
通勤や、ちょっとした街乗りに便利なホンダのリード125。
その軽快さと取り回しの良さから、多くの人に愛用されています。
しかし、冬の寒い時期の風防対策の効果を発揮するためには、風圧が気になるという方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、リード125の風防対策として代表的な「ナックルガード」、「ロングスクリーン」、「ウインドシールド」の効果を徹底的に検証します。果たして、どの風防対策が最も効果的なのか?
■この記事でわかること
- ナックルガードは効果がある?
- ロングスクリーンは風防対策になる?
- ウインドシールドとロングスクリーンとの比較検証
- グローブの活用と手元の防風対策
リード125の風防対策でナックルガードは効果があるの?
リード125で冬を越えるって、経験が浅い頃は正直なめてました(笑
「ダウン着ればなんとかなるでしょ・・」って思ってた。。
リード125で通勤を始めて最初の冬、朝の6時半。真っ暗な空、手袋してるのに指先が痺れる。ブレーキレバーを握るたびに走る痛み。
これが“走る拷問”かと思いました。。(笑
その頃の私にとって、防寒アイテムは完全に“見た目”重視で、ナックルガード?
ダサい。ゴツい。ハンドル回りがごちゃごちゃする。そんなの絶対つけない。むしろ、冬でもスマートに走りたい。そんな謎の美学がありました。。
でも、毎朝の通勤で手がかじかんでブレーキの感覚すら怪しくなる現実。グリップヒーターを導入しても、「あれ?あったかいけど手の甲が死ぬ…」って気づく。冷風って、指先じゃなくて“甲”から来ます!
そして、ある日街で見かけたのが、ナックルガード付きのリード125。ちょっと違和感がないと言えば嘘になりますが、何となく自然に溶け込んでて、そこでやっと、「ナックルガードって、もしかしてアリ…?」と考えるようになりました。
ナックルガードは、バイクのハンドルグリップ部分に取り付けるパーツで、走行中にライダーの手や指に直接当たる風雨を防ぐ役割があります。比較的安価で取り付けも簡単なため、手軽にできる風防対策として知られています。
今回は、市販されている汎用のナックルガードをリード125に取り付け、以下の状況でその効果を検証しました。
検証結果:意外な効果と限界

実際にナックルガードを装着して走行してみた結果、以下の点が明らかになりました。
結論として、ナックルガードは、低速域での風防効果や、冬場の直接的な冷風を防ぐ効果は期待できるものの、高速走行時の風圧軽減や本格的な防寒対策としては限界があると言えます。。
手軽な対策としては有効ですが、「これだけで完璧!」とは言えないようです。。
それでも見た目はどうなのか?

正直、最初はかなり悩むライダーは多いと思います。。でも、「見た目なんかより、寒さから解放された方が100倍いい!」と思うライダーならアリな選択でしょう!
むしろ、ナックルガードつけてるバイクって、冬にちゃんと“戦う覚悟がある”って感じがしますね。機能美ってこういうことなんだな、って。
しかも、最近のナックルガードはスタイリッシュ!ホンダ純正にこだわらなくても、社外品でリードに合うデザインのものも増えてる。スモークタイプやスリムなデザインなら、車体との一体感も出せるかも・・
リード125でロングスクリーンは風防対策になる?

ロングスクリーンは、バイクのフロント部分に取り付ける、純正よりも高さのある風防のことです。
上半身に当たる風を大幅に軽減し、高速走行時の快適性を向上させる効果が期待できます。
正直、冬のリード125にはロングスクリーンがなきゃもう無理!ってくらい、私にとっては“防寒の最後の砦”です。
最初は「見た目ゴツくない?」「ダサいって思われるかも…」なんて思ってたけど、いざ装着して走ってみたら、全然そんなの気にならない。
むしろ、「なんでもっと早くつけなかったんだろう…」って、後から思いました。。だって、冷たい風が顔にも胸元にも当たらないんです。信号待ちで手が震えるあの絶望感も激減。朝の通勤で凍える日々にバイバイできた気分。
もちろん、見た目はちょっと無骨。でも、正直誰も私のスクリーンなんて見てない(笑
防風効果が抜群で、特に顔まわりの寒さが違うのは本当にありがたい。ロングスクリーンのおかげでマフラーもグローブも防寒着も、少し軽めに済むようになったし、なにより心がラク。
たしかに風が強い日は少しハンドル取られるけど、それより寒風のストレスがないほうがずっと走りやすい。
夏は外すけど、秋冬春は必需品。リード125にロングスクリーン、これがあるだけで寒さのストレスが激減して、通勤もお出かけも本当に快適になった。
もうこれは、バイク通勤者の“防風シェルター”と呼んでいいと思う!
今回は、リード125専用設計のロングスクリーンを取り付け、以下の状況でその効果を検証しました。
検証結果:風防効果は抜群!ただし注意点も・・

実際にロングスクリーンを装着して走行してみた結果、その風防効果は期待以上でした。
ただし、ロングスクリーンにはいくつかの注意点もあります。
結論として、ロングスクリーンは、上半身への風圧を大幅に軽減し、特に高速走行時の快適性を向上させる効果は非常に高いと言えます。
見た目の変化や価格といった点を考慮する必要がありますが、風防効果を重視する方には非常におすすめの対策です。
リード125/ウインドシールドとロングスクリーンとの比較検証

ここでは、一般的に純正オプションやそれに近いサイズの、ロングスクリーンよりもややポジションが低めの風防を「ウインドシールド」と定義します。
ロングスクリーンほど大きくはないものの、ある程度の風防効果が期待できます。
今回は、ウインドシールドとロングスクリーンをそれぞれリード125に取り付け、同じ条件下で風防効果を比較検証しました。
検証結果:それぞれのメリット・デメリット
実際に走行し、比較検証した結果、それぞれのスクリーンには以下のような特徴があることがわかりました。
項目 | ウインドシールド | ロングスクリーン |
上半身への風圧軽減 | ある程度の効果あり、特に胸元への風を軽減と大幅な効果あり | 効果大、上半身全体への風を軽減し高速走行時の快適性が高い |
視界への影響 | 比較的少ない、純正に近い感覚で運転できる | 視界に入る面積が広いため、雨天時などは拭き取りが必要になる場合がある |
取り回しへの影響 | ほとんどなし | わずかに重心が高く感じる場合があるが、大きく影響するほどではない |
見た目 | 純正に近い自然な印象を保ちやすい | ツーリング向けの印象が強くなる場合がある |
価格帯 | ロングスクリーンより比較的安価なものが多い | ウインドシールドより高価なものが多い |
季節別のおすすめ
■春・秋(快適な気候)
→ ウインドシールドがバランス良し。走行風で蒸れる心配も少ない。
■冬(防寒重視)
→ ロングスクリーンが断然おすすめ。特に通勤利用者は体感温度が大きく違う。
■夏(暑さ重視)
→ ウインドシールド、もしくはあえて風防なしという選択肢もアリ。
結論として、ウインドシールドは、純正のスタイルを大きく崩さずに、ある程度の風防効果を得たい方におすすめです。
一方、ロングスクリーンは、高速走行時の快適性を最重視する方や、より高い風防効果を求める方におすすめと言えるでしょう。
グローブの活用:手元の防風対策

ナックルガード以外にも、手元の防風対策として非常に有効なのが「ウインターグローブ」です。
防風素材や保温素材を使用したグローブを装着することで、走行中の手の冷えを大幅に軽減できます。ゴアテックスや防風フィルムなどを使用したグローブは、冷たい風を通しにくく、手の温度低下を防ぎます。
また、中綿やフリースなど、保温性の高い素材を使用したグローブは、冬場のライディングを暖かくサポートしてくれます。サイズ感はもちろん、操作性や安全性も考慮して、自分に合ったグローブを選ぶことが重要です。
ウェアの工夫:体全体の防風対策

走行中の風は、手だけでなく体全体にも影響を与えます。防風性能の高いライディングジャケットやインナーを着用することで、体感温度を大きく向上させることができます。
防風素材を使用したジャケットは、走行風による体温の低下を防ぎ、疲労軽減にも繋がります。防風インナーをジャケットの下に着用することで、さらに防風効果を高めることができます。
気温に合わせてインナーやミドルレイヤーを調整することで、様々な気候に対応できます。
結論のポイントまとめ

今回の検証を通して、リード125の風防対策には様々な方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあることがわかりました。
■手軽な対策ならナックルガード
低速域での風防や冬場の直接的な冷風を防ぐのに有効。ただし、高速走行時の効果は限定的。
■本格的な風防にはロングスクリーン
上半身への風圧を大幅に軽減し、高速走行が快適になる。ただし、見た目の変化や価格を考慮する必要あり。
■バランス重視ならウインドシールド
純正に近いスタイルを保ちつつ、ある程度の風防効果を得られる。
■グローブやウェアも重要
手や体全体の防風対策も、快適なライディングには不可欠。
結局のところ、どの対策が最適かは、ライダーの走行状況や重視するポイントによって異なります。
今回の検証結果を参考に、ご自身のライディングスタイルに合った風防対策を見つけて、より快適なリード125ライフを送ってください!

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二級二輪整備士:大型二輪免許取得:愛車Lead125
125cc専門の情報発信者。各車種のスペックや走行性能、燃費比較からメンテナンスまで知識ゼロから詳しくなれるよう、すべてを“教科書レベル”で徹底解説しています!
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