125cc以下のバイクを中古で購入したり、知人から譲ってもらったりした場合には、所有者の変更に伴う手続が必要になります。
ところが、いざ手続きを調べてみると「名義変更」「廃車」「譲渡証明書」「標識交付証明書」など、普段は聞き慣れない言葉が次々と出てきます。
さらに125cc以下のバイクでは、現在ナンバーが付いたままなのか、それともすでに廃車手続が済んでいるのかによっても必要書類が変わります。
この記事では、125cc以下のバイクの名義変更について解説します。
※原動機付自転車の手続方法や必要書類は市区町村によって若干異なります。本記事では横浜市の取扱いを一例として紹介しています。実際に手続きを行う場合は、必ず管轄する市区町村へ最新情報をご確認ください。
125ccバイクの名義変更はどこで手続する?

125cc以下は運輸支局ではなく市区町村役場
125cc以下のバイクは、道路運送車両法上「原動機付自転車」に分類されます。
125ccを超えて250cc以下のバイクは「二輪の軽自動車」、250ccを超えるバイクは「二輪の小型自動車」となり、それぞれ手続方法が異なります。
125cc以下の場合、126cc以上のバイクのように運輸支局で手続をするのではなく、原則として市区町村役場の税務担当部署で届出を行います。
自治体によって「税務課」「市民税課」「税制課」など担当部署の名称は異なります。
法律上は「登録」よりも「届出」
バイクの名義変更したんだけどナンバープレートそのままってこともあるんだね。なかなかないケースだと思いますが所有者オレからオレだしな。
— 突然 逃太郎 (@oidonwanigemasu) May 8, 2023
日常会話では「原付を登録する」「バイクの名義変更をする」と表現するのが一般的です。
一方、道路運送車両法上の原動機付自転車は自動車検査登録制度の対象外であり、車検もありません。
そのため、厳密には登録自動車のような「登録」ではなく、市区町村への届出として扱われます。
もっとも、バイクを利用する人にとって重要なのは名称よりも、「どこへ何を持っていけばよいのか」です。
この記事では分かりやすさを優先して、一般的な呼び方である「名義変更」という言葉を使用します。
自治体によって必要書類が異なることに注意
125cc以下のバイクで特に注意したいのが、市区町村によって手続方法に若干の違いがあることです。
例えば、ナンバーを付けたまま譲渡できる自治体もあれば、一度廃車手続をしてから新しい所有者が登録しなければならない自治体もあります。
行政書士向けの登録マニュアルでも、原動機付自転車については手続前に管轄市区町村のホームページで必要書類を確認するよう案内されています。
したがって、
「125ccなら全国どこでもこの書類だけで大丈夫」
というわけではありません。
最終的には、これからバイクを使用する場所を管轄する自治体の案内を確認しましょう。
ナンバーが付いたまま125ccバイクを譲渡する場合

売る側は譲渡証明書などを買主へ渡す
125ccバイクを廃車せず、ナンバーが付いた状態のまま譲渡するケースがあります。
横浜市を例にすると、譲渡する側は原則として、所有者変更のために必要となる
- 標識交付証明書
- 譲渡証明書
を譲り受ける人に渡します。
マニュアルでは、横浜市の場合、未廃車の状態で譲渡する際の譲渡者については、これらを譲受者へ渡し、区役所での手続はないものとして整理されています。
「バイク本体と鍵だけ渡せば終了」というわけではない点に注意しましょう。
買う側が用意する主な書類
バイクの名義変更しに行くけど
バイクを譲渡する側の持ち物って判子と身分証明書位だよね??
あとバイクの書類位かな🤔— 🐂🐄やっちー🏍 (@56Fd3s) March 22, 2021
ナンバーが付いたままの125ccバイクを譲り受けた場合、横浜市の例では主に次の書類等が必要とされています。
- 標識交付申請書
- 譲渡証明書
- 標識交付証明書
- 本人確認書類
- 必要な場合は旧ナンバープレート
旧ナンバープレートについては、使用の本拠の位置が名義変更前後で同じ区の場合には不要とされています。
つまり、同じ市内での売買なのか、市外・区外への譲渡なのかによっても対応が変わる可能性があります。
未廃車のまま名義変更できない自治体もある
ここが重要です。
すべての自治体で、ナンバーを付けたまま名義変更できるとは限りません。
マニュアルでも、一部の市区町村では未廃車のままでは名義変更できないと明記されています。
その場合には、
旧所有者がいったん廃車
↓
廃車証明書等を新所有者へ渡す
↓
新所有者が自分の自治体で新たに届出
という流れになります。
個人売買の場合には、バイクを引き渡す前に双方の自治体の取扱いを確認しておくとスムーズです。
廃車済みの125ccバイクを譲り受ける場合

廃車済みならナンバープレートは付いていない
売主がすでに廃車手続を済ませている場合、基本的にはナンバープレートが返納されています。
横浜市の例では、125cc以下のバイクを廃車する際には、
- ナンバープレート
- 標識交付証明書
- 本人確認書類
を用意します。
標識交付証明書については、紛失している場合には不要とされています。
廃車手続が完了した車両を譲渡するのであれば、新しい所有者は廃車済みであることを示す書類を受け取っておく必要があります。
買主は廃車証明書を受け取っておく
32年間ワンオーナーで乗り続けたバイクとお別れしました…21歳の若造がBMWに足を突っ込んで以来、53歳まで乗り続けたなんて買った当時は思いもしなかったな…購入したディーラーは随分と前に倒産。その後に面倒見て貰ってたお店もBMWの看板下ろして久しく潮時ですわ… pic.twitter.com/uJq2e69Mg9
— じぇみぃ@糖尿病正規軍 (@geminass191) August 22, 2026
横浜市の例では、廃車後に譲渡された125cc以下のバイクについて、新しい所有者が届出をする場合、
- 標識交付申請書
- 廃車証明書
- 本人確認書類
などが必要とされています。
したがって、中古バイクを購入する際に、
「廃車済みです」
と言われた場合には、バイク本体だけでなく、廃車したことを確認できる書類があるかも確認しておきましょう。
特に個人間売買では、後になって必要書類がないことに気付くと、売主へ再度連絡しなければならなくなる可能性があります。
新しい所有者が自分の自治体でナンバーを取得する
廃車済みの125ccバイクには、公道を走行するためのナンバーがありません。
そこで、新しい所有者が自分の使用する地域を管轄する市区町村へ届出を行い、新しい標識、いわゆるナンバープレートの交付を受けることになります。
なお、125cc以下の原動機付自転車については、ナンバープレートの交付手数料は原則無料とされています。ただし、紛失等の場合には弁償金が課される場合があります。
自治体によって具体的な取扱いは異なるため、新しく登録する自治体の案内を必ず確認してください。
125ccバイクの名義変更で注意したいポイント

引っ越しや他市区町村への譲渡ではナンバーが変わることがある
125cc以下のバイクは、市区町村がナンバープレートを交付しています。
そのため、住所変更や譲渡によって管轄する自治体が変われば、旧ナンバーを返納して新しい自治体のナンバーへ変更することがあります。
横浜市の例では、区外へ住所変更する場合、
- 一度廃車し、廃車証明書を転入先自治体へ提出する方法
- 廃車せず、標識交付証明書と旧ナンバーを転入先自治体へ提出する方法
が紹介されています。
ただし、自治体によっては未廃車のまま住所変更できない場合もあります。
「同じ125ccだからナンバーはずっと同じ」とは限らないわけです。
書類をなくしている場合は先に自治体へ確認する
昨日買っちったバイク
名義変更するわよ pic.twitter.com/EGU7rkYwPh— おもち (@kouziumauma) March 31, 2022
中古車、とりわけ古いバイクでは、
「標識交付証明書が見当たらない」
といったケースも考えられます。
横浜市の廃車手続では、標識交付証明書を紛失している場合には不要とされていますが、これはあくまで横浜市の例です。
また、名義変更、新規届出、廃車では必要となる書類がそれぞれ異なります。
必要書類が不足している場合には、自分で判断して手続を進めるのではなく、まず管轄自治体へ確認した方が確実です。
「ナンバーあり」「廃車済み」を最初に確認する
中古の125ccバイクを購入するときには、最初に
現在ナンバーが付いているのか、それともすでに廃車されているのか
を確認しておくと、その後の手続が非常に分かりやすくなります。
ナンバーが付いたままなら「未廃車状態での譲渡」。
ナンバーを返納しているなら「廃車後の譲渡」。
この違いによって、新しい所有者が受け取るべき書類や手続方法が変わります。
また、未廃車のまま名義変更できるかどうかは自治体によって異なるため、「どこの自治体のナンバーが付いていて、これからどこの自治体で使用するのか」まで確認しておくと安心です。
125ccバイクの名義変更は「現在の登録状態」と「自治体」を確認しよう

125cc以下のバイクの名義変更で、まず確認したいのは次の2点です。
現在ナンバーが付いているのか。
そして、
新しい所有者がどこの市区町村で使用するのか。
ナンバーが付いたまま譲渡する場合と、いったん廃車してから譲渡する場合では、必要となる書類や手続の流れが異なります。
さらに、125cc以下の原動機付自転車は市区町村が届出窓口となるため、自治体によって必要書類や取扱いに若干の違いがあります。マニュアルでも、手続前に各自治体のホームページで必要書類を確認することが求められています。
中古の125ccバイクを購入・譲渡するときには、
「ナンバーあり・なし」
「廃車済み・未廃車」
「現在と今後の管轄自治体」
を整理したうえで手続を進めると分かりやすいでしょう。
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125ccTV編集長のまっちゃんです。
125ccTVは、株式会社リーガルプラザ コンテンツ事業部が運営する原付二種・125ccバイク専門メディアです。125ccバイクの選び方から車種比較、カスタム、メンテナンス、用品、ツーリング、免許取得といった原付二種に関する様々な情報を初心者目線で発信していきます。
これから125ccに乗りたい人も、原付二種に興味がある人も、街乗りやツーリングをもっと楽しみたい人も、125ccの“ちょうどいい自由”を一緒に探してみませんか。
ちなみに、「3meals < BIKE」と書いて「3度の飯よりバイクが好き」と読みます。3度の飯よりバイクが好きなあなたのためのサイト作りを目指しております。

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