAMマウント 6,000円〜10,000円 究極の耐振動性と汎用性。独自のボールとソケットシステムで、どんなバイク・角度にも対応可能。 カメラ機能の故障を絶対に避けたい方、取り付け位置にこだわりたいプロ志向の方。
  • KAEDHIA (カエディア)

近年、ライダーからの支持が急増しているブランドです。特にアルミ合金製のホルダーは質感が高く、価格帯からは想像できないほどの高い剛性を誇ります。USB充電ポートが標準装備されているモデルが多く、「機能性」と「コスト」のバランスが最強です。多くのスクーターで採用されている細めのバーにも対応するアダプターが付属しているのも嬉しいポイント。

  • DAYTONA (デイトナ)

日本の老舗バイク用品メーカーであり、信頼性が非常に高いです。製品はシンプルながら、スマホを深くホールドする形状で、カッチリとした固定感が特長。迷ったらこれを買っておけば間違いない、**バイク用スマホホルダーの「標準」**とも言える存在です。

  • RAMマウント(ラムマウント)

航空機や軍用にも使われるほどの世界最高峰の耐久性を誇ります。ゴムボールとアームを組み合わせる独自のシステムは、振動吸収性が抜群。スマホが落ちる心配はまずありません。価格は高めですが、その信頼性は他の追随を許しません。高額なハイエンドスマホを使っている方に特におすすめです。

ホルダー設置時の注意点と安全な使い方

高性能なスマホホルダーも、取り付け方を間違えると振動対策の効果が半減します。取り付け位置のベストポジションは、振動の少ない「中心」へ。

スクーターの場合、カウルに覆われていますが、最も安定するのは「ハンドルのクランプ部分」または「ミラーの根元(基部)」です。

ハンドルバーの端や、細いステー部分に固定すると、振動が増幅されやすくなります。できる限り車体の中心に近い、「太く、頑丈な金属部分」に固定しましょう。

そして、どんなに高価なホルダーでも、走行中の予期せぬ衝撃でスマホが脱落する可能性はゼロではありません!

シリコン製の安全ストラップ(落下防止バンド)を必ず使いましょう。

これは数百円で買える最高の保険です。ホルダーとスマホをストラップで結んでおくことで、万が一の脱落時でも宙吊りになり、スマホの地面への激突を防げます。

定期的な増し締めと点検 バイクの振動は、固定ネジを徐々に緩ませます。

長距離ツーリングの前や、月に一度は、ホルダーのクランプネジやボールジョイントの固定ネジが緩んでいないか、必ずチェックし、増し締めを行ってください。

最後に統括

Taku
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ここでは、「スクーターに100均のスマホホルダーを付けたらクソすぎた!」という失敗体験を基に、あなたが同じ過ちを繰り返さないために書きました。

数百円の節約のために、数万円のスマホと安全な運転をリスクにさらすのは、どう考えても**「安物買いの銭失い」**です!

振動でナビが読めない、落下のリスクに常に怯える・・そんなストレスから解放されましょう。

今回ご紹介したような適切な耐振動性と固定力を持つ専用のスマホホルダーに投資することは、あなたのスクーターライフにおける最高の**「安全投資」であり「快適投資」**です。

今すぐ「買ってはいけない」100均ホルダーを外し、信頼できる本命ホルダーに切り替えて、安全で快適なスクーターでのナビゲーションを手に入れてください。

あなたのバイクライフが、より豊かで安心なものになることを心から願っています!

あなたはまだ、たった数百円の差で、大切なスマホと安全を危険に晒していないか?

この記事を書いた人
Taku
Taku
二級二輪整備士:大型二輪免許取得:愛車Lead125
125cc専門の情報発信者。各車種のスペックや走行性能、燃費比較からメンテナンスまで知識ゼロから詳しくなれるよう、すべてを“教科書レベル”で徹底解説しています!

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