【太く頑丈に!】ハンターカブのタイヤサイズを間違えるな!

ホンダ車

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Taku
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ハンターカブ(CT125)を手に入れたオーナーの多くが、足元のタイヤが少し細く、頼りなく感じられてしまうのも無理はない。。

もっとワイルドに見せたい、オフロード感を強調したい、そう考えてタイヤのサイズアップ、いわゆる太く見せるワイドタイヤ化を検討し始めるのは、ハンターカブオーナーにとって通過儀礼のようなものだと言える。

しかし、ここで安易にタイヤを選んでしまうと、取り返しのつかない失敗を招くことになる!

サイズ選びを間違えれば、タイヤが車体と接触して走行不能になったり、燃費が極端に悪化するリスクがあるからです。

このコンテンツでは、ハンターカブを愛するすべてのオーナーに向けて、タイヤを太く頑丈に見せるための正しい知識と、タイヤサイズの真実について余すところなく徹底的に解説していきます!

■この記事でわかること

  • 【基本!】ハンターカブ(CT125)の純正タイヤサイズ
  • タイヤを太くするメリットと無視できないデメリット
  • 【限界サイズ】どこまで太くできる?
  • 太く頑丈に見せる!ハンターカブおすすめタイヤ銘柄3選
  • タイヤ交換と一緒にしたい「足回り強化」
  • 最後に統括

【基本!】ハンターカブ(CT125)の純正タイヤサイズ

Taku
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ハンターカブのタイヤ交換を成功させるためには、まず現在の基準である純正サイズを正確に理解しておく必要があります。

JA55型、そして新型エンジンを搭載したJA65型を含め、ハンターカブの純正タイヤサイズはフロント、リア共に80/90-17というサイズが採用されています。

フロント・リア共通の「80/90-17」

ハンターカブ(CT125)の純正タイヤサイズ

出典バイクブロス

「80/90-17」

この数値が何を意味しているのかを分解して理解しましょう。

最初の80という数字はタイヤの幅が約80ミリメートルであることを示しており、次の90という数字は偏平率、つまりタイヤの断面の高さを表しています。そして最後の17はホイールのリム径が17インチであることを指しています。

ホンダがこのサイズを純正採用したのには明確な理由があります。それは、スーパーカブシリーズ特有の軽快なハンドリングと、驚異的な燃費性能を維持するためです。

街中でのストップアンドゴーを繰り返す日本の交通事情において、細めのタイヤは転がり抵抗が少なく、非力な小排気量エンジンでもスムーズに加速できるという大きなメリットがあります。

なぜ多くのオーナーがタイヤサイズを変えるのか?

なぜ多くのオーナーがタイヤサイズを変えたがるのか?その理由は明白で、純正の80ミリという幅が、車格に対してどうしても貧弱に見えてしまうからです。

ハンターカブはアップマフラーや大型キャリアを装備し、車体の上半分は非常にボリュームがあります。その一方で足元だけが細いままだと、全体のバランスが頭でっかちに見えてしまいがちです。

タイヤを太くすることは、単なる性能アップだけでなく、車体全体のシルエットを三角形のどっしりとした安定感あるフォルムに変え、所有感を満たすための重要なドレスアップ手段なのです。

タイヤを太くするメリットと無視できないデメリット

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タイヤのワイド化は魅力的なカスタムですが、メリットばかりではありません。良い面と悪い面の両方を深く理解した上で決断しなければ、後悔することになります。

【メリット】圧倒的な塊感と直進安定性

まずメリットとして挙げられるのは、何と言っても圧倒的な塊感と直進安定性の向上です。

タイヤを太くすることで、視覚的な迫力が劇的に増します。細い純正タイヤでは頼りなかった足元が、筋肉質な印象に変わり、まるで排気量が上がったかのような存在感を放つようになります。

また、走行性能においても、タイヤが太くなることで路面との接地面積が増えます。

これにより、特に直進時の安定感が増し、横風を受けた際や、轍のある道路を走る際のフラつきが軽減される効果が期待できます。

【デメリット】燃費悪化とパワーダウン

一方で、デメリットについても正直にお伝えしなければなりません。

最も大きな影響が出るのは燃費の悪化とパワーダウンです。

タイヤを太くするということは、それだけゴムの量が増え、タイヤ自体の重量が増加することを意味します。足回りの重量、いわゆるバネ下重量の増加は、バイクの運動性能に多大な影響を与えます。

一般的にバネ下重量が1キロ増えることは、車体重量が10キロ増えるのと同じくらいの負荷がかかると言われています。

その結果、信号待ちからの発進がもっさりと重く感じるようになったり、最高速度が伸びなくなったりする現象が起きます。

125ccという限られたパワーの中でのロスは、ライダーによってはストレスに感じるかもしれません。また、タイヤが太くなることで転がり抵抗も増えるため、リッターあたりの走行距離は確実に落ち込みます。

【限界サイズ】どこまで太くできる?

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ここからが本コンテンツの核心部分です。ハンターカブのタイヤは一体どこまで太くできるのか?

ネット上には様々な情報が溢れていますが、安全マージンを考慮した現実的なラインを見極める必要があります。

ポン付け可能な許容範囲は「90/90-17」まで?

まず、車体への加工を一切行わず、純正ホイールにそのまま装着できる、いわゆるポン付け可能な許容範囲についてです。

一般的に安全圏とされているのは、純正からワンサイズアップとなる90/90-17までです。

このサイズであれば、フロントフェンダーやチェーンカバー、スイングアームといった周辺パーツへの干渉を心配することなく装着できるケースがほとんどです。

幅が10ミリ増えるだけでも、見た目の印象は大きく変わりますし、走行性能への悪影響も最小限に抑えられます。初めてタイヤ交換を行う方や、リスクを極力避けたい方には、この90/90-17サイズが最も推奨される選択肢となります。

憧れの「3.00-17」や「2.75-17」は要注意!

しかし、カスタム上級者が憧れるのは、さらに太い3.00-17や2.75-17といったインチ表示のタイヤです。

ここで注意が必要なのは、ミリ表示とインチ表示の違いです!

一見すると似たようなサイズに見えても、インチ表示のタイヤはハイト、つまり高さが出やすい傾向にあります。特に3.00-17というサイズは、ハンターカブにとってひとつの壁となります。

このサイズを履かせようとすると、高い確率でフロントフェンダーの内側にタイヤが接触してしまいます。

特にオフロード用のブロックタイヤは山の高さがあるため、走行中にフェンダー内で小石や泥を巻き込み、最悪の場合はフェンダーが割れてしまったり、前輪がロックして転倒したりする危険性すらあります。

タイヤの銘柄によって実寸が違う罠

ここで重要なのが、タイヤの銘柄によって実寸が違うという罠です。

カタログスペック上は同じサイズ表記であっても、メーカーやモデルによって実際の幅や外径は異なります。

特にオフロード走行を重視したブロックパターンのタイヤは、角が角ばっているため、オンロードタイヤに比べて干渉のリスクが格段に高くなります。

ギリギリのサイズを攻める場合は、ネット上の口コミや装着事例を鵜呑みにせず、個体差があることを前提に、現物合わせでの調整が必要になることを覚悟しなければなりません。。

太く頑丈に見せる!ハンターカブおすすめタイヤ銘柄3選

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サイズ選びの難しさを理解したところで、実際にハンターカブオーナーから絶大な支持を得ている、太く頑丈に見えるおすすめのタイヤ銘柄を3つご紹介。

これらのタイヤは多くの装着実績があり、それぞれの特性を理解して選べば満足度の高いカスタムが可能です。

定番中の定番/IRC GP-22

ひとつ目は、定番中の定番であるIRCのGP-22です。

このタイヤは、ハンターカブの純正採用メーカーであるIRCが製造しているため、信頼性は抜群です。

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私が自信を持っておすすめするIRCはこちら!

純正タイヤのGP-5よりもオフロード寄りのパターンを採用しており、適度なブロック感がありながらも、舗装路での快適性を損なわない絶妙なバランスが魅力です。

サイズラインナップも豊富で、純正同等サイズからワンサイズアップまで選びやすく、初めてのタイヤ交換には最適です。

コスパとワイルドさ/ティムソン TS823

ふたつ目は、コストパフォーマンスとワイルドな見た目を両立させたいライダーにおすすめのTIMSUN(ティムソン)TS823です。

このタイヤの特徴は、なんといってもその攻撃的なブロックパターンにあります。一つ一つのブロックが大きく、深く刻まれているため、同じサイズ表記の他社製品と比べても視覚的に大きく、太く見えます。

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私が自信を持っておすすめするティムソンはこちら!

泥抜け性能も高く、本格的な悪路に挑戦したいライダーからの評価も高いモデルです。

オンロード重視で太く見せるなら/ミシュラン PILOT STREET2

最後に紹介するのは、街乗りメインで太く見せたい方に向けたMICHELIN(ミシュラン)のタイヤです。

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PILOT STREET 2やCITY EXTRAといったモデルは、オフロード用のブロックタイヤではありませんが、独自のトレッドパターンがスポーティーで現代的な太さを演出します。

オフロードタイヤ特有の走行ノイズや振動が苦手で、あくまで通勤やツーリングを快適にこなしつつ、足元のボリュームアップを図りたいという方には最高の選択肢となります。

タイヤ交換と一緒にしたい「足回り強化」

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タイヤを新しく、太いものに交換するのであれば、同時に足回りの見直しや強化を行うことも強くおすすめします!

タイヤ交換はホイールを車体から外す大掛かりな作業となるため、関連パーツを一度に交換してしまった方が工賃や手間の節約になるからです。

ヘビーチューブへの交換は必須?

特に検討していただきたいのが、チューブの交換です。

純正のチューブはコストダウンのために比較的薄いものが使われています。

もしあなたが「太く頑丈に」というテーマでカスタムを進め、林道などの悪路へ入ることを想定しているのであれば、パンクに強いヘビーチューブや強化チューブへの交換は必須と言えます。

悪路では段差などでタイヤが強く押しつぶされた際に、チューブがリムに挟まって穴が開くリム打ちパンクのリスクが高まります。

ワイドリム化という選択肢

さらに、上級者向けのカスタムとして、ワイドリム化という選択肢もあります。

これはタイヤだけでなく、ホイールのリム自体を太いものに組み替えるという手法です。

純正のリム幅よりも太いリムを使うことで、同じサイズのタイヤを履かせても、タイヤの断面形状が広がり、より太く見えるようになります。

また、タイヤのサイドウォールが立ち上がることで剛性が増し、コーナリング時の安定性が向上するというメリットもあります。

最後に統括

Taku
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ハンターカブのタイヤサイズ変更は、愛車の印象を一変させる非常に効果的なカスタムです。

しかし、単に太ければ良いというものではありません。

見た目の迫力と引き換えに失われる燃費や加速性能、そして何よりも物理的な干渉によるトラブルのリスクを正しく理解することが成功への第一歩です。

純正プラスアルファのサイズでバランス良くまとめるのか、それとも加工を前提に限界サイズに挑んで圧倒的な個性を手に入れるのか。

それはオーナーであるあなたの走り方とスタイル次第です。

重要なのは、インターネット上の情報を鵜呑みにせず、自分の車両の状態を確認しながら、無理のない範囲でカスタムを楽しむことです。

もし干渉などの判断に迷った場合は、無理に自分で解決しようとせず、プロのショップに相談することも立派な選択です。足元が決まれば、ハンターカブはもっと遠くへ、もっと険しい道へとあなたを誘ってくれるはずです。

ぜひ最適なタイヤを選び出し、世界に一台だけのタフで頼れる相棒を作り上げよう!

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この記事を書いた人
Taku
Taku
二級二輪整備士:大型二輪免許取得:愛車Lead125
125cc専門の情報発信者。各車種のスペックや走行性能、燃費比較からメンテナンスまで知識ゼロから詳しくなれるよう、すべてを“教科書レベル”で徹底解説しています!

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