
グロムのオーナーたちが避けて通れない深刻な悩みがある。
それが、道路において頻繁に煽られる恐怖と、周囲からの視線に対して恥ずかしいと感じてしまう心理的な壁だ!
125ccという小排気量クラスは、経済性と楽しさを両立した最強のカテゴリーであるはずなのに、なぜグロムに乗ることでこのようなネガティブな感情が生まれてしまうのか?
今回は、グロムという個性的なバイクを所有するからこそ直面する煽りの現実と、それを乗り越えて自信を持って走り続けるための具体的な自衛策について解説していきます。
■この記事でわかること
- なぜグロムは大型車に煽られるのか?舐められてる?
- グロムに乗るのは恥ずかしいというネガティブな声
- 実際に煽られたオーナーたちの声
- グロムで煽られない&舐められないための防衛術
- 恥ずかしさを吹き飛ばす!グロムをカッコよく見せる方法
- 最後に統括
なぜグロムは大型車に煽られるのか?舐められてる?

グロムに乗っていて最もストレスを感じる瞬間は、背後に迫る大型トラックの威圧感ではないか?
普通に流れに乗って走っているだけなのに、なぜか距離を詰められたり、無理な追い越しをかけられたりする経験は、多くのグロムオーナーが共有する苦い思い出です。
この現象が起こる背景には、単なる排気量の差だけではない、道路交通における複雑な心理的要因と物理的な特徴があります。
車体の小ささが原因?大型トラックから見たグロムとは?
グロムが煽られやすい最大の理由は、その極めてコンパクトな車体サイズにあります。

12インチという小さなホイールを履いたグロムは、一般的な自動二輪車と比較しても一回り以上小さく見えます。四輪車のドライバーの視点からすると、目の前を走るバイクが小さいだけで、反射的に遅い乗り物であるという先入観を抱きがちです。
人間は視覚的に大きなものには警戒心を抱き、小さなものには優越感を感じるという本能的な性質を持っています。
そのため、たとえグロムが法定速度の時速60キロメートルで巡航していたとしても、後ろのドライバーにとっては自分の進行を妨げている小さな障害物のように錯覚してしまうのです。
また、車体が小さいことで四輪車の死角に入りやすいという物理的なリスクも無視できません。結果として意図しない接近や、強引な車線変更を誘発し、ライダー側には煽られているという恐怖感として伝わってしまいます。
速度は十分出ているのに?原付一種と勘違いされる
グロムにとって最大の不幸は、バイクに詳しくない一般のドライバーから見れば、時速30キロメートル制限のある原付一種、いわゆる50ccスクーターと同じカテゴリーに見えてしまうことです。

グロムの現行モデルは5速トランスミッションを備え、幹線道路でも十分に交通の流れをリードできる動力性能を持っています。しかし、その見た目の可愛らしさとサイズ感が、制限速度を守ってトコトコ走る原付一種のイメージを想起させてしまいます。
後ろを走るドライバーが、この先どうせ加速しないだろう、あるいは法的に遅く走る義務があるバイクだろうと思い込んでしまうと、イライラを募らせて無理な追い越しを試みるようになります。
ピンクナンバーへの偏見?軽視の実態

日本独自の文化とも言えるのが、ナンバープレートの色による階級意識のようなものです。
125cc以下を示すピンク色のナンバープレートは、維持費が安くファミリーバイク特約も使える最強の経済性の証ですが、一部の心ないドライバーからは、原付に毛が生えた程度の乗り物という偏見の目で見られることがあります。
特に大型の高級車や、改造を施した四輪車に乗る層の中には、自分よりも小さな、そして維持費の安い乗り物を軽視する傾向が見受けられることがあります。
このような偏見を持つドライバーにとって、ピンクナンバーのグロムが自分の前を走っていること自体が許せないと感じるケースがあるようです。
煽り運転という行為は、加害者側の身勝手な優越感から生まれることが多いため、グロムのように記号的に弱者と見なされやすいバイクは、格好のターゲットにされてしまうという悲しい現実があります。
グロムに乗るのは恥ずかしいというネガティブな声

煽られるという物理的な被害に加え、オーナーを悩ませるのが自らの内面に湧き上がる恥ずかしいという感情です。
憧れて手に入れたグロムなのに、ふとした瞬間に自分の姿を客観視してしまい、気恥ずかしさを感じてしまう。この心理的な葛藤の正体は、理想の自分と現実のギャップ、そして他者からの評価に対する過剰な意識にあります。
大人が乗るとサーカスの熊状態?

グロムに跨った自分をショーウィンドウの反射などで見たとき、あまりの車体の小ささに驚いた経験はないか?
特に身長が高いライダーや、ガッチリとした体格の大人がグロムに乗ると、まるで子供用の自転車を無理やり漕いでいるような、いわゆるサーカスの熊のような滑稽な見た目になってしまうことがあります。
多くのライダーにとって、バイクに乗る姿はカッコいいものであってほしいという願いがありますが、グロムのサイズ感はその理想を打ち砕くことがあります!
フルフェイスのヘルメットを被り、本格的なライディングジャケットを身に纏っているのに、肝心のバイクがポケットサイズであるというアンバランスさが、周囲からどう見られているのかという不安を増幅させます。
若者が乗る分にはレジャー感覚で許容されるスタイルも、ある程度の年齢を重ねた大人が乗る場合には、余裕がある遊び心と取られるか、それともただ単にサイズが合っていない痛い人と思われるかの境界線上で揺れ動くことになります。
おもちゃっぽいと言うデザイン・・


グロムのデザインは、ホンダが意図した通り、非常にポップで遊び心に溢れたものです。
着せ替えが可能な外装パネルや、鮮やかなカラーバリエーションは、他の真面目なスポーツバイクとは一線を画す楽しさを表現しています。
しかし、この楽しさが、バイクを単なるおもちゃのように見せてしまう側面もあります。重厚感や威厳といった、伝統的なバイクの美学からすると、グロムはあまりにも軽薄に見えてしまうかもしれません。
道の駅やサービスエリアで大型バイクが立ち並ぶ中、ちょこんと置かれたグロムを見て、自分は本格的なライダーではないのではないか?という疎外感を感じてしまう。このようなおもちゃっぽさへの自己評価が、恥ずかしさという感情の根源になっています。
大型バイク乗りからの視線が気になる?
グロムに乗る恥ずかしさの大部分は、実は他人ではなく、自分の中にある自意識が生み出した幻です。
特に大型バイクを所有している人がセカンドバイクとしてグロムに乗る場合、仲間内から小さいバイクで遊んでいるという目で見られることを過剰に意識してしまうことがあります。
本格的なサーキット走行やロングツーリングを嗜む層からすれば、125ccの小径ホイール車は格下の乗り物のように映るのではないか?という事です。
恥ずかしいと感じているのは、自分自身が大型バイクというステータスに依存してしまっている裏返しでもあります。グロムという純粋な遊び道具を乗りこなしている姿は、他人の目よりも自分の満足感を優先できている自立したライダーの証でもあるのです。
実際に煽られたオーナーたちの声

理屈では分かっていても、現場で受ける実害は心を削ります。
ここでは、グロムオーナーたちが実際に道で経験した、煽り運転や舐められた対応の生々しい体験談を紹介します。
無理な追い越しや割り込みをされた時
あるオーナーは、幹線道路を走行中、後方の四輪車から激しくパッシングを受け、左側に寄る余裕がない場所で強引に割り込みをしてきたと言います。
グロムに限ったことではありませんが原付バイクと同じぐらいの2輪に乗ってると四輪が嫌がらせしてくることが有ります。〔エイプ100、XR100モタード、KSR110、KLX125モタード、2種のカブなどです。〕四輪のドライバーは小さくてかわいいバイクだと言うだけで全てそれは50ccの原付だとみなして原付が自分の前を走るのはけしからんと言う訳で酷い割り込みや幅寄せをしてきます。
出典価格.com
このような無理な追い越しをされた際、ライダーが感じるのは怒りよりも、自分の存在が軽視されていることへの虚しさです。
どれだけ安全運転を心がけていても、乗り物のサイズだけで安全を脅かされる理不尽さは、グロムというバイクを嫌いになりかけるほどの衝撃を与えます。
国道27号線から162号線に入って、良い調子で走っていると、交差点での右折車線側からまくられて、煽られちゃいました。バックカメラは、荷台の位置なので、相手の運転者は良く写りませんでした。もっとも、お顔は確認しましたよ。石川?福井のおばちゃんは、バイクを煽っちゃいます。でした。あまりの出来事で、口が開いたままになってしまいました。GROMジャ、煽られても仕方ないのかなー?
このような些細なマウント合戦に巻き込まれやすいのが、グロムというバイクの宿命とも言えますが、これを受け流す余裕を持つことも、グロム乗りとしての重要なスキルです。
グロムで煽られない&舐められないための防衛術

煽り運転への対策は、精神論だけでは不十分です。具体的な行動と装備によって、周囲の四輪車に自分の存在を正しく認識させ、舐められない雰囲気を作ることが、安全を守るために不可欠です。
車道の端を走りすぎないことが身を守る

グロムオーナーが陥りがちな間違いの一つに、煽られるのが怖いからと車道の左端、いわゆる路側帯に近い部分を走り続けてしまうことがあります。
しかし、これは逆効果です。
左端を走ることは、四輪車に対して「どうぞ追い越してください!」という誤ったメッセージを送ることになります。
その結果、同一車線内での強引なすり抜けを誘発し、接触事故のリスクを飛躍的に高めてしまいます。正解は、車道の真ん中よりも少しだけ右寄り、つまり四輪車の運転席から最も見えやすい位置を堂々と走ることです。
自分がこの車線を一占有しているという意思表示を明確にすることで、後続車に安易な追い越しを思い止まらせる効果があります。
デイライトの活用
視認性の向上は、安全への直行便です。
グロムの小さな車体を少しでも大きく、そして目立たせるために、昼間でも点灯するデイライトや補助灯の装着は非常に効果的です。
特に、高い位置にライトを増設することで、四輪車のバックミラーに映る自分の存在感を強調できます。また、ヘルメットやウェアに蛍光イエローやオレンジといった膨張色を取り入れることも検討してください。
ドライブレコーダーによる抑止効果
現代の道路交通において、ドライブレコーダーは必須の装備です。
グロムのような煽られやすいバイクこそ、前後録画タイプのカメラを装着すべきです。
物理的にカメラが付いていることが見えるだけで、悪質なドライバーに対する強力な心理的抑止力となります。また、リアフェンダーの目立つ位置に「ドライブレコーダー録画中」というステッカーを貼ることも、低コストで高い効果を発揮します。
煽り運転をする加害者の多くは、相手が反撃してこない、あるいは証拠が残らないという前提で行動しています。録画されているという事実を突きつけることで、彼らの攻撃的な衝動を冷静にさせる効果があります。
恥ずかしさを吹き飛ばす!グロムをカッコよく見せる方法

恥ずかしさを解消する最良の方法は、自分のバイクを誰が見てもカッコいいと認めるレベルまで磨き上げることです。
おもちゃっぽさを逆手に取り、プレミアム感を演出することで、グロムは恥ずかしい乗り物から憧れの対象へと変貌します。
おもちゃ感を高級感に変えるカスタム
グロムを恥ずかしいと感じる要因である安っぽさを払拭するには、パーツの質感を高めるのが近道です。

例えば、プラスチック素材が目立つ部分をカーボンパーツに置き換えたり、高品質なアルミ削り出しのレバーやステップに交換したりするだけで、車両全体の印象はガラリと変わります。
特にゴールドの倒立フォークを採用しているモデルであれば、その色に合わせた高品質なパーツをバランスよく配置することで、まるで大型バイクの縮小版のような凝縮された美しさが生まれます。
また、マフラーの交換も視覚と聴覚の両面で効果的です。あまりに爆音のものは周囲の迷惑となり、かえって舐められる原因になりますが、有名メーカーのジェントルなサウンドを奏でるマフラーは、バイクとしての格を一段引き上げてくれます。
ウェアやヘルメットのコーディネートもこだわる
ライダー自身の身だしなみも、グロムの印象を大きく左右します。
ボロボロの作業着や、あまりにカジュアルすぎる服装でグロムに乗ると、単なる生活の足としての原付に見えてしまいます。
ここであえて、高級感のあるレザージャケットや、最新の技術を投入したライディングギアをビシッと着こなすことで、この人は趣味としてあえてこの小さなバイクを選んでいるのだという玄人感を演出できます。
ヘルメットも、安価なものではなく、アライやショウエイといったトップブランドの最新モデルを選択してください。バイク本体は小さくても、ライダーの装備が超一流であれば、それは恥ずかしさではなく、こだわりの強い大人というポジティブな評価に変わります。
最後に統括

このコンテンツを通じて、グロムが煽られやすい原因や、恥ずかしいと感じる心理的なメカニズム、そしてそれを乗り越えるための具体的な方法について深く伝授してきた。
グロムというバイクは、日本の、そして世界のバイク市場において極めて特異で、かつ重要なポジションを占めています。
現在、バイクは単なる移動手段から、自己表現と精神的な解放のためのツールへとその役割を強めています。
人生の時間は限られています。
他人が自分のことをどう見ているか、という実体のない不安に心を割いて、せっかくのバイクライフを台無しにするのはあまりにも勿体ないことです。
グロムに乗って、風を感じ、思い通りのラインをトレースし、リッター60キロメートルを超える燃費に驚く。この直接的な体験から得られる幸福感は、他人の評価よりも遥かに価値があるものです。
グロムを恥ずかしいと思う心は、実はあなたが向上心に溢れ、より高いステージを目指している証拠でもあります。そのエネルギーを、他者への意識ではなく、自分自身のライディングスキルやカスタムのセンスを磨く方向に向けてみてください。
いつの間にか、煽られる恐怖や恥ずかしさは消え去り、グロムと共に過ごす時間が人生の宝物になっていることに気づくはずだ!
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