
若者のクルマ・バイク離れ、そして日本を覆う深刻な少子化。 普通に考えれば、指定自動車教習所というビジネスモデルは完全に「オワコン」に向かっているように見える。
念願の125ccバイクを納車!しかし、いざ走り出してみると「荷物が乗らない」「風圧で疲れる」「煽られないか不安」といった様々なストレスが見えてきます。本記事では、納車直後の初心者が真っ先に装備すべき必須オプションパーツ4選と、失敗しない選び方のコツを解説します。
■この記事でわかること
- 積載力ゼロからの脱却!通勤・買い物に必須の「リアボックス」
- 万が一のトラブルから身を守る「バイク用ドライブレコーダー」
- 未知のルートも安心!「スマホホルダー&USB電源」
- 走行時の疲労を劇的に軽減する「ウインドシールド(風防)」
- 最後に総括:焦らず自分のペースで、最高の相棒へとカスタムしよう
積載力ゼロからの脱却!通勤・買い物に必須の「リアボックス」


125ccバイクを通勤や買い物に使うなら、真っ先に検討したいのがリアボックス。
特にCT125をはじめとするカブ系バイクは、大型のリアキャリアを備えている一方、スクーターのようなシート下収納はありません。そのままでは、ヘルメットや雨具、グローブ、仕事用の書類などを保管する場所に困ります。
見た目を重視して荷物を背負い続ける方法もありますが、毎日の通勤で重いリュックを背負うのは地味に疲れるものです。リアボックスを取り付ければ、積載力だけでなく、日常利用の快適性も大きく向上します。
スクーターとは違う「メットインがない問題」の救世主
スクーターでは、シートを開ければヘルメットや小物を収納できるモデルが一般的です。
しかし、CT125などのカブ系バイクには、スクーターのようなメットインスペースがありません。納車前は大きなリアキャリアを見て「荷物はたくさん積めそうだ」と思っていても、荷物をそのまま置くだけでは走行できず、毎回ベルトやネットで固定する必要があります。
そこで役立つのがリアボックスです。
リアボックスがあれば、ヘルメット、レインウェア、防寒具、飲み物、買い物袋などを収納でき、鍵を掛けて車両から離れることもできます。仕事でバイクを使う場合は、書類や小型の機材、出張買取で使用する道具などを入れられる点も大きなメリットです。
カブのリアキャリアは積載性に優れていますが、キャリアだけでは「荷物を載せられる」にすぎません。リアボックスを付けて初めて「荷物を収納できるバイク」になると考えたほうがよいでしょう。
用途に合わせた容量選びと、車体に合う素材(樹脂・アルミ)の比較
リアボックスは、大きければ大きいほど便利とは限りません。容量が増えるほど重量や高さも増し、車体の取り回しや見た目にも影響します。
通勤や日常の買い物が中心なら、30~40L程度でも十分に実用的です。ヘルメットに加えて雨具や小物も入れたい場合は、40~50L前後が使いやすいでしょう。
仕事道具を多く積む場合や、キャンプ・ツーリングにも使いたい場合は、50L以上の大型ボックスも候補になります。ただし、重い荷物を高い位置へ積むと重心が上がるため、大型ボックスには軽い荷物を中心に入れるのが基本です。
素材は、大きく樹脂製とアルミ製に分けられます。
樹脂製は軽量で価格も比較的安く、通勤や買い物との相性に優れています。丸みのあるデザインが多く、日常的な使いやすさを重視する人向けです。
一方、アルミ製は頑丈でアウトドア感があり、CT125の無骨なデザインともよく似合います。ただし、樹脂製より重く、価格も高くなりがちです。
見た目にこだわるならアルミ製、軽さと実用性を優先するなら樹脂製という選び方が分かりやすいでしょう。通勤が中心なら、無理に大型・重量級を選ばず、普段持ち歩く荷物が余裕をもって入る容量を選ぶことが大切です。
盲点に注意!取り付けに必要な「工具」の事前確認と固定のコツ
リアボックスを購入しても、その場ですぐ取り付けられるとは限りません。
一般的なリアボックスは、キャリアへ固定用プレートを取り付け、その上にボックス本体を装着します。作業には、スパナやソケットレンチ、六角レンチなどが必要になることがあります。
「ボックスを持ってきたのに工具を忘れた」というだけで、その日の取り付け作業が終了する可能性もあります。事前に説明書を確認し、必要な工具と付属部品をそろえておきましょう。
取り付ける際は、最初からボルトを強く締め切らず、プレートの位置を仮決めしてから少しずつ均等に締めていきます。キャリアと金具が直接擦れると傷が付くため、製品の指定に反しない範囲でゴムシートや保護材を挟む方法もあります。
また、ボックスを取り付けた直後だけでなく、数回走行した後にもボルトの緩みを確認することが重要です。振動の多いバイクでは、最初は問題がなくても、走行によって固定部分が緩む場合があります。
リアボックスは、毎日の利便性を大きく変える必須級の装備です。しかし、容量や素材だけで選ばず、取り付け方法、必要な工具、固定後の点検まで含めて準備することが、失敗を防ぐポイントになります。
万が一のトラブルから身を守る「バイク用ドライブレコーダー」


125ccバイクは車体が小さく、四輪車の死角に入りやすい乗り物です。こちらが交通ルールを守っていても、急な割り込み、幅寄せ、追突などに巻き込まれる可能性はあります。
事故や交通トラブルが起きたとき、当事者同士の主張だけでは状況を正確に説明できないこともあります。そこで頼りになるのが、走行中の映像を記録するバイク用ドライブレコーダーです。
通勤や仕事で日常的にバイクへ乗るなら、ヘルメットやプロテクターと同様に、万が一へ備える安全装備として検討したいオプションです。
煽り運転や事故の証拠を残す「前後カメラ」の重要性
バイク用ドライブレコーダーを選ぶなら、前方だけでなく後方も記録できる前後カメラ式がおすすめです。
前方カメラは、対向車のはみ出し、交差点での飛び出し、急な割り込みなどを記録できます。一方、バイクは後方から車間距離を詰められたり、幅寄せされたりすることもあるため、前方映像だけでは十分とはいえません。
後方カメラがあれば、追突事故や煽り運転だけでなく、事故直前に後続車がどのような動きをしていたのかも確認できます。
製品を選ぶ際は、画質だけでなく、次のような機能も確認しておきましょう。
- 前後同時録画に対応しているか
- 夜間でもナンバーを確認しやすいか
- GPSで速度や走行位置を記録できるか
- 衝撃を検知した映像を別ファイルとして保存できるか
- 防水・防塵性能がバイク用途に適しているか
- エンジン始動と連動して自動録画されるか
毎回手動で録画を開始するタイプでは、いざというときに録画を忘れる可能性があります。通勤車として使うなら、キーを回すだけで録画が始まり、降車時には自動で終了する常時装着型が便利です。
初心者が陥る罠!高画質録画には「大容量SDカード(128GB等)」が必須
ドライブレコーダー本体を購入しただけで、すぐに録画できるとは限りません。製品によってはmicroSDカードが別売りで、購入者が自分で用意する必要があります。
特に前後カメラを高画質で録画すると、映像データの容量は想像以上に大きくなります。容量の小さいSDカードでは、短時間で古い映像が上書きされてしまうため、通勤やツーリングの記録をある程度残したい場合は、128GBなどの大容量カードが有力な選択肢になります。
ただし、容量が大きければ何でも使えるわけではありません。ドライブレコーダーごとに、使用可能な最大容量や推奨規格が決められています。
購入前に確認したいのは、主に次の項目です。
- microSDカードが付属しているか
- 対応する最大容量
- 推奨される速度規格
- 高耐久カードが指定されているか
- 初回使用時に本体でフォーマットする必要があるか
ドライブレコーダーは、映像の書き込みと上書きを長時間繰り返します。そのため、一般的な保存用カードよりも、監視カメラやドライブレコーダー向けの高耐久microSDカードが適しています。
本体を取り付けたあとで「SDカードがないから録画できない」と判明すると、その日の設定作業が止まってしまいます。工具と同様に、対応するmicroSDカードも事前に準備しておきましょう。
本格導入までの繋ぎとして「アクションカム」を代用する裏技
常時装着型のドライブレコーダーをすぐに用意できない場合は、手持ちのアクションカメラを一時的な記録装置として使う方法もあります。
ヘルメットやハンドル周辺へ固定すれば、前方の走行映像を記録できます。ドラレコ本体の取り付けや配線作業が終わるまでの繋ぎとしては、一定の役割を果たすでしょう。
ただし、アクションカメラは本来、事故記録専用の機器ではありません。
- 乗車前に毎回録画を開始する必要がある
- バッテリー切れの可能性がある
- 長時間録画で発熱することがある
- 後方を同時に記録できない場合が多い
- 古い映像を自動で上書きできない製品もある
- 雨天時は防水ケースや端子部分の保護が必要
また、ハンドル操作、メーター確認、視界を妨げる位置へ取り付けるのは危険です。落下して後続車へ当たらないよう、専用マウントに加えて脱落防止ワイヤーも使用したいところです。
アクションカメラは、あくまで本格的なドラレコを導入するまでの補助装備です。通勤や仕事で毎日125ccバイクを使うなら、最終的には前後カメラ式の常時装着型へ移行したほうが安心でしょう。
未知のルートも安心!「スマホホルダー&USB電源」


通勤や買い物だけでなく、ツーリングや出張先でも125ccバイクを使うなら、スマホホルダーは欠かせない装備です。
知らない道を走るとき、信号待ちのたびにポケットからスマホを取り出して地図を確認するのは手間がかかります。安全な場所を探して停車しているうちに、曲がる場所を通り過ぎてしまうこともあるでしょう。
スマホホルダーとUSB電源をセットで導入すれば、ナビを確認しながら走行でき、長時間の使用によるバッテリー切れにも備えられます。ただし、車体の振動や雨、スマホの落下など、バイクならではの注意点もあります。
迷子ストレスをゼロにする確実なナビゲーション環境の構築
スマホホルダーを取り付ける最大のメリットは、現在地と進行方向をすぐに確認できることです。
初めて走る道路では、目的地までのルートだけでなく、右左折する交差点、渋滞状況、到着予定時刻なども確認できます。仕事で現地調査や訪問先へ向かう場合にも、道に迷う時間を減らせるでしょう。
製品を選ぶ際は、スマホの大きさだけでなく、ケースを装着した状態でも固定できるかを確認します。四隅を押さえるタイプ、左右から挟み込むタイプ、専用ケースを使用するタイプなどがありますが、重要なのは走行中にスマホが動かないことです。
また、ハンドルへ取り付けた際に、次の部分を隠さない位置を選びましょう。
- スピードメーターや警告灯
- シフトインジケーター
- ウインカー表示
- ミラー
- キーシリンダー
- ハンドルスイッチ
ナビ画面を確認するために大きく視線を下げる配置も危険です。前方から目を離す時間を短くできるよう、無理なく視界へ入る高さと角度に調整します。
走行中に画面を注視したり、スマホを操作したりするのは避け、ルート変更などは安全な場所へ停車してから行いましょう。
バイク特有の振動からスマホのカメラを保護する「ダンパー機能」
バイクのハンドルには、エンジンや路面から細かな振動が伝わります。
この振動が長時間スマホへ加わると、手ぶれ補正やオートフォーカスなど、カメラ内部の精密機構へ悪影響を与える可能性があります。特に高性能なカメラを搭載したスマホを取り付ける場合は注意が必要です。
そこで検討したいのが、振動を吸収するダンパー機能を備えたスマホホルダーです。
ダンパーは、ホルダーと車体の間で細かな振動を和らげ、スマホへ直接伝わる衝撃を減らします。ホルダー本体とは別売りの場合もあるため、購入時には対応するダンパーが用意されているか確認しましょう。
ただし、ダンパーを付ければ完全に振動を防げるわけではありません。未舗装路や段差の多い道路を頻繁に走る場合は、古いスマホをナビ専用機として使う方法もあります。
また、スマホの落下対策として、ホルダーだけに頼らず、脱落防止ストラップを併用するとさらに安心です。
長距離ツーリングの命綱!バッテリー切れを防ぐUSB電源の同時装着
ナビアプリは、画面表示、GPS通信、モバイル通信を同時に使用するため、スマホのバッテリーを大きく消費します。
短時間の通勤なら問題がなくても、数時間のツーリングでは、目的地へ到着する前に残量がなくなる可能性があります。スマホが使えなくなれば、ナビだけでなく、緊急時の連絡やキャッシュレス決済もできません。
そのため、スマホホルダーを取り付ける際は、USB電源も同時に用意しておくと便利です。
USB電源には、USB-A端子、USB Type-C端子、複数台を同時に充電できるタイプなどがあります。使用するスマホやケーブルに合った端子を選び、十分な充電出力があるかも確認しましょう。
雨天走行を想定するなら、防水キャップや防水性能も重要です。端子へ水が入った状態で充電すると、故障や接触不良の原因になります。
また、電源の取り方にも注意が必要です。バッテリーへ直接接続する製品は、エンジンを停止しても通電を続け、バッテリー上がりにつながる場合があります。初心者は、キー操作と連動して電源が切れるACC電源から取る方法が安心です。
配線に不安がある場合は、無理に自分で作業せず、販売店やバイク用品店へ取り付けを依頼しましょう。
スマホホルダーとUSB電源は、単なる便利グッズではありません。知らない道を安心して走り、必要なときに連絡手段を確保するための、実用性の高いセット装備です。
走行時の疲労を劇的に軽減する「ウインドシールド(風防)」


125ccバイクで一般道を走っていると、想像以上に体力を奪うのが、走行風。
低速域では気にならなくても、50km/h前後まで速度が上がると、胸や肩へ風が当たり続けます。短時間なら耐えられても、長距離の通勤やツーリングでは、身体を支えるために無意識のうちに力が入り、目的地へ到着する頃には疲れていることもあります。
そこで役立つのが、車体前方へ取り付けるウインドシールドです。走行風や雨、虫などを直接受けにくくなり、ライダーの身体的・精神的な負担を軽減できます。
50km/h以上の速度域で実感する「風圧」の恐怖とスタミナ消費を防ぐ
スクーターやカブなどの小型バイクには、ライダーの上半身を覆うカウルが少ないモデルもあります。
その状態で速度を上げると、胸や肩、首周辺へ風圧が掛かります。特に125ccへ初めて乗り換えた人は、原付一種ではあまり経験しなかった速度域へ入り、走行風の強さに驚くこともあるでしょう。
ウインドシールドを取り付けると、正面から受ける風を上方や左右へ逃がしやすくなります。身体が後ろへ押される感覚が弱まり、ハンドルへ余計な力を入れずに走りやすくなるのがメリットです。
ただし、シールドは大きければ大きいほど快適とは限りません。高さや角度が身体に合わないと、逃がした風がヘルメット周辺へ集中し、風切り音や乱流が増えることがあります。
選ぶ際は、主に次の違いを確認しましょう。
- 胸周辺への風を減らすショートタイプ
- 肩や顔周辺まで広く覆うロングタイプ
- 角度や高さを調整できるタイプ
- ハンドル操作やミラーへ干渉しないか
- メーターやスマホホルダーの視認性を妨げないか
通勤中心なら取り回しのよいショートからミドルサイズ、長距離走行が多いなら防風範囲の広いタイプが候補になります。
突然の夕立や、飛来する虫の直撃からライダーをガード
ウインドシールドが防ぐのは、走行風だけではありません。
夏場の夕立では、雨粒が顔や胸へ強く当たり、視界や集中力を奪うことがあります。ウインドシールドがあれば雨を完全に防ぐことはできないものの、正面から受ける雨粒をある程度そらすことができます。
また、夜間や自然の多い道路では、虫がヘルメットやジャケットへ飛び込んでくることもあります。速度が出ている状態で虫が顔周辺へ当たると、驚いて姿勢や進路を乱しかねません。
さらに、前方車両が跳ね上げた小石、砂ぼこり、落ち葉などを直接受けにくくなる点もメリットです。
ただし、シールドが汚れていたり、細かな傷が増えたりすると、夜間に対向車のライトが乱反射して見えにくくなることがあります。定期的に柔らかい布で清掃し、傷が深くなった場合は交換も検討しましょう。
実用性だけじゃない!愛車のスタイルを引き立てるデザイン選び
ウインドシールドは、取り付けるだけでバイクの印象を大きく変えるパーツです。
透明なクリアタイプは視界を確保しやすく、車体の色を問わず合わせやすいのが特徴です。薄いスモークタイプは引き締まった印象になり、黒系の車体や無骨なカスタムとも相性があります。
形状によっても雰囲気は異なります。
- 丸みのある形状:クラシックで落ち着いた印象
- 直線的な形状:スポーティーで現代的な印象
- 小型スクリーン:車体本来のデザインを崩しにくい
- 大型スクリーン:ツアラーらしい実用的なスタイル
ただし、見た目だけで選ぶと、ハンドル、ミラー、スマホホルダーなどと干渉する可能性があります。車種専用品であるか、装着に必要なステーが付属しているか、取り付け後も各部を問題なく操作できるかを確認しましょう。
ウインドシールドは、風を防ぐだけの装備ではありません。疲労や天候によるストレスを軽減しながら、愛車の外観も自分好みに仕上げられる、実用性とカスタム性を兼ね備えたパーツです。
最後に総括:焦らず自分のペースで、最高の相棒へとカスタムしよう


気が付いたら沼にはまっていたりしてw
納車直後からすべてを完璧にそろえる必要はありません。まずは実際に走り、通勤や買い物で不便に感じた部分から、リアボックス、ドラレコ、スマホホルダー、ウインドシールドを順番に追加していきましょう。自分の用途に合った装備を積み重ねることで、125ccバイクはより快適で頼れる相棒へと育っていきます。
-
125ccTV編集長のまっちゃんです。
125ccTVは、株式会社リーガルプラザ コンテンツ事業部が運営する原付二種・125ccバイク専門メディアです。125ccバイクの選び方から車種比較、カスタム、メンテナンス、用品、ツーリング、免許取得といった原付二種に関する様々な情報を初心者目線で発信していきます。
これから125ccに乗りたい人も、原付二種に興味がある人も、街乗りやツーリングをもっと楽しみたい人も、125ccの“ちょうどいい自由”を一緒に探してみませんか。
ちなみに、「3meals < BIKE」と書いて「3度の飯よりバイクが好き」と読みます。3度の飯よりバイクが好きなあなたのためのサイト作りを目指しております。

コメント