
「たった2日間でバイクの免許が取れる!」 そんな魅力的な謳い文句に惹かれて、小型二輪ATの「2日間コース」に申し込もうとしているそこのあなた。
確かに週末の2日だけで免許のカリキュラムが終わるのは超効率的ですが……その実態は、考える余裕すら与えられないほどの「超ハード」かつ、失敗が許されない「超プレッシャー」な道のりでした。
この記事では、私が実際に身をもって体験した小型二輪AT教習「2日間コース」のリアルすぎる実態と、教習所で直面した数々の苦労、そして絶対に一発合格するための「卒検攻略メソッド」までを包み隠さず大暴露します!
これから教習所に通う予定の人や、「原付からステップアップしたいけど、2日間コースって実際どうなの?」と悩んでいる方は、ぜひこの記事を読んで、しっかりと“覚悟”を決めてから挑んでください!
■この記事でわかること
- 【入門】想像以上に過酷!教習所で直面したリアルと謎ルール
- 【教習】実地とシミュレーションを繰り返す
- 【卒検】落ちたら効率ゼロ!一発合格のための卒検攻略メソッド
- 【総括】原付乗りこそ行くべき!教習所はスキルを磨く場所
【入門】想像以上に過酷!教習所で直面したリアルと謎ルール


個人的には20年以上ぶりの教習所への入校となりました。
通常の教習課程を2日間に凝縮する超短期コース
小型二輪AT免許(125cc以下のスクーターなど)の指定教習所での法定教習時間は、「現在持っている免許」によって明確に定められています。
1. 普通自動車免許を持っている場合(最短ルート)
-
技能教習(実地):8時限
-
学科教習(座学):1時限 (合計:9時限)
2. 免許なしか、原付免許のみ持っている場合
-
技能教習(実地):9時限
-
学科教習(座学):26時限 (合計:35時限)
今回、2日間コースの受講要件としては以下の通りです。
- 普通自動車免許をすでに取得している
- 日常的に原付バイクを運転している
私はこの2つの条件に当てはまっているので、受講要件は満たしていました。
ただ、すべての教習所でこういった2日間コースを設けているわけではありません。
そもそも、私の自宅の近くの2つの教習所では、二輪教習コースそのものの設定がありませんでした。
それ故、少し離れたところの教習所に通わざるを得ませんでした。
私が2日間コースを選択する背景としては
- 仕事が忙しく、教習のために時間をかけれない
- 自宅から教習所までの距離が遠いため、あまり何度も通いたくない
- 先に125ccバイクを購入したため、免許取得の時間が伸びてしまうと販売店に迷惑がかかる
- 普通二輪や大型二輪にはこういった短縮コースはなく、小型二輪ATに限定されているので、125ccのバイク(ハンターカブ)の納車を控えている自分には都合がいい
といったところです。
通常、ほしいバイクが先にあり、そのバイクに乗るために教習を受け、免許を取得するという流れかと思います。
私としても先にほしいバイク(ハンターカブ)があったので、それを取得するために教習を受けることになったのですが、運よくというか、こういった2日間で取得できるコースがあり、私にとっては都合がよかったので受講したわけです。
2日間コース最大のプレッシャー「落ちたら次が1ヶ月後」の恐怖

このコースのメリットは効率性。何度も教習所に通う必要がなく、2日間で完結するというのは実に効率的です。
仕事で必要に迫られていてすぐにでも取得したいという人にはうってつけだと思います。
しかしながらこのコースは、受講したら必ず受かるとは限りません。
卒検で落ちたら再受講をしなければなりません。
教習所にもよりけりかもしれませんが、今回私が入校した教習所の場合、再受講は1か月後と言われました。
そうなると、たった2日間で卒業できるという2日間コースのメリットが損なわれることになります。
実は、これは考えれば考えるほど、ものすごいプレッシャーなのです。
通常のコースとは異なり2日間コースは割高な料金設定となっています。
それにもかかわらず卒検で落ちる→再受験となると、2日間コースの最大のメリットである短期効率化が損なわれるだけでなく、再受験手数料も課金しなければならず、コースも次回受験の際に再度思い出さなければならず、時間的にも金銭的にも体力的にも精神的にも大幅なマイナスとなります。
持ち込みヘルメットNG?事前告知なしの落とし穴

教習所側からの事前の説明が不十分な場合がありますので、よく確認したほうがいいのですが、教習で使用するヘルメットやグローブにも規定があります。
- ヘルメット:耳が出る半キャップは不可(ジェットやフルフェイスはOK)
- グローブ:指が出ているものは不可
私が持参したヘルメットは、人の見方によっては耳が出ているとも出ていないともとれるようなヘルメットだったのですが、割とあっさり却下されました。
その場合、教習所にあるヘルメットを使用しなければならないのですが、その際はインナーキャップを使用しなければならない、といわれました(ちなみにそのインナーキャップは無料ではなく、200円でした)。
本当は使い慣れたヘルメットで教習を受けたかったのですが、う~ん、ダメでしたね。
上記のような細かいルールは当日に言われました。HPや案内にはどこにも書いていなかったのに…
【教習】実地とシミュレーションを繰り返す


1日目は雨の中の教習でした。。
<初日>
実地:2時間
シミュレーション:2時間
<2日目>
実地:2時間
シミュレーション:3時間
卒業検定
上記が、私が入校した教習所での2日間コースの、実地とシミュレーションの大まかな配分です。
シミュレーションは、教室内にシミュレーションバイクがあって、そこにまたがって画面を見ながら運転し、危険予知トレーニングを行う、といった目的があります。
うん、危険余地は大事ですし、楽は楽ですけど、やっぱり面白くなかったですねww
そりゃ実地で、実際には知らせたほうが面白いというか、楽しいですよ。
教習所内ではほかの車両を追い越してはいけない

これは恐らくどの教習所でも同じかと思いますが、卒検のコースは2種類あり、実際どのコースを走るのかは当日に指名されます。
で、そのコースを覚えなければなりません。やっぱり大変でしたね、これは。
実地教習で体力と知力を使い、シミュレーターではその反動で眠くなる、というw
また、教習所内には自動車もたくさん走っています。なんなら大型のトラックも走っています。バイクだけではないのです。
で、ここでの唯一かつ絶対的なルールは
「教習所内ではほかの車両を追い越してはいけない」
です。当たり前といえば当たり前ですが、
- 自分自身は原付バイクを日常的に乗り回しているため、日常的な交通ルールに則って走行する
- 教習所内の自動車のスピードはとんでもなく遅い(これも当たり前ww)
といった感じで、教習所内の車両に自分も合わせる必要があるのです。
これ、日頃バイクを運転している感覚とだいぶ異なる部分があるため、このギャップには最後まで苦しめられました。
原付を自己流で運転してきた癖に気づかされた

さて、実地教習でバイクに乗る際、いろいろと学びがありました。
エンジンの始動方法
これ、全然知りませんでしたww
いやもうバイクによって始動方法は当然違うのですが、私の原付バイクは電動バイクなので、電源ボタンをポチっと押して始動するわけです。
左のブレーキを握ってスタータースイッチを入れる、というやり方から学ぶ必要があったのです。
停車時はどちらに足を出すか
これもまぁ好きなほうでいいかと思ったのですが、教習所では「左側の足を出す」と教わりました。
卒検の時に右側の足を出すと減点になると聞いたので、少なくとも教習所の中では左側の足を出すようにしました。
今でもそうしてます。教習を受ける前は…知りませんでしたww
走行中の手の位置
まぁこれは癖なんですけど、私の場合、ブレーキレバーに手をかけた状態で走行することが多く、その癖を指摘されました。
でもまぁこれはいいことだと思いますよ。人から言われない限り、自分の走行中の癖などまずわからないですから。
いや、安全のためにすぐにブレーキが握れるように添えているだけなんですけどね。それでもだめですか。そうですか。ww
教官のコーチングに困惑?「ルールが分からないのに理由を聞かれる」矛盾

令和のオニ教官は存在した!

シミュレーションでは「危険予知」について学びます。
まぁゲームみたいな画面なので、それを実際の場面に置き換える、というのもやや難のある話ではありますが。
それでも危険予知は大事だと思います。例えば、
「あなたはあのとき、どうしてハンドルを右に切ったのか」
「なぜあの場所で停車したのか」
「ほかに考えられることはあるか」
など。教官が答えを言うというよりかは、生徒に「あの時どう考えていたのか」ということを答えさせて、その中で気づきを促す、導く、といったやり方です。
一方的なトップダウンではなく、ボトムアップに近く、教官はコーディネーター役のような立ち位置です。少なくとも私はそう感じました。つまりこれはコーチングです。
そうか、この教習所は教習にあたってコーチングを導入しているんだな、と。
それはシミュレーションだけでなく、実地においてもコーチングが導入されていると感じたシーンがありました。
それは私が例のごとく
「教習所内ではほかのバイクや車を追い抜かしたり、先に右折とかしてはいけない」
という教習所ルールに(最後まで)フィットできず、ほかのバイクを追い抜かそうとしてしまったのですが、その際に教官からクラクションを鳴らされて止められ、
「なんで抜かそうと思った?」と聞かれたのですが、私は「いや、行けると思ったので…」「それがベストだと思ったので」と言いながらまた先に進もうとしたらまたしてもクラクションを鳴らされて止められましたww
つまり「教習所内ではほかのバイクや車を追い抜かしてはいけない」というルールが頭の中になかったのが原因であり、それに対して「なんで?」とか言われても答えようもなく、あとになって「あぁ、そういえば抜かしちゃいけないんだっけな」みたいな感じで自分で思い出したので、納得できたのですが、教官にクラクションを鳴らされてまで止められたうえで「なんで?」と聞かれたことに対しては納得しておらず、その後、首をかしげながらコースを走ったのでありました。
双方半ギレの状態で教習は終了しましたww
雨の日は地獄!カッパとプロテクターの着脱が苦行すぎる

1日目はあいにくの雨。しかも本降りでした。それでも教習は行われます。台風とかでない限りは。
しかもこの2日間コースで雨天中止とかになったらどうなるんでしょうか。
教習を受けられず、先延ばしになってしまっては2日間の効率性が損なわれます。
よっぽどのことがない限り教習は行われます。
で、雨の日は何がつらいかと言ったら「教習所指定のプロテクターはカッパの内側に着用する」というルールがあること。
まぁ当然といえば当然ですが、暑苦しいことこの上ない(教習時は6月でした)。
また、ゼッケンは流石にカッパの外に着用でいいのですが、ほかの人も当然ゼッケンを着用するので、ゼッケンがびしょびしょなんですよね。
しかも私は体が固いのでなかなかカッパの上からゼッケンをつけることができない。
二輪教習の詰め所は狭いうえにほかの生徒もいるので自分だけスペースを使うこともなかなか許されず、地味にきつかったシーンでした。
休む暇なし!昼休みのDVD鑑賞と削られる体力…唯一の救いは「2名限定」の同期の存在

さて、2日間コースは途中で1時間ぐらいの昼休みがありました。
しかしそれは食堂のような場所ではなく、教室でDVDを見ながらの休憩でした。
何のDVDかといったら、卒検のコースの走行DVDです。
Aコース→Bコース→Aコース→Bコース…といった具合でループして延々流されます。
別に見なくてもいいのですが、やはり卒検のためにコースを覚える必要があるため、結局は見てしまうのでした。
ちなみに初日は昼食を持参しておらず、外にはコンビニもあったのですが大雨で買いに行く気力もなく、午前中の怒涛の教習で昼食をとる体力も残っておらず、ただひたすらぐったりしていました…
しかし、この2日間コースは自分一人だけの受講ではありません。
「限定2名」ということでもう1人受講生がいました。まぁ同期ですよね。心強かったです。
私より若い女性でしたが、半年ぐらい前にこの学校で原付の教習を受けたことがあるそうで、学校内の仕組みとかどこに何があるかとかは既に理解している様子でした。
私はそういった予備知識が0の状態でしたので、とにかく体力的にも精神的にも余裕はなかったですねぇ。それでも同期がいるのは心強い!
【卒検】落ちたら効率ゼロ!一発合格のための卒検攻略メソッド


卒検は一発勝負!自分の弱点を卒検の前までに洗い出し、見極めにおいても常に本番想定で臨みましょう。
1:初日から卒検本番を想定して走る

教習所側としては、生徒にコースを覚えさせるために、初日から本番想定というか卒検のコースを走りました。
まぁそれぐらいコースを覚えることはとにかく大事なのだ、と。
コースを間違えたら即検定中止というわけではなく、なんなら減点もされないと聞いたのですが、それでもコースを間違えた時の動揺で手元が狂うwなんてことは容易に想像できるので、やはりコースを正確に覚えるに越したことはありません。
2:検定中止項目を死守せよ!一番の敵はコース内の他車両?

逆算方式というか、「検定中止になることさえしなければ検定には受かる」と考えていました。
DVDにも検定中止項目に関する説明はありました。
まぁ普通にやればまず問題ないと思うような項目ばかりなのですが、教習所内を走る車やバイクこそが教習停止項目に引っ掛かりかねないと言わざるを得ない!
しかし、実際の卒検のときは教習所内で道を譲ってくれたので、それは大いに助かりました。
自分としてはコースを覚えて、落ちないように走行するだけなのに、全然関係ない教習車によって検定中止にでもなったらひとたまりもありません。
3:完璧は捨てる!一本橋は「減点されても落ちないこと」が最優先

一本橋というコースがあるのですが、このコース、原付二種の場合は5秒以上トロトロ走らないといけないという規定はあるのですが、本番では「とりあえず落ちなければ5秒切ってもOK」と割り切ってOKです。私もそうしました。
練習では「落ちてもいいので5秒以上」を意識して走行したのですが、本番では「落ちたら即検定中止」という規則があったため、もうそれにビビりまくってw、5秒切ったと思います。
練習ではたぶん一度も5秒切ったことがなかったのにww
でも、そういうことです。減点されようが何だろうが、受かればいいので。
受かるためには検定中止にさえならなければいいわけです。
いや、やっぱプレッシャーはありますよ。
4:YouTube予習の鉄則!「失敗動画」は本番前に絶対見るな!

YouTubeでも多数、バイク教習の動画があげられていますが、「検定中止」「失敗」「不合格」といった残念な結果に終わった動画は、合格した後にゆっくり見ましょうw
卒検前には絶対に何があっても見てはいけません!
卒検前に見るとしたら、自分の弱点の攻略法を解説している動画ですね。
私の場合はクランクが苦手で、パイロンにぶつけてしまったことがあり、卒検の時にそれをやってしまうと即検定中止となるため、一本橋以上にナーバスな場面ではありました。
でも、「先のパイロンを見ながら走行する」というアドバイスが動画の中にあったので、その通りに走行したら、うまくいきました!
卒検のときに、急に思い出したりするんですよ、動画を。
その時にそういった「成功体験の動画」であれば、あの動画の通りに走行しようと頭が働くので実際にそうなりやすい。
で、「失敗動画」を見てしまうと実際に自分も失敗してしまいかねないwいや、これは本当です。
ですので卒検前に動画を見るのであれば、内容を選びましょう!
5:合格発表のリアル

卒検は2日間コースの2名以外にも、大型免許や普通免許の教習生も同時に行われます。
で、卒検が終わると結果発表のために卒検受講者全員が一室に集められます。
卒検受講者は全員で10名いたのですが、結果は10人中9人合格。
不合格の人は最初に呼び出されました。
つまり、呼び出されなかった人は合格、というパターンです。
私は、合格でした…!同期の方と2人で静かなガッツポーズをしたのを覚えています。
合格した人は免許センターに必要な申請書や手順の解説書を渡されます。
個人的にはこれが実際の免許交付の際にとにかく助かり、うれしかったです。
【要注意】最後のアンケート用に「教官の名前」は絶対覚えておいて!
最後、教習所のアンケートのQRコードが手渡されます。
そこには教官の名前だけでなく、受付の人の名前まで記載されており、
「この人の態度が良い/悪い」「この人は知識がある/ない」といったことがアンケート項目にあります。しかし、
「そんなことが最後にあるとわかっているなら絶対に教官の名前は覚えたのに!」
と後悔。
HPにも載っていないので家に帰ってからアンケートを答えることもできない。
教官によって相性はバラバラだし、いい人にはしっかり評価し、ダメな人にもしっかり評価したかったのだが…w顔は覚えているが名前まで思い出せない…
まぁそれぐらい教習所としては、教官だけでなく受付の人も含めたスタッフ全員の教育を徹底しているのでしょう。
そういった心意気を強く感じました。それだけに、こんなアンケートがあるのなら最初に言ってくれ…
【総括】原付乗りこそ行くべき!教習所はスキルを磨く場所


とにかくハードだったのは間違いない…
2日間教習とは通常の教習コースと異なり、超効率的であり超ハードであり超プレッシャーのかかるものであります。
もはや考える余裕もなく、頭と体で覚えるしかない、といった極限状態に追い込まれるといっても過言ではありません。
自分としては原付を2年、ほとんど我流で乗りこなしていたので、これを機会に改めて二輪の教習を受けることは自分自身の運転スキルや癖を見直す意味においても、非常に有意義でありました。
また、安全意識が高まったのは間違いありません。
すでに運転免許自体は持っているわけだから、教習に行くというよりかは自分の運転スキルをブラッシュアップさせに行く、というスタンスが最も美しく、望ましいのかもしれませんね。
もう一度同じ教習所に行きたいと思えるかどうかは…何とも言えないですねw
自分の家の近くではバイクの教習をやっていなかったから、消去法で選んだようなものですので。
ただ、一度教習所内に足を踏み入れたのは確かなので、どこに何があるかとか、そういった教習所内のルールは頭に入っているので、その点は有利でしょうね。
やはり全く新しい環境で0から教習を受けるのとでは勝手が違いますからね。
感想を一言でいえば…ベリーハード(very hard)でしたw
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125ccTV編集長のまっちゃんです。
125ccTVは、株式会社リーガルプラザ コンテンツ事業部が運営する原付二種・125ccバイク専門メディアです。125ccバイクの選び方から車種比較、カスタム、メンテナンス、用品、ツーリング、免許取得といった原付二種に関する様々な情報を初心者目線で発信していきます。
これから125ccに乗りたい人も、原付二種に興味がある人も、街乗りやツーリングをもっと楽しみたい人も、125ccの“ちょうどいい自由”を一緒に探してみませんか。
ちなみに、「3meals < BIKE」と書いて「3度の飯よりバイクが好き」と読みます。3度の飯よりバイクが好きなあなたのためのサイト作りを目指しております。

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