ジョグ125の二人乗り(タンデム)がキツい?バーは必須?

ヤマハ車
Taku
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ジョグ125(JOG)で、いざ「二人乗り(タンデム)もしたい」と思ったとき、意外と気になるのがシート幅。

特にジョグ125のようなタンデム部分が狭いと、「二人乗りがキツい・・」「タンデムバーは必須・・」「後ろに乗る人は安心できるの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか?

実際にジョグ125のシートの小ささゆえに“キツさ”を感じる場面が出てくるのが正直なところかも。

そこで今回の記事では、「ジョグ125でのタンデムはどれくらいキツいのか?」「グラブバー(タンデムバー)は本当に必要か?」といったリアルな事を詳しくお伝えします。

■この記事でわかること

  • そもそもジョグ125のシート幅が二人乗りに不向き?
  • ジョグ125の二人乗り(タンデム)がキツい理由3選
  • ジョグ125のタンデムにバーは必須なのか?
  • 安全で快適なタンデム走行のためのポイント
  • 結論のポイントまとめ

そもそもジョグ125のシート幅が二人乗りに不向き?

Taku
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街で見かけるスタイリッシュなヤマハのジョグ125。そのコンパクトな車体は、取り回しの良さで多くの人に支持されています。

しかし、いざ二人乗り(タンデム)をしようと考えた時、「このシートの幅で本当に快適に乗れるんだろうか?」と疑問に感じる方もいるのではないでしょうか?

特に、普段一人で乗っている方にとっては、タンデム時の居住性や安定性は気になるポイントです。

この項目では、ジョグ125のシート幅に焦点を当て、それが二人乗りをする上でどのような影響を与えるのかを徹底的に検証します。

実際のシートのサイズ感、タンデムした際のライダーとパッセンジャーのスペース、そして長距離走行での快適性について詳しく掘り下げていきましょう。

パッセンジャーとは?

パッセンジャーとは、乗員や乗客を表す言葉。英語で書かれているカタログでは、4人の場合は4パッセンジャーズ、2人の場合は2パッセンジャーズと表記される。

出典https://www.goo-net.com/

ジョグ125のシートサイズの実測値

ジョグ125のシートは、そのコンパクトな車体に合わせて、幅も比較的スリムに設計されています。

出典ヤマハ公式

ヤマハの公式で公開されているシート高は、

735mm
です。

具体的な実測値としては、シートの一番広い部分で約25cm~30cm程度であることが一般的です。これはあくまで目安であり、年式やグレードによって若干の差異がある可能性があります。

特に、パッセンジャーが座る後部座席部分は、さらに幅が狭くなっていることが多く、20cm前後となる場合もあります。

このシート幅は、一人で乗る際には足つき性の良さや車体の取り回しの軽さに貢献しますが、二人乗りとなると、どうしてもスペース的な制約を感じやすくなります。

ライバル車のシート幅との比較

では、ジョグ125のシート幅は、同クラスの原付二種スクーターと比較してどうなのでしょうか?

代表的なモデルとシート幅(後部シート幅の目安)を比較してみましょう。

  • ヤマハ ジョグ125: 約20cm前後
  • ホンダ PCX125: 約30cm前後
  • スズキ アドレス125: 約25cm前後
  • ヤマハ アクシスZ: ジョグ125よりややゆったり
  • ホンダ Dio110: ジョグ125より広め
  • スズキ アヴェニス125: アドレス125と同程度かやや広い

上記の数値は目安であり、正確な数値は公表されていない場合もあります。

一般的にPCX125はシートが広く、タンデム時の快適性に配慮した設計となっています。

アドレス125アクシスZ、Dio110、アヴェニス125は、ジョグ125と比較して、モデルによってやや広めである可能性があります。

が広く、タンデム時の快適性に配慮した設計となっています。アドレス125は、ジョグ125とPCX125の中間程度のシート幅と言えるでしょう。

この比較から見ると、ジョグ125のシート幅は、二人乗りを前提とした場合、やや狭い傾向にあると言えます。

シート幅がタンデムの快適性に与える影響

シート幅の狭さは、タンデム時の快適性に直接的な影響を与えます。

まず、パッセンジャーにとっては、座るスペースが限られるため、窮屈に感じやすいというデメリットがあります。特に、体格の大きな人が乗る場合や、長距離を移動する場合には、お尻や太ももへの負担が大きくなる可能性があります。

また、シート幅が狭いと、パッセンジャーは体を左右に安定させにくくなります。急な加減速やカーブの際に、ライダーに必要以上に寄りかかったり、体勢を崩しやすくなったりする可能性があります。

ライダーにとっても、パッセンジャーの不安定な動きは、運転のしにくさや車体バランスの悪化につながることがあります。

このように、ジョグ125のシート幅は、一人乗りではメリットとなるコンパクトさが、二人乗りにおいては快適性を損なう要因となる可能性があると言えるでしょう。

ジョグ125の二人乗り(タンデム)がキツい理由!

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ジョグ125で実際に二人乗りをしてみると、「ちょっとキツいな…」と感じる方もいるかもしれません!

その「キツさ」には、シート幅だけでなく、様々な要因が絡み合っています。

ライダーの運転のしにくさ、パッセンジャーの姿勢の不安定さ、そして車体全体のバランスなど、複数の要素が影響してタンデムの快適性を左右します。

この項目では、ジョグ125で二人乗りをした際に「キツい」と感じる可能性のある理由を3つに絞り込み、ライダーとパッセンジャー双方の視点から詳しく分析します。

それぞれの理由について具体的な状況を想定し、その解決策について見ていきます。

シートの狭さによる圧迫感と窮屈さ

前述の通り、ジョグ125のシート幅は、特に後部座席において比較的狭く設計されています。

この狭さが、二人乗りをした際に「キツい」と感じる大きな理由の一つです!

パッセンジャーは、限られたスペースに座ることになるため、お尻や太ももに圧迫感を感じやすく、長時間乗車すると疲労が蓄積しやすくなります。体格の大きなパッセンジャーの場合、さらに窮屈さを感じることでしょう。

また、ライダーにとっても、パッセンジャーが窮屈な体勢を強いられていると、頻繁に体勢を変えようとしたり、ライダーに寄りかかってきたりすることで、運転に集中しにくくなる可能性があります。

結果として、ライダーも疲れてしまうという悪循環に陥ることがあります。

パッセンジャーの姿勢が安定しにくい

ジョグ125には、標準でパッセンジャーが掴むためのグラブバー(タンデムバー)が装備されていません。これは、パッセンジャーの姿勢の安定性を大きく損なう要因となります。

発進時や減速時には、パッセンジャーは体を支える場所がなく、ライダーにしがみつく必要が出てきます。カーブを曲がる際にも、遠心力に対抗するために、自分でバランスを取らなければなりません。

これはパッセンジャーにとって大きな負担となり、不安感にもつながります。パッセンジャーの不安定な姿勢は、ライダーの運転にも悪影響を与えます。

急な動きに対応する必要が生じたり、車体のバランスが崩れやすくなったりするため、ライダーはより慎重な運転を強いられることになります。

ジョグ125のタンデムにバーは必須なのか?

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二人乗りをする際に気になるのが、パッセンジャーが掴むための「タンデムバー」の存在です。

「ジョグ125には標準装備されていないけれど、やっぱり後付けした方が安全なの?」「バーがないと、後ろの人はどこを掴めばいいの?」といった疑問を持つ方もいるでしょう。タンデムバーは、パッセンジャーの安全性と快適性に大きく関わる重要なパーツです。

この項目では、ジョグ125でタンデムをする際に、タンデムバーが果たす役割について詳しく解説します。

バーがない場合のリスク、後付けする際のメリットとデメリット、そして安全かつ快適なタンデム走行のために考慮すべき点について掘り下げていきます。

タンデムバーがないとどうなる?危険性と不便さ

ジョグ125には標準でタンデムバーが装備されていません。タンデムバーがない状態で二人乗りをすると、パッセンジャーは体を支える場所がなく、以下のような危険性や不便さが生じます。

  • 姿勢の不安定化

発進、減速、旋回といったバイクの挙動に合わせて、パッセンジャーは自分の力だけで体を支える必要があります。これは非常に不安定で、特に不慣れなパッセンジャーにとっては大きな負担となります。

  • ライダーへの負担増加

パッセンジャーが不安定だと、無意識のうちにライダーにしがみつこうとします。これにより、ライダーは予期せぬ力でバランスを崩されたり、自由な運転操作を妨げられたりする可能性があります。

  • 落車の危険性

極端な場合、パッセンジャーがバランスを崩し、落車につながる危険性も否定できません。特に、急な操作があった場合や、路面状況が悪い場合にはリスクが高まります。

  • 疲労の蓄積

体を支えるために常に力が入ってしまうため、パッセンジャーは短時間でも疲労を感じやすくなります。

これらの理由から、タンデムバーがない状態での二人乗りは、安全性と快適性の両面において大きな課題を抱えていると言えるでしょう。

タンデムバーを後付けする利点と負担

✅️利点

  • パッセンジャーの安全性向上

タンデムバーがあることで、パッセンジャーはしっかりと体を支えることができ、姿勢が安定します。これにより、落車のリスクを低減し、安心してタンデム走行を楽しむことができます。

  • パッセンジャーの快適性向上

体を支える場所ができることで、パッセンジャーは無駄な力を使う必要がなくなり、疲労を軽減できます。よりリラックスした状態でタンデムを楽しめるようになります。

  • ライダーへの負担軽減

パッセンジャーが安定することで、ライダーは運転に集中しやすくなります。車体のバランスも安定し、よりスムーズな走行が可能になります。

荷物の積載性向上:として、一部のタンデムバーは、荷物を固定するためのフックとしても利用できる場合があります。

✅️負担

  • 追加の費用

タンデムバーの購入と取り付けには、当然ながら費用がかかります。

  • デザインの変化

車体のデザインによっては、タンデムバーを取り付けることで、スタイリングの印象が変わる可能性があります。好みが分かれる部分かもしれません。

  • 取り回しへの影響

タンデムバーの形状によっては、バイクの取り回し時に邪魔になる場合があります。

これらを考慮し、自身のタンデムの頻度や重視するポイントに合わせて、タンデムバーの装着を検討するのが良いでしょう。

安全で快適なタンデム走行のためのポイント

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タンデムバーの有無にかかわらず、ジョグ125で安全かつ快適に二人乗りをするためには、以下の点に注意することが重要です。

  • 急な操作を避ける

発進、加速、減速、旋回など、すべての操作をスムーズに行うように心がけましょう。急な操作は、パッセンジャーのバランスを崩す原因となります。

  • 車間距離を十分に取る

一人乗りの時よりも制動距離が長くなる可能性があるため、前車との車間距離を十分に確保しましょう。

  • カーブでは速度を落とす

二人乗りでは車体の重心が高くなり、バランスが崩れやすくなります。カーブの手前ではしっかりと減速し、無理のない速度で曲がりましょう。

  • パッセンジャーとのコミュニケーション

出発前や走行中に、体調や不安な点などをパッセンジャーと共有し、意思疎通を図ることが大切です。

  • 適切な服装と装備

ライダーはもちろん、パッセンジャーも安全のためにヘルメットを着用し、適切な服装で乗車しましょう。

これらのポイントを守ることで、タンデムバーの有無にかかわらず、より安全で快適な二人乗りを楽しむことができるはずです。

タンデム時は、一人乗りの時よりも疲労を感じやすいものです。特に長距離を走行する場合は、こまめに休憩を取りながら、無理のないペースで走行することが大切です。

パッセンジャーの様子を見ながら、適宜休憩を挟むようにしましょう。また、ライダー自身のライディングスキルを向上させることも、快適なタンデム走行には不可欠です。

スムーズなアクセルワーク、安定したブレーキング、適切なコーナリングなど、基本操作をしっかりと身につけることで、パッセンジャーに不安感を与えることなく、安心してタンデムを楽しめるようになります。

結論のポイントまとめ

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ジョグ125での二人乗りは、シート幅の狭さや標準でタンデムバーが装備されていない点などから、決して快適とは言えない側面があります。

パッセンジャーにとっては姿勢が不安定になりやすく、ライダーにとっても運転のしにくさや車体バランスの悪化といった課題が生じる可能性があります。

しかし、これらの課題は、タンデムバーなどのカスタムパーツを後付けしたり、運転方法を工夫したりすることで、ある程度改善することが可能です。

ジョグ125で二人乗りをする際は、

  • シート幅がやや狭いことを理解しておく
  • パッセンジャーの安全のために、可能な範囲でタンデムバーの装着を検討する
  • 発進、停止、コーナリング、ブレーキングなど、すべての操作をより丁寧に行う
  • パッセンジャーとのコミュニケーションを密にする

といった点に注意することで、安全性と快適性を高めることができます。

ジョグ125は、本来一人での街乗りをメインに設計されたスクーターですが、工夫次第で二人乗りも楽しむことができます。

上記のポイントを踏まえ、安全で楽しいタンデムライフを送ってください!

この記事を書いた人
Taku
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二級二輪整備士:大型二輪免許取得:愛車Lead125
125cc専門の情報発信者。各車種のスペックや走行性能、燃費比較からメンテナンスまで知識ゼロから詳しくなれるよう、すべてを“教科書レベル”で徹底解説しています!

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