ビンテージのベスパ専門店を大阪・名古屋・福岡別に調査!

ベスパ車
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イタリアが誇るスクーターの代名詞、ベスパ。その独特の丸みを帯びたデザインと、軽快な走りは、単なる移動手段を超え、多くの人々に愛されるライフスタイルの一部となっています。

しかし、ビンテージベスパを手に入れるというのは、一般的な中古車探しとは少し異なります。

長年の時を経たスクーターであるため、専門的な知識と専門店ならではの技術を持ったショップ選びが非常に重要です。

信頼できる専門店を見つけることが、安心してビンテージベスパライフを送るための第一歩となります。

この記事では、ビンテージベスパの主要な販売エリアである大阪、名古屋、福岡に焦点を当て、それぞれの地域にあるおすすめの専門店をリサーチします。

さらに、ビンテージベスパが中古でどれくらいの価格で手に入るのか、どのような種類があるのか、そして一番人気の車種はどれなのかといった、ビンテージベスパに関するあらゆる疑問に答えていきます。

あなたのビンテージベスパへの情熱を、ここで爆発させて下さい!

■この記事でわかること

  • 大阪のビンテージベスパ専門店をリサーチ
  • 名古屋のビンテージベスパ専門店も調査
  • 福岡のビンテージベスパ専門店はどうか?
  • ベスパのビンテージは中古車だったら値段どれくらい?
  • ベスパのビンテージ種類は?
  • ベスパのビンテージで一番人気なのはどの車種?
  • 最後に結論のまとめ

大阪のビンテージベスパ専門店をリサーチ

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大阪は、関西地方における経済と文化の中心地であり、個性的なショップが集まる場所としても知られています。

ビンテージバイクやスクーターのカルチャーも根付いており、ベスパの専門店もいくつか存在します。ここでは、大阪でビンテージベスパを探す際に注目すべき専門店をいくつかご紹介します。

大阪でビンテージベスパの購入やメンテナンスを検討するなら、以下のショップが選択肢となるでしょう。これらのショップは、長年の実績と高い専門性で知られています。

VESPA 大阪中央(株式会社ベスパ大阪)

出典ベスパ大阪中央

VESPA大阪は、その名の通りベスパを専門に扱うショップであり、新車からビンテージまで幅広いモデルを取り扱っています。

特にビンテージベスパに関しては、レストア済みの車両販売から、部品の供給、修理、そしてカスタムまで、トータルでサポートしてくれることで定評があります。

長年の経験を持つ熟練のメカニックが在籍しており、安心して任せられるのが大きな魅力です。ウェブサイトでは、常に在庫車両の情報が更新されており、希望のモデルが見つかる可能性も高いでしょう。

初心者からベテランまで、幅広い層のニーズに対応しています。

✅️アクセス

大阪市内に店舗を構えており、電車や車でのアクセスも比較的便利です。詳細は、事前にウェブサイトで確認することをおすすめします。

住所:大阪市鶴見区横堤4-26-34 3F

✅️サービス

販売だけでなく、点検、修理、車検代行、カスタム相談など、ベスパライフをサポートするサービスが充実しています。特に、ビンテージベスパのトラブルシューティングや、部品調達のノウハウは、専門店ならではの強みです。

RIDE ON(ライドオン)

出典ライドオン

RIDE ONは、ベスパを含む輸入スクーター全般を扱うショップですが、特にビンテージベスパの取り扱い実績も豊富です。

レストア済みの上質な車両から、状態の良い中古車まで、幅広いラインナップを揃えていることがあります。ウェブサイトやSNSで、入荷情報やレストアの進捗状況などを発信していることも多く、こまめにチェックすると良いでしょう。

オーナーやスタッフもベスパに造詣が深く、購入前の相談から、購入後のアフターケアまで親身になって対応してくれます。

✅️アクセス

大阪茨木市に店舗があり、主要駅からアクセスしやすい立地にあることが多いです。実際に足を運んで、在庫車両の豊富さやショップの雰囲気を体験してみることをおすすめします。詳細はウェブサイトで。

住所:大阪府茨木市舟木町4-1

✅️サービス

販売、整備、パーツ供給はもちろん、カスタムに関する相談にも応じてくれます。特に、自分だけのオリジナルビンテージベスパを作りたいと考えている方にとっては、頼れる存在となるでしょう。

BENE (ベーネ)

出典BENE

こちらもベスパを専門に扱うショップで、特にビンテージベスパのレストアには定評があります。

一台一台丁寧に仕上げられた車両は、まさに美術品のようなクオリティを誇ります。

徹底したレストア工程を経て販売される車両は、価格はそれなりに高くなりますが、その分、安心して長く乗り続けることができるでしょう。ウェブサイトでは、レストアの様子やこだわりが紹介されており、職人の情熱を感じることができます。

✅️アクセス

こちらも大阪市内に位置しており、その分広々としたスペースで車両が展示されていることが多いです。詳細はウェブサイトで。

住所:大阪府大阪市城東区中央1-4-22

✅️サービス

フルレストア販売が中心ですが、持ち込み車両のレストア依頼や、特定部品の修理なども相談可能です。ビンテージベスパの「かかりつけ医」として、長く付き合えるショップを探している方には最適です。

ショップ選びのポイント in 大阪

大阪でビンテージベスパの専門店を選ぶ際には、以下の点を考慮すると良いでしょう。

  • 在庫車両の豊富さ

実際に多くの車両を見て、自分の目で状態を確かめることができるか。

  • レストアの品質

ショップがどのような基準でレストアを行っているか。フルレストア車両の場合、その工程や保証について明確な説明があるか。

  • アフターサービス

購入後の点検、修理、部品供給などのサポート体制が充実しているか。特にビンテージはトラブルがつきものなので、購入後も気軽に相談できる関係性を築けるかが重要です。

  • スタッフの知識と熱意

ベスパに対する深い知識と情熱を持っているか。質問に対して的確なアドバイスをくれるか。

  • 口コミや評判

実際にそのショップを利用した人々の評判や口コミを参考にすること。

大阪には、ベスパへの深い愛と専門知識を持ったショップが複数存在します。これらの情報を参考に、あなたの理想のビンテージベスパを見つけ、素晴らしいスクーターライフをスタートさせてください!

名古屋のビンテージベスパ専門店も調査

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中部地方の中心都市である名古屋も、バイクやスクーターの文化が盛んな地域であり、ビンテージベスパを扱う専門店も存在します。

ここでは、名古屋でビンテージベスパを探す際に注目すべきショップを調査します。

名古屋エリアでビンテージベスパの購入やメンテナンスを検討するなら、以下のショップが有力な選択肢となるでしょう。

Vespa 名古屋天白(株式会社ベスパ名古屋)

出典ベスパ名古屋天白

大阪と同様に、名古屋にも「Vespa 名古屋天白」という正規ディーラー兼専門店が存在します。

新車販売が中心ではありますが、ビンテージベスパの取り扱い実績も豊富で、レストア車両の販売や、メンテナンス、部品調達なども相談できる場合があります。

メーカーとの連携が強いため、最新の情報や部品の供給がスムーズな点がメリットです。特に、ベスパ全般の知識が豊富で、ビンテージモデルと現代モデルの両方に精通しているため、比較検討しながら相談できるでしょう。

✅️アクセス

名古屋市内の幹線道路沿いなど、アクセスしやすい場所に店舗を構えていることが多いです。駐車場も完備している場合が多いので、車での来店も便利です。詳細はウェブサイトで。

住所:愛知県名古屋市天白区植田南2-1104

✅️サービス

新車・中古車販売、修理・点検、純正部品・アクセサリー販売、車検代行など、幅広いサービスを提供しています。ビンテージベスパの診断や、正規部品を使った修理を希望する場合には、選択肢に入れるべきショップです。

WELLD (ウェルド)

出典https://welld.exblog.jp/

名古屋で長年にわたりビンテージスクーターの専門店として活動しているショップです。

ベスパを中心に、ランブレッタなど、イタリアンビンテージスクーター全般に強いことで知られています。一台一台丁寧にレストアされた車両は、高いクオリティを誇り、遠方からのファンも訪れるほどです。

ウェブサイトでは、販売車両の詳細な情報や、過去のレストア事例などが紹介されており、ショップの技術力の高さが伺えます。

✅️アクセス

名古屋市内または近郊に店舗を構えています。事前に電話やウェブサイトで問い合わせて、訪問日時を調整することをおすすめします。

住所:愛知県名古屋市港区入場1丁目301-2

✅️サービス

ビンテージスクーターの販売、フルレストア、部分修理、エンジンオーバーホール、部品販売など、専門的なサービスが充実しています。特に、エンジン内部のトラブルや、電気系統の複雑な修理など、他店では難しいとされる作業も対応してくれることがあります。

しっぽ屋

出典しっぽ屋

ビンテージベスパに対する深い愛情と知識を持ったショップです。オーナー自身がベスパの愛好家である場合が多く、趣味性が高く、マニアックな相談にも乗ってくれるでしょう。

一期一会の出会いを大切にしており、ウェブサイトやSNSでの情報発信は少なめでも、口コミで評判が広がるタイプのショップです。車両の状態を細かく説明してくれたり、購入後のアドバイスも手厚いことが多いです。

✅️アクセス

名古屋の市街地から少し離れた場所にひっそりと佇んでいることもあります。訪問前には必ず連絡を取り、営業状況や在庫を確認することをおすすめします。詳細はウェブサイトで。

住所:愛知県春日井市高蔵寺町北2丁目124

✅️サービス

販売車両は限られるかもしれませんが、その分厳選された良質なビンテージベスパが見つかる可能性があります。特定のモデルを探している場合や、じっくりと相談しながら購入を決めたい方には向いています。

名古屋でのショップ選びのコツ

名古屋でビンテージベスパの専門店を選ぶ際のコツは、大阪と共通する点が多いですが、特に以下の点を意識すると良いでしょう。

  • 専門性と実績

長年にわたってビンテージベスパを扱ってきた実績があるか。特に、旧いモデルのメカニズムに関する知識と修理技術が重要です。

  • ユーザーとのコミュニケーション

オーナーやスタッフが、ビンテージベスパの維持に関する現実的なアドバイスをくれるか。故障時の対応や、定期的なメンテナンスの頻度など、正直な情報を提供してくれるか。

コミュニティとの連携: 地元のベスパオーナーズクラブやイベントなどとの繋がりがあるショップは、情報交換の場としても活用できる可能性があります。

  • 保証とサポート

ビンテージ車両に対する保証内容(もしあれば)や、購入後のアフターサポートについて、契約前にしっかりと確認すること。

名古屋には、ベスパ愛に溢れる専門店が点在しています。これらのショップを訪れて、実際にビンテージベスパの魅力に触れ、あなたの相棒となる一台を見つけてください。

福岡のビンテージベスパ専門店はどうか?

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九州の玄関口であり、活気あふれる都市である福岡も、独自のバイク・スクーターカルチャーを持っています。

ビンテージベスパを求める声も少なくなく、専門的なショップも存在します。ここでは、福岡でビンテージベスパを探す際に注目すべき専門店を調査します。

福岡エリアでビンテージベスパの購入やメンテナンスを検討するなら、以下のショップが有力な選択肢となるでしょう。

Vespa MOTO GUZZI FUKUOKA(株式会社ベスパ福岡)

出典Vespa MOTO GUZZI FUKUOKA

大阪や名古屋と同様に、福岡にもベスパの正規ディーラー「Vespa 福岡」があります。

新車販売がメインではありますが、ビンテージベスパのメンテナンスや、稀に良質な中古ビンテージ車両の取り扱いがある場合もあります。

正規ディーラーならではの安心感があり、メーカーとの連携も強いため、純正部品の入手など、サポート面で優位性があります。現代のベスパとビンテージベスパの両方に精通したスタッフに、幅広い相談ができる点が魅力です。

✅️アクセス

福岡市内の主要道路沿いや、アクセスしやすい場所に店舗を構えていることが多いです。駐車場も完備されている場合が多いので、車での来店も便利です。詳細はウェブサイトで。

住所:福岡市早良区小田部4-5-1

✅️サービス

新車・中古車販売、修理・点検、純正部品・アクセサリー販売、車検代行など、ベスパ全般に関する幅広いサービスを提供しています。ビンテージベスパの基本的なメンテナンスや、トラブル診断を任せるのにも適しています。

Pushrod(プッシュロッド)

出典http://www.e-pushrod.com

福岡でビンテージバイク全般を扱うショップの中には、ベスパを含むビンテージスクーターに特化した知識と技術を持つところもあります。

これらのショップは、特定のブランドに限定せず、様々な時代のビンテージ車両を扱っているため、幅広い視点からアドバイスを得られる可能性があります。

ベスパ以外のビンテージバイクも好きだという方には、特に面白いショップとなるでしょう。独自のルートで希少な車両を仕入れていることもあります。

✅️アクセス

福岡市内からは郊外の場所にあります。事前に連絡してアポイントを取るのがスムーズでしょう。詳細はウェブサイトで。

住所:福岡県筑紫郡那珂川町片縄8-26

✅️サービス

ビンテージバイク全般の販売、レストア、修理、カスタムを手がけています。特に、旧車の電気系統やキャブレターの調整など、専門的な技術を要する作業に長けているショップが多いです。ベスパ特有の問題にも対応できるか、事前に確認することをおすすめします。

Vespa Garage MIKURIYA  (べスパ ガレージ ミクリヤ)

出典https://vespamikuriya.sakura.ne.jp

地域に根ざした小規模なスクーターショップの中には、長年の経験からビンテージベスパの知識と修理技術を持つ店主がいる場合があります。

ウェブサイトなどで大々的に宣伝していなくても、地元での口コミで評判が広まっているようなショップです。

こうしたショップは、アットホームな雰囲気で、じっくりと相談に乗ってくれることが多いです。店主のベスパへの情熱が感じられる場所を見つけられれば、長期的なパートナーとして信頼できるでしょう。

✅️アクセス

住宅街の中や、少し分かりにくい場所にあることもあります。訪問前には必ず電話で連絡を取り、営業日時やビンテージベスパの対応状況を確認することが必須です。詳細はウェブサイトで。

住所:福岡県福岡市南区野間2-6-23

✅️サービス

新車・中古のスクーター販売がメインであっても、ビンテージベスパの基本的なメンテナンスや、簡単な修理であれば対応してくれる場合があります。大規模なレストアなどは専門外かもしれませんが、日常の「かかりつけ医」としては頼りになります。

福岡でのショップ選びの着眼点

福岡でビンテージベスパの専門店を選ぶ際には、以下の着眼点を参考にすると良いでしょう。

  • 専門知識の深さ

ベスパ、特にビンテージベスパのモデルごとの特性や弱点、修理方法について、どれだけ深い知識を持っているか。

  • レストア実績の確認

ショップの過去のレストア実績や、販売車両の品質をウェブサイトや直接の会話で確認する。

  • アフターケアの明確さ

購入後の保証、定期メンテナンス、トラブル発生時の対応フローなどが明確であるか。

  • 部品調達能力

希少なビンテージ部品の調達ルートを持っているか。または、代替部品やリプロダクション部品の品質を見極める能力があるか。

  • オーナーやスタッフとの相性

ビンテージベスパは、長く付き合うことになる乗り物です。オーナーやスタッフとの相性が良く、信頼関係を築けるショップを選ぶことが、快適なベスパライフには不可欠です。

福岡にも、ベスパの魅力を理解し、ビンテージモデルの維持に情熱を燃やすショップが存在します。これらの情報を参考に、あなたのビンテージベスパ探しに役立ててください。

ベスパのビンテージは中古車だったら値段どれくらい?

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ビンテージベスパの購入を検討する上で、最も気になるのが価格でしょう!

ビンテージベスパの中古車価格は、年式、モデル、車両の状態(未レストア、部分レストア、フルレストア)、走行距離、希少性、そして販売ショップによって大きく変動します。

ここでは、一般的な価格帯と、価格を左右する要因について詳しく解説します。

価格帯の目安

ビンテージベスパの中古車価格は、一概にいくらとは言えませんが、おおよその目安は以下の通りです。

✅️ベース車両(要フルレストア、不動車など)

価格: 10万円~50万円程度

エンジンがかからない、外装が大きく損傷している、主要部品が欠品しているなど、大がかりな修理やレストアが必要な車両です。

購入後に、車両本体価格をはるかに上回るレストア費用(数十万円~百万円以上)がかかることを覚悟する必要があります。DIYでレストアを楽しみたい上級者や、専門業者に依頼して完璧な状態に仕上げたい方向けです。

注意点: 素人判断では状態を正確に見極めるのが難しく、予想外の追加費用が発生するリスクが高いです。

✅️平均的な状態の車両(走行可能だが、要メンテナンス・部分修理)

価格: 30万円~80万円程度

エンジンはかかるものの、外装に傷や錆があったり、電気系統に不具合があったり、タイヤやブレーキなど消耗品の交換が必要だったりする車両です。購入後に、ある程度の整備費用やカスタム費用が発生することを想定しておくべきです。

注意点: 専門店での点検・整備費用が別途必要になることが多く、購入総額は上記の価格帯よりも高くなる可能性があります。

✅️良質な中古車(走行可能、整備済み、美車に近い状態)

価格: 50万円~120万円程度

エンジンや駆動系が良好で、外装も比較的綺麗に保たれている、または販売店によって基本的な整備が施された車両です。購入後すぐに乗り出すことができ、安心して維持できるでしょう。比較的流通量も多い価格帯です。

注意点: 美車に近いとはいえ、ビンテージ車両であることには変わりないので、定期的なメンテナンスは必須です。

✅️フルレストア済み車両(コンクールコンディション、極上車)

価格: 100万円~300万円以上

特徴: 専門のレストアラーによって完全に分解され、フレームの板金塗装からエンジンのオーバーホール、全ての部品の修復または新品(オリジナル部品または高品質なリプロダクション部品)への交換が行われ、新車時とほぼ同じ状態にまで復元された車両です。

動く美術品のような価値を持ち、コレクターズアイテムとして扱われます。

注意点: 価格は非常に高額ですが、その分、安心して長く乗り続けることができ、再販価値も高い傾向にあります。ただし、そのクオリティを維持するためのケアも必要です。

年式とモデル

古い年式(例:1950年代~1960年代初期のフェンダーライトやスモールフレームなど)は、希少性が高く、高値がつく傾向にあります。

映画やドラマに登場したモデル(例:「ローマの休日」のフェンダーライト、「探偵物語」のPX初期型など)は、人気が高く、相場が高めになります。

生産台数が少なかった限定モデルや、特定の市場向けに作られたレアなモデルも高額です。

車両の状態

機関系の状態: エンジン、ミッション、ブレーキ、電気系統などが正常に機能するか。オーバーホール済みかどうか。

外装の状態: 塗装の劣化、錆、凹み、修復歴の有無など。オリジナル塗装の有無も重要視されます。

部品のオリジナル性: どれだけオリジナル部品が残っているか。欠品や代替部品が多いと価格は下がります。

走行距離

オートバイと同様に、走行距離が少ないほど高値がつく傾向にありますが、ビンテージ車両の場合は、それよりも「定期的なメンテナンス」や「適切な保管状態」の方が重要視されることもあります。

書類の有無と正規登録の可否: 国内でナンバー登録が可能な書類が揃っているか、車体番号とエンジン番号が一致しているかなども、価格に影響します。特に並行輸入車の場合は注意が必要です。

販売ショップと保証: 信頼できる専門ショップが、きちんと整備・レストアを行い、アフターサポートや保証(もしあれば)を付けて販売している車両は、個人売買や安価なショップよりも高価になりますが、その分安心感があります。

ビンテージベスパの購入は、単なる中古車の購入ではなく、「そのベスパが辿ってきた歴史と、これからの歴史を継承する」という側面も持ち合わせています。

価格だけでなく、車両の状態、ショップの信頼性、そして何よりもそのベスパに対する自分の情熱を考慮して、最適な一台を選びましょう。

ベスパのビンテージ種類は?

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ベスパは1946年に最初のモデルが登場して以来、数多くのモデルが生産されてきました。

その多様なモデルが、それぞれ独自の魅力を持っており、ビンテージベスパの世界を奥深いものにしています。ここでは、主要なビンテージベスパの種類と、その特徴について解説します。

初期型ベスパ(1946年~1950年代前半)

ベスパの歴史の始まりを告げるモデル群で、その後のスクーターの原型を築きました。

  • Vespa 98 (1946-1947)

ベスパの最初のモデル。

98ccの2ストロークエンジンを搭載し、特徴的な「フェンダーライト」(フロントフェンダーの上にヘッドライトがある)デザインが採用されました。生産台数が少なく、非常に希少価値が高いコレクターズアイテムです。

  • Vespa 125 (1948-1953)

排気量が125ccに拡大され、より実用性が向上したモデル。

「ローマの休日」に登場したベスパも、このVespa 125のフェンダーライトモデルとされています。この時期はまだフェンダーライトが主流でした。シンプルで美しい流線型のボディが特徴です。

ラージフレーム系ベスパ(1950年代中盤~1970年代)

ベスパのメインストリームを形成したモデル群で、より洗練されたデザインと実用性が追求されました。

  • Vespa 150 (VBB/VBAなど)

1950年代後半から1960年代にかけて普及した150ccモデル。

ヘッドライトがハンドルバーに移設され、現代のベスパに近いスタイルになりました。

堅牢な作りと安定した走行性能で、世界中で愛されました。最も入手しやすく、ビンテージベスパの入門としても人気が高いです。

  • Vespa GL / Sprint / Super / Rally

1960年代から1970年代にかけて生産されたモデル群。

それぞれデザインやエンジン性能に改良が加えられ、スポーティなモデルやツーリングに適したモデルなど、多様なバリエーションが展開されました。

特にRally 200は、200ccエンジンを搭載した高性能モデルとして人気があります。丸みを帯びたボディラインと、角張ったハンドルヘッドの組み合わせが特徴的なモデルもあります。

スモールフレーム系ベスパ(1960年代~1980年代)

より小型で軽量、そしてスポーティな走りが魅力のモデル群です。

  • Vespa 50S / Primavera (ET3)

1960年代に登場した50ccのVespa 50から派生した小型モデル。

軽量で取り回しがしやすく、女性や若者にも人気がありました。

Primaveraは125ccモデルで、ET3は電子点火システムを搭載したスポーティモデル。小柄ながらも軽快な走りが特徴で、カスタムベースとしても人気が高いです。日本の交通事情にも合いやすく、根強いファンが多いです。

PXシリーズ(1977年~2000年代後半)

ベスパのロングセラーモデルであり、最も現代に近いビンテージベスパです。

  • Vespa PX125 / PX150 / PX200E

1977年に登場し、ベスパの伝統を受け継ぎつつも、近代的な機能を取り入れた革新的なモデル。ウインカーの標準装備、より明るいヘッドライト、パワフルなエンジンが特徴です。

「探偵物語」で松田優作が乗っていたのは、このPX150Eとされています。

長く生産されたため、中古市場での流通量も比較的豊富で、部品の入手もしやすいのがメリットです。

最終モデルは2017年まで生産されたため、年式によっては「準ビンテージ」とも言えるでしょう。手軽にビンテージベスパの雰囲気を味わいたい方におすすめです。

その他の希少モデル

上記以外にも、特定の用途やデザインに特化した希少なビンテージベスパも存在します。

  • Vespa Ape (アーペ)

三輪の商用車。

軽トラックのように荷台が付いており、イタリアの街角で今でも見かけることができます。

  • Vespa Servicar

ベスパの横にサイドカーを取り付けたモデル。

  • Vespa 400

ピアジオが生産した乗用車。ベスパブランドを冠していますが、スクーターではありません。

これらのビンテージベスパは、それぞれ異なる時代背景や技術的特徴を持っており、そのすべてに独自の魅力が詰まっています。

どのモデルを選ぶかは、あなたの好み、用途、予算、そして何よりもそのベスパに宿る「魂」に惹かれるかどうかで決まるでしょう!

ベスパのビンテージで一番人気なのはどの車種?

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ビンテージベスパの世界では、様々なモデルがそれぞれ異なる魅力を持っているため、「一番人気」を断定するのは難しいですが、一般的に人気が高く、多くのファンに支持されている車種は存在します。

その人気は、デザイン、走行性能、入手しやすさ、そしてメディアへの露出などが複雑に絡み合って形成されています。

人気車種とその理由

ここでは、特に人気が高いビンテージベスパの車種をいくつか挙げ、その理由を解説します。

  • Vespa PXシリーズ (PX125/150/200)

1977年から2017年まで長期にわたって生産されたベストセラーモデルであるため、中古市場での流通量が最も豊富です。部品の入手もしやすく、維持が比較的容易な点が大きな魅力です。

伝統的なベスパのスタイルを継承しつつも、ウインカーや電子点火、よりパワフルなエンジンなど、近代的な機能が導入されています。

日常使いやツーリングにも十分対応できる実用性を持っています。クラシックなデザインでありながら、現代のパーツを流用したカスタムもしやすく、自分好みのスタイルに仕上げたい人にも人気です。

角張ったハンドルヘッドと、丸みを帯びたボディラインの融合が特徴。安定した走行性能と、伝統的なハンドチェンジ式の操作感が楽しめる最後のモデルでもあります。

  • Vespa Primavera / ET3 (125cc)

125ccクラスのスモールフレームモデルで、ラージフレームに比べて一回り小さく、軽量で取り回しがしやすい点が特に女性や日本の都市部のライダーに人気です。

小柄ながらも2ストロークエンジンの軽快な加速と、キビキビとしたハンドリングが楽しめるため、街乗りやワインディングロードでの走行が非常に楽しいモデルです。

丸みを帯びた愛らしいデザインと、可愛らしいカラーリングが特徴的で、ファッションアイテムとしても高い評価を得ています。

1960年代後半から1980年代前半にかけて生産され、PXシリーズほどではないものの、ある程度の流通量があります。ET3は電子点火を搭載したモデルで、信頼性が向上しています。

小さなボディに大きな瞳のような丸いヘッドライトが特徴的。スモールフレーム系ベスパの代表格です。

  • Vespa 150 (VBB/VBAなど)

1950年代後半から1960年代前半に生産されたモデルで、現代のベスパとは一線を画す、より丸みを帯びたクラシックなボディラインが特徴です。

クロームパーツの使い方もエレガントで、レトロな雰囲気を求める人に最適です。フェンダーライトほど希少ではないため、フルレストア済みの車両も比較的見つけやすい傾向にあります。

ヘッドライトはハンドルバーに内蔵され、よりモダンな印象を与えつつも、随所に旧き良きベスパの面影を残しています。

人気車種を選ぶ際の考慮点

これらの人気車種を選ぶ際には、以下の点も考慮に入れると良いでしょう。

✅️価格

人気車種は、その分価格も高くなる傾向にあります。特に状態の良い車両やフルレストア車は高額です。

✅️部品の入手性

PXシリーズは部品が比較的豊富ですが、それより古いモデルになると、純正部品の入手が難しくなり、リプロダクションパーツや中古部品を探す必要が出てきます。

✅️メンテナンスの頻度

旧いモデルほど、現代の車両に比べてメンテナンスの頻度が高く、専門知識が必要となる場合があります。

✅️デザインとスタイル

最終的には、自分の好みやライフスタイルに合ったデザインのベスパを選ぶことが最も重要です。

「一番人気」はあくまで参考の一つであり、ビンテージベスパの魅力は、その多様なモデルの一つ一つに宿っています。あなたの心に響く、最高の相棒を見つけることが、ビンテージベスパライフの醍醐味となるでしょう。

最後に結論のまとめ

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ビンテージベスパは、単なる移動手段を超え、その独特のスタイル、歴史、そしてオーナーのライフスタイルを彩る存在として、世界中で愛され続けています。

映画の影響から、一度は乗ってみたいと憧れる人も少なくありません。

しかし、その魅力を十分に堪能するためには、信頼できる専門店選びと、ビンテージモデルに関する知識が不可欠です。

この記事では、主要都市である大阪、名古屋、福岡に焦点を当て、それぞれの地域におけるビンテージベスパの専門店をリサーチしました。

これらのショップは、新車販売も行う正規ディーラーから、ビンテージモデルのレストアやカスタムに特化した専門ガレージまで様々です。

どのショップも、ベスパに対する深い愛情と専門知識を持ち合わせており、あなたのビンテージベスパライフを強力にサポートしてくれるでしょう。

ショップ選びの際には、在庫車両の豊富さ、レストアの品質、アフターサービスの充実度、そしてスタッフの知識と熱意をしっかりと確認することが重要です。

ビンテージベスパは、現代のスクーターにはない独特の魅力と、手動でのギアチェンジなど、バイクを「操る」楽しさを教えてくれます。

一台一台が持つストーリーと、時間を超えて愛されるデザインは、所有する喜びを最大限に与えてくれるでしょう。

もしあなたがビンテージベスパの購入を真剣に考えているなら、まずはこの記事で紹介したような専門ショップを訪れてみてください。

実際に車両に触れ、専門家から話を聞くことで、あなたの理想のビンテージベスパとの出会いがきっと待っているはずです。

そして、その一台との出会いが、あなたの日常に新たな彩りをもたらしてくれることでしょう!

この記事を書いた人
Taku
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二級二輪整備士:大型二輪免許取得:愛車Lead125
125cc専門の情報発信者。各車種のスペックや走行性能、燃費比較からメンテナンスまで知識ゼロから詳しくなれるよう、すべてを“教科書レベル”で徹底解説しています!

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