125バイクにグリップヒーターは必要か論⇒結論絶対必要!

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Taku
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真冬の寒さ、そして手の甲の冷え、それに伴う様々な悩みを根本から解決するアイテムが、今回ご紹介する**「グリップヒーター」**です。

ここでは、特に125ccクラスのバイクに乗る方に向けて、グリップヒーターがいかに必要不可欠なアイテムであるか、その理由を徹底的に解説していきます。

バイクのエンジンをかけるためにキーを差し込む。冬の冷たい風が手袋の隙間から入り込み、指先がジンジンと痛む。通勤、通学、ツーリング。

冬のライディングは、この手の甲の冷えとの戦いと言っても過言ではありません。

そこで、125ccバイクにグリップヒーターは必要か?と、聞かれたら、結論、絶対必要!と断言できます!

■この記事でわかること

  • バイクにグリップヒーターは本当に必要か?結論絶対必要!
  • グリップヒーターの選び方/失敗しない3つのポイント
  • DIY派?プロにお任せ?
  • 【体験談】グリップヒーターをつけてみて分かったこと
  • 最後に統括

バイクにグリップヒーターは本当に必要か?結論絶対必要!

Taku
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「グリップヒーターなんて大袈裟じゃない?」「冬だけ我慢すればいいんじゃない?」そう思っている人も実際多い。。

しかし、125ccバイクにこそ、グリップヒーターは必須のアイテムだと断言できます!

なぜ125ccバイクに必須なのか?

大型バイクと比べ、125ccバイクはなぜグリップヒーターがより重要になるのでしょうか?

✅️カウルが小さく風の影響を受けやすい

大型バイクの多くは、ライダーを走行風から守るための大きなカウルやスクリーンを備えています。

しかし、125ccクラスのバイクは、ネイキッドタイプやスクータータイプが主流で、ライダーを風から守る装備が最小限にとどまっていることが多いです。

特に、走行中は常に手が風にさらされる状態になります。時速50kmで走行すれば、風速14m/s以上の風が常に手に当たり続けることになります。

これは、真冬には体感温度を劇的に下げる要因となり、指先の冷えをさらに加速させます。

グリップヒーターは、この冷たい風にさらされ続ける手元を、内側から温めることで、快適な状態を維持します。

✅️通勤や街乗りでのストップ&ゴーが多

125ccバイクは、その手軽さから通勤や通学、買い物といった街乗りで多く利用されています。

街中では、信号や渋滞で頻繁なストップ&ゴーが繰り返されます。この間、スロットルやブレーキ、クラッチの操作が頻繁に行われます。

手が冷え切っている状態では、これらの操作が億劫になり、時には指先が思うように動かなくなることもあります。

グリップヒーターがあれば、たとえ短距離の移動でも、常に手元が快適に保たれ、スムーズかつ安全な操作が可能になります。

✅️コストパフォーマンスの高さ

グリップヒーターの価格は、製品や工賃を含めても、数千円から高くても2~3万円程度です。

これは、バイクのカスタムパーツとしては比較的安価な部類に入ります。しかし、その投資によって得られる快適性や安全性は計り知れません。

高価な防寒グローブを何枚も買い揃えるよりも、グリップヒーター1つを取り付ける方が、トータルで見て圧倒的にコストパフォーマンスが高いと言えます。

これさえあれば真冬でも怖くない!

グリップヒーターを一度体験すると、もう元には戻れません。具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?

  • グローブを薄手にできる

厚手の防寒グローブは、操作性を犠牲にしがちです。グリップヒーターがあれば、保温性をグローブに頼る必要がないため、操作性に優れた薄手のグローブで快適に走行できます。

  • 疲労軽減

寒さからくる体の緊張や、指先のこわばりがなくなることで、長時間の運転でも疲れにくくなります。

  • 集中力維持

手の冷えという不快感がなくなることで、運転に集中することができます。周囲の状況判断や危険回避能力も向上し、結果として安全運転につながります。

グリップヒーターの選び方/失敗しない3つのポイント

Taku
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いざグリップヒーターを選ぼうと思っても、様々な製品があって迷ってしまいますよね。ここでは、後悔しないための3つの重要なポイントを解説します。

ポイント1:電源方式を確認する

グリップヒーターの電源方式は、大きく分けて2種類あります。

バッテリー直結タイプ

  • 特徴:バッテリーから直接配線を行うタイプです。
  • メリット:安定した電力供給が可能で、強力に温まる製品が多いです。バッテリー直結なので、USB給電タイプよりも高出力な製品が主流です。
  • デメリット:取り付けには配線の知識や技術が必要です。配線ミスをすると、バッテリー上がりやヒューズ切れなどのトラブルにつながる可能性があり、バイクのバッテリー容量を考慮する必要があります。

USB給電タイプ

  • 特徴: USBポートから電源を取るタイプです。
  • メリット:取り付けが非常に簡単です。多くの製品は、グリップに巻き付けるだけの簡単な構造になっています。配線の知識がなくても、手軽に導入できます。バイクを乗り換えても使い回しがしやすいです。
  • デメリット:バッテリー直結タイプに比べて、発熱量が劣る製品が多いです。USBポートの出力が低いと、十分な暖かさが得られない場合があります。

125ccバイクの場合、バッテリー容量が大型バイクに比べて小さいため、バッテリー直結タイプを選ぶ際は、消費電力に特に注意が必要です。

製品の消費電力を確認し、自分のバイクの発電量と見比べるようにしましょう。

ポイント2:グリップの太さと長さ

グリップヒーターは、製品によって太さや長さが異なります。自分のバイクのハンドルに合ったものを選ぶことが非常に重要です。

  • グリップの太さ

グリップが細すぎると、しっかりと握り込むことができず、違和感を感じることがあります。グリップが太すぎると、手が小さい方は握りにくく、操作性が悪化する可能性があります。購入前に、純正のグリップの直径を必ず測り、それに近いサイズの製品を選びましょう。

  • グリップの長さ

グリップの長さが合わないと、はみ出たり、逆に足りなかったりして、見た目も悪く、使い勝手も悪くなります。特に、汎用タイプのグリップヒーターを選ぶ際は、ハンドルバーの長さを事前に計測しておくことが必須です。

また、**「汎用タイプ」と「車種専用タイプ」**があります。

  • 車種専用タイプ

自分のバイクにぴったり合うように設計されているため、サイズや配線の心配がありません。価格は高めですが、安心して取り付けできます。

  • 汎用タイプ

多くのバイクに取り付け可能ですが、サイズ合わせや配線に工夫が必要になる場合があります。

ポイント3:機能性をチェック

快適性を左右する重要なポイントです。

️温度調整機能

多くの製品は、数段階の温度調整機能を持っています。気温や体調に合わせて細かく調整できるものがおすすめです。5段階以上の細かな調整ができる製品は、非常に使い勝手が良いでしょう。

✅️スイッチの位置と操作性

走行中でも安全に操作できる位置にスイッチがあるかを確認しましょう。ハンドル周りに設置するタイプや、グリップ自体にスイッチが内蔵されているタイプなど、様々な製品があります。

✅️インジケーターの有無

現在の温度設定や動作状況が一目でわかるインジケーターがあると便利です。LEDランプの色が変わるタイプや、デジタル表示されるタイプなどがあります。

DIY派?プロにお任せ?

Taku
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グリップヒーターの取り付けには、自分でやる(DIY)か、プロのバイクショップに依頼するかの2つの選択肢があります。

自分で取り付ける(DIY)メリット・デメリット

✅️メリット

  1. コストを抑えられる:最大のメリットは、工賃がかからないことです。製品代だけで済みます。
  2. カスタムの楽しさ:自分でカスタムすることで、バイクへの愛着がさらに深まります。

✅️デメリット

  1. 配線ミスのリスク:グリップヒーターは電気製品です。配線を間違えると、ヒューズが飛んだり、最悪の場合はバイクのECU(エンジンコントロールユニット)を損傷させたりするリスクがあります。特にバッテリー直結タイプの場合は注意が必要です。
  2. 専門的な工具が必要な場合も:古いグリップを外す際、接着剤が強力で剥がすのに苦労したり、グリップを固定するための専用ボンドが必要になったりします。

プロに依頼するメリット・デメリット

✅️メリット

  • 安心・確実な取り付け:経験豊富なプロが作業するため、配線ミスや不具合のリスクがほとんどありません。
  • 保証がつく場合も:取り付け不良による不具合が発生した場合、保証の対象になることがあります。
  • 手間いらず:面倒な作業や工具の準備が不要です。

✅️デメリット

  • 工賃がかかる:製品代に加えて、数千円~1万円程度の工賃が必要になります。

【重要】バッテリー上がりに注意!

これは特にDIYで取り付けるオーナーに知っておいてほしい注意点です。

グリップヒーターは、バイクの電装品の中でも比較的多くの電力を消費します。125ccバイクはバッテリー容量が小さく、発電量も限られているため、以下の点に注意が必要です。

✅️アイドリング状態での使用

信号待ちなどで長時間アイドリングしていると、発電量が消費電力を下回り、バッテリーが上がってしまう可能性があります。特に、冬季はバッテリーの性能が低下しやすいので、注意が必要です。

✅️消費電力を確認

製品パッケージや説明書に記載されている消費電力を必ず確認しましょう。多くのグリップヒーターは、片側で10W~30W程度の電力を消費します。

安心して使うためには、バイクに**「電圧計」を取り付ける**ことをおすすめします!

これにより、走行中の電圧を常に確認でき、バッテリー上がりのリスクを察知できます。

【体験談】グリップヒーターをつけてみて分かったこと

私の愛車リード125

私の愛車リード125

Taku
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私自身、リード125に乗っていますが、以前は「グリップヒーターなんて贅沢品だ!」と思っていました。

防寒グローブを重ね着したり、カイロをポケットに忍ばせたりして、冬のライディングを凌いでいました。

しかし、ある冬、耐えきれずにグリップヒーターを取り付けたのです!

初めて電源を入れた日のことは、今でも鮮明に覚えています。

スイッチを「強」にして数分後、握っているグリップからじんわりと温かさが伝わってきました。それは、これまでの手の冷えを忘れてしまうほどの感動的な暖かさでした。

それからは、冬のバイクライフが劇的に変わりました。

もう寒さで走るのを諦めなくて済む!

以前は「今日は寒そうだからやめておこうかな・・」と思うことが多々ありましたが、グリップヒーターをつけてからは、どんなに寒くても「大丈夫だ!」と思えるようになりました。

ツーリングの予定を立てるのが億劫ではなくなり、バイクに乗る機会が増えました。

手の感覚がこんなにも大切だったとは!

グリップヒーターのおかげで、グローブを薄手にすることができ、スロットルやクラッチの微調整が格段にしやすくなりました。

まるで、手の延長にバイクがあるような一体感を感じることができ、運転がさらに楽しくなりました。

正直に言って、**「もっと早くつければよかった!」**と後悔しています。

一度この快適さを知ってしまうと、もうグリップヒーターなしでは冬を越せない体になりましたね!

最後に統括

Taku
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本記事では、125ccバイクにグリップヒーターがなぜ必要か、その理由と選び方、注意点について解説してきました。

125ccバイクは、風の影響を受けやすく、街中での操作が多いため、手の冷え対策が特に重要です。

グリップヒーターは、安価な投資で快適性・安全性・疲労軽減という大きなメリットをもたらします。製品を選ぶ際は、電源方式、サイズ、機能性の3つのポイントをしっかり確認しましょう。

取り付けは、自信がない場合はプロに依頼するのが安心です。

DIYの場合は、バッテリー上がりに注意が必要です。

冬のライディングは、厳しいものだと思われがちです。

しかし、グリップヒーターという最高の相棒がいれば、その厳しさは一変し、快適で楽しい時間に変わります。

今年の冬はグリップヒーターで、最高のバイクライフを送りましょう!

この記事を書いた人
Taku
Taku
二級二輪整備士:大型二輪免許取得:愛車Lead125
125cc専門の情報発信者。各車種のスペックや走行性能、燃費比較からメンテナンスまで知識ゼロから詳しくなれるよう、すべてを“教科書レベル”で徹底解説しています!

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