125cc以下のバイクに乗らなくなった場合や、売却・譲渡するためにいったん登録を外したい場合には、「廃車」の手続を行います。
125cc以下のバイクは、250ccクラスのバイクなどとは手続先が異なり、原則として市区町村役場で手続を行います。
廃車手続というと難しそうに感じるかもしれませんが、基本的にはナンバープレートなどの必要書類を自治体へ提出し、現在の届出を終了させる手続です。
この記事では、125cc以下のバイクを廃車する際の手続先、必要書類、ナンバープレートの返納、廃車後にバイクを譲渡する場合の注意点などについて分かりやすく解説します。
※原動機付自転車の手続方法や必要書類は、市区町村によって若干異なります。本記事では横浜市の取扱いを一例として解説しています。実際に手続を行う際には、必ず管轄する自治体の最新情報をご確認ください。
125ccバイクの「廃車」とはどんな手続?

125cc以下は市区町村役場で手続する
125cc以下のバイクは、道路運送車両法上「原動機付自転車」に分類されます。
125ccを超えるバイクでは運輸支局が手続先となりますが、125cc以下の原動機付自転車は、基本的に所有者の住所地を管轄する市区町村役場の税務担当部署が届出先となります。
自治体によって担当部署の名称は、「税務課」「市民税課」「税制課」など異なります。
そのため、廃車手続を行う前に自治体ホームページで「原付 廃車」などと検索して、窓口や受付時間を確認しておくとよいでしょう。
廃車するとナンバープレートを返納する
陸運局でバイクのナンバープレート返納手続きしてきました。
案内に従って返納場所に行くと機械が1台置いてあるだけ。
ナンバープレートを機械の中の台にセットすると、カメラでナンバーを読み取り、反応するか否かの最終確認。OKすると、台の床がパカっと開いてプレートが奈落の底に落ちていった。
— Kassy_インド🇮🇳駐在5年生 (@kassy_sv) January 12, 2024
125cc以下のバイクの廃車では、基本的に現在付いているナンバープレートを自治体へ返納します。
横浜市の例では、廃車届出の際に、
- ナンバープレート
- 標識交付証明書
- 本人確認書類
を用意することとされています。
つまり、バイクを処分したからといって、ナンバープレートをそのまま自宅で保管しておけばよいわけではありません。
不要となった登録を終了させ、ナンバーを自治体へ返納するところまでが廃車手続となります。
バイクを売る場合にも廃車するケースがある
125ccバイクの廃車というと、「故障してスクラップにする場合」だけを想像するかもしれません。
しかし実際には、中古バイクを別の人へ譲渡する際にも、いったん旧所有者が廃車手続を行ってから譲渡することがあります。
原付の名義変更については自治体によって取扱いが異なり、一部の市区町村ではナンバーを付けたまま名義変更できない場合があります。
その場合には、
旧所有者が廃車
↓
廃車証明書を新所有者へ渡す
↓
新所有者が自分の自治体で新たに届出
という形になります。
したがって、「廃車=バイクそのものを捨てる」という意味ではない点を覚えておきましょう。
125ccバイクの廃車に必要な書類

ナンバープレートを返納する
まず必要になるのが、現在バイクに取り付けられているナンバープレートです。
125cc以下のナンバーは、市区町村が交付しています。
廃車する場合には、このナンバーを取り外して自治体へ返納します。
そのため、バイクを廃棄業者や買取店などへ渡す場合でも、先に廃車手続をするのであれば、ナンバープレートを付けたまま車両を引き渡さないよう注意しましょう。
なお、ナンバープレートを紛失している場合の取扱いについては自治体ごとに確認が必要です。
標識交付証明書を用意する
おはようございます☀
どうやらバイクの仕上がりが予定より早く上がるらしく、早ければ今週末には引き渡し可能とのこと❗️
市役所に標識交付証明書を再発行しに行かないといけないけどめっちゃ楽しみだ✨ではでは今週も頑張って行きましょう‼️
— KB改め こば🫠 (@2Fbj28kebu0d0PF) July 12, 2026
標識交付証明書とは、125cc以下のバイクについてナンバープレートの交付を受けた際に発行される書類です。
車名、車台番号、所有者など、車両に関する情報が記載されています。
横浜市の例では、廃車手続の際に標識交付証明書を提出することとされています。
ただし、標識交付証明書を紛失している場合には不要とマニュアルには記載されています。
もっとも、これは横浜市の取扱いを例示したものです。
他の自治体では手続方法が異なる可能性があるため、書類を紛失している場合には事前に窓口へ確認しましょう。
本人確認書類も準備する
横浜市の例では、廃車届出をする際に本人確認書類も必要とされています。
運転免許証など、本人確認ができる書類を準備しておきましょう。
なお、本人以外が代理で手続する場合の必要書類についても、自治体によって取扱いが異なる可能性があります。
家族などに手続を頼む場合には、
「代理人でも手続できるのか」
「委任状が必要なのか」
などを事前に管轄自治体へ確認しておくと安心です。
125ccバイクを廃車する手続の流れ

まず管轄する自治体と必要書類を確認する
最初に行いたいのが、現在ナンバーを交付している自治体の確認です。
125cc以下のバイクは市区町村が手続を行うため、自治体によって必要書類や届出方法に若干の違いがあります。
行政書士向けマニュアルでも、原動機付自転車の届出については、手続前に市区町村役場のホームページで必要書類を確認することとされています。
特に、
ナンバーを紛失している
標識交付証明書がない
本人以外が手続する
所有者が法人である
といったケースでは、先に自治体へ問い合わせた方が確実です。
ナンバーを外して窓口へ提出する
車検を有する車輌と有しない車輌って微妙に手続き違って…毎回忘れるw
人生4回目のナンバー返納。
(ナンバー取得はWOLFの1回)ただコレだけは覚えとけ
〝車検が無い車輌はナンバー返納だけでは印鑑は要らない時代〟だぞ!わたし。※過去ツイ供養です※ pic.twitter.com/64qpT5kAgs
— よヌすぃ@ライブdeいっぱい浴びたい (@jebekiti) August 23, 2026
必要書類を確認したら、バイクからナンバープレートを取り外します。
そして、自治体の税務担当窓口へ必要書類とともに提出し、廃車の届出を行います。
横浜市の例では、
ナンバープレート+標識交付証明書+本人確認書類
が基本となります。
125cc以下の原動機付自転車は運輸支局で手続するものではありません。
「バイクだから陸運局へ行けばいい」と思い込まないよう注意しましょう。
廃車証明書は大切に保管する
カモメカブ売ります。
キックおりますが、後はバラバラです。
配線も全部のこってますが、バラして元に戻せません。ヘッドライトのところに押し込んであります。バラバラにする前は動いていました。70CC登録の廃車証明書あり。4万ぐらいでいかが?武蔵野市より#バイク売ります pic.twitter.com/K90qXfvHrB— くろたん (@kuro8_r) March 19, 2023
廃車手続後に重要になるのが、廃車したことを証明する書類です。
特に、そのバイクを後日売却したり、知人へ譲渡したりする予定がある場合には重要です。
横浜市の例では、廃車後にバイクを譲り受けた人が新たに届出を行う際、廃車証明書を提出することとされています。
つまり廃車証明書は、「この車両について旧所有者側の廃車手続は終わっています」ということを新しい所有者が確認・証明するための重要な書類となります。
廃車後に車両を売却する可能性があるなら、紛失しないよう保管しておきましょう。
廃車後に売却・譲渡するときの注意点

廃車証明書を新しい所有者へ渡す
廃車済みの125ccバイクを他人へ譲渡する場合、新しい所有者が自分の名義でナンバーを取得する必要があります。
横浜市の例では、廃車済み車両を譲り受けた人が届出する場合、
- 標識交付申請書
- 廃車証明書
- 本人確認書類
などが必要とされています。
そのため、売る側としてはバイク本体や鍵だけでなく、廃車証明書も忘れずに買主へ渡すことが重要です。
個人間売買では、書類の渡し忘れによって後からトラブルになるケースも考えられます。
引渡し前に必要書類を一式確認しておきましょう。
ナンバーや書類を紛失している場合は自己判断しない
書類無くした元々自分らが使ってたフレームを書類作るのやってくれるバイク屋さん居ませんか?
廃車にして再登録用書類無くしました。販売証明書みたいなんあればいいんかな?手を貸して頂けるお店ありましたらお願いします🙇⤵︎
— けいちゃ😈 (@CB250F_5TY_EG6) March 15, 2024
長期間放置していたバイクなどでは、
「ナンバープレートが見当たらない」
「標識交付証明書なんてどこにあるか分からない」
というケースもあるでしょう。
横浜市では、標識交付証明書については紛失時には不要とされていますが、ナンバープレートの紛失なども含め、自治体によって対応方法が異なる可能性があります。
こうした場合には、「無いからそのままでいいだろう」と判断せず、現在ナンバーを管理している自治体へ相談してください。
必要に応じて、紛失した事情について申立てなどを求められる可能性があります。
廃車したバイクで公道を走らない
廃車手続を行いナンバープレートを返納した車両は、その状態のまま公道を走行することはできません。
再び使用する場合には、新たに市区町村へ届出を行い、ナンバープレートの交付を受ける必要があります。
横浜市の例では、廃車済み車両を譲り受けた場合、新しい所有者が廃車証明書などを提出して新たな標識交付を受ける流れとなっています。
また、マニュアルでは原動機付自転車について、購入、譲受、廃車、所有者の住所・氏名変更などが生じた場合には届出が必要と整理されています。
再び乗る予定がある場合には、必ず必要な手続を済ませてから使用しましょう。
125ccバイクの廃車は「ナンバー返納」と「廃車証明書」がポイント

125cc以下のバイクの廃車手続は、基本的には市区町村役場で行います。
横浜市の例では、
ナンバープレート
標識交付証明書
本人確認書類
を用意して廃車届出を行います。
そして、廃車したバイクを後から売却・譲渡するのであれば、廃車証明書を大切に保管しておくことが重要です。
新しい所有者がそのバイクを使用する際には、廃車証明書などを使って新たにナンバーの交付を受けることになります。
ただし、125cc以下の原動機付自転車は、市区町村によって必要書類や具体的な手続方法が若干異なります。
廃車する際には、
「現在どこの自治体のナンバーなのか」
「必要書類はそろっているか」
「廃車後に売却するのか、それとも処分するのか」
を整理したうえで、管轄自治体の最新案内を確認して手続を進めましょう。
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125ccTV編集長のまっちゃんです。
125ccTVは、株式会社リーガルプラザ コンテンツ事業部が運営する原付二種・125ccバイク専門メディアです。125ccバイクの選び方から車種比較、カスタム、メンテナンス、用品、ツーリング、免許取得といった原付二種に関する様々な情報を初心者目線で発信していきます。
これから125ccに乗りたい人も、原付二種に興味がある人も、街乗りやツーリングをもっと楽しみたい人も、125ccの“ちょうどいい自由”を一緒に探してみませんか。
ちなみに、「3meals < BIKE」と書いて「3度の飯よりバイクが好き」と読みます。3度の飯よりバイクが好きなあなたのためのサイト作りを目指しております。

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