【断言】ハンターカブ買って後悔しないメソッドをプロが伝授!

ホンダ車
Taku
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空前のアウトドアブームや原付二種市場の活況において、圧倒的な存在感を放っているバイクといえば、間違いなくホンダのCT125ハンターカブだろう。

しかし、ネットでハンターカブについて調べようとすると、検索ワードに「後悔」といったネガティブなキーワードが表示されることに不安を覚えたことはないか?

決して安くはない買い物だけに、買ってから後悔したと嘆くような事態は絶対に避けたいもの。。

そこで今回は、125ccバイクの酸いも甘いも知り尽くしたプロの二級二輪整備士である私の視点から、ハンターカブを購入して後悔しないための具体的なメソッドを徹底的に解説!

単なる表面的なメリットの列挙ではなく、あえてデメリットに深く切り込み、それをどのように克服し、あるいは楽しさに変えていくか?という実践的なノウハウを伝えます。

■この記事でわかること

  • なぜ「ハンターカブ後悔」と検索されるのか?3つの理由
  • 【プロが断言】ハンターカブを買って後悔しないための5つのメソッド
  • ハンターカブオーナーが語る手放せない魅力とは?
  • ハンターカブと間違いやすいライバル車との比較
  • 【結論】ハンターカブはこんな人には絶対におすすめ!
  • 最後に統括

なぜ「ハンターカブ後悔」と検索されるのか?3つの理由

Taku
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そもそも、これほど売れているハンターカブに対して、なぜ「後悔」という言葉が付きまとうのか?

ハンターカブ/後悔

その背景には、購入オーナーの期待と現実のギャップ、そしてこのバイクが持つ特殊なキャラクター性が大きく関係しています。まずはネガティブな検索がされる主な3つの理由を深掘りしていきましょう。

125ccにしては高額な車体価格

一つ目の大きな理由は、125ccクラスとしては非常に高額な車体価格です。

ハンターカブの価格は原付二種の中でもトップクラスであり、乗り出し価格を含めれば50万円近く、あるいはカスタムを含めればそれ以上になることも珍しくありません。

かつての「カブ=安くて実用的なビジネスバイク」というイメージを持っている層からすると、この価格設定は驚くべきものでしょう。

この金額があれば、中古の中型バイクや良質な軽自動車さえ視野に入ってくるため、納車後に少しでも不満な点が見つかると、高い買い物をしたという事実が重くのしかかり、後悔の念に繋がりやすくなってしまうのです。

シート高800mmの壁と足つきの悪さ

二つ目の理由は、多くのライダーを悩ませる足つきの悪さです。

ハンターカブのシート高は800mmに設定されていますが、これは一般的なネイキッドバイクやスポーツバイクと比較しても決して低い数値ではありません。

さらに、オフロード走行を想定した最低地上高の確保や、幅広のシート形状が相まって、数値以上に足つきが悪く感じられる傾向にあります。

特に小柄な方や、足つきの良いスクーターやアメリカンバイクに慣れている方にとっては、停車時の不安定さがストレスとなり、毎日の通勤やツーリングが苦痛に変わってしまうケースがあるのです。

クラッチ操作がない独特の乗り味

三つ目の理由は、スーパーカブシリーズ特有の独特な操作感と乗り味です。

ハンターカブは自動遠心クラッチを採用しており、エンストの心配がない一方で、ギアチェンジの際には独特のシフトショックや操作感があります。

一般的なマニュアル車のようなダイレクトな操作感を期待していたライダーや、逆に完全にオートマチックなスクーターの快適さを求めていた層にとっては、この「カブらしさ」が扱いにくさとして映ることがあります。

また、単気筒エンジン特有の振動や、高速域でのパワーの頭打ち感についても、スムーズな加速を期待していたユーザーにとってはネガティブな要素となり得ます。

【プロが断言】ハンターカブを買って後悔しないための5つのメソッド

Taku
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ネガティブな要素があることは事実ですが、それらを知った上で適切な対策と心構えを持っておけば、ハンターカブは間違いなく最高のバイクライフを提供してくれます。

ここでは、プロが実践している「後悔しないための5つのメソッド」を具体的に伝授します。

使い道を明確にする=街乗りか冒険か?

まず一つ目のメソッドは、用途を明確にイメージすることです。

もしあなたが、毎日の通勤で渋滞をすり抜け、雨の日も風の日も快適に移動することだけを求めているのであれば、PCXなどのスクーターを選んだほうが幸せになれるかもしれません。

しかし、移動そのものを楽しみたい、休日に林道を探索したい、キャンプ道具を満載して冒険に出かけたいという目的があるならば、ハンターカブは唯一無二の選択肢となります。

スピードや快適性ではなく、体験や時間を買うのだという意識を持つことで、多少の不便さも「味」として愛せるようになります。

足つき対策は厚底ブーツかローダウン

二つ目のメソッドは、足つき対策を物理的かつ技術的に解決することです。

足つきに不安があるなら、迷わず厚底のライディングブーツを導入しましょう。数センチの差が安心感に劇的な変化をもたらします。

また、サスペンションを交換してローダウンカスタムを施すのも非常に有効な手段です。

さらに技術的な面では、停車時にお尻を少しずらして片足だけをしっかりと地面につける「ハングオフ」のような停車姿勢を身につけることで、驚くほど安定感が増します。

足つきが悪いから諦めるのではなく、自分に合わせてバイクや装備、技術をアジャストしていく過程を楽しむことが大切です。

盗難対策予算を最初から組み込んでおく

三つ目のメソッドは、盗難対策予算を最初から購入計画に組み込んでおくことです。

人気車種であるハンターカブは、残念ながら盗難のリスクが高いバイクでもあります。

愛車が盗まれてしまえば、後悔どころの話ではない!

車体購入時に、強固なチェーンロックやディスクロック、さらには盗難保険への加入費用を必須の予算として計上してください。セキュリティにお金をかけることは、心の平穏を買うことと同義です。

十分な対策をしているという自信があれば、出先での駐輪時も過度な心配をせずに楽しむことができます。

振動とパワー不足は125ccの味として楽しむ

四つ目のメソッドは、振動やパワー不足を「125ccの味」として楽しむ考え方を持つことです。

ハンターカブのエンジンは、決して高回転まで回してスピードを競うものではありません。トコトコと粘り強く走るトルク感や、鼓動感こそが最大の魅力です。

幹線道路で四輪車に抜かされることがあっても、焦る必要はありません。むしろ、景色を眺めながらマイペースに走れる余裕こそが、大人のライダーの特権です。

振動で手が痺れるなら、休憩を多く取る口実にすればいいのです。この「不便益」を楽しむ余裕こそが、ハンターカブ乗りには求められます。

最悪売っても高い?圧倒的なリセールバリュー

五つ目のメソッドは、圧倒的なリセールバリューを知っておくことです。

これは精神的な保険として非常に強力です。

ハンターカブは中古市場でも値崩れしにくく、驚くほど高い価格で取引されています。

万が一、購入後にどうしても自分に合わないと感じたとしても、売却時に大きな金銭的損失を被る可能性は極めて低いと言えます。つまり、購入のリスクは他のバイクに比べて圧倒的に小さいのです。

「最悪の場合でも高く売れる」という事実を知っているだけで、購入へのハードルは劇的に下がり、安心してハンターカブの世界へ飛び込むことができるはずです。

ハンターカブオーナーが語る手放せない魅力とは?

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デメリットへの対策を理解したところで、次はそれを補って余りあるハンターカブの圧倒的な魅力について検証していこう。

実際にオーナーになった人々が口を揃えて「手放せない!」と語るのには、確固たる理由があります。

所有欲を満たす唯一無二のデザインと質感

ハンターカブの最大の魅力は、所有欲を極限まで満たしてくれる唯一無二のデザインと質感にあります。

プラスチックパーツで覆われた一般的なスクーターとは異なり、ハンターカブは鉄の質感を前面に押し出したインダストリアルなデザインが特徴です。

アップマフラーやアンダーガード、大型のリアキャリアなど、機能美を追求した装備の数々は、ただガレージに置いているだけでも絵になります。

眺めているだけで酒が飲める、磨いているだけで幸せな気分になれる、そんな情緒的な価値を提供してくれる125ccバイクは他に類を見ません。

驚異的な燃費性能とタンク容量

次に挙げられるのは、驚異的な燃費性能とタンク容量による航続距離の長さです。

カタログスペックだけでなく、実燃費でもリッターあたり50キロから60キロ以上を叩き出す低燃費性能は、ガソリン価格が高騰する現代において最強の武器となります。

さらに、5.3リットルという容量の燃料タンクと組み合わせることで、一度の給油で300キロ近くを走破することも可能です。

これは、頻繁な給油の煩わしさから解放されるだけでなく、ガソリンスタンドの少ない山間部や田舎道へのロングツーリングでも、ガス欠の不安を感じることなく冒険に没頭できることを意味します。

無限大のカスタムパーツで「自分だけの一台」が作れる

そして、無限大に広がるカスタムパーツの存在も、ハンターカブ沼にハマる大きな要因です。

人気車種であるがゆえに、国内外のメーカーから数え切れないほどのカスタムパーツが販売されています。

キャンプツーリング仕様にするための積載強化パーツ、見た目を可愛くするドレスアップパーツ、走りを追求するためのエンジンパーツなど、自分の好みや用途に合わせて自由にカスタマイズすることができます。

世界に一台だけの自分専用マシンを作り上げる喜びは、プラモデル作りにも似たワクワク感を大人になった私たちに思い出させてくれます。

ハンターカブと間違いやすいライバル車との比較

Taku
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ハンターカブの購入を検討する際、必ずと言っていいほど比較対象に挙がるライバル車たちがいます。それぞれの特徴を正しく理解し、比較検討することで、より納得感のある選択ができるようになります。

クロスカブ110との違い

まず比較されるのが、兄弟車であるクロスカブ110です。

ハンターカブよりも車体が軽く、シート高も低いため、取り回しの良さや足つきの安心感ではクロスカブに分があります。また、価格もハンターカブより安価であるため、予算を抑えたい方にとっては魅力的な選択肢です。

しかし、排気量の差によるパワーやトルクの違い、ディスクブレーキによる制動力、フレーム剛性による走行安定性においては、ハンターカブが圧倒的に勝っています。

本格的なオフロード走行や、重い荷物を積んでの長距離ツーリングを想定するならハンターカブ、気軽な街乗りや散策がメインならクロスカブという選び分けが賢明です。

ダックス125との違い

次に比較対象となるのが、ダックス125です。

同じ125ccエンジンを搭載し、愛らしいデザインで人気を博しているモデルですが、キャラクターは大きく異なります。

ダックス125は、低くて長い車体による足つきの良さと、二人乗りのしやすさが特徴です。街中をオシャレに流したり、タンデムデートを楽しんだりする用途には最適です。

一方で、積載性に関してはハンターカブの圧勝です。

ダックス125には大きなキャリアがなく、燃料タンク容量も小さいため、キャンプやロングツーリングには工夫が必要です。積載量と航続距離を重視するならハンターカブ、スタイルと足つきを重視するならダックス125となります。

PCXなどのスクーターとの違い

そして、PCXなどのスクーターとの比較も避けては通れません。

実用性という一点においては、メットインスペースがあり、クラッチ操作も不要で、防風性能にも優れたスクーターに軍配が上がります。

雨の日の通勤や買い出しなど、道具としての利便性を最優先するならスクーターを選ぶべきでしょう。しかし、ハンターカブを選ぶ理由は「不便さを楽しむ」という趣味性にあります。

ギアを操作して操る感覚、風を全身で受ける開放感、そして未舗装路へも踏み入っていける走破性は、スクーターでは決して味わえない体験です。利便性を取るか、ロマンを取るか、これが最大の分かれ道となります。

【結論】ハンターカブはこんな人には絶対におすすめ!

Taku
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ここまで、メリット、デメリット、対策、そしてライバル車との比較を見てきましたが、最終的にハンターカブはどのような人に最適なのか?

プロとして、自信を持っておすすめできるのは次のようなタイプのオーナーです。

カスタムやメンテナンスを自分で楽しみたい人

一つ目は、カスタムやメンテナンスを自分で楽しみたいと考えている人です。

ハンターカブは構造がシンプルで、情報も豊富にあるため、初心者でも比較的容易にメンテナンスやパーツ交換に挑戦できます。

オイル交換を自分で行ったり、週末ごとに少しずつパーツを取り付けたりして、愛車を育てていく過程そのものを楽しめる人にとって、これほど適した素材はありません。

ソロキャンプやのんびりツーリングが好きな人

二つ目は、ソロキャンプやのんびりとしたツーリングが好きな人です。

積載能力の高さは原付二種クラスで最強レベルであり、テントやシュラフ、調理器具を満載してもビクともしないタフさを持っています。

高速道路を使わずに、下道をトコトコと走り、気になった脇道があれば迷わず入っていく。そんな自由気ままな旅のスタイルに、ハンターカブは最高の相性を見せます。自然の中に溶け込むデザインも、キャンプサイトでの映えを約束してくれます。

長く乗れる相棒を探している人

三つ目は、単なる移動手段としてではなく、長く付き合える人生の相棒を探している人です。

流行り廃りの激しいバイク業界において、カブシリーズのデザインと耐久性は普遍的なものです。

十年、二十年と乗り続けても古さを感じさせず、むしろ傷や錆さえも味となって愛着が深まっていくようなバイクです。速さを競うことに疲れ、自分のペースで人生を楽しみたいと願う大人たちにとって、ハンターカブは心強いパートナーとなるでしょう。

最後に統括

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ハンターカブを購入して後悔しないためのメソッドとは、結局のところ、このバイクが持つ「個性」を正しく理解し、それを受け入れる準備をしておくことに他なりません。

価格の高さや足つきの悪さは、裏を返せば、妥協のない造り込みや本格的なオフロード性能の証でもあります。

プロとしてお伝えしたいのは、対策さえ知っていれば、ハンターカブのネガティブな要素は十分に克服可能であるということです。

足つきはブーツやローダウンで解決できますし、盗難リスクは事前の備えで軽減できます。そして何より、リセールバリューの高さが経済的なリスクを最小限に抑えてくれます。

もしあなたが、今ハンターカブの前で迷っているなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。

その先には、単なる移動手段を超えた、新しい景色や出会い、そしてワクワクするような冒険の日々が待っています。ここで紹介したメソッドを胸に、ハンターカブという最高の相棒と共に、素晴らしいバイクライフをスタートさせてください。

バイクショップへ足を運び、実車に触れ、エンジンをかけた瞬間、あなたの迷いは確信へと変わるはずだ!

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Taku
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二級二輪整備士:大型二輪免許取得:愛車Lead125
125cc専門の情報発信者。各車種のスペックや走行性能、燃費比較からメンテナンスまで知識ゼロから詳しくなれるよう、すべてを“教科書レベル”で徹底解説しています!

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