ホンダドリームの車検がクソ高い!?代車まで費用かかるのか?

ホンダ車
Taku
Taku

バイク乗りにとって、2年に一度訪れる車検は愛車との付き合い方を考えさせられるイベントです。

特にホンダ車のオーナーにとって、ホンダドリームでの車検費用は正直なところ「高い!」と感じたことがあると思う。。

そこで、「400ccバイクの車検費用は一体いくらになるのか?」、また、「代車は貸出してくれるのか?」といった、現役オーナーが持つリアルな疑問に深く切り込んでいきます。

ホンダドリームの車検品質は疑うべくもありませんが、家計を預かる身としては、やはり費用は気になるところです。

■この記事でわかること

  • まずホンダドリームの車検費用をチェックしてみよう
  • ホンダドリームの車検はなぜ高いのか?
  • ネット上によくある400ccの平均車検費用は概ね5万~6万?
  • ホンダドリームで車検時の代車貸出は?費用はかかるのか?
  • 通常時の代車貸出費用は?
  • 最後に統括

まずホンダドリームの車検費用をチェックしてみよう

Taku
Taku

ホンダドリームの車検費用を語る上で、まず大前提として知っておくべきは、「費用は一律ではない」ということです!

バイクの状態、排気量、そして何よりも「どこまでの整備を依頼するか?」によって、その金額は大きく変動します。

一般的に車検費用は以下の3つの要素で構成されています。

  1. 法定費用: 自賠責保険料、重量税、検査手数料(印紙代)など。これはどこで車検を受けても(ユーザー車検以外)ほぼ変わりません。
  2. 車検基本料金(整備代行手数料): 点検・検査にかかる費用。お店の工賃、技術料です。
  3. 整備費用(部品代+工賃): 車検に通らない箇所や、安全のために交換・修理が必要な部品代と、その交換工賃。ここが最も金額の差が出る部分です。

ホンダドリームの場合、車検基本料金は、バイクショップやカー用品店よりやや高めに設定されているのが実情でしょう。

これは、「ホンダ車のプロフェッショナルによる、確かな技術と純正部品の使用、そして徹底した点検」という、ドリームが提供する付加価値への対価だと私は理解しています。

私の経験から言うと、400ccクラスの基本的な車検(法定費用+基本料金+必要最低限の整備)で、最低でも6万円台、平均で10万円前後は見ておくべきです。

特に購入後初めての車検や、日頃からあまりメンテナンスをしていない車両だと、消耗品の交換が多くなり、15万円を超えることも珍しくありません。

ドリームの店舗では、車検時に「ベーシックコース」「スタンダードコース」「プレミアムコース」のように、点検・整備の範囲を選べるプランを設けていることが多いです。

当然ながら、プレミアムを選ぶほど、費用は高くなりますが、その分安心感は増します。

✅️400ccネイキッドの場合

費用の種類 金額の目安(主観) 主な内容
法定費用 約25,000円 自賠責保険、重量税、印紙代。変動なし。
車検基本料金 約40,000円~ ドリームの技術料、検査代行費用。
整備費用 30,000円~80,000円以上 オイル、フィルター、ブレーキフルード、タイヤ、パッド、プラグなどの交換。変動大。
合計 95,000円~145,000円以上 安心と純正部品代込みの費用。

この金額を見て、「やはり高い・・」と感じるか、「プロの安心代としては妥当」と感じるかは人それぞれですが、ドリームの車検は**「安心を買う」**側面が非常に強いなと。。

ホンダドリームの車検はなぜ高いのか?

Taku
Taku

ホンダドリームの車検費用が、他の一般的なバイクショップやユーザー車検代行業者と比較して「高い」と感じられるのには、明確な理由がある。

これは決して、「ぼったくり・・」などではなく、提供されるサービスの質と内容を考えれば、むしろ「適正価格」と捉えることもできるオーナーも多い。

私が考える、ドリームの車検が高い主な理由は以下の通りです。

ホンダのプロによる専門性の高い整備

ホンダドリームの整備士は、ホンダの製品に特化した専門的なトレーニングを受けています。最新のエレクトロニクスや特殊な構造を持つホンダ車(特に大型モデル)であっても、正確な診断と整備が可能です。

  • 純正診断ツール

メーカー独自の診断ツールを駆使し、エラーコードの読み取りやECUのチェックを徹底的に行います。

  • 最新のサービス情報

メーカーから直接、最新の技術情報やリコール、サービスキャンペーン情報が提供されるため、潜在的なトラブルの発見にも優れています。

この**「専門性」と「情報の鮮度」**こそが、他店との決定的な差であり、基本工賃に反映されているのです。

徹底した点検項目と「予防整備」の推奨

ドリームの車検は、「車検に通るための整備」だけでなく、「次の車検までの2年間、オーナーが安心して乗るための整備」という側面が強いです。

車検の検査項目外であっても、劣化が進んでいる消耗品があれば、「このままでは2年持たない・・」「安全性に問題が出る可能性がある・・」と判断し、交換を推奨してきます。これが、一般に「予防整備」と呼ばれるものです。

例えば、ブレーキパッドの残量が車検基準はクリアしていても、次回の点検時期までに危険水域に入りそうであれば、交換を提案されます。

タイヤの溝が残っていても、製造年が古い、またはヒビ割れが見られれば、安全のために交換を勧められます。

ユーザーからすれば「まだ使えるのに」と感じるかもしれませんが、ドリーム側は「ホンダ車の看板を背負っている以上、万全の状態で送り出したい」というプロ意識の表れと私は見ています。この「徹底ぶり」が、結果として整備費用を押し上げる要因となるわけです。

純正部品の使用を基本とするポリシー

ドリームでは、修理・交換部品として、原則として「ホンダ純正部品」を使用します。

純正部品は、バイク本体の設計基準に合わせて最高の性能と耐久性が保証されていますが、アフターマーケットの社外品に比べて価格が高いのが一般的です。

社外品や格安部品を積極的に使うことで費用を下げることは可能ですが、ドリームは「品質と適合性を最優先する」という方針のため、この部品代の差が、他店との総額の違いとして現れます。これは、「愛車のオリジナルの性能を維持する」ための、いわば「ブランド維持費」と捉えることができます。

充実した設備と運営コスト

ドリームのような大規模ディーラーは、広々とした整備工場、高額な専用工具、清潔で快適な商談スペースなど、充実した設備を保有しています。

また、これらの設備維持費、熟練整備士の人件費、そして企業としてのブランド維持コストなど、運営にかかる固定費も、個人経営のバイクショップより高くなる傾向があります。

これらの要因を総合的に考えると、ホンダドリームの車検費用は、「最高の安心感、専門的な技術、高品質な純正部品、そして万全の予防整備」という、トータルパッケージとしての価値を反映した価格であると言えるのかもしれない。

ネット上によくある400ccの平均車検費用は概ね5万~6万?

Taku
Taku

インターネットやバイク雑誌で「400ccの車検費用の相場は概ね5万~6万」といった情報を見たことがある人は多いと思う。

この「5万円~6万円」という数字は、半分正しく、半分誤解を招く数字だと私は考えています。

数字が意味するもの

この「5万円~6万円」という相場は、主に以下の要素で構成されている場合がほとんどです。

  1. 法定費用:(約25,000円)
  2. 車検基本料金:(30,000円~40,000円程度)
  3. 整備費用: ほぼゼロ

つまり、バイクが完璧な状態であり、一切の整備や消耗品の交換を必要としない場合の、最低限の費用」を指しているのです。

これは、「ユーザー車検」や「法定費用+代行手数料のみを極限まで削った車検代行業者を利用した場合に現実的となる金額です。

現実的な400ccの車検費用は?

しかし、普通のバイクオーナーがホンダドリームで車検を受ける場合、**「整備ゼロ」**で済むことはまずありません。。

多くのオーナーにとって現実的な車検費用は、冒頭のチェックで示した通り、9万~10万円程度が平均ゾーンだと私は感じています。

比較項目 6万円で済むケース(格安車検) 10万円になるケース(ホンダドリーム)
場所 車検代行業者、ユーザー車検 ホンダドリーム、正規ディーラー
整備内容 **車検基準クリアのみ。**消耗品交換は一切なし。 **予防整備込み。**次の2年間を見据えた整備。
交換部品 ほぼゼロ。通らない箇所のみ。 エンジンオイル、フィルター、ブレーキフルード、プラグなど、定期交換部品も含む。
使用部品 社外品、格安品の使用も辞さない。 純正部品を原則使用。
安心感 自分で状態を把握する必要あり。 ドリームのお墨付きという安心感。

結論として、「400ccの車検費用は6万円」というのは、「最低限の検査代行料」と理解すべきです。

ホンダドリームに「安心・安全・純正」を求めて車検を依頼する場合、「6万円」で済むことはないと心に留めておき、プラス3~4万円の整備費用を予算に組み込んでおくのが、賢明なオーナーの姿勢だと思います。

ホンダドリームで車検時の代車貸出は?費用はかかるのか?

Taku
Taku

車検や修理でバイクを預ける際、地味に困るのが「移動手段」です。愛車がない2~3日、あるいは部品待ちで1週間ともなると、通勤や買い物に大きな支障をきたします。ホンダドリームでの代車事はどうなっているのか?

私の知る限り、多くのホンダドリーム店舗では、車検や修理で入庫するユーザーに対し、「代車を無料で貸し出す」サービスを提供しているケースが非常に多いです。

車検時の代車は「無料」が一般的

車検や点検の入庫が決定した際、予約の段階で「代車希望」と伝えれば、基本的に無料で貸し出しを受けられることがほとんどです。

ただし、いくつかの注意点があります!

  1. 車種は選べない: 貸し出される代車は、50ccのスクーター(原付一種)や、125ccのスクーター(原付二種)が多いです。ご自身の愛車が大型バイクであっても、代車が原付になる可能性は十分にあります。
  2. 台数に限りがある: 特に車検が集中する時期(春先など)は、代車の稼働率が高くなります。代車が必要な場合は、予約時に必ず確認し、早めに抑えてもらうことが重要です。
  3. 保険とガソリン: ほとんどの場合、任意保険は店舗側で加入済みですが、万が一の際の免責金額などが設定されている場合があるため、確認が必要です。また、使用した分のガソリンは満タンにして返却するのがマナーです。

ドリームのような正規ディーラーにとって、代車貸し出しは「顧客サービス」の一環であり、車検という高額なサービスを利用してくれる顧客への「付加価値」として無料で提供されていると解釈できます。

代車が「有料」になる可能性もゼロではない・・

例外的に代車が有料となるケースも存在します。

  • 長期の修理の場合: 部品取り寄せなどで修理期間が1週間を超えるなど、長期にわたる場合、店舗によっては「長期貸し出し料金」や「距離制限を超える場合の費用」が設定されていることがあります。
  • 「とりあえず点検だけ」の場合: 車検ではなく、「異音がするから見てほしい」といった軽微な点検・相談のみの場合、代車貸し出しの対象外となるか、有料となる場合があります。

いずれにせよ、代車が必要な場合は、見積もりを取る際に必ず「代車は無料ですか?どんな車種ですか?」と尋ねるのが最も確実です。

通常時の代車貸出費用は?

Taku
Taku

車検時ではなく、日常的なメンテナンスや軽微な修理でバイクを預ける際の代車貸出費用についても触れておきましょう。

この場合の代車貸出費用は、店舗や預け期間によって対応が分かれますが、ホンダドリームのような正規ディーラーであれば、以下のパターンが多いです。

軽微な作業(無料のケース)

エンジンオイル交換、タイヤ交換など、数時間〜半日で終わる作業の場合、基本的に待合室で待つことを推奨されますが、どうしても席を外したい、短時間の外出が必要な場合は、無料で代車(原付スクーター)を貸し出してくれることが多いです。

これは「一時的な便宜供与」としてのサービスです。

数日〜1週間程度の修理(無料~低額のケース)

部品交換を伴う修理、重整備など数日を要する場合も、車検と同様に、無料で代車を貸し出してくれる店舗が多いです。

ただし、この場合も「車検入庫時」と比べて、代車を準備してもらえるまでの待ち時間が発生したり、**「代車は原付に限る」**といった制限がより厳しくなる可能性があります。

ごく稀に、任意保険料や維持管理費の一部として、1日あたり数百円~1,000円程度の低額な料金を設定している店舗もあります。

注意が必要なケース(有料の可能性が高い)

オーナーの自己都合によるカスタム作業など、「社外マフラーを付けてほしい」「〇〇をカスタムしてほしい」といった、車検や故障に直結しないオーナー都合のカスタムや整備の場合、代車は有料となるか、貸し出し自体を断られる場合があります!

ドリームはあくまで「整備・修理」を優先する場所です。

長期化する場合は、維持管理費用の観点から有料となる可能性も高まります。

結論として、ホンダドリームは「車検や故障修理など、バイクが走れないやむを得ない理由」で入庫する場合、高い確率で代車を無料で貸し出してくれると期待して良いでしょう。

これは、ホンダドリームというブランドの、顧客への高いサービス意識の表れだと私は感じています。

ただし、利用する際は、車種や利用期間について、必ず事前に確認と合意を得ることが重要です。

最後に統括

Taku
Taku

長々とホンダドリームの車検について、語ってきました。最後に、この記事の核となるメッセージを統括します。

ホンダドリームの車検費用は、他店の格安車検と比較すれば、間違いなく「高い」です!

しかし、その「高い」費用には、以下の「安心の対価」が含まれていることを忘れてはいけません。

  1. ホンダ車のプロフェッショナルによる専門整備: 複雑化する現代のホンダ車を正確に診断・整備できる、メーカー直系の技術力。
  2. 品質保証された純正部品の使用: 愛車のオリジナル性能と高い耐久性を維持するための、確かな部品。
  3. 予防整備による安心の2年間: 車検基準をクリアするだけでなく、次の2年間をトラブルなく走破するための徹底的な点検と対策。
  4. 充実したサービス(無料代車など): 顧客体験を重視した、快適なサービス提供。

特に、大型バイクや最新の電子制御が搭載されたモデルのオーナーであればあるほど、その「専門性」の価値は計り知れません。私の主観では、多少費用が高くなっても、「ドリームで車検を受けていれば安心」という心の平穏には、十分な価値があると感じています。

費用を抑えたいと考えるのは当然です。しかし、ドリームのような正規ディーラーで「値引き交渉」をするのは、あまり得策ではありません。

賢いオーナーが行うべきは「相談」です。

  • 予算を正直に伝える: 「今回の車検は〇万円以内に抑えたい」と率直に伝えましょう。
  • 優先順位を明確にする: 「安全に関わる部品は交換するが、見た目や快適性に関わるものは後回しにしたい」など、整備の優先順位を相談します。
  • 見積もりの内訳を徹底的に聞く: なぜこの部品交換が必要なのか、2年持たない理由は何かを質問し、納得した上で作業を依頼しましょう。

ドリームの整備士は、バイクの状態を最もよく理解しています。彼らとのコミュニケーションを通じて、「安全」と「費用」の最適なバランス点を見つけることが、ホンダドリームでの車検を成功させる鍵となります。

あなたの愛車が、次の車検までの2年間も、安全で快適なバイクライフを提供してくれることを心から願っています!

■ホンダの関連記事はこちら

この記事を書いた人
Taku
Taku
二級二輪整備士:大型二輪免許取得:愛車Lead125
125cc専門の情報発信者。各車種のスペックや走行性能、燃費比較からメンテナンスまで知識ゼロから詳しくなれるよう、すべてを“教科書レベル”で徹底解説しています!

コメント