【マジか】新型PCXが入荷待ちで入荷状況は約2ヶ月待ち・・

ホンダ車
Taku
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新型PCXの購入を検討している多くのライダーが直面しているのが、「入荷待ち・・」という現実です。。

特に、人気色や上位グレードにおいては、「入荷状況が約2ヶ月待ち・・」という状況が、全国のホンダ正規取扱店で常態化しています。

現在の新型PCXの入荷状況を見ると、一部の販売店では、予約キャンセルが出た場合や、需要が比較的低いとされる色の在庫が一時的に店頭に並ぶこともありますが、これは極めて稀なケースです。

大半の注文は、メーカーへの発注後、生産ラインの順番を待つ形となり、そのリードタイムが現在、約60日を見込む必要があるというのが実情です。

ここでは、新型PCXの入荷待ちの状態から入荷状況までの現在の足どりや、今後は納期が早まるのか?について125ccバイクの専門家である私の見解を述べて行きたいと思います。

■この記事でわかること

  • なぜ新型PCXの入荷待ちが続いているのか?2つの主な原因
  • 新型PCXの入荷状況をぶっちゃける!
  • 新型PCXの今後の入荷状況と入荷は早まるのか?
  • 新型PCXを早く手に入れるための賢い戦略
  • 新型PCXの入荷を待つ間にやるべき事
  • 最後に統括

なぜ新型PCXの入荷待ちが続いているのか?2つの主な原因

Taku
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新型PCXの納期が長期化している背景には、複数の要因が複雑に絡み合っていますが、特に大きな影響を与えているのは、「半導体不足の影響」と「PCXシリーズの根強い人気と注文の集中」の二点です。

半導体不足の影響

世界的な半導体不足は、自動車産業のみならず、二輪車産業にも深刻な影響を及ぼしています。

現代のバイクは、もはやシンプルな機械ではなく、高度な電子制御技術の塊です!

新型PCXにおいても、エンジン制御ユニット(ECU)やABS(アンチロック・ブレーキ・システム)などの安全装備、そしてスマートキーシステムといった先進機能に、多数の半導体が使用されています。

これらの半導体の供給が滞ることで、完成車の組み立てに必要な部品が揃わず、結果として生産ラインの稼働率が低下します。

ホンダのようなグローバルメーカーであっても、この世界的な供給制約からは逃れることはできず、PCXの生産台数に直接的な制限がかかっているのです。

特に、PCXのような販売台数の多い主力車種は、必要とされる半導体の種類と量も多いため、その影響は甚大です。

PCXシリーズの根強い人気と注文の殺到

次に、需要側の要因として、PCXシリーズの圧倒的な人気が挙げられます。

PCXは、特に都市部でのコミューターとして確固たる地位を築いています。

そのスタイリッシュなデザイン、優れた燃費、そして「ちょうどいい」サイズ感が、初めてバイクに乗る若者から、セカンドバイクとして利用したいベテランまで、幅広い層に受け入れられています。

特に、フルモデルチェンジを経た新型は、デザインのブラッシュアップに加え、トラクションコントロール(PCX160)や改良されたフレームなど、商品力が格段に向上しました。

これにより、既存PCXユーザーからの買い替え需要と、新規層の取り込みが同時に発生し、発売当初から生産能力を上回る注文が殺到しています。

さらに、近年における「密を避けた移動手段」としてのバイクの再評価も、需要を押し上げる一因となっています。

公共交通機関を避けてバイク通勤に切り替える人が増えたことで、手軽で維持費の安い原付二種クラス、特にPCXへの需要がさらに集中しているのです。

これらの供給と需要の二つの側面が相乗効果を生み出し、結果として現在の「2ヶ月待ち」という、ライダーにとっては非常に長く感じられる納期状況を生み出しているのです。

新型PCXの入荷状況をぶっちゃける!

Taku
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公式な「2ヶ月待ち・・」というアナウンスがある一方で、実際に新型PCXを購入したオーナーの待ち時間を知ることは、今後の計画を立てる上で最も重要な情報の一つです。

実際に、入荷状況を考慮して納車までの期間は、販売店の方針や在庫の持ち方、そして注文したグレードや色によって大きく異なります。

注文時期別:納車までにかかった期間の事例

PCXの納期は、時間と共に変動しています。特に、発売当初の数ヶ月間は、予約が集中したため「3ヶ月以上・・」待つケースも珍しくありませんでした!

現在の傾向としては、以下の事例が多く見られます。

  • 比較的需要の低い色やグレード(例:PCX160の特定のマットカラー)

約1.5ヶ月から2ヶ月

  • 最も人気のある色やグレード(例:PCX125のパールホワイトやマットブラック)

約2ヶ月から2.5ヶ月

  • 販売店がメーカーへ発注するタイミングにうまく乗れたケース

稀に1ヶ月強での納車が実現することも。

重要なのは、この期間は「注文日」から「納車日」までの期間であり、書類手続きや販売店の整備期間も含まれるということです。

多くの場合、販売店側はメーカーからの車両到着の連絡を受けてから、迅速に整備を進めることになります。

Honda Dream vs 一般店による入荷状況の違い

納期に影響を与えるもう一つの大きな要因は、「販売店の種類」です。

  • Honda Dream店(ホンダ正規ディーラー)

ホンダとの結びつきが強く、メーカーからの入荷枠が一般の販売店よりも優遇されている可能性があります。

また、キャンセル車やメーカーからの緊急配車枠の情報が入りやすい傾向にあります。ただし、その分、ホンダ車のみを扱うため、PCXへの注文集中度も高いと言えます。

  • 街のバイク屋

いわゆる街のバイク屋は、様々なメーカーのバイクを扱っているため、PCXの入荷枠はHonda Dream店に比べて小さい場合があります。

しかし、その分、店頭に並べる「見込み発注」の台数を独自に確保しているケースもあり、運良くその在庫に空きがあれば、待たずに購入できる可能性があります。

また、他店でのキャンセル情報を共有しているような、広範囲のネットワークを持つ優良店を見つけることも有効です。

結論として、多くの購入者が「公式アナウンス通り、またはそれ以上の期間」を待っているというのが実情ですが、販売店を厳選し、常に最新の在庫情報を確認し続けることが、納車までの時間を短縮する鍵となります。

新型PCXの今後の入荷状況と入荷は早まるのか?

Taku
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結論から言うと、いますぐに納期が劇的に早まる可能性は低いものの、いくつかの要因により、徐々に状況が改善に向かう兆しもみられます。

ただし、これは供給側の努力と、世界的な情勢に大きく左右されることになります。

納期がすぐには早まらない主な理由

現在、PCXの納期を長期化させている最大の要因は、世界的な半導体(チップ)不足です。

PCXのような最新モデルのスクーターは、エンジン制御(ECU)やABS、スマートキーシステムといった電子制御部品に大量の半導体を使用しており、この供給制約が解消されない限り、生産台数を一気に増やすことは困難です。

  • ホンダの生産への影響

自動車業界全体でホンダも含め、半導体不足による生産調整は継続的に発生しており、これは二輪車部門にも波及しています。

  • 部品調達の不安定さ

半導体だけでなく、その他の部品についても、サプライチェーンの混乱による調達の不安定さが残っており、これも生産のリードタイムを長くする要因となっています。

今後納期改善が期待できる要因(改善の兆し)

一方で、以下の要因により、今後は徐々に状況が改善に向かう可能性もあります。

  • 半導体供給の緩やかな回復

自動車・二輪車業界向けの半導体供給は、メーカー側の増産や調達先の多角化により、最悪期からは脱しつつあり、緩やかな改善傾向が見られます。

  • メーカー側の最適化

ホンダ自身が、人気車種であるPCXの生産ラインを優先的に確保する、部品調達ルートを見直すなど、供給の最適化を図っています。

  • 需要の季節変動

バイクの需要は春から夏にかけてピークを迎えます。このピークを過ぎた秋口や冬場は、一時的に注文が落ち着き、納期がわずかに短縮される可能性があります。

現時点では、公式な納期「約2ヶ月待ち」という数字が大きく短縮され、「即納」になることは考えにくいです。

しかし、購入者として以下の点を戦略的に活用することで、納車時期を早めるチャンスを得ることは可能です。

新型PCXのような人気車種の納期は、依然として不安定な状況が続く可能性が高いです。

しかし、待っている間も積極的に情報収集と準備を行うことが、納車を早めるための最善策となります。

新型PCXを早く手に入れるための賢い戦略

Taku
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「2ヶ月待ち・・」という現実を受け入れつつも、できる限り早く新型PCXを手に入れたいと考えるのは自然なことです。

ここでは、納車までの期間を短縮するための、具体的な賢い戦略をご紹介します。これは、ただ待つだけでなく、自ら行動を起こすことで、納車のチャンスを引き寄せるための実践的な方法です。

複数の販売店で在庫を確認する

納期の短縮に最も効果的なのは、「情報戦」を制することです。

一つの販売店だけに頼るのではなく、広範囲の地域にある複数の販売店にアプローチし、PCXの在庫状況や見込み発注の状況を尋ねましょう。

✅️アプローチ方法

電話やメールだけでなく、直接訪問して熱意を伝えることも重要です。販売店側も、確実に購入してくれる顧客に対しては、情報提供を積極的に行う傾向があります。

✅️確認すべきこと

  1. 現在メーカーへ発注した場合の納期
  2. 店頭の見込み発注枠(入荷予定分)に空きがあるか
  3. 注文キャンセル待ちのリストの有無

人気のない「色」や「グレード」を選ぶのも1つの方法

人気が集まるグレードや色は、当然ながら納期が長くなる傾向にあります。

例えば、PCX125の定番カラーであるパールホワイトやマットブラックは、常に注文が殺到しています。

納期短縮を最優先するならば、需要があまりない色や、PCX160など価格帯が上がるグレードを検討するのも一つの手です。

需要が分散している分、生産ラインや在庫の順番が回ってくるのが早くなる可能性があります。

特に、PCX160は125ccに比べて需要が若干落ち着いている場合があり、大型連休前などの需要期を避けて注文することで、思わぬ短縮につながることもあります。

注文キャンセル車や店頭展示車を狙う

非常にレアなケースですが、メーカーからの入荷直前に、購入者の都合でキャンセルが出る場合があります。販売店側は、このキャンセル車をすぐに次の客に販売したいと考えます。

✅️戦略

複数の販売店に対し、「キャンセルが出た場合はすぐに連絡が欲しい」という旨を伝えておきましょう。この際、すぐに契約・支払いができる体制を整えていることをアピールすると、販売店側も安心します。

また、店頭に展示されている車両は、基本的に販売用ではありませんが、新モデルへの切り替え時期や、展示車両入れ替えのタイミングで販売に回されることがあります。

これもまた、販売店との良好な関係を築いておくことで得られる情報です。

PCX125とPCX160の在庫状況を比較検討する

PCXには、原付二種クラスのPCX125と、軽二輪クラスのPCX160があります。

両者は基本的な車体構造やデザインを共有していますが、排気量の違いから、求められるユーザー層がやや異なります。

一般的に、登録台数が多く、より手軽なPCX125の方が需要が高く、納期も長くなりがちです。

もし、高速道路の利用を視野に入れている、または単純に「早く納車されること」が最優先事項であるならば、PCX160の在庫状況も同時に確認してみる価値があります。

納期の短期化は、単なる運任せではありません。

積極的に情報を集め、少しでも需要の少ない選択肢を選ぶ「賢いリスクヘッジ」を行うことが、この長期化する入荷待ち状況を打破する唯一の方法です。

戦略的行動 具体的な効果
人気のない色・グレードを選ぶ 納期が早くなる可能性がある(在庫が残りやすい)
複数の販売店にアプローチ キャンセル枠や見込み発注枠の情報を得られる機会が増える
PCX160も検討する 125ccより需要が少ない可能性があり、納期が早い場合がある
こまめに販売店に確認 入荷情報や納期変更の最新情報をいち早くキャッチできる

新型PCXの入荷を待つ間にやるべき事

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新型PCXの納期が約2ヶ月待ちという現実を前に、購入を決めた方々は焦燥感や不安を感じているかもしれません。

しかし、この待ち期間を「納車に向けた準備期間」と捉え直すことで、より充実したバイクライフのスタートを切ることができます。

そして、入荷待ちの間にやるべき事を伝授します!

自賠責保険や任意保険の検討と準備

納車されてすぐに乗り出せるよう、保険の準備を進めておきましょう。

  • 自賠責保険

自賠責保険は法律で加入が義務付けられており、新車購入の際には販売店が一括で手続きを行ってくれることがほとんどですが、加入期間や手続きの確認はしておきましょう。

  • 任意保険

事故や盗難、他者への賠償に備える任意保険は、バイクライフの安心に不可欠です。

複数の保険会社から見積もりを取り、補償内容と保険料を比較検討する絶好の機会です。PCX125であれば、自動車保険のファミリーバイク特約を利用できる場合もありますので、自動車保険の契約内容も確認しておきましょう。

ヘルメットやカスタムパーツの選定

納車されてから慌てて購入するのではなく、この期間を利用して、安全装備と快適装備をじっくり選定しましょう。

  • ヘルメット

PCXの車体色やデザインに合わせたヘルメット選びは、楽しい時間です。サイズ合わせや試着は、今すぐにでも始められます。

安全性に直結する部分なので、JIS規格やPSCマークの有無を確認し、信頼できる製品を選びましょう。

  • カスタムパーツ

PCXはカスタムパーツが非常に豊富な車種です。

納車後すぐに取り付けられるように、人気の高い「リアキャリア(積載性向上)」や「グリップヒーター(冬場の快適性向上)」、といったパーツを選定し発注しておきましょう。

特に、人気のカスタムパーツも品薄になることがあるため、早期の発注が賢明です。

この「2ヶ月待ち・・」は、決して無駄な時間ではありません。

PCXという新たな相棒を迎えるための、最高の準備期間です。

入荷状況に関する最新情報を常にキャッチしつつ、納車後の快適なライディングに備えて、一つ一つ着実に準備を進めていきましょう。

最後に統括

Taku
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新型PCXの長期化する入荷待ち状況は、現在のグローバルなサプライチェーンの課題、特に半導体不足と、PCXシリーズの圧倒的な商品力と需要の集中が引き起こした複合的な結果です。

「約2ヶ月待ち」という納期は、多くの購入者が経験している現実であり、この状況が短期間で劇的に改善する可能性は低いと見られています。

供給面では、ホンダは生産の最適化と部品調達の努力を続けているものの、世界的な半導体供給の不安定さが解消されない限り、生産台数の大幅な増強は難しい状況です。

しかし、需要が落ち着く季節や、メーカーの供給体制が徐々に改善することで、今後は緩やかながらも納期短縮の兆しが見られることが期待されます。

購入を希望される方々にとって重要なのは、「ただ待つ」のではなく、「賢く行動する」戦略です。

複数の販売店への在庫確認、キャンセル枠の情報収集、さらには人気が集中していない色やグレードを検討するといった積極的なアプローチが、納車時期を短縮する鍵となります。

また、この待ち時間を保険の検討や必須カスタムパーツの選定など、納車後の快適なバイクライフに向けた準備期間として有効活用することが、焦燥感を和らげ、最終的な満足度を高める最善策と言えるでしょう。

新型PCXは待つ価値のある一台であり、戦略的な準備をもってその到着を心待ちにすることを願います!

この記事を書いた人
Taku
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二級二輪整備士:大型二輪免許取得:愛車Lead125
125cc専門の情報発信者。各車種のスペックや走行性能、燃費比較からメンテナンスまで知識ゼロから詳しくなれるよう、すべてを“教科書レベル”で徹底解説しています!

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