ビーノ125／スペックや最高速度は？台湾仕様との違いは？

購入前に知っておくべきことなどを解説していきます。

従来の50ccモデルとは違い、125ccならではのパワフルさや安定感が魅力となっており、通勤・通学の足としてはもちろん、ちょっとしたツーリングにも使える万能モデルです。

しかし、気になるのはそのスペックや最高速度、そして台湾仕様との違いではないでしょうか？

この記事では、ビーノ125を購入検討している方や、すでに乗っている方も、改めて魅力を再確認できる内容となっていますので、ぜひ最後までご覧あれ。

ビーノ125のスペック（エンジン性能や装備など）を網羅して解説

加速もなめらかで、街乗りなら必要十分な力強さがあります。しかも車体も軽いので、女性や小柄な方でも取り回しがしやすく、信号待ちや駐輪時もストレスが少ないと思います。

装備面も抜かりなく、USB電源やメットイン、ちょっとした収納もついていて、日常使いにとても便利。個人的には、このサイズ感と性能のバランスが絶妙で、「通勤快速＋週末ちょい旅」にぴったりだと思います。

原付二種デビューにも安心しておすすめできる1台です。

エンジン性能

ビーノ125は124ccの空冷4ストローク単気筒エンジンを搭載。ヤマハのブルーコア技術により、燃焼効率が高く、パワーとのバランスが取れた仕上がりになっています。

ビーノ125は、空冷4ストロークSOHC 2バルブの124ccエンジンを搭載しています。このエンジンは、街乗りで十分なトルクを発揮し、二人乗りでも余裕のある走行性能を実現しています。

となっており、原付二種ならではの力強い加速感が特徴です。

車体サイズと取り回しのしやすさ

ビーノ125の魅力の一つは、そのコンパクトな車体サイズです。

これにより、街中でのストップ＆ゴーや駐輪時など、あらゆるシーンでストレスなく扱うことができます。女性や初心者ライダーでも安心して乗りこなせるサイズ感です。

装備と収納力

メットインスペースは標準的なジェットヘルメットが収まるサイズで、買い物や通勤時に重宝します。また、フロントポケットやUSB電源ソケットも装備しており、スマートフォンの充電なども可能です。

細かな実用装備が整っている点も大きな魅力です。

また、シート下には十分な収納スペースが確保されており、ヘルメットやちょっとした荷物を収納するのに便利です。

デザイン面では、丸みを帯びた可愛らしいスタイリングが特徴で、豊富なカラーバリエーションも魅力の一つです。レトロでありながらもモダンな印象を与えるデザインは、幅広い層から支持されています。

ビーノ125の最高速度はどれくらいなのか？

実際にフルノーマルの状態でアクセルを全開にすると、平地での最高速度はおおよそ90km/h〜100km/hあたり。

風の影響や体重、道路の勾配によって若干の差はありますが、少なくとも一般道では不自由を感じることはまずありません。通勤で片道10km以上走る自分にとって、このスピードはかなり安心材料です。

出だしの加速もなめらかで、信号ダッシュで軽自動車に置いていかれることもないし、流れの速いバイパスでも周囲に合わせて無理なく走れます。

ただ、

個人的に気に入っているのは、ただ速いだけじゃなく「安定感のあるスピード感」があること。

車体が軽いわりにフラつきが少なく、直進も安定しているので、速度を出しても怖さを感じにくいのが嬉しいところです。もちろん、スクーターなので足回りはそれなりで、段差ではガツンと来ることもありますが、全体的には快適な乗り心地。

「可愛い見た目だけで走らないんじゃ・・？」と思っていた自分の先入観を、いい意味で裏切ってくれた1台！

ビーノ125は、見た目と性能のギャップが良い方向に働いている、そんな原付二種だと思います。スピードだけでなく、そのバランスの良さこそが、ビーノ125の魅力のひとつですね。

法定制限速度と実測値

原付二種であるビーノ125の法定制限速度は、

です。

しかし、実際の走行においては、平坦な道であればそれ以上の速度が出ることもあります。多くのユーザーの報告によると、ビーノ125の実測での最高速度は、

と言われています。

ただし、これはあくまで目安であり、車両の状態や走行条件（路面状況、ライダーの体重、風向きなど）によって変動します。

加速性能と日常域での使いやすさ

最高速度も重要ですが、ビーノ125の魅力はむしろ日常域での使いやすさにあります。125ccならではのトルクフルなエンジンにより、発進加速はスムーズで、交通の流れに乗って快適に走行することができます。

特に、街中でのストップ＆ゴーが多い状況では、その扱いやすさが際立ちます。

最高速度を追求するよりも、日常的な移動手段としての快適性や経済性を重視するユーザーにとって、ビーノ125は非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

ビーノ125／日本仕様と台湾仕様との違いは？

どちらも見た目はほぼ同じで、ビーノらしいレトロで可愛いデザインをしていますが、細かい部分を見ていくと、けっこう違いがあります。個人的に一番気になるのは装備の差。

原付2種の中古スクーターを買いました。

可愛さだけで選んでしまった台湾ヤマハ製のビーノ125🇹🇼🛵

以前乗っていたバイクより維持費をかなり抑えられるはず。
燃費も良いのでさっそくどこかへ遠出したい♪#vino125 #ビーノ125 pic.twitter.com/MvQJxPOCzC

— すなぽん (@sunapon) July 2, 2023

特徴	台湾仕様	日本仕様
エンジン	ハイコンプピストン、高回転型CDI（リミッターなし）などを採用し、よりパワフルで高速	台湾仕様に比べて、マイルドなエンジン設定
マフラー	O2センサー用の穴があり、排ガス規制に対応（当時の台湾の規制は日本より厳しい）	O2センサー用の穴がない（後のモデルでは日本仕様もO2センサー付きに）
ライト	ライトスイッチがなく、常時点灯	当初はライトスイッチがあったが、後のモデルでは常時点灯に
給油口	イグニッションキーを操作するだけでワンタッチで開く	鍵を給油口に差し込んで開けるタイプ
サイドスタンド	サイドスタンドを出したままエンジン始動が可能	安全のため、サイドスタンドを出すとエンジンが停止するスイッチ付き
デザイン	テールライトやウィンカーが丸みを帯びたデザイン	フロントサスペンションにメッキカバーが付いていて、台湾仕様とは細部のデザインが異なる

日本仕様はしっかりと国内の法規に合わせて設計されていて、灯火類（ウインカーやテールランプなど）が日本基準になっていたり、メーター表示が完全に日本語で見やすい仕様になっています。

それに対して台湾仕様は、現地のニーズや法規に合わせてあるため、ウインカーがLEDだったり、表示が英語表記だったり、場合によっては速度表示がkm/hではなくマイル表示なんてことも。

USBポートの有無や、メットインの内装材の質感なんかも微妙に違ったりして、実際に見比べると「なるほど、ちょっと作りが違うな・・」と感じることがあります。

エンジンに関しては、大きな差はない印象ですが、インジェクション制御の細かい味付けやアイドリングの安定性など、日本仕様の方が“整っている”と感じるでしょう。

これは実際に試乗してみたときに感じたことで、台湾仕様は少しラフなアクセルレスポンスがあったのに対し、日本仕様は全体的にマイルドで扱いやすい印象でした。

あと、

特に型式認定が取れていないモデルだと、ナンバー登録ができない場合もあります。

個人的には「手間や信頼性を考えると、日本仕様を選んでおくのが無難」だと思います。保証面でも安心ですし、部品の供給や整備対応もスムーズです。

ビーノ125においては日本仕様が一番バランスが良く、使い勝手も安心。台湾仕様も魅力はありますが、自己責任で楽しむ上級者向けという印象ですね。

価格の差で迷う人もいると思いますが、長く安心して乗りたいなら、日本仕様が断然おすすめです。

外観やカラーバリエーション

外観やカラーバリエーションに関しても、日本仕様と台湾仕様で若干の違いが見られることがあります。

日本向けには、より洗練されたカラーリングや、日本人の好みに合わせたデザインが採用されている場合があります。一方、台湾仕様では、より個性的なカラーリングや、若者向けのポップなデザインが採用されていることもあります。

製造国と一部スペック

ビーノ125は、主に台湾で製造されており、日本に輸入されています。

そのため、「台湾仕様」という言葉が使われることがあります。日本で販売されているビーノ125と、台湾で販売されているモデルには、一部スペックに違いが見られることがあります。

例えば、灯火類の仕様や、排ガス規制への適合などが異なる場合があります。しかし、基本的なエンジンや車体構成は共通していることが多いです。

装備の違い

装備に関しても、日本仕様と台湾仕様で差異が見られることがあります。

例えば、日本仕様では標準装備されているUSBポートが、台湾仕様ではオプション扱いになっている場合などがあります。

また、メーターの表示方法や、シートの仕様などが異なることもあります。中古車を検討する際には、どちらの仕様であるかを確認し、自分のニーズに合ったモデルを選ぶことが重要です。

結論のポイントまとめ

何よりビーノ125を推したい一番の理由は、ビーノの持つクラシカルでおしゃれなデザインは、通りすがりの人からもよく「かわいいバイクですね！」と声をかけられる事だと思います。

ただ走るだけじゃなく、「見せたくなる、語りたくなる」そんな魅力がビーノ125にはあります。

総合的に見て、ビーノ125は日常の移動を楽しくしてくれるスクーター。性能、見た目、装備、そして乗っていて感じる満足感、どれを取っても「ハズレじゃなかった！」と思える一台でしょう。

125ccクラスの中ではやや価格は高めかもしれませんが、人とは違うクラシカルなスタイルを求めるなら、それだけの価値は十分にあると思います。

スペックとしては、街乗りで十分なパワーを両立しています。コンパクトな車体で取り回しやすく、日常使いに最適です。

最高速度は法定制限速度を超える実力がありますが、日常域での加速性能と扱いやすさが重視されています。

日本仕様と台湾仕様では、製造国、一部スペック、外観、装備などに違いが見られる場合があります。ビーノ125は、おしゃれで実用的な移動手段として、あなたの生活をより豊かにしてくれるでしょう！

この記事を書いた人

Taku

二級二輪整備士：大型二輪免許取得：愛車Lead125
125cc専門の情報発信者。各車種のスペックや走行性能、燃費比較からメンテナンスまで知識ゼロから詳しくなれるよう、すべてを“教科書レベル”で徹底解説しています！

• 2025年6月22日ヤマハ車マジェスティ125はなぜ安いのか？燃費が悪いのが原因？
• 2025年6月22日ヤマハ車マジェスティ125／デメリットがヤバい！寿命＆持病を調査
• 2025年6月21日ホンダ車CG125の耐久性やエンジン載せ替え時の注意点を解説！
• 2025年6月21日ベスパ車ベスパVXL125は故障しやすいのか？評判や口コミ調査！