リード125/適正なバッテリー交換方法を完全網羅で伝授!

ホンダ車

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Taku
Taku

ホンダのリード125は、ライフスタイルの頼れる相棒として多くのライダーに選ばれています。

しかし、一般的な125ccスクーターよりもバッテリーへの負担が大きく、交換時期が早く訪れることがあります。

「もし、バッテリーが上がってしまったら?」「交換時期は?」「バッテリーの寿命はどれくらいなのか?」といった不安を抱えているリード125オーナーも少なくないでしょう。

本記事では、リード125のバッテリーに関するあらゆる疑問を解決するため、適正なバッテリー交換方法を完全網羅してお伝えします。

バッテリー上がりの際の対処法から、交換時期の目安、バッテリーの寿命、そして気になる費用や工賃まで、初心者の方でも安心して実践できるよう、詳細かつ分かりやすく解説していきます!

■この記事でわかること

  • リード125/適正なバッテリー交換方法を完全伝授!
  • もしリード125のバッテリーが上がったらどうする?
  • バッテリー交換時期やタイミングはいつ?
  • バッテリーの寿命は大体どれくらいなのか?
  • バッテリー交換作業にかかる費用や工賃は?
  • 最後にまとめ

リード125/適正なバッテリー交換方法を完全伝授!

Taku
Taku

リード125のバッテリー交換は、適切な手順を踏めばご自身でも行うことが可能です。

ここでは、安全かつ確実にバッテリーを交換するための4つのステップを詳しく解説します。

交換前に必要な工具と部品を準備する

バッテリー交換作業を始める前に、必要な工具と新しいバッテリーを準備しましょう。これがスムーズな作業の第一歩です。

  • 新しいバッテリー

リード125には、アイドリングストップ対応の専用バッテリーが必要です。通常のバッテリーよりも高性能で、頻繁な充放電に耐えられるよう設計されています。

  • 型番の確認

純正指定のバッテリー型番(例: GTZ8V、YTZ8Vなど)を必ず確認し、同じ型番、または互換性のある同等品を選びましょう。

安価な互換品も存在しますが、アイドリングストップの作動不良や寿命の短さにつながる可能性があるため、信頼できるメーカーの製品(BSバッテリー、台湾ユアサ、または純正同等品)を選ぶことを強く推奨します!

  • 液入り充電済みか確認

バッテリーには「液入り充電済み」と「未充電(電解液別売)」の2種類があります。自分で電解液を入れて初期充電を行う手間を省くため、「液入り充電済み」のバッテリーを選ぶと良いでしょう。

✅️工具

  • プラスドライバー(大小)
  • マイナスドライバー(小)
  • 10mmのスパナまたはボックスレンチ
  • 絶縁手袋
  • ウエスまたはタオル
  • パーツクリーナー(任意)
  • グリス(任意)

バッテリーが搭載されている場所を確認

リード125のバッテリーは、一般的なスクーターとは異なり、ヘッドライト下のカウル内に格納されています。

ここにアクセスするための手順を順を追って説明します。

  • メインスイッチをOFFにする

作業中の誤作動を防ぐため、必ずメインスイッチ(キー)をOFFにし、キーを抜いてください。スマートキーの場合は、必ずバイクから離れた位置に置き、システムがオフになっていることを確認してください。

  • ヘッドライト下のカウルの固定ネジを外す

リード125のカウルは、複数のプラスネジで固定されています。年式やモデルによってネジの位置や数が異なる場合がありますが、一般的にはカウル先端部分にあります。

全てのネジを慎重に外しましょう。ネジの種類や長さを覚えておくか、外した場所ごとに並べておくと、元に戻す際に迷いません。

  • カウルを取り外す

全てのネジが外れたら、カウルを引っ張って、車体から取り外します。この時に無理に引っ張らず、慎重に外してください。

カウルが外れると、バッテリーが収められた黒いプラスチック製のケースが見えるはずです。

  • バッテリーカバーの取り外し

バッテリーが収まっている黒いケースの蓋を、必要であればドライバーなどで開けてバッテリー本体を露出させます。

バッテリー本体を取り外す際の注意点と手順

バッテリーの取り外しは、ショートを防ぐために正しい手順で行うことが非常に重要です。

  • マイナス端子から外す(重要!)

まず、**マイナス端子(黒色のコードが接続されている方)**から外します。10mmのスパナやボックスレンチを使い、ナットを緩めてコードをバッテリーから外してください。

この際、工具が車体の金属部分などに触れないよう、細心の注意を払ってください。

万が一、プラス端子を外す際に工具が車体に触れると、ショートして火花が飛んだり、最悪の場合、バッテリーが破裂する危険性があります。

マイナス端子を外したら、次に**プラス端子(赤色のコードが接続されている方)**を外します。同様にナットを緩めてコードを外します。

バッテリーがゴムバンドやステーで固定されている場合は、それらを解除してバッテリーをフリーにします。

完全にフリーになったバッテリーを、ケースから慎重に取り出します。バッテリーは想像以上に重いので、落とさないように注意してください。

新しいバッテリーの取り付けと確認作業

新しいバッテリーを取り付ける際は、取り外しの逆の手順で行いますが、ここでもショートを防ぐための重要なポイントがあります。

  • 新しいバッテリーを設置する

取り出した古いバッテリーがあった場所に、新しいバッテリーを慎重に設置します。ぐらつかないよう、しっかりと固定されているか確認してください。

  • プラス端子から取り付ける(重要!)

まず、プラス端子(赤色のコード)を新しいバッテリーのプラス端子に接続し、ナットをしっかりと締めます。

  • マイナス端子を取り付ける

次に、マイナス端子(黒色のコード)を新しいバッテリーのマイナス端子に接続し、ナットをしっかりと締めます。

  • 各部の確認

全てのコードがしっかりと接続され、ナットが緩んでいないか最終確認をします。バッテリー固定バンドなども忘れずに元に戻してください。必要であれば、端子に薄くグリスを塗布して防錆効果を高めましょう。

  • 動作確認

カウルを元に戻す前に、メインスイッチをONにして、エンジンがかかるか、ヘッドライトが点灯するかなど、正常に電装品が作動するかを確認してください。

アイドリングストップ機能も作動するか確認しておくと良いでしょう(エンジンが温まってから)。

  • カウルを元に戻す

動作確認が問題なければ、カウルを元の位置に戻し、全てのネジをしっかりと締めて交換作業は完了です。ネジの締め忘れがないよう注意してください。

もしリード125のバッテリーが上がったらどうする?

Taku
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通勤中や外出先で、突然リード125のバッテリーが上がってしまったら、焦らずに以下のいずれかの方法を試してみてください。

JAFなどのロードサービスを利用する

最も確実で安全な方法は、ロードサービスを利用することです。

  • JAF

自動車保険に付帯しているロードサービス(多くの場合、二輪車も対象)や、JAF会員であれば、電話一本で駆けつけてくれます。

救援車からブースターケーブルを繋いでエンジンを始動させる「ジャンピングスタート」を行ってくれます。無理に自分で対処しようとして状況を悪化させるよりも、プロに任せるのが安心です。

■ジャンピングスタートとは?

ライトなどの消し忘れなどでバッテリーが上がってしまった場合は、他のクルマから電気を一時的に分けてもらうことでエンジンを始動させることができます。これを「ジャンピングスタート」と呼びます。ジャンピングスタートには、ブースターケーブルと呼ばれる2本(赤黒+-)の専用のコードが必要です。不意のバッテリー上がりに備えて、トランクルームには常備しておくことをおすすめします。

出典JAF公式

  • 任意保険のロードサービス

多くの任意保険には、ロードサービスが無償で付帯しています。

契約内容によっては、バッテリー上がりの救援だけでなく、レッカーサービスや宿泊費用などもカバーされる場合がありますので、加入している保険会社に連絡してみましょう。

購入したバイクショップや、近所のバイクショップが独自の出張サービスを行っている場合もあります。緊急時に備えて、連絡先を控えておくと良いでしょう。

他のバッテリーからジャンピングスタートする

もし、近くに救援してくれる車やバイクがあり、ブースターケーブルを持っている場合は、自分でジャンピングスタートを試みることも可能です。

✅️手順(重要!)

  • リード125のメインスイッチをOFFにする
  • 救援車のエンジンをかける(アイドリング)
  • ブースターケーブルの赤いクリップを救援車のバッテリーのプラス端子につなぐ
  • ブースターケーブルの赤いクリップのもう一方をバッテリーのプラス端子につなぐ
  • ブースターケーブルの黒いクリップを救援車のバッテリーのマイナス端子につなぐ

**ブースターケーブルの黒いクリップのもう一方を、リード125のバッテリーのマイナス端子、**ではなく、リード125の車体の金属部分(フレームやエンジンの金属部など、バッテリーから離れた部分)につなぐ。

(※リード125のバッテリーのマイナス端子に直接つなぐと、引火する危険性があるため注意が必要です!)

エンジンがかかったら、つないだ時と逆の手順でケーブルを外す。(黒いクリップのリード125側 → 黒いクリップの救援車側 → 赤いクリップのリード125側 → 赤いクリップの救援車側)

  • 注意点

必ず正しい手順で行い、ケーブルのプラスとマイナスを間違えないように注意してください。誤った接続は車両の故障や火災の原因になります。

バッテリー充電器で充電する(自宅の場合)

自宅やバッテリー充電器がある場所であれば、充電器を使ってバッテリーを復活させることが可能です。

  • 手順

リード125のバッテリーを車体から取り外す(上記「適正なバッテリー交換方法」の手順2、3を参照)

充電器の説明書に従い、バッテリーを充電器に接続し、充電を開始する。充電が完了したら、バッテリーを車体に取り付け直す。

  • 注意点

一度完全に上がってしまったバッテリーは、充電しても元の性能に戻らないことがあります。特に、アイドリングストップ対応バッテリーは、過放電に弱いため、充電してもすぐに上がってしまう場合はバッテリー交換が必要です。

また、充電器によっては対応するバッテリーの種類が異なるため、必ずリード125のバッテリーに対応している充電器を選びましょう。

バッテリー交換時期やタイミングはいつ?

Taku
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リード125のバッテリーは、一般的なスクーターよりも交換時期が早く訪れる傾向にあります。

適切なタイミングで交換することで、突然のバッテリー上がりを防ぎ、快適なバイクライフを維持できます。

アイドリングストップが作動しなくなった時

リード125のバッテリー交換時期を判断する最も分かりやすいサインの一つが、アイドリングストップ機能が頻繁に作動しなくなることです。

  • バッテリー劣化の初期症状

アイドリングストップは、バッテリーの電圧が一定以上あること、エンジンが十分に温まっていること、外気温が適正であることなど、複数の条件が揃わないと作動しません。

特に、バッテリーが劣化してくると、電圧が低下しやすくなり、アイドリングストップが作動しなくなることが増えてきます。

最初は寒い日だけ、短距離走行だけといった症状でも、徐々に作動しない頻度が増えてきたら、バッテリー交換を検討する時期が来ているサインです。

  • 電装品への影響

アイドリングストップが作動しないだけでなく、ヘッドライトが暗く感じる、ウインカーの点滅が遅い、ホーンの音が弱いなど、他の電装品の動作にも影響が出始めたら、バッテリーの寿命が近い証拠です。

エンジンの始動性が悪くなった時

最も明確なバッテリー劣化のサインは、エンジンの始動性の悪化です。

  • セルモーターの回りが重い

キーをONにしてセルスイッチを押した際、「キュルキュル」というセルモーターの回る音が弱々しく、重く感じるようになったら、バッテリーの電圧が低下している証拠です。特に、気温の低い朝などに顕著に現れます。

  • 一発でかからなくなった

以前は一発でエンジンがかかっていたのに、最近は何度もセルを回さないとエンジンがかからなくなった、という場合もバッテリーの劣化が疑われます。

  • バッテリー電圧の測定

テスターがあれば、バッテリーの電圧を測定してみるのも良いでしょう。エンジン停止時で12.5Vを下回るようであれば、交換を検討すべきです。

エンジン始動時(セルを回している瞬間)に電圧が急激に低下する場合も、寿命が近いサインです。

バッテリーの寿命は大体どれくらいなのか?

Taku
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リード125に搭載されているアイドリングストップ対応バッテリーの寿命は、一般的なバイクのバッテリーよりも短くなる傾向があります。

アイドリングストップが寿命を縮める要因

通常のバイクバッテリーの寿命が2〜4年程度と言われる中、リード125のバッテリーは1.5年〜3年程度が一般的な交換目安となります。この差を生む最大の要因は、やはりアイドリングストップ機能です。

  • 頻繁な充放電サイクル

アイドリングストップは、信号待ちなどで頻繁にエンジンを停止させ、再始動させるため、バッテリーは短時間に充電と放電を繰り返すことになります。この「充放電サイクル」の繰り返しが、バッテリーの劣化を早める主な原因です。

  • 高温・低温環境での使用

バッテリーは高温・低温に弱い特性があります。夏場の炎天下での走行や、冬場の極端な低温環境での使用は、バッテリーへの負担を増大させ、寿命を縮める要因となります。

  • 短距離走行の繰り返し

短距離走行ばかりを繰り返すと、エンジンが十分に温まらず、バッテリーも十分に充電されないまま停止と始動を繰り返すことになります。これもバッテリーの劣化を早める原因の一つです。

  • 電装品の追加

USB充電器やグリップヒーターなど、後付けの電装品を多数使用している場合、バッテリーへの負担が増え、寿命が短くなる可能性があります。

寿命を延ばすためのヒント

長期間バイクに乗らない場合は、バッテリーテンダーなどの維持充電器を接続し、定期的に充電を行うことが効果的です。

必要に応じてアイドリングストップ機能をOFFにするのも一つの手です。特に、バッテリーが弱っていると感じる時や、短距離走行が多い時などは、機能をオフにすることでバッテリーへの負担を軽減できます。

バイクショップでの定期点検時に、バッテリーの電圧や比重をチェックしてもらうことで、早期に劣化の兆候を発見し、対処することができます。

交換する際は、必ずアイドリングストップ対応の高品質なバッテリーを選ぶことが重要です。安価な製品ではすぐに寿命が来てしまう可能性が高いです。

バッテリー交換作業にかかる費用や工賃は?

Taku
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リード125のバッテリー交換にかかる費用は、大きく分けて「バッテリー本体代」と「交換工賃」の2つに分けられます。

バッテリー本体代

  • 純正品または有名ブランド品

リード125のアイドリングストップ対応バッテリーは、BSバッテリーや台湾ユアサなどの有名ブランド品で、10,000円〜15,000円程度が相場です。

これらは高性能で信頼性も高いため、安心して使用できます。

Taku
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私がオススメするリード125に最も適したバッテリーはこちら

  • 互換品・海外ブランド品

安価な互換品や海外ブランド品であれば、5,000円〜10,000円程度で購入できるものもあります。しかし、品質のバラつきや寿命の短さ、アイドリングストップの作動不良などのリスクがあるため、あまりおすすめできません!

結果的に頻繁な交換が必要になり、コストパフォーマンスが悪くなることもあります。

交換工賃

リード125はバッテリーがカウル内にあり、取り外しに手間がかかるため、一般的なスクーターよりも工賃が高くなる傾向があります。

2,000円〜5,000円程度が相場となることが多いです。ショップによっては、バッテリー本体と工賃をセットにしたプランを提供している場合もあります。

ホンダの正規ディーラーであれば、より確実な作業と保証が期待できますが、工賃もやや高めに設定されていることがあります。

また、自分で行う場合はバッテリー本体代のみで交換が可能です。工具代は初期投資となりますが、一度揃えてしまえば次回の交換時には費用を抑えられます。

ただし、作業には知識と注意が必要であり、自信がない場合はプロに依頼することをお勧めします。

✅️合計費用

  • プロに依頼する場合

バッテリー本体代+工賃 =12,000円〜23,000円程度が目安

  • 自分で交換する場合

バッテリー本体代のみ =10,000円〜18,000円程度が目安

最後にまとめ

Taku
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リード125のバッテリーは、アイドリングストップ機能という大きなメリットを支える一方で、その機能ゆえに一般的なスクーターよりも交換時期が早く訪れる可能性がある、デリケートな部品です。

本記事では、リード125のバッテリー交換について、以下のポイントを詳しく解説しました。

  • 適正なバッテリー交換方法

必要な工具と部品の準備から、カウルの取り外し、バッテリーの取り外し(マイナス端子から!)、新しいバッテリーの取り付け(プラス端子から!)まで、安全かつ確実な手順を網羅しました。

  • バッテリーが上がった際の対処法

ロードサービスの利用、ジャンピングスタート、バッテリー充電器での充電という3つの選択肢を具体的に紹介しました。

  • バッテリー交換時期の目安

アイドリングストップの作動不良や、エンジンの始動性の悪化が重要なサインであることをお伝えしました。

  • バッテリーの寿命

アイドリングストップによる頻繁な充放電サイクルが寿命を縮める主な要因であり、1.5年〜3年程度が目安となることを説明しました。

  • 交換費用や工賃

バッテリー本体代と交換工賃の相場を提示し、ご自身で交換する場合とプロに依頼する場合の費用感を比較しました。

リード125を長く、快適に乗り続けるためには、バッテリーの状態を常に意識し、適切なタイミングで交換することが非常に重要です。

今回ご紹介した情報が、あなたのリード125のバッテリー管理に役立ち、突然のトラブルを未然に防ぐ一助となれば幸いです。

バッテリーに関する知識を深め、安心・安全なバイクライフを送りましょう!

Taku
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この記事を書いた人
Taku
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二級二輪整備士:大型二輪免許取得:愛車Lead125
125cc専門の情報発信者。各車種のスペックや走行性能、燃費比較からメンテナンスまで知識ゼロから詳しくなれるよう、すべてを“教科書レベル”で徹底解説しています!

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